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Yamareco

記録ID: 4787829
全員に公開
沢登り
中国山地西部

湯来冠山 大山地谷

2022年10月14日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:09
距離
10.0km
登り
1,043m
下り
1,052m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:56
休憩
0:14
合計
5:10
距離 10.0km 登り 1,043m 下り 1,055m
9:41
149
大仙寺橋
12:10
12:15
37
奥二俣
12:52
19
塩石山
13:11
13:20
7
14:51
大仙寺橋
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道488号線の大仙寺橋を過ぎたカーブミラーのある路肩に駐車(1台)。付近は1車線しかないが、その先の祠のあるカーブ、および橋の手前の離合場所にも駐車は可能。大仙寺橋の西詰めから入渓。
コース状況/
危険箇所等
下山に用いた楠谷からの一般道は、笹に覆われている部分もあるが、赤テープも多く、注意すれば問題ない。
その他周辺情報 国道488号線沿いに湯来温泉。
大仙寺橋より大山地の滝を望む。3段になっているが、藪に覆われて全部は見えていない。左側より入渓する。
2022年10月14日 09:41撮影 by  503SH, SHARP
10/14 9:41
大仙寺橋より大山地の滝を望む。3段になっているが、藪に覆われて全部は見えていない。左側より入渓する。
下段の3m。右手の岩を登る。
2022年10月14日 09:44撮影 by  503SH, SHARP
10/14 9:44
下段の3m。右手の岩を登る。
右手から曲がり落ちる、中段の2m斜滝。上に上段が見えている。
2022年10月14日 09:46撮影 by  503SH, SHARP
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10/14 9:46
右手から曲がり落ちる、中段の2m斜滝。上に上段が見えている。
上段の8m。右より取り付き、下のバンドを伝って水流をまたぎ、左側を落口へ上がる。ホールドはしっかりしているが、高度感がある。
2022年10月14日 09:48撮影 by  503SH, SHARP
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10/14 9:48
上段の8m。右より取り付き、下のバンドを伝って水流をまたぎ、左側を落口へ上がる。ホールドはしっかりしているが、高度感がある。
大滝上の2条4m斜滝。
2022年10月14日 09:53撮影 by  503SH, SHARP
10/14 9:53
大滝上の2条4m斜滝。
左が懸崖で谷は右に曲がり4m。右手の岩を登る。
2022年10月14日 09:56撮影 by  503SH, SHARP
10/14 9:56
左が懸崖で谷は右に曲がり4m。右手の岩を登る。
2段3m。この谷は植林が水際までせまり、渓畔林はほとんど存在しない。岩も黒く、暗い感じは否めない。
2022年10月14日 10:02撮影 by  503SH, SHARP
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10/14 10:02
2段3m。この谷は植林が水際までせまり、渓畔林はほとんど存在しない。岩も黒く、暗い感じは否めない。
左岸が懸崖となった渕。谷幅は結構ひろく、大岩は多いが両岸ゴルジュの地形は少ない。
2022年09月24日 10:12撮影 by  503SH, SHARP
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9/24 10:12
左岸が懸崖となった渕。谷幅は結構ひろく、大岩は多いが両岸ゴルジュの地形は少ない。
下流部にはこのような立派な石垣がいくつかある。こんな所に人の営みがあったわけで、今は杉が植わっているが、昔は何だったのだろうか?ゴーロがしばらく続く。
2022年10月14日 10:15撮影 by  503SH, SHARP
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10/14 10:15
下流部にはこのような立派な石垣がいくつかある。こんな所に人の営みがあったわけで、今は杉が植わっているが、昔は何だったのだろうか?ゴーロがしばらく続く。
ナメを割る4m斜滝。岩が花崗岩に変わって白くなった。
2022年10月14日 10:43撮影 by  503SH, SHARP
10/14 10:43
ナメを割る4m斜滝。岩が花崗岩に変わって白くなった。
美しい多段20m。
2022年10月14日 10:49撮影 by  503SH, SHARP
10/14 10:49
美しい多段20m。
右岸が懸崖となった中流部の50m連瀑帯のはじまり。最初の15m。階段状を登る。
2022年10月14日 10:54撮影 by  503SH, SHARP
10/14 10:54
右岸が懸崖となった中流部の50m連瀑帯のはじまり。最初の15m。階段状を登る。
次の末広がり15m。
2022年10月14日 10:56撮影 by  503SH, SHARP
10/14 10:56
次の末広がり15m。
最後の20m。左の乾いた部分を登る。
2022年10月14日 10:58撮影 by  503SH, SHARP
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10/14 10:58
最後の20m。左の乾いた部分を登る。
倒木が邪魔をする3段15m。直登。
2022年10月14日 11:02撮影 by  503SH, SHARP
10/14 11:02
倒木が邪魔をする3段15m。直登。
2m。
2022年10月14日 11:08撮影 by  503SH, SHARP
10/14 11:08
2m。
10mのナメ状斜滝。岩盤が発達している。
2022年10月14日 11:11撮影 by  503SH, SHARP
10/14 11:11
10mのナメ状斜滝。岩盤が発達している。
40m以上続くナメ。
2022年10月14日 11:16撮影 by  503SH, SHARP
10/14 11:16
40m以上続くナメ。
ナメの奥には4m。階段状で容易。
2022年10月14日 11:20撮影 by  503SH, SHARP
10/14 11:20
ナメの奥には4m。階段状で容易。
さらに15mが続く。直登。
2022年10月14日 11:22撮影 by  503SH, SHARP
10/14 11:22
さらに15mが続く。直登。
一枚岩が見事な3m。
2022年10月14日 11:24撮影 by  503SH, SHARP
10/14 11:24
一枚岩が見事な3m。
多段10m。
2022年10月14日 11:35撮影 by  503SH, SHARP
10/14 11:35
多段10m。
白く写ってしまっているが、8mは右側を直登。
2022年10月14日 11:38撮影 by  503SH, SHARP
10/14 11:38
白く写ってしまっているが、8mは右側を直登。
ナメを割る流れ。長さ7m。
2022年10月14日 11:42撮影 by  503SH, SHARP
10/14 11:42
ナメを割る流れ。長さ7m。
奥の二俣を左のコウノミ越の谷に入る。5mは中段を左に横切って登る。コウノミ越は西側が尾根下まで林道が延長されてきているが、尾根筋を辿ったほうが良い。
2022年10月14日 12:13撮影 by  503SH, SHARP
10/14 12:13
奥の二俣を左のコウノミ越の谷に入る。5mは中段を左に横切って登る。コウノミ越は西側が尾根下まで林道が延長されてきているが、尾根筋を辿ったほうが良い。
植林の中の塩石山、1005m。尾根をたどって湯来冠山へ向かうため、一度下って登り返す。笹が茂り踏み跡は不明瞭だが、北へ進めば良い。
2022年10月14日 12:52撮影 by  503SH, SHARP
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10/14 12:52
植林の中の塩石山、1005m。尾根をたどって湯来冠山へ向かうため、一度下って登り返す。笹が茂り踏み跡は不明瞭だが、北へ進めば良い。
湯来冠山山頂1004m。狭くて何もない山頂だが、西側のみ視界が開けており、遠く吉和冠山が見える。
2022年10月14日 13:12撮影 by  503SH, SHARP
10/14 13:12
湯来冠山山頂1004m。狭くて何もない山頂だが、西側のみ視界が開けており、遠く吉和冠山が見える。
北面は山毛欅の巨木が残っている。
2022年10月14日 13:22撮影 by  503SH, SHARP
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10/14 13:22
北面は山毛欅の巨木が残っている。
東尾根は北側の明るい広葉樹林に癒されるが、楠谷にくだるにつれ暗い植林帯になる。
2022年10月14日 13:25撮影 by  503SH, SHARP
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10/14 13:25
東尾根は北側の明るい広葉樹林に癒されるが、楠谷にくだるにつれ暗い植林帯になる。
結構な上の方に小さな祠がある。昔はこの辺りまで生活圏だったのだろうか。
2022年10月14日 14:08撮影 by  503SH, SHARP
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10/14 14:08
結構な上の方に小さな祠がある。昔はこの辺りまで生活圏だったのだろうか。
撮影機器:

装備

個人装備
ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 着替え ザック 昼ご飯 行動食 飲料 コンパス 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ナイフ ロープ ヘルメット カラビナ スリング エイト環 渓流シューズ

感想

大山地の滝は「湯来滝めぐり」*でも紹介されている滝で、国道(酷道)488号からもその一部が見えるが、全部は登らないと見えない。滝は3段で構成され、黒い岩と白い流れのコントラストが美しい滝である。また、大山地谷は、桑原良敏「西中国山地」(昭和57年)の湯来冠山の登路の紹介で、「オオヤマジ谷には、谷の入口付近と中流部に滝があるので入口の大仙寺橋より渓をつめるのもよかろう。カミオオハラの谷の分岐を右にとってオモ谷に入り、奥の杉林の中で左折すると<コウノミ越>の鞍部に出る。この鞍部でコウノミ谷林道からジョウレンヤシキ谷を登ってくる径と一緒になる。」との記述がある。下流部は大山地の滝を越えると、ゴーロが続き、昔の石垣等も残るが、中流部の連瀑帯はかなり迫力のあるものであり、すべて直登できて楽しい。この谷は谷幅が結構広いため、ゴルジュや淵は少ないが、懸崖や大きな岩盤を流れ落ちる滝は見事である。ただ、湯来冠山の南面は一面植林で、大山地谷も水際まで植林され、渓畔林がほとんどないため、暗い印象は否めないのが残念である。北面はブナなどの自然林が残っており、明るく癒されるので、一度訪れてみたいものだ。なお、コウノミ越の西側には尾根近くまで新しい林道が延長されて北に延びており、「西中国山地」の記述とは違って、殺伐としてしまっている。
*http://www.hint.or.jp/~yuki/hanro/yuki_taki/kamiminochi/kamiminochi.htm#
(追記)芸藩通志佐伯郡多田村の絵図**には、大山地谷の中流に大山池及び左岸に白井田原のふたつの平地が描かれ志井からの道があり、石垣はこれらの名残と思われる。また、クス谷の祠は河内社と記されている。
**https://livedoor.blogimg.jp/tombosou/imgs/3/0/30034789.jpg
明治21年の地形図***では、クス谷及びオオヤマジ谷の奥に民家があったことがわかる。「リュックかついで 広島の山歩き」1980年刊でも、クス谷の「植林された杉の木立に入り、小さな谷を渡るとあたりが急に開け、民家と田んぼに出る。少し行くと竹林から再びしんかんとした杉の木立となって」と書かれているが.....変わりようは激しい。
***https://purl.stanford.edu/ht453ym9138

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