恵那山 本谷川支流弓ノ又川〜島の谷川
- GPS
- 14:23
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 1,975m
- 下り
- 1,979m
コースタイム
8:15駐車地-9:20波線ルートの堰堤を越えた所-9:35 15m滝-13:05 15m滝上-13:40 20m滝-16:00 宿泊地1520m
2日目
7:35出発-9:30三角点付近(1805.7島の谷)-11:00高野谷下降点-13:40林道-13:50自転車デポ地〜14:00駐車地
天候 | 1日目:晴れのち雨… 2日目:早朝まで雨 日中晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
高野谷の林道を行けるところまで行って自転車をデポ 弓の又キャンプ場付近に駐車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
弓ノ又川 ポイントは3つ 1.15M滝は直登可能だが上部がきわどく、最終的には四つん這いで滝裏をくぐって反対側に抜ける必要があった。(ザックを背負っていると水圧で吹き飛ばされそうなので空身突破した。) 2.20M滝は左岸を巻くが枝が細くて難儀したし、その次の6M直瀑も左岸を巻くが落ち口の高さまでがちょっと悪い。(なお20M滝は最上部が難しそう、水量が少なければ流芯突破かなぁ) 3.三角点までの後半の読図。枝沢が多く迷いやすいのと、等高線に現れない起伏+笹で見通しが悪い為さらに迷いやすい。 島の谷川(高野谷) 下降にロープは使用しなかったが、谷が広がる直前の3連瀑はクライムダウンするのはちょっとだけイヤらしい(シャワー気味になる。) |
写真
感想
連休は天気が微妙だがそろそろ泊まりで山に行きたいので強行することにした。
連休初日の阿木川に行く時から積載しっぱなしのMTBを高野谷の下山口付近にデポして弓ノ又川の遡行を開始する。
行動開始時は晴れとも曇りともつかないまあまあの天気だが、久しぶりの重荷で林道を登るだけで一汗かく。
堰堤を2回越えていよいよ弓ノ又川の遡行を開始。
すぐさま核心の15M滝が現れる。
水量はまあまあだが上部が微妙な感じ でもいけそうな気がしたのでトライすることにした。
ソロでロープを伸ばすのは初めてなのでまずは練習。
落ちたら一応止まる様な気がしないでもないような気がしたのでクライム開始。
支点回収の関係上中段まではノーロープで登りアンカー構築して登り始めるが、思ったよりもろい感じで不安な気持ちが沸き起こる。
ザックを背負っているせいなのかソロだからなのか一歩を踏み出すのにとても時間がかかる、いろいろなものを振り絞って一手を出す。
上段に差し掛かったが垂直でなんかハガレそうなフレーク(というか一部はがれた)のルートは行く気がしないので他のルートはというと滝裏をくぐれそうだ。
突っ込んでみたもののザックに水流が当たって弾き飛ばされそうになった、仕方なくザックはデポして滝裏を四つん這いで通過し水流の弱くなったところで落ち口をつかんで這い上がった。
全体的にロープを出し気味で登る為、落ちたら止まらないかもしれないことはないような気がする と不安だらけでの登攀は本当に疲れた。
支点回収の為懸垂したものの登り返しが思いのほかきつく、ここは力を使って無理やり這い上がる。このへんのシステムはもっと考えなければならないと感じた。
さて遡行再開、しばらく進むと20M滝が現れるが、見た目で最上部がきつそうなので早々に巻いた。その直後に6M直瀑が出てきたがこれも巻く、うまく落ち口に出られた。
その後、簡単な分岐はあるものの特に何も現れず16時まで遡行を続けて適当なところで幕営。
雨がぱらつく中、整地、シートとフライで自立型簡易タープを構築、薪を集めて着火剤で火をつけるがまさかの不発に終わる。
期待の大きさとは裏腹に残念な結果で担ぎ上げたビールも雨の中では飲む気にならず簡単に夕食を済ませて就寝。
降り続く雨で気温が下がり震える程度に寒くてあまり寝られなかった。
翌朝4時ごろから明るくなってきたが雨が降っていたので起きる気にならず惰眠をむさぼる。しかし相変わらず寒い。
雨が止んで朝食と片付け、時間がかかって出発は7:30と遅くなった。
まずは三角点を目指すが、山頂付近はあいまいな等高線で分岐が多くしかも笹薮が濃くてとても難儀した。
三角点と思われる地点に到着したものの濃い笹薮の中で三角点を発見することができずにどうもすっきりしないまま下山に取り掛かった。
下山予定の島の谷川にはまっすぐ線を引きたいと思ったので濃い笹薮に苦労するのは目に見えていたが頑張って県境をヤブコギ。
ここぞという鞍部に到着したのだが谷はいきなり崩壊しており仕方なくその脇を下り始めた。
途中小滝の連瀑があったものの、何とかクライムダウンすることができて結局ロープは使わなかった。
谷が広がったところからはあちこち崩落の跡が見られ谷が埋まり気味だが通過するには好都合で難なく高度を下げて行く。
地図にないが大きな堰堤が一つ二つと現れ三つ目の2段堰堤が地図に載っている堰堤、植林が見られる左岸をあっさり巻くとすぐに林道へと降り立ちいろいろあった今回の沢旅も無事に下山することができた。
コメント
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yottyさん初めまして。登られた滝を昨日体験させていただきました。
貴殿が登ったという記録が無ければ取りつく事も考えなかったかもしれません。
”20m滝”と書かれた滝も水流裏を抜けて登ったので、”こちらを登られたんだろう”と思って自宅に戻ってきたわけですが、やはり最初の15m滝だったんですね。しかもソロ登攀とは、スゴイの一言です!
ありがとうございましたm(_ _)m
t-hirotaさん こんばんは
拙い記録をご覧いただきまして、ありがとうございます。
当時、上部の抜けの処理にビビって巻いた ”20m滝”を登られたとのことで、自分の写真を見返してみましたが、「あの流れの水流裏ってドコ通ってるの!?」と驚いてしまいました。
ワタクシ ジツはt-hirotaさんのHPをものすごく参考にさせていただいております。
愛知在住ですので中央アルプスなどは栃木県より身近にもかかわらず、「えぇっ、この沢の記録がある!」っと驚きとともに 出かける前には必ずチェックしています。
(単独で行くことが多いので、生きて帰れそうか確認してます(^^))
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