林道と尾根を辿って横根山(足尾山地)

2022年10月23日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 11.4km
• 登り: 748m
• 下り: 742m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:35
• 休憩: 1:35
• 合計: 6:10

9:25 山ノ神林道入口
10:20 10:30 離島橋
11:15 11:20 林道終点
12:10 13:00 象ノ鼻
13:20 13:25 横根山
14:10 14:25 井戸湿原
14:40 14:45 P1188
15:30 15:35 基幹林道
15:35 スタート地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

(上り)奥深沢に沿う山ノ神林道は途中から砂利道に変わり、側壁からの落石等に要注意。林道終点から前日光牧場までの地形図(地理院)破線区間は踏み跡があるが、少し荒れ落葉で判り難い箇所がある。
(山頂部付近)前日光牧場(肉牛)があり、歩きやすく県道経由の観光ハイカーが多数。
(下り)井戸湿原の南方尾根は破線稜線上で間もなく踏み跡・テープ類とも消失し、けもの道も薄い。稜線上には所々巨石が露出するが、迂回可能。下草は無く歩き易いが、支尾根には要注意。

写真

今日は鹿沼市上粕尾の基幹林道前日光線に入り、程なく「山ノ神林道」(正面)との分岐地点に車を駐める。

直進とは山ノ神林道を指し、車両は通行止め。

朝陽が差し込む舗装の林道歩きは爽快。

程なく奥深沢に架かる橋が現れた。

三滝橋を右岸へ渡る。

本日の山花第1弾はヤクシソウ。

胸高部迄のネットは熊・鹿の皮剥ぎ防止か？

950m付近から林道が砂利道に変わる。

左崖斜面から流れ落ちる滝。

2本目の橋が現れた。

離島橋、意味難解？　左岸に戻る。

ここも水量豊富。

広い林道も落ち葉の下に落石があり歩き難い。

今季最初の紅(黄)葉。

1100m付近で林道終点となる。「関東ふれあいの道」となっているようだ。

斜め右の階段を上がり地形図破線に入る。

渓流は美しい。

苔蒸す木道。

1200m付近で本物の紅葉。

落ち葉に彩取られた渓流も美しい。

前日光横根牧場(牛)の牧柵にぶつかった。柵を潜って前進。

お知らせ。

象ノ鼻と呼ばれる山頂到着。中央の鋭鋒皇海山(すかいさん)が高く見える。

展望台から西方の眺め。

北西の眺め。

北方の眺め。雲に隠れる(日光)男体山。

この巨岩が「象ノ鼻」命名のいわれ。

展望台付近は県道経由のハイカーが多数休憩。休憩後早めに横根山ピークを目指す。

本日の目的地横根山にタッチ。狭い山頂は木々に囲まれ眺望が無い。

ツツジの木が繁茂する稜線を南下し井戸湿原へ。真っ赤な紅葉。

湿原手前の休憩所。かってここには山小屋が建っていた。

山花第2弾、湿原手前でご褒美「リンドウ」に出会えた。

標高1270mの高層湿原に降りる。

すっかり秋の風情。

湿原を抜け南方の尾根へ登り返す。

一段と輝く黄葉。

尾根を右折し地形図破線の南西尾根を下る。踏み跡や目印(テープ等)は一切なくけもの道も薄い。

P1188、P1005を通過。ここまで尾根には巨岩やキレットが連続したが、危険性は左程無い。

950m付近から植林帯に変わった。

支尾根に注意しながら基幹林道前日光線に降り立った。

後は林道を歩いて車に戻るのみ。路傍に本日3つ目の山花「マツカゼソウ」。お疲れ様でした。(スライドショー終わり)

感想

tonkara

1.自宅近郊の最高峰である足尾山地の「横根山」(1372.9m)へ紅葉の具合いを計る為に出掛けた。
2.ルートは鹿沼市上粕尾の山ノ神林道から前日光横根高原の放牧場に上がり、横根山山頂から井戸湿原を経て南方の破線(地形図)尾根を下る周回である。
3.前半林道終点からの破線ルートは関東ふれあいの道となっていたが、入山者は少ないと見えて踏み跡が薄い箇所が多かった。ルート末端では放牧場内の家畜通路を横断し象ノ鼻展望台に出た。展望台付近は県道経由の大勢のハイカーが皇海山(2,143.6m)や東日本最高峰の日光白根山(2,578.0m)、男体山(2,484.2m)等の大展望を楽しんでいた。
4.後半の破線ルートである井戸湿原南方尾根は下草が無く歩きやすいが、踏み跡や目印が殆ど無く小さな支尾根があるので下りは注意(コンパスワーク)を要する。
5.標高1,400m前後迄の紅葉は一部に見られたものの全般的には未だ少し早く、天気にも依るが後1W〜10日程先が最盛期の様に感じた。　(完)