湯来冠山 大山地谷
- GPS
- 05:09
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,043m
- 下り
- 1,052m
コースタイム
- 山行
- 4:56
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 5:10
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
下山に用いた楠谷からの一般道は、笹に覆われている部分もあるが、赤テープも多く、注意すれば問題ない。 |
その他周辺情報 | 国道488号線沿いに湯来温泉。 |
写真
装備
個人装備 |
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
コンパス
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ナイフ
ロープ
ヘルメット
カラビナ
スリング
エイト環
渓流シューズ
|
---|
感想
大山地の滝は「湯来滝めぐり」*でも紹介されている滝で、国道(酷道)488号からもその一部が見えるが、全部は登らないと見えない。滝は3段で構成され、黒い岩と白い流れのコントラストが美しい滝である。また、大山地谷は、桑原良敏「西中国山地」(昭和57年)の湯来冠山の登路の紹介で、「オオヤマジ谷には、谷の入口付近と中流部に滝があるので入口の大仙寺橋より渓をつめるのもよかろう。カミオオハラの谷の分岐を右にとってオモ谷に入り、奥の杉林の中で左折すると<コウノミ越>の鞍部に出る。この鞍部でコウノミ谷林道からジョウレンヤシキ谷を登ってくる径と一緒になる。」との記述がある。下流部は大山地の滝を越えると、ゴーロが続き、昔の石垣等も残るが、中流部の連瀑帯はかなり迫力のあるものであり、すべて直登できて楽しい。この谷は谷幅が結構広いため、ゴルジュや淵は少ないが、懸崖や大きな岩盤を流れ落ちる滝は見事である。ただ、湯来冠山の南面は一面植林で、大山地谷も水際まで植林され、渓畔林がほとんどないため、暗い印象は否めないのが残念である。北面はブナなどの自然林が残っており、明るく癒されるので、一度訪れてみたいものだ。なお、コウノミ越の西側には尾根近くまで新しい林道が延長されて北に延びており、「西中国山地」の記述とは違って、殺伐としてしまっている。
*http://www.hint.or.jp/~yuki/hanro/yuki_taki/kamiminochi/kamiminochi.htm#
(追記)芸藩通志佐伯郡多田村の絵図**には、大山地谷の中流に大山池及び左岸に白井田原のふたつの平地が描かれ志井からの道があり、石垣はこれらの名残と思われる。また、クス谷の祠は河内社と記されている。
**https://livedoor.blogimg.jp/tombosou/imgs/3/0/30034789.jpg
明治21年の地形図***では、クス谷及びオオヤマジ谷の奥に民家があったことがわかる。「リュックかついで 広島の山歩き」1980年刊でも、クス谷の「植林された杉の木立に入り、小さな谷を渡るとあたりが急に開け、民家と田んぼに出る。少し行くと竹林から再びしんかんとした杉の木立となって」と書かれているが.....変わりようは激しい。
***https://purl.stanford.edu/ht453ym9138
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する