滝とブナの山 ”おとなの遠足” 女神山
- GPS
- 05:17
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 591m
- 下り
- 600m
コースタイム
10:54 女神山登山口(「女神登山ここから」の道標)
11:40 県境尾根コースとの合流点
11:53 山頂着
12:10 山頂発
13:16 ブナ見平
13:41 振る滝分岐(降る滝へ10分程度)
14:12 振る滝発
14:23 女神山登山口
14:27 白糸の滝分岐(白糸の滝へ下り5分)
14:45 白糸の滝発
14:59 駐車場
天候 | 曇り時々晴れ、ちょっとだけ小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年10月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
【アプローチ】 県道(岩手県)1号線から後半半分が未舗装の林道ですが、道幅は狭く、すれ違い可能箇所も限られています。また、「女神山」よりも「白糸の滝」の方がポピュラーらしく、「女神山登山道入口」などの標識は見つけられませんでした。さらに、登山ではなく散策目的で午後3時頃からでも入山してくる車もあります。車のすれ違い要注意といったところです。 【登山ポスト】 登山道入口手前左にあります。(写真3) 【登山道全般】 この山域は、2番目の写真にあるように「風景林」となっているので、女神山への登山路も「登山道」というよりも「歩道」に近く、山頂への15分程度以外は適度に手が加えられて、歩行路空間も広く危険箇所もない、総じて長閑で歩きやすい道です。人によっては物足りなさを感じるかもしれません。 また、登山用の標識は多いとは言えず、「標識」というよりは地点を示す「名札」であり、また、登山道自体が地形図に載っていないと思われます。(ルート図作成に少し苦労しました。) 【駐車場→登山口標識】(15分前後) 全く問題なく、道幅もあります。 【登山路標識→南東方向展望地→山頂分岐→山頂】(1時間程度) 標識(写真5)からは短いながらも、やや急な登り(20分程度)。 急坂が終わったあたりで、登山路で初めて展望が開けます(写真7、南東方向)。それから少しの間長閑なブナ林の散策が15分。さらに10分程度のやや急な登りを経て、山頂への分岐(写真8)に着きます。 分岐を右折し15分程度で山頂着。分岐から山頂までが唯一と言ってよい「登山道」です。 【山頂→県境尾根終わり】(45分程度) 山頂から分岐を右折し、6〜7分で岩手県と秋田県との県境沿いの尾根道となります。 木々の間から真昼岳(写真13)を見つつ、ゆったりとした緩やかなアップダウンを繰り返しながら徐々に高度を下げていきます。 【県境尾根〜登山口標識】(1時間程度) 県境稜線を左折して(離れて)から"振る滝"までの小一時間はきれいなブナ林(写真14〜16)の中の漫歩道となります。途中、中ほどに「ブナ見平」の標識がありますが、広場となっており、グループ山行の場合は格好の休憩場所です。 ブナ見平を境に、少しずつ傾斜を増しながらの下りとなり、ブナ見平から25分程度で振る滝入り口。下山路は直進ですが、沢のたもとの標識を左折し沢沿いに10分進めば降る滝に至ります。 降る滝入り口からは右に小さな滝を見ながら、10分足らずで、写真5の登山口標識につきます。 【降る滝口⇔降る滝】(往復20分) 沢に沿って数mの小さな渡渉を繰り返します。橋がかかっていますが、この橋の多くに建設現場の足場用の金属板が使われていますが、歩くと撓んだり、捻れたりします。仮に落ちても水面まで20〜40cm程度、沢の深さも30冂度なので心配は無用。 【白糸の滝入口⇔白糸の滝】(往復10分) 入口から5分程度の下りです。下りきる直前に、ごく短いながらも滑りやすい急坂(写真24)があります。すぐに糸滝です。 (その他) 温泉は、駐車場から岩手県道1号に出て、ほどなく湯田温泉郷です。立寄り湯がたいていOKです。国道107号を右折し数分でJR「ほっとゆだ」駅。この駅は駅舎と公衆浴場(温泉)が合体しています。浴室の中に列車信号があることで有名です。 これといった飲食店は見当たりませんでした。コンビにもアプローチ道上には少ないので、コンビにを見つけたら必要な買い物をしておいたほうが無難です。 秋田県横手市の旧山内村では、今の季節、サトイモがシーズンです。道の駅で9時頃から販売していますが、休日は午前中に売り切れる可能性があります。「山内の芋の子(サトイモ)」は、非常に美味です。朝のうちに購入しました。 |
写真
感想
10月の三連休は、なぜか秋田県だけがいまひとつの天気予報でした。、後になり次第良くなるとのことだったので、最終日に期待をかけていましたが、実際は反対でした。11日は天気が良ければ神室にでもと思っていましたが、10日の予報も芳しくなく、いわば山行回数稼ぎという不純な動機による女神山行でした。(女神山に失礼してしまいました。)女神登頂だけを目的とするならば往復2時間で済みますが、実際行ってみると、コース全体、特に、県境尾根コース後半のブナ見平周辺のブナ林はとても清々しく、いい気分でした。あまり期待していなかった滝も、特に降る滝は必見です。これで山頂からの眺望が良かったら言うこと無しでした。コースは全体的にゆっくりしており、急なところも少ないのでファミリー登山にも向いています。「風景林」ということで適度に手も加えられているので、クマの心配もあまりないように感じましたが、駐車場付近にスズメバチが出没するらしく、それだけは要注意です。
秋田からのアプローチの途中、山内の道の駅で芋の子(サトイモ)を購入。家に帰ってから"いものこ汁"にして早速いただきました。本来は味噌仕立てとのことでしたが、キリタンポ仕立てにしました。孫イモ(かわ剥き済みのもの、500gで450円)だったのでとても美味でした。ちなみに、かわを剥いていないもの(子イモ・孫イモ混合で子イモが6〜7割)は1kg450円で、それも購入。ともに冷凍保存ができます。今の季節は、リンゴやブドウ、キノコもありますが、いものこが特にお勧めです。
温泉も駐車場から30〜40分圏内に色々ありますが、話題性のある"ほっとゆだ"にしました。地域の銭湯にもなっており、朝7時から夜9時まで営業しています。料金は250円、65歳以上の住民の場合は150円と格安です。今流行の多機能型の温泉ではありませんが、ゆっくりできました。
当初思っていたよりも楽しめました。肉体的にも、精神的にもやさしい、癒しの山です。天候の良いときに三脚を背負ってまた出かけたいと思いました。
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