ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 489107
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根より 

2014年08月03日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
08:50
距離
19.3km
登り
2,475m
下り
2,476m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:40
休憩
0:00
合計
8:40
距離 19.3km 登り 2,481m 下り 2,484m
4:20
520
尾白川渓谷駐車場
13:00
尾白川渓谷駐車場
コースタイム:8時間40分(休憩含む)
前日地元9:20出発〜下道180km弱〜駐車場2:00
4:00尾白川渓谷駐車場4:20〜4:25竹宇駒ヶ岳神社〜5:35笹の平分岐〜6:30刃渡り〜五合目小屋跡〜屏風小屋跡〜7:45七丈小屋〜8:30八合目御来迎場〜9:20甲斐駒ヶ岳山頂(20分食事休憩)〜10:40七丈小屋〜11:45刃渡り〜12:15笹の平分岐〜12:55竹宇駒ヶ岳神社〜13:00尾白川渓谷駐車場
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
尾白川渓谷駐車場にて車中泊。トイレあり、自販機あり。スペースは広いです。
奥に神社があり、その左につり橋があります。向こう側に行くと正面が登山道になります。
コース状況/
危険箇所等
●参考資料
山と高原地図41 北岳・甲斐駒

黒戸尾根は大きく分けて前半と後半になります。
前半は刃渡りまでの八丁登り、後半は刃渡り以降の急坂

●八丁登り
序盤はえぐられた地形のようになっている緩やかな登山道を登ります。
若干急な斜面と緩やかな斜面が順番にありペース配分を間違えないように歩きます。
地面は全体的に滑りにくいため下りはかなり早いペースで歩けるかと思います。
刃渡りはヤセ尾根ですが、特にこの時期は危険ではないかと思います。

●刃渡り以降の急坂
鎖場、急な階段、梯子が連荘で出てくる急斜面です。基本的に足場はスタンスがしっかりしているし、フリクションが効くので心配ありませんが、一部腕力を必要とする登りもあるかと思います。危険な箇所には鎖がついています。

◎七丈小屋
小屋前の登山道に蛇口があり水場になっています(写真参考)。今回はコンコンと流れていました。100円で使えます。
テントサイトは小屋より少し上に行った箇所。2段になっています。10張りは張れるかと思われます。
その他周辺情報 尾白川渓谷
駐車場からつり橋を渡りますが、そこが絶好の沢遊びスポットになっていて子供連れの方がたくさん遊びに来ていました。下山後は駐車場満車でした。
予約できる山小屋
七丈小屋
暗いうちに出発します。
登山口どこか不安でしたがすぐにわかりました。
暗いうちに出発します。
登山口どこか不安でしたがすぐにわかりました。
神社で無事に登頂できるようお参り
神社で無事に登頂できるようお参り
神社左手の橋を渡ると正面に表示板があります。
神社左手の橋を渡ると正面に表示板があります。
登り途中で日の出を迎えました。
1
登り途中で日の出を迎えました。
道も明るくなりヘッデンをはずします。
1
道も明るくなりヘッデンをはずします。
分岐に到着。ここから7時間かーきついですね。
分岐に到着。ここから7時間かーきついですね。
道中は仏像や祠があちこちにあります。さすが修業の道です。
1
道中は仏像や祠があちこちにあります。さすが修業の道です。
刃渡りに到着。ここは展望が開けますが、まだまだ尾根に邪魔されます。特に危険なことも無し。
1
刃渡りに到着。ここは展望が開けますが、まだまだ尾根に邪魔されます。特に危険なことも無し。
刃渡りから見えた右側の稜線。
1
刃渡りから見えた右側の稜線。
刃渡りの後少しヤセ尾根が続きます。
2
刃渡りの後少しヤセ尾根が続きます。
刃渡り過ぎると階段や鎖場がどんどんあります。
2
刃渡り過ぎると階段や鎖場がどんどんあります。
苔むした南アルプスの雰囲気が出てきました。
1
苔むした南アルプスの雰囲気が出てきました。
山頂方面はガスっていて見えず。天気は晴れだったのに〜。
山頂方面はガスっていて見えず。天気は晴れだったのに〜。
刀利天狗といわれる場所でしょうか?
刀利天狗といわれる場所でしょうか?
たくさん祠や仏像が安置されていました。
1
たくさん祠や仏像が安置されていました。
ここの梯子・階段が一番長かったか。
2
ここの梯子・階段が一番長かったか。
今回はちらほら石楠花が咲いていました。この時期とはちょっと遅いですが、今年はあちこちでよく見たナー。
1
今回はちらほら石楠花が咲いていました。この時期とはちょっと遅いですが、今年はあちこちでよく見たナー。
木の架け橋を渡ってさらに鎖場へ移行。
1
木の架け橋を渡ってさらに鎖場へ移行。
刀がたくさんありました。
刀がたくさんありました。
梯子を登り
鎖場を登り
結構急なので下を撮ってみた。
3
結構急なので下を撮ってみた。
七丈小屋に到着。
七丈小屋に到着。
水場はコンコンと流れています。100円。
1
水場はコンコンと流れています。100円。
七丈小屋2
テン場は小屋から少し上に行った所。
テン場は小屋から少し上に行った所。
テン場からは鳳凰三山の展望がよし。
2
テン場からは鳳凰三山の展望がよし。
なんとかオベリスクが見えました。目を惹きつけます。
2
なんとかオベリスクが見えました。目を惹きつけます。
八合目御来迎場へ到着。ガスってます。
1
八合目御来迎場へ到着。ガスってます。
あれはまだ頂上じゃないのね。
あれはまだ頂上じゃないのね。
鎖場、スタンスが切ってあります。
鎖場、スタンスが切ってあります。
八合目以降ごつごつの岩場あり。
八合目以降ごつごつの岩場あり。
刀の刺さっている岩。勇者は抜けるのか。
刀の刺さっている岩。勇者は抜けるのか。
登ってきた尾根。
登ってきた尾根。
最後の登り。
正面に山頂が見えてきます。
1
正面に山頂が見えてきます。
山頂到着。人が写らないようにしたかったが、あまりにたくさんいて無理。みんな登頂を喜んでいます。
4
山頂到着。人が写らないようにしたかったが、あまりにたくさんいて無理。みんな登頂を喜んでいます。
奥、北アがちらちら雲の合間に見えていました。
鋸岳の稜線も雲海から少し見えています。
1
奥、北アがちらちら雲の合間に見えていました。
鋸岳の稜線も雲海から少し見えています。
山頂のひとひとひと
1
山頂のひとひとひと
中央アルプスは稜線が見えていました。
1
中央アルプスは稜線が見えていました。
南ア方面はだめ。富士山も残念ながら見えず。
南ア方面はだめ。富士山も残念ながら見えず。
峠から登ってくる人は続々です。
1
峠から登ってくる人は続々です。
この白砂の稜線が甲斐駒の魅力ですね〜。
4
この白砂の稜線が甲斐駒の魅力ですね〜。
帰りは数少ない花を撮影しながら下ります。
1
帰りは数少ない花を撮影しながら下ります。
ゴゼンタチバナ
ギンリョウソウ
行きは暗くて見えなかったつり橋。
行きは暗くて見えなかったつり橋。
尾白川は水浴びしに家族連れ多数。
尾白川は水浴びしに家族連れ多数。
登山口の道標はお猿さん
登山口の道標はお猿さん
尾白川の水浴びする人で駐車場は満車でした。
1
尾白川の水浴びする人で駐車場は満車でした。

装備

備考 水分は水2L(ハイドレーション)、アクエリアス500ML、スピリタスちょこっと。
水分500MLを残しでした。まー七丈小屋で水が補給(100円)できるので、下から担ぐのはもっと少なくてもよいかと思います。

感想

今週は山に登る予定はなかったのですが、天気予報を見ると来週の早池峰の天気が悪く中止する可能性が出てきたので急きょ土曜日にどこか行こうと考えました。久しぶりの単独のため自分がガッツリ歩けるルートとして前々から行きたかった甲斐駒黒戸尾根を目指します。

前日夜9時30分所要を済ませて家を出る。高速料金体系の変更、ガソリン代の高騰のため単独だと交通費がバカにならない。180キロ弱を下道で走る。駐車場はすぐにわかり4時間30分で到着、ビール&日本酒を飲んですぐに就寝した。
2時間仮眠して4時起床、軽く朝食を食べて4時30分、ヘッデンをつけて出発、空には雲があるが星も見えたので山頂からの富士山を期待。

序盤の八丁は歩きやすい。急な坂と緩やかな坂が交互にやってくるので、歩調の調整をしながら歩く。分岐点で案内板に山頂まで7時間、さすが厳しい尾根だけある、なるべく早いペースで進む。予定よりもだいぶ短縮して刃渡りに到着。すでに明るくなっているが思いのほか雲が多い。刃渡りは思っていた危険度合はなかった。
ここからは階段、梯子、鎖場の連続する急坂が待っている。急な箇所には必ず鎖があるのでそれほど危険さは感じないが、急なため慎重な足取りが必要だ。だんだんとガスにまかれ山様は見えなり、花も少ない山のため黙々と登ることに専念した。山頂まで5時間、マップのコースタイムのほぼ半分で登頂、自分の今の体力ではこれが精一杯というところか。山頂ではガスが多くお目当ての富士山は見えず。
北沢峠方面からの登山者で賑わっていて、声を掛け合う姿を見ていると甲斐駒は本当に良い山だと思う。自分的にも白砂に輝く山頂は見て良し、登って良しの山。
下りは滑りにくい道のため、かなりハイペースで下れる。特に八丁尾根はいい感じだ。往復九時間を切れたのでとりあえず目標は達成。

下山後、尾白川渓谷に飛び込んで冷却しようと思っていましたが、家族連れがたくさんいて場違いな感じがしたので遠慮しました。お風呂に入る時間もなく着替えて出発しましたが、帰りは高速事故渋滞3発で5時間30分の運転。これのほうが疲れました。なんとかならないのかなー事故渋滞。少なくとも満足なサービスを提供できないなら割引してもらいたいです。

次のロングルートは、これより厳しいと思われる塩見・蝙蝠往復1泊2日。今年どこかで行こうかと考えています。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1356人

コメント

夏の黒戸日帰りですか〜、タフ&健脚ですよ(^^)
日帰りで、しかも13時には下山しているとは、スゴイスゴイgood
私はまだ雪のない黒戸は実は登ったことがないもので...、いつも七丈小屋に泊まってのパターンなので、日帰りであっさりと片付けてしまうYAMA555さんもかなりの健脚だと思いますよ。

その脚があれば塩見&蝙蝠も1泊2日で大丈夫ですよ。ちなみにどのルートで予定ですか? 鳥倉林道から塩見小屋泊? その脚があれば、軽身で蝙蝠往復して下山できると思いますよ。蝙蝠は北アで例えると水晶みたいに奥深いところの山だから、ぜひゲットしてきてください。

それにしても高速料金、なんとかならんものか、ですよね
行きで下道を使うとは、これまたスゴすぎです(^^)
2014/8/5 22:58
いつか一緒に登れるために
kazさんおはようございます。
黒戸尾根はキツイと言われているルートなので正直心配でしたが、意外に余力がありました。ただ速足での下りで足の爪が若干やられてしまいました。
いつかkazさんと一緒に登る時についていけないと残念なことになるので少しでも体力つけたいと単独の時は背伸びして頑張ってますよ。今年は本当にどこかご一緒したいです。

蝙蝠は一度ピークを踏みたい山。塩見も2度敗退しているのでリベンジです。やはり鳥倉からでしょうね〜。取りつきが遠いんですが…。

交通費は単独だと結構懐に痛いです。一緒に行くときはどちらか車で、都心待ち合わせで割り勘で山に行きたいものです。西側の山なら秋葉辺りで待ち合わせが良いですね〜。北側なら地元草加に近い場所ならどこでもOKです。
2014/8/6 8:54
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [2日]
甲斐駒ヶ岳〜黒戸尾根
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら