山伏・大谷嶺・八紘嶺(山梨百名山 92・93座目 甲州百山 85・86座目 甲斐百山 67座目)


- GPS
- 08:59
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 2,039m
- 下り
- 1,885m
コースタイム
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 8:59
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
今回は、新田バス停付近まで、自転車。新田バス停付近からは、徒歩。山伏登山口から入り、山伏から八紘嶺まで縦走して、梅ヶ島温泉駐車場まで戻る変則周回登山を計画。
当初、ロングなコースだったので、梅ヶ島温泉駐車場から逆回りで、山伏避難小屋に宿泊。2日目、梅ヶ島温泉駐車場に戻るといった計画で回ろうかと思っていたが、1日で周回できそうだったので、挑戦してみた。
梅ヶ島温泉駐車場から新田バス停付近まで: 自転車で3.7km 16分ほどで、到着。途中、黄金の湯で、トイレを借りることができる。新田バス停から先は、登り坂なので、邪魔にならないところに、自転車を置いて、徒歩を開始した。新田バス停に、鹿がいたのは、驚いた。
新田バス停から山伏登山口まで: 大谷崩分岐までは、舗装道路。大谷崩分岐の先からは、路肩崩れの為、通行止めとなっており、自動車は、すぐ先の駐車場まででも、入れない状態だった。山伏登山口までは、非舗装道路。山伏登山口前に、渡渉箇所があり、水量は少ないものの、足場になるような石が少なく、渡り辛かった。
渡渉箇所で、スリップ注意。
山伏: 山伏登山口からは、山道。沢沿いを渡渉を繰り返しながら、登っていく。渡渉箇所では、昔は立派であったであろう木道の跡があった。また、途中に水場があり、大岩までにワサビ田の跡があったので、水が綺麗なことがわかる。大岩を過ぎると、急登となる。蓬峠手前で崩落個所があるが、ロープが設置してあり、そこまで危険な印象は受けなかった。蓬峠から西日影沢分岐までは、九十九折りで登り上げる。
西日影沢分岐からは、広い尾根伝いになる。マークは、ところどころ設置されているが、踏み跡が分かり辛い部分もあった。しばらく歩くと山頂になる。山頂付近は、広く開けており、木道が設置されていた。山伏山頂は、眺望あり。富士山を見ることができた。また、南アルプス深南部方面も眺めることができた。
特に危険個所なしだが、西日影沢分岐からは、どこでも歩けそうな広い尾根になるので、道間違い注意。
大谷嶺: 山伏山頂から尾根沿いをトラバースしながら進んむ。多少のアップダウンがあるものの、しばらくは、きつくない道。樹林帯に入っても、そこまで暗くなく、歩きやすい道であった。蓬沢の頭、大平沢ノ頭と進んでいくが、特に見どころはなかった。新窪乗越の近くまでくると、日本三大崩れの一つ、大谷嶺の大谷崩が、見えてくる。2000mの山の山体が大きく崩壊しており、圧巻の風景だった。新窪乗越からは、一旦登り上げて、大谷嶺の取り付きまで急降下。
大谷嶺の取り付きからは、急登となり、山体崩壊の近くを一気に登り上げると、大谷嶺山頂。一部、眺望あり。木々が邪魔で、南アルプス側の眺望は、ほぼなしであった。大谷崩側は、開けており、絶景であった。
山頂には、早川町の標柱がある。山梨県側の呼び名である行田山という表記が彫られていたと思われるが、削られてしまっていた。また、大谷嶺山頂から、僅かに降ると、富士山が見えるスポットがあり、富士山を眺めることができた。
山伏山頂からは、尾根伝いで道は分かりやすいが、一部不明瞭な箇所あり。道間違い注意。大谷嶺の取り付き以降は急登で、危ない箇所にはロープが張ってあるが、ロープの先は、崩落なので一応、滑落注意。
八紘嶺: 大谷崩から、しばらくは、尾根伝いを歩く。両脇に木々がある場合が多いが、時折、見晴らしが良い箇所があり、気持ち良い尾根歩きができる。アザミ次郎の頭、五色の頭と、こちらも見どころはなかった。五色の頭から先、八紘嶺に近づくにつれ、痩せた尾根が出てくる。また、八紘嶺手前に、ロープが張られた、慎重に歩く必要があるトラバースもあった。八紘嶺の頂上直下の登り上げも、そこまで、長くはないが、急登。登りきると、八紘嶺山頂。山頂は、そこまで広くはなく、木々に囲まれており、眺望は、ほぼなし。木々の隙間から、富士山が見える程度であった。
痩せ尾根や八紘嶺手前のトラバースは、滑落注意。
梅ヶ島温泉駐車場まで: 八紘嶺山頂から下山。八紘嶺山頂から少し歩くと、周りが開けて、良い景色を眺めることができた。途中の富士見台までは、アップダウンがある尾根歩き。一部、痩せ尾根もある。富士見台手間で、富士山が良く見えるスポットが2ヶ所ほどあった。富士見台自体は、ロープが張られており、富士山を眺めることができるかは、不明だった。
富士見台付近からは、九十九折りしながらの下降に入る。一部、ロープが渡してある痩せたトラバースや大きめの岩の段差があり、歩きづらかった。また、全体的に、落ち葉が落ちており、スリップし易そうだった。安倍峠への分岐を経て、八紘嶺登山口にたどり着くと、安倍峠につながる舗装道路に一旦出る。さらに、山道に入って、九十九折りを下っていくと、梅ヶ島温泉のバス停留所手前に合流した。
そこからは、一般道で、梅ヶ島温泉駐車場まで僅かだった。
狭いトラバース箇所が多いので、スリップ滑落注意。
1日で回るにはロングだったが、ピークが複数あり、変化もあるので、充実したコースだった。
コメント
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蓬峠手前の崩落箇所、私はチラッと眺めただけで「こりゃダメか?」と思った横目に、左側の笹藪を登る踏み跡を見つけて、そのままトレースしました。
なるほど、ローブが設置されてさほど問題無く通過できたのですネ。
ちなみに八絋嶺東側の富士見台は、以前はローブが張られた上が登山道で、当時は綺麗に富士山見えました。現在は崩落していますけど。
紅葉もまあまあ良い感じで、お互い良い山行でした。
蓬峠手前の崩落箇所、自分は、ヤマレコのマップのみんなの足あとを見て、最初左側の踏み跡から、尾根伝いに直登できるルートに行こうかとも思ったのですが、よくよく見ると、ロープがあったので、通常ルート方面に進んでみました。全く問題なかったです。
富士見台は、ロープの上の方が、もともとのルートだったんですね。やはり、地名に富士が付くくらいなので、上の方に乗れば眺望があるんだろうなとは思ったんですが、わざわざ登らなくても良いかなと、パスしました。
それにしても、安倍峠から、大光山までも含めて、トレランされていたとは、やはりランナーさんの体力はすごいと驚いて、いいね押させていただきました。
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