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Yamareco

記録ID: 478503
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無雪期ピークハント/縦走
十勝連峰

遥かなるオプタテシケ山 お花畑は最盛期♪

2014年07月14日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:50
距離
18.5km
登り
1,523m
下り
1,523m

コースタイム

04:00登山口
07:00美瑛富士避難小屋07:15
08:15ベベツ岳山頂
09:20オプタテシケ山山頂09:35
11:20美瑛富士避難小屋
13:50登山口
    歩行時間9時間20分
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
道東自動車道「占冠IC」降車、
国道237号線を約76km北上し
信号「美馬牛」で右折、
県道824号線、966号線で白金温泉を目指します
温泉を通り過ぎて約1km進むと
右側に鍵のかかった涸沢林道のゲートが見えます
事前に森林管理署美瑛事務所に問い合わせ、
教えて頂いた番号で鍵を開け
登山口横の駐車場に入りました
コース状況/
危険箇所等
登山口から美瑛富士避難小屋までが長い距離です
特に危険箇所はありませんが
天然庭園付近、大岩の隙間の落とし穴に注意です

石垣山を巻いて過ぎる辺りから稜線歩きになります
お花畑の最盛期で、見事な花の競演が楽しめ、夢のようです

長く続く岩場には黄ペンキで道が示されていますが
ベベツ岳からオプタテシケに向かう時に下った岩場はペンキが薄く、
視界の悪い時には、ペンキを確認しながら
通過した方が良いと思いました
山頂への最後の岩場の登りは西側を行くのですが
一箇所間違えて東に大岩を廻り込み、引き返しました
注意してください

晴れていたら周辺の山々の大展望が続く素晴らしいコースだと思います
登山口案内板(残念ながら以下全て携帯写真です)
どのくらいの時間で戻って来られるでしょうか?不安になります。
登山口案内板(残念ながら以下全て携帯写真です)
どのくらいの時間で戻って来られるでしょうか?不安になります。
10分ほど廃道になった林道歩き
10分ほど廃道になった林道歩き
この急な木段が登山道の始まり
2014年07月14日 04:26撮影 by  N905i, DoCoMo
7/14 4:26
この急な木段が登山道の始まり
緩やかな道。笹も良く刈っていただいています。
2014年07月14日 04:26撮影 by  N905i, DoCoMo
7/14 4:26
緩やかな道。笹も良く刈っていただいています。
すくすく伸びた白樺が優しく、心を和ませてくれます
2014年07月14日 05:01撮影 by  N905i, DoCoMo
7/14 5:01
すくすく伸びた白樺が優しく、心を和ませてくれます
日本庭園の雰囲気が出て来ました
日本庭園の雰囲気が出て来ました
ゴゼンタチバナ
イソツツジ
2014年07月14日 05:20撮影 by  N905i, DoCoMo
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7/14 5:20
イソツツジ
庭園としての眺めは良いですが、大岩の重なる歩きにくい道で、飛んだり跳ねたり迂回したりと疲れます
2014年07月14日 05:30撮影 by  N905i, DoCoMo
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7/14 5:30
庭園としての眺めは良いですが、大岩の重なる歩きにくい道で、飛んだり跳ねたり迂回したりと疲れます
ちょっぴり美瑛富士
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ちょっぴり美瑛富士
束の間、美瑛富士が綺麗に見えました
2014年07月14日 05:50撮影 by  N905i, DoCoMo
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7/14 5:50
束の間、美瑛富士が綺麗に見えました
右寄りの尖った峰が石垣山でしょう
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右寄りの尖った峰が石垣山でしょう
美瑛町方面
ぼやけてはいますが、雨は降っていませんね
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美瑛町方面
ぼやけてはいますが、雨は降っていませんね
残雪現る!右にナナカマドの白い花が満開
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残雪現る!右にナナカマドの白い花が満開
残雪上を20mほど真っ直ぐ歩きます
2014年07月14日 06:09撮影 by  N905i, DoCoMo
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7/14 6:09
残雪上を20mほど真っ直ぐ歩きます
チングルマ
2014年07月14日 06:11撮影 by  N905i, DoCoMo
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7/14 6:11
チングルマ
ウコンウツギ
暑寒別岳にも沢山ありました。今頃は見頃でしょうか?
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ウコンウツギ
暑寒別岳にも沢山ありました。今頃は見頃でしょうか?
花の競演ですよ(*^^)v
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花の競演ですよ(*^^)v
エゾツガザクラ?
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エゾツガザクラ?
岩の上がチングルマのお花畑(^^♪
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岩の上がチングルマのお花畑(^^♪
ハクサンコザクラ?
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ハクサンコザクラ?
「小屋まであと1Km」の標識が倒れていました
「小屋まであと1Km」の標識が倒れていました
振り返った登山道
下方は晴れているようです
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振り返った登山道
下方は晴れているようです
上方は常に雲が流れ、視界が途絶えがち(T_T)
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上方は常に雲が流れ、視界が途絶えがち(T_T)
素晴らしいですね!(^^)!
2014年07月14日 06:44撮影 by  N905i, DoCoMo
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7/14 6:44
素晴らしいですね!(^^)!
一面のお花畑♪
目の前に大きい石垣山
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目の前に大きい石垣山
小屋が見えたっ!ひと休み、ひと休み♪
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小屋が見えたっ!ひと休み、ひと休み♪
ここまで三時間、長い道のりでした。小屋の中で朝食にします。帰りが思いやられますが、来たからには帰らねば(T_T)
2014年07月14日 07:01撮影 by  N905i, DoCoMo
7/14 7:01
ここまで三時間、長い道のりでした。小屋の中で朝食にします。帰りが思いやられますが、来たからには帰らねば(T_T)
小屋の近くにミヤマクワガタとハクサンチドリ
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小屋の近くにミヤマクワガタとハクサンチドリ
小屋が豆粒に見えます
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小屋が豆粒に見えます
大きな雪田
手前は美瑛富士稜線
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大きな雪田
手前は美瑛富士稜線
石を積んで造った山だから石垣山?
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石を積んで造った山だから石垣山?
雪田と美瑛富士
雄大な景色です
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雪田と美瑛富士
雄大な景色です
イワヒゲ
地味ですが可愛らしい花、大好き♪
2014年07月14日 07:39撮影 by  N905i, DoCoMo
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7/14 7:39
イワヒゲ
地味ですが可愛らしい花、大好き♪
黄色のペンキが道案内してくれるので安心
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黄色のペンキが道案内してくれるので安心
エゾツツジを見ると北海道に居る実感がわきます。
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エゾツツジを見ると北海道に居る実感がわきます。
ヨツバシオガマ?
2014年07月14日 07:42撮影 by  N905i, DoCoMo
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7/14 7:42
ヨツバシオガマ?
さすが北海道ならではの群落。嬉しくなります。思わず話しかけていました。
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さすが北海道ならではの群落。嬉しくなります。思わず話しかけていました。
行く手がちらり
振り返った石垣山
正に石垣!
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振り返った石垣山
正に石垣!
時折青空がのぞきます♪
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時折青空がのぞきます♪
ここにも咲きかけのタルマイソウの群落
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ここにも咲きかけのタルマイソウの群落
えっ?コマクサが!
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えっ?コマクサが!
お花畑が続きます(^^♪
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お花畑が続きます(^^♪
やっとベベツ岳
先はまだ長い?
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やっとベベツ岳
先はまだ長い?
行く手にピークらしき山が見えます。この辺りの岩場はペンキが薄く、迷いそうで、帰りがちょっと心配。
2014年07月14日 08:24撮影 by  N905i, DoCoMo
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7/14 8:24
行く手にピークらしき山が見えます。この辺りの岩場はペンキが薄く、迷いそうで、帰りがちょっと心配。
緩やかな登り
稜線歩きになりました
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稜線歩きになりました
岩混じりの急坂が見えます
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岩混じりの急坂が見えます
少し下ってきつい岩場を抜ける登り返しになるようです
2014年07月14日 09:01撮影 by  N905i, DoCoMo
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7/14 9:01
少し下ってきつい岩場を抜ける登り返しになるようです
登山道もはっきり
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登山道もはっきり
写真では分かりませんが、山頂標識らしきものが見えました
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写真では分かりませんが、山頂標識らしきものが見えました
山頂到達ですヽ(^o^)丿
2014年07月14日 09:19撮影 by  N905i, DoCoMo
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7/14 9:19
山頂到達ですヽ(^o^)丿
足元は切れ落ちています
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足元は切れ落ちています
一つ手前のピークと山頂標識
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一つ手前のピークと山頂標識
西側も急斜面
一瞬青空
名残は尽きませんが、帰路も長い故、下山します
2014年07月14日 09:34撮影 by  N905i, DoCoMo
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7/14 9:34
一瞬青空
名残は尽きませんが、帰路も長い故、下山します
さようなら
キバナシャクナゲとその蕾
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キバナシャクナゲとその蕾
キバナシャクナゲ
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キバナシャクナゲ
石垣山が見えて、ほっとします
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石垣山が見えて、ほっとします
石垣山の巻道が見えて来ました
2014年07月14日 10:45撮影 by  N905i, DoCoMo
7/14 10:45
石垣山の巻道が見えて来ました
紫に染まるエゾツツジ大群落。眺めていたいけれどさようなら!来年もここで見事に咲いてね!
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紫に染まるエゾツツジ大群落。眺めていたいけれどさようなら!来年もここで見事に咲いてね!
再び青空
避難小屋に無事帰還。これからが長く辛い時間になりそう(;_;)
避難小屋に無事帰還。これからが長く辛い時間になりそう(;_;)
ウサギギク
夏から秋へと移りゆく季節を教えてくれているようです
2014年07月14日 11:27撮影 by  N905i, DoCoMo
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7/14 11:27
ウサギギク
夏から秋へと移りゆく季節を教えてくれているようです
撮影機器:

感想

実行するにあたって美瑛富士避難小屋に一泊して登るか、
日帰りにするかを、本当に出かける直前まで随分迷いました。
前日登った樽前山は、どうしても風不死岳と一緒に登りたくて
周回コースにし、早朝発でもその分時間が多めになりました。
その上に、白金温泉迄の移動時間もみなくてはならず、
そうすると、やはり日帰りにするしかないと結論。

はたして、コースタイムはどれくらいかかるのか?
記録を読んでも、人によってまちまちで今一はっきりしません。
東苫小牧発17:30の新潟行きのフェリーに乗船したくて、
出来る限り早朝スタートと決め、駐車場でテント泊。
四時出発でも既に足元は十分明るくなっていました。

登山口の案内板を写真を撮ろうとしてデジカメの電池切れに気付き、
入れておいた筈の予備バッテリーを探しましたが、見つかりません。
なんということ!毎回ドジなkyom4なのですが、
またしても大事な場面で大失敗をやらかしてしまいました。
仕方なく、憧れのオプタテシケを携帯写真で残す羽目に。
今でも悔しくて悲しくて残念ですが…

登山口から美瑛富士避難小屋までの緩やかな道が
とてつもなく長く感じたのは、気のせいでしょうか?
逆に石垣山を越えて、オプタテシケ山に至る岩稜歩きは
絶えず吹き過ぎる雲の中、まるで雲と一緒に彷徨う夢心地、
時間の長さも、時が過ぎる焦りもすっかり忘れておりました。
短い夏を、今を盛りと咲き誇る花々に、
ただただ目を奪われていたせいもあるのでしょうか。

様々に咲く花の中でも、一際目立つエゾツツジの真紅の花は、
これまで登った北海道の大変だった山々を思い起こさせます。
思わず「来年もここで鮮やかに咲いてね!見に来られないけど」
と花々に話しかけておりました。
エゾツツジの背丈はほんの10cmと短いですが、小灌木なのだそうです。
絶えず厳しい風を受けて生活する姿を思うといじらしくなります。

オプタテシケ山は、北海道の日本二百・三百名山を通じ最後に残った山。
一泊しないと困難な山と聞いておりましたし、
女一人で日帰りする計画もkyom4にとって北海道では初体験。
最後のオプタテシケをこうして一人で悩みながらも、
計画通りに無事に下山できて、ちょっぴり自信がつきました。
北海道での最も印象深い思い出になりそうです。

北海道の広さ、温泉、登山口までのアクセスの長さを思う時
ああ、またいつか北海道の山に戻って来たいなと思ってしまいます。
本州にはない魅力を沢山秘めた憧れの山々に
またいつか機会があったらお邪魔したいと思います。
それまで、さようなら。

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