妙高山・火打山 〜2度の雷雨に見舞われるも山頂は快晴(^^)v〜

2014年08月02日(土) ~ 2014年08月03日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 25.8km
• 登り: 2,191m
• 下り: 2,191m

コースタイム

1日目

• 山行: 10:01
• 休憩: 1:52
• 合計: 11:53

5:37 笹ヶ峰登山口
8:04 8:04 富士見平分岐
8:52 10:05 高谷池ヒュッテ
10:32 10:32 茶臼山
10:52 10:52 黒沢池ヒュッテ
11:21 11:21 大倉乗越
12:03 12:03 長助池分岐
13:52 14:03 妙高山(北峰)
14:08 14:13 妙高山
14:20 14:37 妙高山(北峰)
15:21 15:21 長助池分岐
16:07 16:07 大倉乗越
16:21 16:27 黒沢池ヒュッテ
17:03 17:03 茶臼山
17:30 高谷池ヒュッテ

2日目

• 山行: 5:34
• 休憩: 1:44
• 合計: 7:18

5:20 高谷池ヒュッテ
5:46 5:46 天狗の庭
7:09 7:38 火打山
8:36 8:36 天狗の庭
8:55 10:10 高谷池ヒュッテ
10:59 10:59 富士見平分岐
12:38 笹ヶ峰登山口

天候

【8月2日（土）】
午前…晴れ
昼頃…雷雨
午後…晴れ→（17時）雷雨（20時まで）

【8月3日（日）】
午前…晴れ
下山（13時）後に数分間の豪雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【登山口】笹ヶ峰
アクセス…上信越自動車道　妙高高原ICから約30分
駐車場…道の北側に30台ぐらい、道の南側（キャンプ場）に100台ぐらい
トイレ…キャンプ場（水洗・紙あり）

コース状況／危険箇所等

【妙高山】
大倉乗越−長助池分岐間のトラバースは狭く、笹が滑って歩きにくい。新しい滑落跡が2ヵ所あった。
長助池分岐周辺には残雪があり、かなり薄くなっているので踏み抜きに注意。

【火打山】
天狗の庭−ライチョウ平間の稜線北側の登山道は粘土質で滑りやすい。

【高谷池ヒュッテ】
テント泊…410円/人
トイレ…宿泊者を除き使用したトイペは持ち帰り（袋あり）
缶ビール…520円
水…500mlペットボトルが310円、トイレの水道と水場は要煮沸
　　購入した缶、ペットボトルは持ち帰る

【黒沢池ヒュッテ】
水…500mlペットボトルが400円、水場は要煮沸

その他周辺情報

【明星荘】
笹ヶ峰の登山口前にあります。
メニューはそば、うどん、カレーなど。かき氷はシロップたっぷり。

写真

8/2 5:37

笹ヶ峰登山口で入山届を提出

8/2 5:43

5:43ですが、江頭2:50の示す方向に向かいますよ♪

8/2 6:29

黒沢橋

8/2 6:44

この苔、好きです。

8/2 6:45

十二曲り（1/12）

8/2 7:02

十二曲り（12/12）

8/2 7:09

おお、後立山連峰！

8/2 8:03

快晴！
しかし雷雨に警戒…

8/2 8:04

運命の分岐

黒沢池か、高谷池か…
テント場が快適と聞いている高谷池に決定。

8/2 8:21

む、火打山がガスってる。

8/2 8:35

クルマユリ

8/2 8:37

キヌガサソウだよね？

8/2 8:52

高谷池ヒュッテ

小屋スタッフは清掃中だったので、先にテントを張らせてもらいました。

8/2 8:56

テント場は奥のほう

8/2 9:15

今日も綺麗に張れました。
この後、受付を済ませて出発。

8/2 10:08

妙高山はあっち！
江頭の真似らしい…

8/2 10:11

イワカガミ

8/2 10:32

高谷池と黒沢池のほぼ中間にある茶臼山

ちなみにこのキャラは「ミョーコーさん」
http://yuru-chara.jp/prof-m14.html

8/2 10:42

クルマユリ群生が見事

8/2 10:52

黒沢池ヒュッテに到着
小屋前は混雑しているので、休憩なしで先へ！

8/2 11:21

ミョーコーさんだ！

8/2 11:21

大倉乗越

8/2 11:35

大倉乗越から下ると長助池が見える

8/2 12:03

長助池と、疲れ気味のtanyaさん

8/2 12:07

残雪を登る

8/2 12:28

雷雨様がいらっしゃいました…

8/2 13:26

火打山の方は晴れているから止むはず

8/2 13:39

緑が綺麗な山頂手前

8/2 13:52

アザミの棘は痛い

8/2 14:00

妙高山（北峰）登頂！
かっこいいなtanyaさん♪

8/2 14:01

「山」のポーズ(笑)

8/2 14:05

北峰と南峰の間にある日本岩

8/2 14:08

妙高山（南峰）

8/2 14:12

妙高山（南峰）登頂しました！
ポーズはミョーコーさんの真似で。。。

8/2 14:20

北峰に戻って記念撮影

好字二字化令（713年公布）により付けられた「名香山」が「妙高山」となったらしい。
「妙に高い山」ではないんですね。。。

8/2 14:22

山バカは高い所が好きです。

8/2 14:24

こちらも山バカなので高い所が好きです。

8/2 16:08

我々と一定の距離を保つウソ。
アカウソではなさそう。

8/2 16:08

大倉乗越あたりで雷鳴ゴロゴロ

8/2 17:27

急いでテントに戻るも、茶臼山を過ぎたあたりで豪雨に。
木道を走るウサギはボケボケ…

8/2 17:54

豪雨の中、新潟限定ビールと水を購入。

【水購入情報】
黒沢池ヒュッテの500mlペットボトルは400円、高谷池ヒュッテでは310円でした。

8/2 18:30

春雨にレトルトカレーを追加したディナー

8/3 5:24

2日目の朝、快晴！
火打山もご機嫌な様子。

8/3 5:33

遠くから自分のテントが見えると、なぜかうれしい♪

8/3 5:38

木道脇のお花畑

8/3 5:46

天狗の庭

8/3 5:48

逆さ火打

8/3 5:49

朝もや

8/3 5:55

ワタスゲ＋火打山

8/3 5:56

ワタスゲ＋逆さ火打

8/3 6:07

後立山連峰オールスター

8/3 6:07

太陽頑張りすぎて暑い

8/3 6:25

ミヤマオダマキ

8/3 6:40

ぼんやりしているけど日本海

8/3 7:02

ライチョウ平から上部

8/3 7:09

火打山、登頂！！

8/3 7:15

雲が登ってきているけど北アルプス見えます。

8/3 7:17

火打山登頂記念

8/3 7:26

焼山の雲はなかなかしぶとい

8/3 7:27

火打山からの妙高山

登った山は一層美しく見える。

8/3 7:27

槍も見える

8/3 7:28

白馬岳は混んでいると思う

8/3 7:49

下山中、妙高山の姿に惚れ惚れ。

8/3 9:33

テント撤収中

8/3 9:33

テント撤収中

8/3 10:40

あらら、ガスってしまいましたね…

8/3 10:54

下山中にくまモン発見。拾って持ち帰りました。持ち主が分かれば郵送しますよ。

8/3 12:00

黒沢に飛び込みたいほどの厚さ

8/3 12:34

立派なきのこですな

8/3 12:38

無事に下山
下山届も提出しました。

8/3 12:41

明星荘へ

8/3 12:49

妙高山のバッチ（高谷池ヒュッテで購入）

8/3 12:49

火打山のバッチ（高谷池ヒュッテで購入）

8/3 12:53

昼食は山菜そば

8/3 13:03

デザートにかき氷（奥がいちご、手前がレモン）

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough オリンパス

感想

deportivo21

夏休みの登山は混雑する記憶があり、特に土日のテント泊は可能なら避けたいと思っているが、天気がいいなら登るのが山屋でしょう。

今回は珍しく、数日前からの計画通り、妙高山・火打山のテント泊。計画通りと言っても、幕営場所は黒沢池から高谷池に変更。それに伴い、一日目の登る山を火打山から妙高山に変更したけど。

【8月2日（土）】
笹ヶ峰に着いたのは午前5時。登山口前の駐車場は埋まっているようなので、すぐ先のキャンプ場の駐車場へ。

5時半、登山開始。
しばらくは樹林帯に整備された木道を歩く。黒沢橋を過ぎてから急坂となり、装備（17kg）が足腰に重くのしかかる。それでも20kgで登った南アルプスに比べれは余裕はあり、さほど遅れずに高谷池と黒沢池の分岐に着く。ここで行先を高谷池に決める。ここからは傾斜も緩くなり、西側斜面が開けたところからは火打山や焼山が見える。後立山連峰も見えることはあるが高温のため雲が掛かってしまい、高谷池ヒュッテ手前の展望台からは見えなかった。
ほどなく高谷池ヒュッテに到着。テント場は小屋から少し離れた池の畔にあり、静かで、傾斜もなく小石もない。到着が早かったので良い場所に張ることが出来た。

この日はこれからが本番。早めの昼食を済ませ、妙高山へ向かう。
茶臼山を越えて黒沢池ヒュッテに到着すると、大勢の登山者が集まっていた。小屋のすぐ近くのテント場は、明るいうちはのんびり出来そうにない。
大倉乗越からは正面に妙高山が見える。ユニークな山容で、登るのが楽しみになる。乗越から下ると眼下には長助池と登山者の姿がある。木製のベンチがあるようで、食事や休憩には最適のロケーションだろう。
長助池分岐から残雪の上を歩き樹林帯に入る。その頃には上空から雷鳴が聞こえてきた。耳を覆いたくなるような落雷音はないが、稜線にいる登山者はさぞ不安だろう。やがて雨が降り出す。樹林帯では木々が屋根のようになっているので、それほど強くは感じない。山頂付近まで登ると雨が止み、雷鳴も聞こえない。妙高山は我々を歓迎してくれたようだ。

13時52分、妙高山北峰に登頂。
近くの岩に登ると、火打山がたおやかな姿を見せてくれた。荷物を置いて南峰に向かう。南峰には山頂の看板はないが、標高は北峰より8m高い（2454m）。一等三角点は南峰にある（2446m）。北峰に戻り、コーヒーではなくルイボスティーで休憩。もう少し山頂を満喫したい（充分満喫しただろ！）が、天候の急変が怖いので高谷池ヒュッテまで戻る。

またしても大倉乗越付近で雷鳴を聞く。水の残量が心配なので黒沢池ヒュッテで購入（ペットボトル2本）し先を急ぐが、茶臼山を過ぎたあたりから土砂降り。木道は水浸しとなる。テントが床上浸水していなければいいが…。

17時半にテントに戻る。幸い浸水被害はなかった。

夏の夕方まで歩いていたのは反省しなければならないが、妙高山登頂を祝して乾杯。「新潟限定ビイル　風味爽快ニシテ」美味しゅうございました。
http://www.sapporobeer.jp/fuumisoukainishite/

夕食は春雨＋カレー。昼食から9時間経過した空腹にはごちそうだった。

20時頃には雨も上がり、明日の青天を祈って就寝。
隣のテントからは子供の寝言が2時間おきに聞こえてあまり眠れなかった（tanyaさん）らしい。「置いて行かないでよ！」とか言っていたようだ。どうやら山行中に置き去りにされた悪夢にうなされたらしい。明日は楽しめるといいね。

【8月3日（日）】
3時半、起床。まだ暗いが星が見えるので、天気は良さそうだ。
朝食を済ませて出発の準備。テント撤収などの手間がないのに、出発までに2時間弱掛かってしまったのなぜだろう？5時20分、火打山に出発。すでに空は明るい。

整備された木道、周辺にはお花畑が広がる。天狗の庭には池塘と、逆さに映る火打山が素晴らしい。火打山が人気なのもうなずける。ワタスゲは昨日の雨でふわっとしていないのが残念。ライチョウのいないライチョウ平から登ると、高い木々がなくなりハイマツ帯となる。

途中までは白馬岳などが見えていたが、ガスが強風に乗って周辺を覆い隠してしまった。
そんな中、火打山の頂上に立つ。
展望はないが、そのうち見えるだろうと思いコーヒーを準備。すると、湯を注ぐ前に視界が開ける。360度の大展望だ。富士山は見えないが、八ヶ岳、槍、穂高、鹿島槍、五竜、白馬、昨日登った妙高といった名峰が「おはよう」と言ってくれているようだ。北にはぼんやりだが日本海が見える。海を見るのは久しぶりだ（内陸の栃木在住なので）。

◇火打山からの展望◇




心残りのないように山頂を楽しみ、目の前にそびれる妙高山にうっとりしながらテントに戻る。雨に濡れていたテントは強い日差しで渇いていた。撤収中は濡れている手袋やタオルなどを天日干しにし、なるべく荷物を軽くする努力を惜しまない。高谷池ヒュッテで妙高山と火打山のバッチを購入して下山開始。

途中の少し広いスペースで休憩していたらキーホルダーらしきものを発見。裏返しになっていたが、tanyaさんは「くまモンだ」と断言。拾ってみたら本当にくまモンだった。ゴミにするのは可哀想なので拾って持ち帰ることにした。
十二曲りは急坂なので慎重に下る。黒沢橋を過ぎれば長い木道歩き。下山したらソフトクリームが食べたいと思っていたら、明星荘の「氷」が目に入り、かき氷を食べることに決定。
登山口に戻り、下山届を提出してから明星荘へ。昼食に冷やし山菜そば、デザートにかき氷を注文。山菜美味い。

駐車場に戻り、着替えたりしていたら突然の大雨が。わずか数分の通り雨だったが、登山中の方々は大変だっただろう。「山の天気は変わりやすい」を実感する山行だった。

【次回の山行予定】
8月9日（日）に日帰り登山をしたいが、台風11号の影響がありそうなので、様子を見て決めたい。

8月18日（月）から22日（金）は、「試練と憧れ」の剱岳に初挑戦予定。
なぜ期間が長いかって？池ノ平から剱岳を見たいからさ！！

コメント

ayamoekano

depor021さん、こんばんは！
火打・妙高のテン泊山行はテン泊を始めたころから憧れていました！
まず、高谷池テン場にテントを張り、その後火打へ上がり、次の日撤収し黒沢池ヒュッテにザックをデポ、空身で妙高へと思ってました。

しかし、火打ではなく妙高へ行かれるとは驚きました！
この様にも出来るのかぁと感心しました。
妙高でのtanyaさんの「山ポーズ」、笑えました。

剱岳へ行かれるのですね！
十分気を付けて行ってらっしゃいませ。

ちなみに、２年前(９月三連休)、10名で雷鳥沢キャンプ場でテン泊(２泊)をしたのですが、中間日に立山三山組と剱岳組に分かれました。
高所恐怖症の自分は立山三山組でした（笑）

登山歴の浅い40歳前後の女子はなぜか剱岳へ...。
まぁ、ベテラン３人がついていたからだと思います。
確か、カニのタテバイ？それともどこかの箇所は２時間待ちと言ってました。

deportivo21

Re: depor021さん、こんばんは！
ayamoekanoさん、こんばんは^_^

初日の高谷池→妙高山は、2日目の帰りを早めるためでした。妙高山まではかなり遠く、しかもアップダウンが大きいため、帰還が遅くなってしまい雷雨という有様…。夏は15時までの行動が理想的ですね。

剱岳、夏休み期間とはいえ盆明けなので、そこまでの混雑にはならないと思っています。滑落などしないように気をつけます！

GiRoRo

感動！きれいですね〜！
はじめまして。
私も、火打に登るとき振り返ったら妙高山が！
超感動したのを思い出しました
ここから見る妙高山が一番好きです。
登山者しか見ることができない景色ですね。
私は数年前に１日目に火打、黒沢池でテント泊。
２日目に妙高でした。

・・・豪雨でも「風味爽快ニシテ」はうまかったでしょう？

deportivo21

Re: 感動！きれいですね〜！
GiRoRoさん、はじめまして。コメントありがとうございます！
新潟限定ビイル、とても美味しかったです。

妙高山と火打山、とてもいい山でした。妙高山の厳しい急登に対し、火打山の優しい雰囲気。今回の山行は、どちらの山も印象に残りました。