槍ヶ岳!晴れ男の面目躍如!ヤマレコ初投稿


- GPS
- 56:00
- 距離
- 35.0km
- 登り
- 1,676m
- 下り
- 1,673m
コースタイム
- 山行
- 2:45
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 2:55
- 山行
- 8:50
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 11:00
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 9:00
最初の計画は槍沢ロッジ泊。しかし、天気がパッとしない。
雨具が要るような要らないような不穏な天気の中、横尾に泊まるか、槍沢ロッジまで行こうか、迷いながら歩いていると、いよいよ雨は本降りの雰囲気。横尾泊まりを決断し、ペースを落とすヘタレぶり。
明日も雨なら撤退し、松本で残念酒と、消極的な妄想が頭の中に広がる。
《2日目》
予想に反した晴天。松本で泥酔の夢を振り捨て、早々と出発も、槍沢ロッジ前のベンチで1時間も朝食タイムをとるヘタレぶり。
槍ヶ岳山荘直下のジグザグ急登では、某大手旅行会社の登山ツアー隊にあっさり追い抜かれ、がっくり。
穂先に登る前に、まず生ビールという不届きな行動が、山の神の怒りに触れたのか、それとも単純に、ビールの酔いが回ったのか、槍ヶ岳山荘から、ヒュッテ大槍までの東鎌尾根はきつかった。山を侮るべからず。
《3日目》
灼熱の太陽が照りつける中、もともと苦手な下山。早く降りて、バスターミナルでビールとおやき、とはやる心と裏腹に、足元はフラフラとおぼつかない。
運動不足、体力不足がモロに効いていて、転ぶと危ないのでスローペースに落とすも、結局、膝が崩れて、転んでしまい、バンドエイドのお世話に。
でも、バンドエイドでよかった。モンベル野遊び保険のお世話になっていたら、今頃、こんな無駄口叩いていられない。
帰りは15時15分発のバス。もっと遅いバスでもいいのだが、整理券番号1番をむだにするのも惜しいという、よこしまな考え。
道が平坦になった横尾から、意味もなくペースを上げ、途中で遭遇したお猿さんも無視し、次々と登ってくる山ガールにも目もくれず、最後の河童橋からバスターミナルは走る勢いで、なんとかビールタイムを確保。
そんなにまでして、ビールを飲みたいのか、と我ながらあきれるが、生一杯500円は安い。ちゃんとガラスのジョッキに入っているし、出来ればもう一杯飲みたかった。
松本の2つ手前の渚で下車。フェーン現象で、うだるような暑さの中、あらかじめ調べておいたスーパー銭湯「瑞祥 松本館」へ。ゴールに倒れこむマラソンランナーのように、露天風呂に飛び込む。この模様は、後日、感想でアップします。
天候 | どピーカン |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り=上高地-新島々-渚(寄り道)-松本-(バス)-新宿 |
コース状況/ 危険箇所等 |
なし |
写真
装備
備考 | 帽子をかぶるべきだった。頭の皮がはがれそう |
---|
感想
7月11日ごろに予定していた生涯3度目の北アルプス行。梅雨明けどころか台風までやってきて、あっさり断念。海の日の連休も過ぎて、もう我慢できないと24日出発を決める。
晴れた日にしか登らないがモットーのなんちゃって登山家としては、勇気ある決断だったが、朝6時発のバスに乗り、松本、新島々と電車、バスを乗り継いで、上高地に入るころには、すっかり怪しい天気となり、バスを降りると小雨模様でおまけに寒い。
ついに天下御免の晴れ男も破れたり、と悔し涙も流れたが、まあ、せっかくの上高地だしと、予定の槍沢ロッジを変更して、一つ手前の横尾山荘に泊まることに。
翌日、道中であった人も似たような決断の人が多く、おかげで槍沢ロッジはすいていたらしい。
苦渋の横尾泊まりだったが、これが大正解。お風呂はちょっとした温泉宿なみに新しくてきれい。食事前と後の2回も入ってしまった。
寝床もきちんとカーテンのついた2段ベッドで個室感覚。
ただ一つ「惜しい」のは、生ビールがないこと。ほかの山小屋では、いろいろな種類のお酒が並べられていたりするので、ここは、お酒を売り物にしない方針なのかなと感じた。(横尾山荘=ビール350缶2、ハイボール缶1)
翌日、不安な面持ちで空を見上げると、なんとなく青空が広がっている。
さすが天下の晴れ男と、密かに自分をほめて、出発。
槍沢ロッジ前のベンチに座り、菓子パンで朝食。この小屋にはインスタントコーヒーとポットが玄関にあり、1杯100円というサービス価格。調子にのって2杯飲んでしまった。
ちょうど中学生の団体が出発するところで、ひとり橋本愛みたいな美少女がいるなと注目していると、生徒ではなく引率の先生(かOB)だった。いつもながら、女性を見る目がない。
だらだらとマイペースで登っていき、雪渓の取り付きにたどり着いたあたりで、すっかりピーカンになっていた。
結構、長い雪渓だったが、アイゼンは着けずに登る。翌日の下りは着けたが、4本足のアイゼンは、実用というよりは、お守り代わりの感じがする。
雪渓を歩いていると、目の前にいきなり槍の穂先が現れる。カールと雪渓と穂先と。
日本でこんな雄大な風景が見られるなんて。
大げさでなく、この山が日本のマッターホルンと呼ばれてきたわけが分かったような気がする。マッターホルンに行ったことがないのは、言うまでもないが。
槍ヶ岳山荘に登るジグザグの登りがきついが、これはどこの山も似たようなものだ。あと少しで、ご褒美が待っていると自分に言い聞かせて。頑張るしかない。
ご褒美はもちろんビールだ。それも生ビール。
槍ヶ岳山荘に着くと、途中で知り合ったAさんが待っていてくれて、さあ、穂先に登りましょう、と誘う。
いや、その前に、まずご褒美を、と言うと、Aさんは呆れ顔。
「でも生ビールだよ」というと、Aさんの顔がほころんだ。彼は、生があるのを知らなかったらしい。
山の天気は変わりやすい。グズグズしていないで、まずピークを極めるというのが鉄則だと知ってるが、あまりの晴天で安心したのか、それとも単なる酒飲みの性なのか、早速、ベンチで乾杯!となった。
それでも、天は我々を見放さず、思いっきりの青空に向かって、穂先に向かった。3点支持で岩を登りながら、我々が話した会話は、普段、どんなツマミを食べているかということ。
不謹慎にもほどがあるが、槍ヶ岳の神様は何とも寛容だった。
普通の山は山頂に山名を書いた杭が立っているが、さすが人気の山で写真撮影の行列をこなすためか、山頂には手に持つ木のプレートが2枚も置いてあった。
穂先はハシゴ2本と何本かのくさりを登るが、登りよりも下りがきつい。
でも、このあとの東鎌尾根はもっときつかった。足場の悪い石尾根が連続し、高度感もある。
まぁ、すぐ隣の北鎌尾根とは比べものにはならないだろうが。
(槍ヶ岳山荘=生ビール1、おでん)
食事がおいしいと評判のヒュッテ大槍。本来ならカレーが似合うような稜線上の小さな小屋で、日本一人気の高い山の近くだから、こんな贅沢なメニューが出せるのだろう。
イタリアンな雰囲気の食事をさらに盛り上げるのは、窓いっぱいに広がるアルプスの絶景。そして、さりげなく置かれた一杯のワイン。
食事がおいしいといいのは、知らぬ同士でも会話が弾むこと。一緒のテーブルに座った高齢の女性2人組が、悪天候に阻まれ、やっと3度目の挑戦で剣岳にアタックできたと聞き、ビックリ。山小屋で聴く話は驚きの連続だ。
小さな小屋なので、寝床は広くはない。定員はセミダブルサイズの布団に2人のようで、さらに混んでいるときには3人になる感じだったが、この日はセミダブルに1人で、おまけに隣とロールカーテンの仕切りを降ろせるので、ここでも個室感覚で過ごすことが出来た。
夜は満天の星。翌朝は大天井岳から登るご来光と、その光を受けて赤く染まる槍ヶ岳。最高のロケーションに立っている山小屋を最高のコンデションで味わう。朝焼けの中で景色を見ている人々の至福感が、どんどん共鳴していく感じがすごい。
やっぱり、山は天気だよね。(ヒュッテ大槍=ビール350缶1、白ワイン1、赤ワイン1)
下山はいつものように散々なヘタリ具合。登りもほぼ一緒だった某大手旅行会社の団体に軽く置いて行かれてしまい、ショックは大きい。
今度こそ、帰ったら体を鍛えよう。といつものカラ決意だが、さらにショックの事態が。
ストックの先のゴムのキャップが取れているではないか。どこかの岩の間に挟まったのだろう。
これがなくても何も困らないが、バスや電車に乗るときに誰かにささって、文句を言われるのが面倒だ。
と、しばらく歩いていると、落ちているキャップを発見。もちろん、落としたものとは違うが、何ともラッキーな出来事だ。今回の山行は本当についていることばかりだった。(上高地バスターミナル=生ビール1、から揚げ)
最後に松本のスーパー銭湯「瑞祥 松本館」について。
ここは上山田温泉の温泉を持ってきていて、露天風呂もいくつかあり、なかなか立派な施設。入浴料680円とお得。
松本電鉄の無人駅、渚から徒歩10分。帰りはタクシーを呼んでもらい、松本バスターミナルまで1000円ほどだった。
この施設で特筆すべきは食事処。
生ビールと冷酒(山清)、煮込みとラーメンで2000円ほどだったが、他のテーブルの家族連れを見ると、カツカレーやカツ丼を食べていて、それがものすごいボリューム。しまった、俺もあれにすればよかった、と思ったが後の祭り。
よし、次に来たときはカツカレーでリベンジだ、と下山直後のけなげな反省もどこへやら。
松本バスターミナルの隣はイトーヨーカドー。バスを待つ時間で地下に行き、セブン&アイ・ブランドの格安缶チューハイを買い、帰りのバスで飲み干す。これが今回の飲み納め。96円なり。
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