巻機山(ヌクビ沢〜井戸尾根) 〜ザ・修行!?〜


- GPS
- --:--
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,392m
- 下り
- 1,384m
コースタイム
5:15 巻機山登山口
5:45 巻道分岐 (→巻道(避難道)に進む)
6:40-6:55 ヌクビ沢
7:35 行者の滝
8:50-8:55 小休憩 (1460m付近)
10:00-10:15 小休憩(1750m付近 小尾根取付点の手前)
10:40 稜線出合
10:45-10:50 割引岳(われめきだけ)
11:15 巻機山(標識) (井戸尾根分岐)
11:30 巻機山(本来の山頂付近のケルン)
11:40 巻機山(標識)
12:00-12:45 巻機山避難小屋 (→水場へ往復10分)
12:55 前巻機(9合目)
13:45-13:50 6合目
14:20 5合目
15:00 巻機山登山口
天候 | くもりのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
平ヶ岳登山口(16:10) →(352号)→ 銀山平温泉(17:20-18:30) →(352号)→ 小出(19:30-20:50) →(17号〜291号)→ 巻幡山登山口(21:50) 【復路】 巻機山登山口(15:25) →(291号〜17号)→ 駒子の湯(越後湯沢駅付近)(16:10-16:50) →(17号)→ 食事処「歩」(猿ヶ京)(17:40-18:25) →(17号)→ 高崎駅(20:10-20:30) →(JR高崎線)→ 上野(22:11) ※関越道の渋滞がひどく、私は高崎から電車で帰りました。同行者は車で帰り、横浜に25時着とのことでした。 ※巻機山登山口から最も近い高速出口は、関越道六日町ICになります。六日町ICからは登山口までは、およそ40分程度です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
「ヌクビ沢コースは、雪解けまでは入山禁止(9月上旬まで)。」(→この看板が登山口にありますが、下山後に読みました。。。) 塩沢町、巻機山救助隊、六日町警察署の皆様、今回はわけあってヌクビ沢コースを歩かせていただきましたこと、深くお詫び申し上げます。 実際、ヌクビ沢は雪渓がたくさん残っていました。踏み抜きを起こすほど緩いわけではありませんが、下側が明らかに空洞になっている箇所もあり要注意です。アイゼンは装着していませんが、長丁場の雪渓を考えると装着してもよかったかもしれません。また、大げさかもしれませんが、ルートファインディングの心構えも必要です。 【登山口〜ヌクビ沢】 あまり人が歩かれていないであろうこのルートは、登山道にはなっているものの、一部やぶがひどい。巻道分岐以降は避難道を選んだが(この時期の割引沢には雪渓が残されていると判断したため)、避難道はやや歩きにくい。また割引沢と並行して歩いていればよいのだが、時折登山道を見失うこともあった。そんなときは、進むべき方角さえ意識していれば、その方向に登山道が続いている、ということもあった。 【ヌクビ沢〜行者の滝】 まずはナメ滝方面を登る。時折本流と支流があり、進むべき方向を考えさせられるが、赤ペンキがうっすらと残されていれば、それを信じることにした。その後しばらくすると雪渓が出てくる。雪渓の真ん中部分は、下側が空洞になっているため、端っこを慎重に歩くことにした。 【行者の滝〜小尾根取付点付近(1750m付近)】 行者の滝を右側から登り切れば、再び次の雪渓が待っていた。しかし左端の雪渓を歩いていると、登山道も出てくるので、その場合は積極的に登山道を歩いたが、その後はまた雪渓の沢にぶつかってしまう。 地図を見ると、沢の右側に登山道があるようなので、後半は雪渓の右端を歩き続けた(しかし、その後登山道も赤ペンキも発見できず。おそらく雪渓に埋もれているのだろう)。雪渓は端っこを一歩ずつ歩くしかない。 【小尾根取付点〜割引岳】 小尾根取付点の手前で休憩したが、その後が非常にわかりにくかった。北側はもっこりした藪しか見えず、北東側と北西側のどちらかから回り込んで登るしかない。西側を見上げれば天狗尾根があり、割引岳も見えているため、最悪先に進めなかった場合は無理やり天狗尾根まで出ようと決め込み、北西側を歩き始めると、例のもっこりした藪に向かって急な登りの登山道がついていた。 ここを登りきると小尾根に出るので、あとは登れる場所を登り続ければ、ようやく割引岳と巻機山をつなぐ稜線に出る。ここから割引岳へは5分程度。ニッコウキスゲの咲く気持ちの良い道だった。 【割引岳〜巻機山】 ここは特に危険個所はない。登山道も歩きやすい。一部雪渓もあったが、登山客の踏み跡もしっかりついていて特に問題ない。 巻機山(標識)からさらに東側に進むと、本物の山頂があるが、立入禁止のロープが張られていた。その付近にケルンがあり、ここを山頂と決め込んだ。 【巻機山〜(井戸尾根)〜登山口】 ここも特に危険個所はないが、とにかく急である。山頂から7合目付近までは見晴らしの良い階段道。6合目を過ぎると樹林帯となり、一度緩やかになるが、5合目から再び急傾斜。ブナの明るい場所もあったが、毛虫も目立つ一帯だった。。。 ★温泉:駒子の湯 (\500/人) ・越後湯沢駅付近 ・露天がありそうでなかった(笑) ・Joeさんが事前に下調べしてくださいました。 ★山グルメ:食事処「歩」 (猿ヶ京) ・とにかく盛りが…。 (詳しくは、下記画像参照) ・Joeさんが事前に計画してくださいました。さすがっ!! |
写真
※水場は往復10分。雪渓の水は危険との情報もあり、下の沢まで行って汲みました。
感想
そもそも、「もう気が済んだ山(=もう登らなくてもいい山)ベスト1」が巻機山だった。正直、数年前に登った巻機山といえば、割引沢コースの雪渓歩きと藪こぎの印象しか残っていない。しかも天狗尾根の中腹、草むらを藪こぎして登った先に、目の前を横切った蛇だけは忘れられん。。。(弱小者なんです、ワタクシ…。)
しかしその日、なぜ割引沢コースを選んだかといえば、某山仲間が同日に割引沢コースを先に歩いていると聞いていたからで、追いかける形で歩いていたのだ。しかしその山仲間はなんとヌクビ沢コースを歩いており、下山後に合流して見れば、ヌクビ沢は「雪渓はあったが、たいしたことなかった」で締めくくっていたのだ。
こちらの藪こぎはいったい何だったのかと、どうも腑に落ちないまま終わった巻機山。
しかし今回、同行者Oさんの登っておきたい山の一つに巻機山があり、それに同行すると決めた自分は、自ら「どうせ登るならヌクビ沢コースにしましょう」と提案してしまったのだ。せっかくルートはあるわけだし、前述の「たいしたことない」を検証してみたかった気もするし、と…。(そしてヌクビ沢の実情は、写真のとおり。。。 Oさん最後まで一緒に歩いてくださり、ありがとうございました。)
そして結論。割引沢コースよりは、ヌクビ沢コースの方が歩きやすいとは思えた。しかし、巻機山が「もう気が済んだ山(=もう登らなくてもいい山)」の不動の1位となったことは間違いない。。。
(みなさん、もし登るなら9月中旬以降に試してみてくださいね。)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さて、気を取り直して。
今回特筆すべきは、Joeさんとの偶然の再会! 山での偶然の再会はめったにあることではなく、しかも数分違うだけで「ニアミス」となるわけだ。なのにこうして出会えてしまう関係と縁の深さには感謝! しかもJoeさんのきめの細かい計画性にも脱帽。(自分はいつから堕落していったのかと反省。。。) おかげで温泉も迷うことなく行け、想定外の「歩」にも再訪。サラ戦バンザイ♪
こうして前日の平ヶ岳を含めて、今回も濃ゆ〜い思い出ができました。もちろん、夏山シーズンはまだまだ続くわけで、次なる山につなげていきたいです☆
wildiwnd
楽しく拝見しました。
「もう気が済んだ山」のはずなのに、行ったのはジョーさんに導かれていたのかもしれませんね。
サラ戦番外編、しっかり色味は茶色。
「歩」また行ってみたくなりました。
いや、もちろん未踏の巻機山にも行きたくなるレコですね。
そうですね、確かに導かれました
でもこういう出会いが、より山行を楽しくさせてくれますね
巻機山は、メインルート(井戸尾根)であれば全く問題ないでしょうし、
山頂一帯もゆったりと散策できる場所だと思います。
(なのに今回は自分たちだけ泥だらけの格好で、恥ずかしかった…
LArcさんも巻機山を狙う際は…、あまりおススメしませんが、
泥だらけになってきてほしい気もします
稜線での再会以降、食事までどうもお疲れ様でしたー!
おかげさまで「恐らく退屈なんだろうなぁ…」と思っていたあの下りを楽しく歩くことができました
そして、番外編の締めもしっかり『歩』ができましたのでオールOKです(笑)
「気が済んだ山」不動の1位ですか
自分としては雰囲気良くて結構お気に入りな方にランクインされたんですけどねー。
登るルートとその状況でだいぶ印象が変わるようですね(笑)
あ、でもまだ米子沢ルートと白毛門方面からの縦走が残っていますよ
※煽っているわけではありません
ヌハハハハー!!
我を差し置いて上越の山を堪能なんて羨ましいことをしていれば
優秀な部下が黙ってはおらぬわぁ!!
wildwindさん、こんばんは!!
どっかで見たような始まり方ですがガス王です!!
そうそう海の日連休は確か自分は焼だ…焼…
くぅっ…頭がぁああ
(思い出したくない記憶)
自分からすれば快晴ですよ!!
自分が巻機行った時は
麓は曇り&雨
稜線に出た時には晴れ間
ヌクビ沢は9月中旬まで登れないんですね〜
覚えておこうと思いますっ!!
え!? 米子沢ルート?? 白毛門??
でもそう言われると、行ってみたいような…
(→そして、不動の1位から、殿堂入りすることでしょう。。。
それにしても、あらためて何度も言ってしまいますが、
偶然に再会でき、嬉しかったし楽しかったです
「歩」もまた行きましょう(それとひもかわも!?
keichiroさんらしさの出てた、焼だ…、いひひひ
でもkeichiroさんの巻機山は山頂でまさかの晴れ間が出たんですね
(まさかのね…!? )
晴れていれば、本当にゆったり散策できる場所ですよね。
ヌクビ沢コース、機会があればぜひお試ししてきてくださいね。
雪がなければ、沢沿いの涼しげなコースだと思います。
沢から見上げる稜線もなかなかですよ(晴れていればですが…
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する