五竜岳〜鹿島槍ヶ岳(48〜49)
- GPS
- 49:33
- 距離
- 25.3km
- 登り
- 2,686m
- 下り
- 2,904m
コースタイム
- 山行
- 4:43
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 5:04
- 山行
- 7:33
- 休憩
- 2:02
- 合計
- 9:35
天候 | 25日曇り、26日晴れ、27日雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
【復路】扇沢−信濃大町(バス)、信濃大町−白馬五竜テレキャビン(タクシー) |
コース状況/ 危険箇所等 |
キレット部分は、岩稜、�覧せ尾根でしたが、要所要所に、鎖、ハシゴが整備されているので、問題はないと思います。 但し、岩場の経験を積んだ上級者コースであることは間違いないでしょう。 |
その他周辺情報 | 木崎湖のユープルで、日帰り温泉。 |
写真
感想
念願の五竜岳と鹿島槍ヶ岳に行ってきました。
昨年も計画したのですが、雨で行けませんでしたので、リベンジを果たしました。
五竜岳山荘からキレットを越えて冷池小屋まで行けるか不安でしたが、
危険なこともなく、体力が尽きることもなく、歩くことができました。
今回は不安でしたので、歩き通せたことで、自信が付きました。
同行者には、大変感謝です。
初日は、山梨の家から、遠見テレキャビン駐車場まで車で行きました。
テレキャビンは7時から運航開始していましたが、8時30分に乗りました。
アルプス平でリフトに乗り換え、靴紐を締めて歩き始めました。
五竜や八方の上部は雲に覆われて、展望がありませんでした。
小遠見を過ぎて、中遠見を越えて、大遠見で小休止です。
鹿島槍のカクネ里の雪渓が、豪快に見えます。
五竜菱の下にも、雪渓がまだ豊富に残っていました。
西遠見を越えて、白岳の登りが厳しかったです。
ゆっくりと呼吸を整えながら、登っていきます。
白岳に到着すると、西側と北側見えます。
残念ながら、唐松、白馬方面を見ることはできませんでした。
五竜山荘は、そこから直ぐでした。
五竜山荘に泊り、先ずはビールで乾杯。
なんでこんなに美味しいんでしょうね。
食事が終わってから、ゴロゴロしていましたが、
夕日がきれいに見えました。
二日目は、今回の山行の核心部です。
朝、3時50分に起床して、4時半に出発しました。
歩き始めてから直ぐに日の出でした。
モルゲンロートで山肌が赤く染まりました。
途中鎖場がありましたが、問題なく通過。
頂上到着直前で、鹿島槍ヶ岳が見えたのに興奮しました。
頂上からは、正に360度の大展望でした。
北は白馬岳、八方尾根、遠くに雨飾山、焼岳、火打岳、妙高山。
東には、高妻山、志賀高原方面の山々、浅間山、八ヶ岳、富士山も。
南には、鹿島槍ヶ岳、遠くに槍穂高、水晶岳。
東は、立山、剣岳。遠くに薬師岳。
空には雲ひとつない大展望でした。
ここから、キレット越えが始まります。
最初は、ジグザグな下り道を下りていきます。
浮石に注意しながら下っていくと、目の前にG4とG5が見えてきます。
鎖場を慎重に越えながら通過します。
北尾根の頭で休憩。
南に鹿島槍が、北に五竜が聳えたち、荘厳でした。
口の沢コルまで更に下りて、登りかえすと、キレット山荘でした。
岩場もあり、上り下りもあり、結構厳しい二時間でした。
ここで、五竜山荘で作ってもらったお弁当をパクパク。
美味しかったです。やはり炭水化物が良いですね。
五竜から一緒のテント泊の二人若者も一緒でした。
小屋の裏から直ぐにハシゴで、鹿島槍への最後の上りが始まります。
西側をまいたり、登ったり下りたり、スリルたっぷりの道です。
北峰の頂上は遥か遠く、いくら歩いても近づきません。
それでも、一歩一歩歩きながら上を目指します。
吊尾根の高さと同じくらいになると、吊り尾根分岐です。
ここに荷物を置いて、北峰を往復しました。
北峰到着時は、ガスって何も見えませんでしたが、
しばらくすると、五竜からキレット、歩いてきたところが全て見えました。
あんなところを歩いて来たんだなと感激しました。
南峰の上りが、思ったより辛かった。
最後の力を振り絞って、頂上を目指します。
南峰に登頂。百名山50番目の山となりました。
ようやく半分達成です。あと半分、頑張りましょう。
ラッキーなことに天候が回復して、展望が開けました。
北と南峰の間は結構あり、双耳峰が良く分かりました。
ここからは、なだらかな道をひたすら冷池山荘を目指します。
信州側はガスっていましたが、富山側は晴れていました。
立山と剱岳が眼前にあり、長次郎雪渓が良く見えました。
布引山の直下で、ライチョウの親子に出会うことができました。
登山道から這松にちょっと入ったところにいました。
クウと鳴いてして、親はそれ程敏捷ではない感じでした。
同行者の念願が叶いました。良かったですね。
冷池山荘は、土曜日とあって、大変混雑していました。
着替えをすまして、さっぱりしてから、生ビールで乾杯。
横で飲んでおられた男性二人組の方と仲良くなりました。
水戸から来られたそうです。こういう出合も楽しいですね。
三日目は、寒冷前線が通過中とのことで、風の強い朝でした。
それでも、朝食を食べる頃は未だ朝日が見えていました。
準備を整えて、歩き始めて、爺ヶ岳の北峰辺りで雨が降り始めました。
かなり強い雨で、顔に当たると痛いくらいでした。
中峰も南峰も巻道を歩いて、頂上には行きませんでした。
ガスも濃く視界が悪く、種池山荘も見えませんでした。
コースタイムよりかなり早めに種池山荘に到着しました。
乾燥室で濡れたものを乾かして、ゆっくりとコーヒーを頂きました。
暖房で十分に暖まったので、再度出発です。
下りは、ひたすら柏原新道を下ります。
約二時間で扇沢に到着。
バスで信濃大町に行き、タクシーで五竜テレキャビンに戻りました。
今回は、久しぶりに、二泊以上の山旅でした。
曇り、晴れ、雨と天候は目まぐるしく変化し、
キレットの通過は、非常に緊張しました。
また、山小屋に二泊するのも緊張ものでした。
全て予定通りではありませんでしたが、
いろいろな経験ができ、自信が付きました。
また、次は、少し長めの山行がしたいと思っています。
こんばんは。先日五竜からご一緒した、若者の一人です。
実は、キレット小屋で、お二人のいただいていた鮭のお弁当が 本当に美味しそうで、
恥ずかしながら、少し羨ましかったです。
しっかりしたペースで、確実に進むお二人に、いつ抜かされてしまうかソワソワしながらも、縦走を楽しむことができました。
皆さん、怪我もなく無事に終えることができ、本当に良かったですね。
コメント、ありがとうございました。
ヤマレコで、つながれるとは、思っても見ませんでした。
今回は、私も彼女も、体力的に心配だったので、無事歩けてホッとしています。
お二人の後姿を見ながら、あそこを歩くんだなと思っておりました。
また、どこかの山でお会いできると良いですね。
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