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Yamareco

記録ID: 48610
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無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

那須岳(三本槍岳)

2009年10月12日(月) [日帰り]
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usagi2kame その他1人
GPS
05:20
距離
7.7km
登り
642m
下り
625m
天候 1日目 快晴
過去天気図(気象庁) 2009年10月の天気図
アクセス
2009年10月12日 06:00撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/12 6:00
2009年10月12日 07:00撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/12 7:00
2009年10月12日 07:04撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/12 7:04
鏡ヶ沼。本当に鏡!!
2009年10月12日 07:07撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/12 7:07
鏡ヶ沼。本当に鏡!!
尾根に飛び出し、旭岳
2009年10月12日 07:52撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/12 7:52
尾根に飛び出し、旭岳
2009年10月12日 08:58撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/12 8:58
三本槍岳
2009年10月12日 08:14撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/12 8:14
三本槍岳
2009年10月12日 09:45撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
10/12 9:45
2009年10月12日 09:47撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/12 9:47
2009年10月12日 09:50撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/12 9:50
大峠への尾根下り
2009年10月12日 09:40撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/12 9:40
大峠への尾根下り
2009年10月12日 10:14撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/12 10:14
2009年10月12日 10:24撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/12 10:24
2009年10月12日 10:53撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/12 10:53
2009年10月12日 11:38撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
10/12 11:38

感想

ホームマウンテンになりつつある那須岳で未だに踏破出来てない山、三本槍岳に登った。
7月に、花の山で有名な流石山を登った時の登山口から、三本槍岳もかなり手軽に登れることを知り、近々の宿題にノミネートしておいた。

●登山
7月の時より30分早い5:30に野際PAに到着したが、その時と全く状況が異なり5台ぐらいしか先客がいない。これは少し驚きであった。紅葉の時期はこの登山口は人気がないのだと、この時は思った。それに、今回はブユが一匹もいない!。

準備を整えて出発した。15分程歩くと鏡ヶ沼東側分岐に着く。
前日に下調べをして、鏡ヶ沼経由の登山コースが一番早く三本槍に着けることが分かった。少しコースがマイナーで道が悪かったり、クマが出ないかが心配である。
しかし、今回は翌日仕事と言うこともあり、サッサと登って、なるべく早く下山し帰宅することを最優先にコースを選んだ。
初めは気持ちのいい森林地帯を歩く。そのうちに涸沢と言う通り石がゴロゴロした枯れた沢の登りになる。水が流れていたら、とても登坂が無理のような沢跡である。それが終わると景色がひらけ平坦な道が続きその先に、鏡ヶ沼がある。
そこには、無風のなか静寂で忘れ去られた楽園の風景が広がる。
本当に鏡のような波一つゴミひとつない湖面である。そこに自分達だけと言う情景はいつもながら至福の時である。

その先からは稜線に突き上げる登りであるが、沼の雰囲気と正反対のかなり急な登りが始まる。マイナーコースだけあって、急に加えて道が悪い。ストックをしまいロープと枝につかまりながら四足歩行で登りきる。尾根にある東側分岐点に近づくと太陽が当たり出し、そして360度のパノラマが広がる。

尾根出合からは右手に三本槍そして左手には須立山へと道が延びる。来た道を振り返ると眼下に鏡ヶ沼が見える。
さて、ここからは軽快な尾根歩きと思っていたが、まったくの予想外の展開であった。
天気も快晴で無風であるが、マイナーなトレースだけあって、コースに笹が覆い茂っている。
かろうじて、笹の隙間の具合で道は分かるがその下の地面は見えない。本当に笹の下に地面があるのか不安になるところもある。

さらに悪いことに、その笹が朝露に濡れていて5分も歩いていると、大腿部から下のズボンがビショビショになってしまった。本日は晴天なのでスパッツも車に置いてきたし、防水スプレーの処置もしなかった・・・。
中級以上の真夏以外の登山には天気に係わらず、スパッツは必要と理解した。
ズボンから水が滴り落ちる状態に耐えながら、ひたすら笹が切れるところまで歩く。
大峠からの稜線との出合いの手間になるとやっと笹が切れ、急登のガレ場になる。
一安心、ここからの旭岳は美景である。山頂はとがり、想像以上に凛々しいすがたをしている。これはいつか登りたいと思わせる山である。ただし、山頂までは一般道はないらしい・・

結構急なガレ場を慎重に横切り、しばらくして大峠からの稜線に出合う。
ここからは軽快な登山道である。小休止していると、目指す三本槍方向からは歓喜の声が聞こえ、山頂には数人の人影が見える。
山頂に向い歩きだすと、下山して来るこのパーティとすれ違う。昨日から山に入ったが、昨日は強風で大変だったとのことである。昨晩は三斗小屋に泊って本日三本槍に登頂したこと事。
娘の訪問がなかったら、我々も昨日登山していたはず、ただし根石岳@八ヶ岳の予定であったが・・・

山頂には5パーティの先客が観光を楽しんでいる。360度の展望で、北側にはこれから下る大峠までの稜線がほとんど見える。
茶臼岳はと言うと、頂上部が見えるだけでそれほどの迫力ではない。

山頂の真ん中に陣取りお結びを食べる。
その内に茶臼岳方向からぞくぞくと人が上がってくる。このタイミングに集中する理由が分からなかったが・・ロープウェイはまだ動いてないし。三斗小屋の朝食が終わり取り付くとこの時間になるのかな??
その中にラジオを鳴らしている男性がいて、山頂に到着してザックを下しても電源を切らない。静寂の山頂が一気に町のスーパーの状態になってしまった。
10分もするとその輩は、同じ方向に下山し、元の静寂がもどった。

基本的に山行中のラジオを鳴らすのは迷惑と思う。特に休憩中は音源を切るのは常識である。多くの登山者は、町の喧騒から逃れて静寂を求めて山に来ているのである。
その後も山頂には人が出入りし人数が増えてくる。そこで下山に入る。

帰路は鏡ヶ沼との出合まで戻り、そこから大峠までの稜線を下るコースを取る。
このコースは一様になだらかで気持ちが良い尾根歩きである。右手の旭岳に少し雲がかかりだし、天候は少し悪化気味かな。
我々の回りは、相変わらず晴天で無風と言う最高のコンディションである。
しかし、あの真っ赤っかの姥ヶ平のすぐ裏側なのに、紅葉はイマイチでそこは大いに残念であった。自分だけの紅葉の穴場発掘を期待していたが・・・
大峠までの稜線歩きの間、目の前には7月に登った流石山・大倉山・三倉山がドンドン大きくなる。ニッコウキスゲの群生地は今はきれいな緑地になり、その間を登山道が延びる。
振り返ると三本槍、こちらはなだらかな取り留めのない山容である。

大峠の手前で二人の男性と話をすると、8時には野際PAは超満車状態で止めるのに苦労した、との事である。また、車での下りの林道も途中の滝までの一般観光客とのすれ違いで渋滞する、との話を聞いた。
朝方はPAもガラガラだったし、7月に来た時の帰路もほとんどすれ違いに苦労した記憶はなく、半信半疑のまま、少し歩きが早くなる。

大峠まで来ると、ここからは勝手知ったる道である。私は残りのお結びをほおばり、小休止のあとPAに急ぐ。
今回は、3連休の最終日。高速道路の1000円効果で、14時から矢板より渋滞が始まるとの事前調査情報である。明日は仕事なので、渋滞の回避は必須である。

途中で、登ってくる男性と、下山中の夫婦と会話をする。
男性は、8時ごろに峠の茶屋PAに向かったが、ロープウェイ山麓駅手前から大渋滞で急遽引き返し、野際PAに来たとのこと。また、そのころ茶臼岳はガスが出てきて天気は悪化気味であったとのこと。私は、三本槍は快晴だったことと、この時期峠の茶屋は6時前に入らないと止められない旨を伝えた。

夫婦の方は、昨日我々が登った鏡ヶ沼コースで三本槍を目指したが、強風と濃いガスで何も見えず山頂は諦め大峠経由で三斗小屋に泊まった。そして本日は山には登らず小屋から下山中とのことである。

相変わらず我々の山行はベストチョイスである!!

PAに到着すると、話の通り、超満車状態である。朝の状態が信じられない・・・

こうなるとこの後の林道のすれ違いの渋滞が心配になり、そそくさと出発発車して帰路についた。

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