真木お伊勢山〜花咲山
- GPS
- 04:16
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 530m
- 下り
- 638m
コースタイム
- 山行
- 3:33
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 4:16
11:16 源氏橋
11:34 下原バス停
11:44 上真木バス停
11:45 大神社鳥居下駐車場
11:48 天満宮
11:49 大真木大神社
11:58 愛宕神社
12:01 真木お伊勢山
12:33 根神神社
13:09 女幕岩
13:14 大岩山
13:32 花咲山
13:56 花咲峠
14:06 サス平
14:37 花咲山登山口
14:44 花咲山方面分岐
15:11 大月駅
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません。 若干落葉等で道の不明瞭な箇所があります。高齢者の遭難事故もあったようで、特に下りで注意が必要かと思われます。基本的に稜線の道です。 鎖場やロープの急斜面、岩場が多数あります。入門者には手強いですが慎重に進めば大丈夫でしょう。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
スカート
靴下
雨具
帽子
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
クリップライト
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ティッシュ
保険証
スマートフォン
プロトレック
ストック
カメラ
|
---|
感想
好天が続いているものの、肝心の富士山が雲隠れでは秀麗富岳の意味がない。狙いはこれまたお手軽な真木お伊勢山。紅葉のシーズンも何となく狙い目で。中央線沿線は勝手をよく知っているので、それが逆に虎視眈々とした構えのような、それでいて腰が重いような、そんな日々を送りながら。
その瞬間は、スマホで富士山ライブカメラを何気に開く日常から始まります。曇で隠れていれば先送り。そしてついにその時がやって参ります(笑)
雲ひとつない快晴でも富士山が雲隠れする日は珍しくありません。今日に限っては見事に富士山も快晴。一般的には西高東低の冬型の気圧配置で期待できます。って、天気図も見ていませんが。
と、思うがままに準備をして、飄々と中央線。これまた普通列車の乗り継ぎが悪くて、鈍行だと11時を回ってしまいます。八王子から特急に乗り換えればいいや。丁度臨時のかいじがうまく拾えそうで、駅ネットで指定券をゲット。慣れたものです。ぱっと乗り換えてあっという間に大月駅。初狩までは鈍行ですが特急利用で待ち時間も最小限。うん、今日は運がいい。
初狩駅から甲州街道をてくてく。何だかこんな里山歩きも久し振りな気がします。お伊勢山は公園程度の小ピークだからと装備もウェアも里山歩き仕様。気軽なもんです。甲州街道を真木川で曲がり、真木集落をてくてく。道で通りすがりのおばさんに道を尋ねながら。どうやら神社の鳥居があるらしく、そこから登るといいと言われ、その通りに進みます。実際に登ってみてその理由はわかりました。神社の参道から上がると、背後に富士山が綺麗に見えました!大正解でしたね。しかも紅葉真っ盛りのモミジが、冠雪の富士に色を添えて、絵に描いたような写真が撮れました。流石は秀麗富岳、申し分ありませんね。神社でお参りして、お目当てのお伊勢山へ。そちらは白旗史朗の墓碑や秀麗富岳神社などがあり、軽いハイキングでも満足できそうな感じもしました。こういう地元の方々のおもてなし感は好きですね。時間的に昼食に丁度よく、コンビニご飯を頬張りました。絶景をおかずに頂くご飯は、コンビニ飯でも格別です(笑)
そこでスマホでヤマレコなどを眺めていると。このお伊勢山を経由地にするルートがいくつか見つかりました。近くに花咲山という山があるらしい。時間的には問題なさそう。ルートは特に問題もなさそうで、これはもう行くしかない。よくあるパターンです。早々にお伊勢山を下り、一路花咲山へ。ところが登り返しから、重大なミスに気がつきました。
「軽装過ぎないか???」
一寸考えます。
確かに軽装、でもローカットながら登山靴。川等の渡渉もなく雨の心配もない。高低差も無理なく非常食も連絡手段もある。似つかわしくないのは「スカート」だけ。でもこれも慣れたもの。いや足捌きに支障はないか?んー。
色々考えながらも足はどんどん進み、気がついたら岩場につきました。いやいやここもいい眺め。うんまあ何とかなるだろう。難所に出るも、服装を気にしなければまあ問題ない。全く誰とも会わない静かな登山道で幸いでしたが、落葉を裾ラッセルで進むとは思いもしませんで。吹っ切れれば何のその。どんどん進んで花咲山。
岩場が多くロープの斜面や鎖場もあるなんてもう想定外もいいところです。でもだから登山は面白い。ちょっといい気になりながら、見所のない山頂を下り始めたところで……
ヤマレコで見ていた遭難箇所。
昨年だったか、この先で2か所程マップ上にありました。道迷いだそうで。久し振りに戦慄が走ります。注意しながら進んでいくと。あれれ?道がない。
念のため、道がわかるところまで引き返しました。ちょっと弱い。スマホを取り出しルートを確認。うん稜線で大丈夫。単に道が見えないだけか。安心して下り始めました。嗚呼、この文明の利器がなければこんな確認はできません。ホッとしながらも、緊張感ある登山に身も引き締まりました。
気を付けて下山を続けます。いくつかの小ピークの連続毎にルートを確認。むしろ稜線トレースは安心でした。トラバースが落葉に埋もれて横滑りしそうでスリリング。誰も見ていないし、本当に滑落したら洒落にならないので、身を低くし三点支持でクリアしました。ふう、この手の斜面は本当に苦手。
麓に近づくと高速道路の騒音が聞こえてきました。気の休まる瞬間ですね。が、笹藪の向こうからガサッと音が…。今度は熊か? スマホで音楽を再生して熊対策。ここでも活躍するなんて、依存症を通り越して完全に自分がスマホに隷属している気分。これなしでは生きていける気がしない。便利と裏腹の気味の悪さを味わいながら。
高速を過ぎれば人界。安心しながらも、残念なような、複雑な気分。
ふと見ると、目前に岩殿山の綺麗な紅葉。何だかんだ言っても、やっぱり山はいい。今日も色々と気づかされました。
軽く蕎麦でも食べよう。冷たい駅蕎麦を胃に流し込んで本日の〆と致しました(笑)
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する