【美女が機を織る山?】巻機山と牛ヶ岳・割引岳 〜桜沢駐車場から井戸尾根をピストン〜
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- GPS
- 09:35
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,595m
- 下り
- 1,599m
コースタイム
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 9:27
天候 | 曇り 一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・4ヶ所に分かれており、計100台停められるそうです ・トイレが利用可能です ・駐車場までの道が狭いので、すれ違いに注意 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<井戸尾根コース> ・危険箇所・不明瞭箇所はありません ※沢沿いの「割引沢コース」「ヌクビ沢コース」は上級者向けなので、周回は考えずに井戸尾根をピストンした方が良いと思います |
その他周辺情報 | <日帰り温泉> ハツカ石温泉 石打ユングパルナス 900円 ・宿泊もできる施設で、食事処もあります ・泉質はナトリウム混じりのアルカリ泉で、浴槽は広めです |
写真
感想
山頂の景色が美しいと言われる巻機山。天気の良い日に行きたいところですが、秋は雨の日が多いので、中々タイミングが難しいところです。
この日は、午前中が曇りで昼頃から回復する予報。山頂での天候回復に期待して、曇り空の中歩き出しましたが、1時間ほど歩いたところで雨…。それも、かなりの強雨でした。雨具を着込んで木の陰で雨宿りしましたが、弱まるまで30分以上のロスになりました。
小雨が降る中、グチャグチャになった登山道を歩いていると、「行く」か「戻る」かで激しい口喧嘩をしている夫婦(?)がいたりして、テンションも下がり目です。
(どいてくれないので待っていたら、何故かこっちまでとばっちりを受けました…。)
それでも、樹林帯を抜ける前に雨は止み、山頂はガスガスながらも、広大な湿原や草原を見ていると、非日常な空間に来ていることを実感できました。
なお、写真は撮っていませんでしたが、巻機山の「本当の山頂」を過ぎて牛ヶ岳に向かっていると、分岐に「朝日岳」と書かれた方向標識がありました。
この「朝日岳」というのが、谷川連峰の朝日岳(日本三百名山)のことなのか、別の山のことなのかは分かりませんが、遥かに広がる湿原を、あの標識の指し示す方向に歩いたら気分良いだろうな…と、(その時は)思いました。
ところが、下山後に調べてみたところ、昔は(谷川連峰の)朝日岳と巻機山を結ぶ縦走路があったようですが、今では廃道となり、残雪期に一部の人が歩くのみとなっています。
(無雪期にビバークしながら縦走したレポもありましたが、笹薮が深くてかなりの苦行のようです…。)
なお、巻機山は「機織りの神」の山として古くから信仰されていたようです。この辺りでは「機を織る」ことを「機を巻く」と表現するらしく、山名の由来となっているとのことです。
また、この山には「巻機姫」という美女が機織りをしていると伝えられており、古文書に「稀に山中で美女が機を織っているのを見かける」などの記載がされている他、ヌクビ沢ルートにある「藍甕の滝(あいがめのたき)」は、巻機姫が藍を染めた場所であるなどの伝承が残っています。
美女に会えるかは分かりませんが、山頂の景色はとても良い山なので、天気が良い日に再訪したいと強く思いました。
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