紅葉の佐武流山でリベンジハイクをしました(ドロノキ平から往復)
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 1,613m
- 下り
- 1,610m
コースタイム
天候 | ☂→☀ 雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
●ドロノキ平登山口(長野県下水内郡栄村大字堺) 中津川沿いに広がる秋山郷を、国道405号線を使って北の新潟県津南町から南の長野県栄村へと移動します。途中の崖上では、すれ違い困難箇所がありました。突き当たりの三叉路の分岐(標識あり)から右折して下って行くと600mほどで切明温泉がありますが、登山口へは左折して上っていき、檜俣川林道のゲート前を過ぎて、三叉路から約1.5km先にドロノキ平(標識あり)があります。駐車場はありませんので、路肩に駐車します。 国道117号線の大割野交差点手前にある24時間営業のセブンイレブン津南町正面店(新潟県中魚沼郡津南町大字下船渡1118−1)が最寄りのコンビニでした。 ●秋山郷 苗場山の西側を流れる中津川に沿い、南北に長い山間地域に集落が点在しています。紅葉の名所として知られ、日本の秘境100選にも選ばれています。 ○新潟県津南町 https://tsunan.info/list_cate/akiyamago/ ○長野県栄村 http://sakae-akiyamago.com/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
佐武流山(さぶりゅうやま)は、新潟県湯沢町と長野県栄村の境にある標高2191.5mの山で、日本二百名山に選ばれています。北の苗場山(標高2145m)と南の白砂山(標高2139.7m)を結ぶ稜線の中間点にあって、そのどちらよりも高く、登山口からの距離や歩行時間の長さ等から、登山者が少ない山です。 今回は最寄りの登山口である栄村のドロノキ平から山頂までを往復しました。 ●ドロノキ平登山口→ワルサ峰 ドロノキ平登山口(標高1070m)からは、まずは檜俣川下降点まで、「登山」と言うよりも「移動」する感じです。踏み跡は狭いながらも明瞭な道をエラクボ林道まで登り基調で歩きます。林道出合(標識あり)で右折し、幅広の林道を檜俣川林道分岐(標識あり)を経由して、檜俣川下降点まで進みます。下降点までは約1時間の行程でした。 下降点からは幅狭のトラバース道を使って川まで下ります。渡渉点には2本のロープが渡されていますが、昨年同時期と比べて水量が多く、私は30年近く前に買った靴底がフェルトで出来た沢歩き用のシューズを履きました。他の方はサンダル等を利用されていたようです。 徒渉後は、斜面取り付きまで奥へと進み、いよいよ急登が始まります。物思平まで登ると、一旦、勾配が落ち着きますが、その先からは尾根歩き。ワルサ峰(標高1870m)に向かって、次々に現れる小ピークへとひたすらに登っていく感じ。途中、ロープ場もありますが、足場が悪い箇所も多いので注意して歩きます。 ワルサ峰はビュースポットになっており、苗場山を始め周囲の景色を眺めることができますが、往路では雨に降られて眺望がありませんでした。 ●ワルサ峰→佐武流山山頂 登り基調で、水無尾根まで来ると、左手に向かって眺望が広がっており、晴れていれば気分の良い尾根歩きが楽しめると思います。今回は雨天でノービューでしたが、周囲は紅葉しており、目を楽しませてくれました。 その先では再び勾配が増します。本日は雨天でもあり西赤沢源頭から山頂までの間は、所々、泥濘があって歩きにくく、距離が長く感じました。 山頂は小さな広場状になっており、西側は樹木に阻まれていますが眺望は良いと思われます。白砂山方面へ縦走路があるはずですが、藪に覆われて道は全く見えませんでした。 ●全体的に 佐武流山を日帰りするには、唯一といって良いドロノキ平からのルート。いや、距離が長く感じますね・・・。晴れていれば、登りがもっと楽しく感じたのかもしれません。 道が不明瞭ということはないかと思います。物思平からワルサ峰までは尾根通しですが、勾配も大きい上に、足場が悪い箇所があり、ロスト含めて注意したいです。また、雨で濡れていたこともあると思いますが、木の根や勾配の大きな土道はとても滑りました。特に下りでは慎重に歩きたいです。 渡渉点は水量が多かったので、登山靴そのままで歩くと、靴の中まで濡れてしまいます。せめてビーチサンダルに履き替えたいと思いました。 このルートに水場、トイレはありません。私のau携帯は、尾根の一部区間を除き、電波が入りませんでした。 |
その他周辺情報 | ●切明温泉 秋山郷雄川閣 切明温泉は中津川沿いにあり、3軒の宿が営業中です。この辺りの川の左岸には温泉が湧出しており、河床をスコップで掘り、野湯を楽しむことができます。湧出温度は50℃超なので、川水を引き込んで温度を調節します。 今回、私は「全国旅行支援」(新型コロナウイルスのパンデミックの影響で落ち込んだ旅行需要を喚起するための国の施策)を活用して、厳しい山行が予想される佐武流山登山後の宿泊予約をさせていただきました。 http://yusenkaku.yadoroku.jp/ ・客室は全て2階にあります。部屋にはテレビはありますが、冷蔵庫、トイレ、風呂場は共用でした。 ・Wi-Fiが利用できます。なお、私のau携帯はロビー周辺では利用できましたが、部屋内では電波が入りませんでした。 ・飲み物は受付で購入できます。 ・風呂は、内風呂は24時間利用可と案内されました。露天風呂もあるのですが、貸し切りで「空いていれば使えます」とのこと。利用時間は30分で、朝、明るくなってから21時まで利用可能だそうです。 ・内風呂は熱めです。貴重品ロッカーは100円を入れると「戻ってこない式」でした。 ・夕食は1階の食堂でいただきます。メインは「ジビエしゃぶしゃぶ」で、鹿、猪、熊肉が提供されます。日本酒の「3種飲み比べ」は1500円。3つの小さなグラスに全部で1合ほど入っているでしょうか。銘柄は新潟県か長野県かを選べます。なお、デザートの「酒粕アイス」が美味しいです。 ・朝食は7時30分から。それより早く出発する場合は、おむすび弁当が提供されます。朝、前日に夕食を食べたテーブル上に弁当が置かれますので、受け取った後、鍵を受付に戻して出発します。 ・日帰り入浴は、土日祝日のみ。お盆・紅葉の時期は不定期。営業時間は10時30分〜15時。料金は大人が内湯のみ700円、内湯と露天で1000円とのこと。 ●清津峡渓谷トンネル 関越道の塩沢石打ICからは車で約20分。今回の移動ルート上にある有名観光地です。清津峡(新潟県)は、黒部峡谷(富山県)、大杉谷(三重県)と並ぶ「日本三大峡谷」だそうで、1941年4月に国の名勝・天然記念物に指定されているとのこと。柱状節理の岩肌と清津川の景色が素晴らしく、新緑や紅葉の時季が特に人気だそうです https://nakasato-kiyotsu.com/ この清津峡渓谷トンネルは、観光用として造られ、1996年に供用開始。2018年にアート作品として改修され、トンネル最奥(全長は750m)の「光の洞窟」が造られました。水が張られた「水盤鏡」が渓谷の景観を反転して映しており、観光ガイドブックでもお馴染みです。 開抗時間は8時30分〜17時。入坑料金は大人800円なのですが、「越後妻有 大地の芸術祭 2022」開催に伴い、令和4年4月29日〜11月13日は特別料金とかで大人1000円でした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
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感想
丁度、1年前。帯状疱疹のリハビリ山行を始めていたものの、日光の女峰山は霧降高原の1445段の階段さえ登れませんでした。それにも関わらず、秋山郷の紅葉と温泉を楽しみつつ、あわよくば登頂をと臨んだ佐武流山も、あえなく物思平で敗退してしまいました。
イケるかもと思ったんだよ・・・
( ;∀;) (・o・ ) バカじゃないの?
この週末にかけて、関東地方は天気がスッキリせず、日本海側で晴れ間があるという天気予報を知り、リベンジマッチを兼ねて佐武流山と秋山郷を再訪することにして、出かけてまいりました。
(((ꎤ’ω’)و三 ꎤ’ω’)-o≡シュッシュ
丁度、決断日は「全国旅行支援」の予約解禁日で、じゃらんネットでは、切明温泉雄川閣さんの予約も始まっているではないですか。厳しい山行になることは分かっていましたので、下山後に一泊することにして出かけて参りました。
出だしは快調だったのです。でも、9月初旬の黒部川源流域の縦走ハイク以来、ソロの登山は久しぶり。運動は間隔を開けると駄目ですね。1年前同様、物思平で早くも息切れがしました。しかも、晴れ間が出る予報にも関わらず本降りの雨で、山頂に到着する頃には強風まで吹いてきます。山頂までがとても長く感じましたが、眺望はなくても周囲の紅葉を楽しむことが出来ました。
いやはや、連敗するかもと思いながら、なんとかヘロヘロで山頂に辿り着き、下りでは、ワルサ峰の手前で急に晴れ間も出まして、辛うじて景色を楽しめましたので、リベンジマッチは辛勝ということにさせていただきます。
(((ꎤ’ω’)و三 ꎤ’ω’)-o≡ (ノ_ω_)ノ バタン
秋山郷は紅葉の名所。とは言え交通不便な場所で、秘境と言われるだけあって訪れる人も少なく、静かな山歩きを楽しむことができます。この山域であれば、次回は、鳥甲山(とりかぶとやま)にでも訪れたいと思う私です。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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リベンジ山行おつかれさま〜(っ´∀`)っ🍵
ところで、単独山行の時は昼食タイムはどの位とられてるのでせうか?
19km近くも歩いて休憩時間はどの位とっているのでせう?
いつも次に目指す方への配慮に溢れていて、さすが菩薩様のお導きレコと感心しています。同時に神脚山行する方々は休憩やお昼タイムはどのように配分されているのか気になっています。
まあそれを知ったところで、追随する事はできない賓脚オババではありますけど( ・? ?・? )ショボーン
(* ᴗ ᴗ)⁾⁾
女子に労いの言葉をかけていただき、菩薩は恐悦至極。天国にいる気分でございます。
菩薩の主食はコンビニ🍙おむすびです。今回は雨でしたので、車の中で1個。樹林帯の中で1個。
稜線では風もあって、のんびり食べる感じではなく、歩きながらウィダーインゼリーをいただいたのみ。下山中はお腹がグーグーでした。
(; ̄д ̄)
晴れていれば、山頂で15分ほど休憩したのですが。
obanyanさんは、山のご飯はどうしていますか?
さて、今日は日曜日ですが、休日出勤でございます。
(。・ω・)ノ゙ イッテキマ-ス♪
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