十勝岳(十勝岳〜オプタテシケ山縦走)
- GPS
- --:--
- 距離
- 28.3km
- 登り
- 2,389m
- 下り
- 2,387m
コースタイム
- 山行
- 11:40
- 休憩
- 2:03
- 合計
- 13:43
05:03 十勝岳避難小屋
05:49 昭和噴火口
06:40〜07:04 十勝岳山頂
07:21 鋸岳
08:25 美瑛岳分岐
08:36〜08:47 美瑛岳山頂
09:22〜09:29 美瑛富士分岐
09:50〜10:02 美瑛富士山頂
10:15 美瑛富士分岐
10:33 美瑛富士避難小屋分岐
11:27〜11:40 ベベツ岳山頂
12:42〜13:19 オプタテシケ山頂
14:10〜14:19 ベベツ岳山頂
14:57 美瑛富士避難小屋分岐
15:20 美瑛富士分岐
15:58 美瑛岳分岐
16:26〜16:35 ポンピ沢
17:25 雲の平分岐
17:58 望岳台登山口
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険なところは無い。 道標も多く分かりやすい。 美瑛富士分岐から美瑛岳分岐までは少し荒れている。 ただ美瑛岳分岐からポンピ沢への道は、かなりの急坂。 |
写真
感想
今年になって、楽な山しか登っていないなとぼんやり思っていた。
ある時、オプタテに登る人が、美瑛富士避難小屋に泊って、1泊2日で行くと言っていた。その時は、そんな山があるんだと言うくらいしか思っていなかったのだが。最近登ってみたいなと思うようになった。ネットなどで、頑張れば日帰り出来るみたいだ。前回十勝岳に登った時は、富良野岳から縦走したのだが、ずっとガスの中で、ほとんど景色が見れなかった。十勝岳からオプタテは嶺続き、もしかしたら行けるのか?ペース配分を積み上げていくと、なんとなく実現味を帯びてきた。
望岳台の駐車場に着いた時、10台位の車が停まっていた。車中泊や登山の用意をしている方たちだ。支度を済ませて、案内板横の入山届のボックスに、記入して歩き始める。4時15分ぴったりだ。今日は多くの食料とたっぷりの水を持っているので、リュックがいつも以上に重い。十勝岳、美瑛岳、美瑛富士は見えているがその向こうは雲の中。とりあえず広い道を歩いて行く。長い一日の始まりだ。望岳台と書かれた大きな碑の前を過ぎ、白銀荘への分岐を過ぎる。大きめの石が転がる歩き辛い道だ。
やがて雲の平分岐を過ぎ、見えてきた十勝岳避難小屋に。中を覗いてから歩いていく。前十勝コースへは立ち入り禁止なので、左の尾根に取り付くように曲がっていく。
そこから昭和噴火口まで急登を我慢しながら登っていく。右手に十勝岳が見えてきた。周りに広がる景色は何とも言えないもの。ここはどこなんだろうと思ってしまう。のんびり火口の淵をあるいて、山頂直下の急登に取りつく。一踏ん張りで山頂に立った。初めて富良野岳をちゃんと見た。あんなに美しい稜線だったのか。感動しながら360度のパノラマを楽しんで、美瑛岳へ。
ここから鋸岳への道は、まるで月にでもいるかのように思える。鋸岳には登らず右に降りて行く。砂礫の多い歩き辛い道だ。登りだと後戻りしそうだ。美瑛岳にまで続く道がよく見える。今度はあれを登るのか。ただその斜面は花いっぱいの斜面だった。もう少し早ければもっと凄いのだろうな。そう思いながらゆっくりと歩を進める。よく見ると美瑛岳も噴火の跡なのか。それにしてもお花いっぱいの斜面に、笑みがこぼれてくる。振り返れば大きな十勝岳が見えた。あんなに遠くなっている。
美瑛岳の分岐まで来るとガスがかかり始めた。仕方なくガスで白い中を山頂に立つ。一息入れて美瑛富士へと降りて行く。美瑛富士分岐の所で休憩ついでに、美瑛富士に登るかどうか思案していた。誰も居ないと思って人気を感じると、トレラン姿の爽やかなお嬢さんが現れた。彼女もここで思案する。オプタテに行こうかどうか。
僕は美瑛富士に登るかどうか。結局、僕は登る事に、彼女もオプタテに行くことにした。自分の中では美瑛富士に登ってここに戻ってくるまで一時間以内だと考えた。
美瑛富士に登っていく途中、ガスに隠れていた山が見え始めた。ラッキーだ。山頂からベベツ岳も見える。だがオプタテは見えない。あの向うにあるのか、遠い。一息入れて降りて行く。美瑛富士分岐から美瑛富士避難小屋の方に歩いて行く。ここも一杯の花たちが迎えてくれた。雪渓を横切り先を目指す。やがて避難小屋分岐へ。
道標にはオプタテまで3.4km、化雲岳22.9kmと書かれている。大きな岩の中を登っていく。
石垣山を回り込むと向うにベベツ岳が、その奥に目指すオプタテがうっすらと見え始めた。もしかしてガスが取れるのか。淡い期待を抱きながら歩いて行く。振り返ると美瑛富士、美瑛岳がカッコよく控えてる。ベベツの向うにオプタテも山頂を見せ始めた。ピラミダルな山容なんだ。ベベツ山頂で一息入れた。ここも花が多い所だ。
後から来た若者と話をした。彼も十勝岳からオプタテへ縦走してきたらしい。
ベベツからの下りでトレランの彼女が登ってきた。もうオプタテに行ってきたのか。さすがに早い。これから十勝岳まで行けたらと言う。トレランの人は凄いと思う。ダイヤモンドトレールなどでも、一杯走っているが、皆頑張っているんだと尊敬してしまう。一体どんなトレーニングをしているのか聞けば良かった。鞍部から力を振り絞るようにして登っていく。ここで美瑛富士に登った事を後悔していた。登らずに後回しにすれば良かったと思いながら、一段目を登り少し下って二段目を登っていく。山頂標識が見えてきた。ようやくここまで来たんだ。先客が2人居た。向うにトムラウシが見える。素晴らしい景色を楽しむ事にしよう。
休憩後オプタテを後にした。後はゆっくり確実に帰ることだ。山頂を離れすぐにガスが山全体を隠していく。ラッキーだったんだ。ベベツの登り返し、山頂の所で休憩して、ゆっくりと降りて行く。美瑛富士避難小屋分岐を過ぎ、雪渓まで来たときに二人組に出会った。身軽な格好なので聞くと、避難小屋に荷物を置いて、ナキウサギを観るためにうろうろしてきたらしい。美瑛富士分岐まで帰ってきた。さあ一息入れて望岳台へ。
ここから道は少し荒れていて歩き辛かった。美瑛岳分岐で一息。ただここからポンピ沢への道の急な事、疲れた足に堪えます。確実にゆっくり下って、ポンピ沢で一息入れる。顔を水で洗った。冷たい水が気持ち良い。上からもう一つ沢がある事が分かっていたので、その雪渓を確実に超えて行く。後はのんびりムードのトラバース道を歩いていく。雲の平分岐からは、駐車場を見ながらのんびり下って行った。さすがに歩き応えのある行程でした。辛かったけど楽しかった。たまにはこういう登山もしないとね。六甲全山56kmに向け、少しは自信が出来たかな。
それより四国が雨で大変なことになっている。先月登った三嶺、剣は大丈夫だろうか。心配してしまう。
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