西国巡礼-7 那智〜紀伊田辺 熊野古道中辺路
- GPS
- --:--
- 距離
- ---km
- 登り
- ---m
- 下り
- ---m
コースタイム
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 7:45
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 10:20
- 山行
- 11:45
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 12:15
- 山行
- 10:50
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 11:55
天候 | 色々 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし 4/29(行程4日の豪雨で水ぶくれになり、翌日紀伊田辺の皮膚科で治療 お陰で日程が1日スリップ) |
その他周辺情報 | 本宮近くの湯の峰温泉、つぼ湯は一生に一度は行ったがいいです! |
写真
装備
備考 | 靴は防水に限る。 中辺路は1泊目と3泊目が野宿。当時テントを持っていなかったので東屋にシュラフで寝るという荒業をやったが3泊目から4日目が豪雨のためしんどかった。やっぱテントかツェルトは大切。 |
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感想
熊野古道をピンポイントでアップされていた方も結構あるので、2週休みでやった那智〜醍醐 西国札所徒歩巡礼の旅路をUPします。
ここでは那智から紀伊田辺の区間 熊野古道 中辺路の区間です。
熊野古道のパンフがあり、おおむね迷いなく行けると思います。
また旧街道沿いにも石碑がところどころあります。
登山に準ずると考えた場合に面白みがあるのは、那智〜本宮の雲取越、ならびに本宮〜滝尻王子の中辺路でしょうか?
ただ、登山と考えるならば熊野古道より、修験の道 大峰奥駈行の方が色々な面でで上だと思います。
幕営をしたことがない中、この旅程では、1泊目、3泊目をキャンプ場・休憩小屋に寝袋で寝て凌ぎました。この寝袋は山岳用ではない至って安価なもの。嵩張ってしょうがなく、振り返れば失敗でしたが、それも含め、幕営縦走においてマストなものは何かを考えるきっかけになったと思います。
2日目に湯の峰温泉で泊まり、しっかり食し、壺湯に浸かって良かったです。
そして、本宮にある大斎原、熊野古道館、そこにあった展示などで、奥駈道・小辺路にも興味が湧きました。
結果として、これが奥駈への憧れ、山岳縦走への動機になったという意味で、結果的に意義深いものとなりました。
なお、4日目の紀伊田辺への区間は豪雨なうえ、撥水性のない靴ゆえに足がやられましたが、これも装備に対する投資の必要性を考えさせるものとなったと思います。
ともあれ、予定の4日で那智から紀伊田辺へ到達したことがこの行程の意義だと思います。
今回いろいろ行ったため、世界遺産登録の功罪を目にしました。
確かに世界遺産登録の効果は、平日において外国人の方々がある程度来てくれるおかげで沿線の宿に一定の収益をもたらされているということで一応効果と認めます。
しかし、登録された箇所は世界遺産登録されてしまったがゆえに涙ぐましい努力を強いられている。そのことを忘れてはいけません。すなわち、現状維持、在りし日の姿への復元を課されている一方、国費負担は50%に過ぎず、残りの50%は登録箇所の負担となっているということです。
負担金に関してはなぜ、近年特別開帳が乱発されているのかを考えればわかるかと思います。よくよく考えると世界遺産登録された処が多いことに気づくはずです。
登録のために動いた自治体・旅行会社などは、恩恵に胡坐をかくことなく、当の遺産認定された地への支援を考えないといけないのではないでしょうか?
また災害等で状況が変わってきてしまっていることに対して、「世界遺産」であるがゆえに対処が困難となっている現実を那智で知りました。
熊野の地において、那智の滝の滝壺に土砂の堆積が著しいとのこと。
にも拘わらず、世界遺産の諮問機関であるイコモス・ユネスコは、その滝壺の土砂の除去に対する障害となっている。
これができなければ、安全に飛瀧神社に詣でることすらできず、筋違いな話。
世界遺産などにならずとも熊野三山自体の価値は変わらないはず。
こんなことなら、世界遺産登録の返上を考えるべきとやり場のない怒りに打ちひしがれました。
これは2014年5月の状態であり、事態が好転していることを祈りますが、元々崩れが多い熊野の地において根本対策ができないと大変なことになるはず。
これが伊勢から熊野・田辺と行って確信した「世界遺産」なるものの負の側面である。世界遺産に登録してもらうことばかり考える人たちには、登録された後を本気で考えていただきたいし、本当に重要なものは世界遺産登録などやめておくべきであるというのが、自分の考えです。
万が一立山・白山が登録させてしまったら、登山者への影響は富士山の比ではないはずです。富士はそもそも岳人はシーズンを外すでしょうから。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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現在、西国巡礼2周目、大阪から熊野三山への街道歩きをしてる私からすると
羨ましいです
常に日帰りだと南紀は大変そうですね。
ただ、日帰りだから無理が利くところもあり、例えば一日に40km以上は、日数が少ないからこそ可能というところはあるかと思います。
まだまだ長いというのはまだまだ楽しめるということですし。
街道歩きされているようなのでご存知かと思いますが、海南の藤代王子のあとの街道筋は本とど田舎なので心しておいてください。
自分は当時、海南の藤代王子から先は大阪に向かうか、西国巡礼道(基本跡形もない)にするか、直前まで迷っており、時間が間に合うようならあわよくば海南〜大阪も歩くつもりでいました。なので、海南〜大阪間が残ったままなのが宿題残した気分です。
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