谷川岳(西黒尾根~天神尾根)
- GPS
- 07:06
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 1,396m
- 下り
- 801m
コースタイム
05:29登山指導センター
07:04樹林帯終わり箇所(小休止)07:18発
07:43ラクダの背
09:07トマの耳
09:26オキの耳(休憩)10:24発
10:40肩の小屋
11:42熊穴沢避難小屋
12:19天神平ロープウェイ駅着
総移動時間…約5時間40分
(標準コースタイム…約6時間00分)
天候 | 晴れ(山頂部少しガス) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
下山時、天神平からロープウェイ(片道1230円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
よく踏まれ、標識・ペイントも整備されており迷うような箇所は無い。 ただ、西黒尾根は日本三大急登の1つだけあって、ひたすら急な登りが約4時間続く。 垂直のように感じる鎖場や岩場、ガレ場の登りが続き、三点支持で登る必要がある。 岩は乾いていても滑りやすく、尾根の両側は切れ落ちていて滑落したら助かる見込みはあまりないだろう。 稜線に出ると当然逃げ場がないため、強風時や雷の際は危険。 また個人的感想だが、この尾根は登りはつらいが楽しく達成感があるが、下りには使いたくないと思った。 山頂も眼下は、ほぼ垂直に切れ落ちた崖であり、覗き込む際は滑落に注意。 山中のトイレは肩の小屋しかなく、100円の利用料を納めて使用させてもらう。 登山届は、ロープウェイ駅と登山口の間にある登山指導センターに提出。条例で谷川岳登山時には提出が義務付けられているようなことが掲出されていた。 水は、駐車場の水道水も良いが、指導センターの水の方が美味しいと思う。 |
その他周辺情報 | ●コンビニは、水上IC降りてしばらくのセブンイレブンとその先のデイリー。ただ、デイリーは夜間は閉店していた。 ●ベースプラザ駐車場は、夜間は1階のみ利用可。料金の500円は日中に後払い。トイレ・飲料自販機完備。 ●NTTドコモの電波状況は、概ね良好。西黒尾根の中間部と肩の小屋付近でやや圏外。 |
写真
感想
日本百名山27座目。
兼ねてより登りたい山ではあったが、マイカーでのアクセスの良さ、ロープウェイでピストンできる手軽さから、「いつでも行ける」との意識があり、手は出さなかった山。
今回、当初は上州武尊山とセットで2日連続で行けそうという計画で登ることにしたが、ロープウェイピストンでは芸がないし、いつまで経っても成長しないと思ったので、岩場・鎖場・急登のある西黒尾根コースを選択した。
結果として、都合上、武尊は行かなかったが、西黒の谷川岳だけでも十分満足のいく山行となった。
ベースプラザ駐車場に着いたのは前日午後9時前。
日曜の夜に着いたので、他に止まっていたのは1台だけだったが、乗っていなかったため、1人での車中泊。
駐車場は、終日灯りがともされてトイレ・自販機完備で安心。ただ、蛾が多いので窓を開けて寝ることはお薦めしない。
寝つつも他車の気配を感じつつ朝。朝にはいつの間にやら10台ほどに増えていて、おそらくほぼ全員が西黒尾根登山者と思われた。
晴れなるもそれなりの微風で、「蒸し風呂」と形容された急登樹林帯もそこまで汗だくにならずに済んだ。
しかし、覚悟はしていたものの、正に登りっ放しである。なかなかきつい。
鎖場を何回かクリアし、ラクダの背辺りの稜線に出ると一気に視界が開け、素晴らしい以外に言葉が出ないほどの谷川岳の姿に惚れ惚れしてしまう。
この時点で、またこの山を登ろうと決心した。
登山口から努めてスローペースを維持してきたため、想像していたより疲労は感じられず(行動不能とかも予想していたが、それでもかなり疲れた)、楽しみながら鎖・岩・急登をこなし、頂上へ。
残念ながらガスっぽい頂上だったが、眼下の沢や絶壁に見とれながら軽食を採っていたら1時間も居座ってしまった。
あとは8時発のロープウェイ組が徐々に山頂に現れ始めたので下山開始。
天神尾根は大変よく整備されていて、コースも人も同じ山でこうも違うものかと感じた。
西黒尾根を始めとする北寄りの尾根や沢は、とても男性的で猛々しさを感じたが、天神尾根はそういった刺々しさがなくて女性的な様子があり、非常に興味深かった。
ただ、私は西黒尾根を選択して大正解の大満足だった。
次は天神尾根利用で、平標山への美しい稜線を踏破してみたくなった。
見ても登っても良い、素晴らしい山。
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