上高地〜槍ヶ岳〜槍沢〜涸沢〜上高地
コースタイム
6:00 上高地発
6:50 明神
7:45 徳沢
8:50 横尾
10:30 槍沢ロッジ(ランチ)
11:40 槍沢キャンプ場
13:25 天狗原分岐
14:40 岩屋下
15:25 殺生分岐
16:15 槍ヶ岳山荘
18:30 夕食
7/26 土曜日
4:47 ご来光
6:15 穂先へ
6:40 穂先山頂着
6:50 山頂発
7:15 槍ヶ岳山荘
7:50 山荘発
10:20 槍沢キャンプ場
11:05 槍沢ロッジ
12:10 横尾着(ランチ)
13:00 横尾発
14:00 本谷橋
16:10 涸沢
7/27 日曜
7:10 涸沢発
9:10 横尾
10:10-50 徳沢(カレー)
12:30 上高地着
温泉、弁当買ってお昼
15:00 上高地バス発
天候 | 7/25 晴れ 7/26 晴れ 7/28 雨(土砂降り)のち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
①槍沢〜殺生ヒュッテは雪渓の箇所あり。軽アイゼンかストックがあれば安心です。私は両ストック(ゴムカバーなし)、軽アイゼンなしで乗り切りました。 ②雪渓の前後は氷があることがあるので注意。(雪渓が終ったと思い込んで安心して氷を踏んで転倒しました) |
その他周辺情報 | 下山後の温泉は上高地の案内所でいろいろ紹介してもらえます。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
---|---|
備考 | ①高度が上がってからの岩稜地帯で、ストックのゴムが引っかかって、取れた。無くすことを想定して予備を持って行きたい。 ②スポークだけで乗り切ろうと思っていたが、麺類は箸がやっぱり使いやすい。 ③軽アイゼンは、重いからヤマレコ情報を参考に腹をくくって持って行かなかった。ストック2本あれば、バランスとって歩ける。両方なしで歩いている登山者もいたが、苦戦していたようだ。 |
感想
2013年9月にニューバランスで筑波山を登ったときには、夢のまた夢だった槍ヶ岳に登った。いつかは槍に、そう思って冬場から標高差を考えて鍛錬を続けてきた甲斐があった。ただし、欲張ったコース取りをしたので、結構ハードな山行となった。
一日目(7/25)
十分な睡眠をとれないままバスは上高地に到着。前夜の新宿バスターミナルの蒸し暑さとは一転、涼しいを通り越して少し肌寒い。憧れの上高地に着いた感動もつかの間、おにぎりを腹に放り込んでいざ、出発!
横尾までは標高差がそれほど無いので、快適ハイキング。河童橋からの眺め、梓川の雄大さ、どっしり横たわる明神岳、ガスの中から時おり顔を出す前穂高岳に感動しながら、歩を進める。
横尾から本格登山開始。いままでは準備運動だ。槍沢ロッジに到着するとさっそくランチ。思ったよりも小ぶりのやきとり丼でお腹を満たしていざ槍へ。実は、当初は、初日は槍沢キャンプ場にテント泊し、そこをベースに槍にアタックする予定であった。しかしながら、初日に時間を持て余してしまうことと、思ったより天気がよかったので、そのままテントかついで槍までいってしまおう!ということになった。調子にのってしまった。
槍沢キャンプ場を過ぎて、川沿いを歩いていく。陽射しが強い。暑い。近くには川がある。川の水で顔を洗うと、その冷たさに疲れがぶっ飛び神経回路がリセットされる。さぁ、続けて登ろう。
槍が見えてきた。疲労困憊の身体にエネルギーがみなぎる。よし、あと少しだ。そのエネルギーも殺生ヒュッテ付近までは何とかもったが、あと少しというところで、ブレーキがかかって小休止を断続的にとって何とか槍ヶ岳山荘に到着。やっとこさ、着いた。
稜線の先に大喰(おおばみ)岳がよく見えるサイトにテント設営して、お祝いビールで乾杯。皇居ラン後のビールも美味いのだけれど、登ってきた道のりや槍の穂先を見ながらの生ビールは格別。これは、最高のバーだ。夕暮れを楽しみながら夕食を食べ、翌日のアタックに備え就寝。暗くなるとガスが出てきて、夜の☆は少しだけ。
二日目(7/26)
シュラフを変えた(イスカ エア450X)ら、比較的ぐっすり眠れた。くたくたに疲れたということもあるかもしれない。ご来光を待つ。雲海の上が紫からピンクに変わっていく。槍の右肩から登るご来光に照らされて紅く輝く槍ヶ岳山荘と登山者たち。美しい。
ヘルメット(500円/回)を借りて、穂先を目指す。垂直に近い岩場を登る。足場がしっかりしているので、落ちついて登れば問題ない。穂先チャレンジのピーク時間帯を過ぎていたためか、空いていて、じっくりルートを考え、写真を撮りながらゆっくり登れた。充実の25分間だった。穂先からは360度ビュー。
続きはあとで書きます。
2020年7月23日、6年越しに続きを書く。
今思えば、この時の槍ヶ岳と涸沢を連泊して歩き続けた経験が、それ以降の山行に向けて、大いに自信になったし、山に引き込まれるきっかけことは間違いない。燕岳テン泊で初めて北アルプスの魅力に触れ、その翌週に槍ヶ岳に登って、穂先からあの眺めを見てしまったら、引き込まれない方がおかしい。
穂先から下りてきて、テントを撤収し、涸沢に向かった。実は私自身は、涸沢に行くことに前向きではなかった。体力的にキツイと思っていたのだ。槍に向かう時も肩の手前の上りで何度も立ち止まって休んでしまったので、涸沢まで行って帰ってくることにウンザリしていた。しかしながら、同行した会社の同期の勢いに押されて涸沢まで行ってしまった。
涸沢でのビールは格別で、テント村の雰囲気も登山気分を大いに盛り上げた。駆け出しの初心者なのに、ヒュッテでおでんを頬張っていると、熟練登山者に仲間入りしたような、少し誇らしいようなそんな気がしたものだ。
翌朝、疲れ切った身体でようやとの思いで徳沢まで下りてカレーを食べ、お風呂入って、上高地の広場ベンチで山賊弁当を食べてバスで東京へ。
今後の山行に影響を与えることになる大きく背伸びした山行は、こうして終わった。
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