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Yamareco

記録ID: 492256
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
十勝連峰

富良野岳〜十勝岳

2014年08月06日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:01
距離
17.4km
登り
1,518m
下り
1,506m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:16
休憩
0:42
合計
6:58
距離 17.4km 登り 1,518m 下り 1,520m
10:16
11
10:27
10:28
6
10:34
56
11:30
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12:01
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13:10
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13:26
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14:03
31
14:34
14:38
25
15:03
6
15:09
15:10
12
15:31
15:32
13
15:45
27
16:12
16:14
7
16:21
8
16:29
16:31
14
16:45
16:48
0
16:48
ゴール地点
天候 曇りガス→高曇り時々小雨
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
十勝岳温泉駐車場(無料/70台程度/9:40頃到着時駐車率は2〜3割程度)
コース状況/
危険箇所等
【登山ポスト】
十勝岳温泉登山口に入林ポストがあります。

【コース状況】
●十勝岳温泉〜富良野岳
十勝岳温泉の登山口からしばらくは整備された比較的平坦な登山道を進みます。
歩き始めてすぐに三段山への分岐を見送り、
その後ヌッカクシ富良野川を対岸に徒渉します。
この日は雨後のためか沢には水が流れていました。
対岸に渡ると登山道は大きく西側に進路を取り上ホロ分岐まで緩やかに登ります。

上ホロ分岐を右手に進み、階段状の登山道を登ります。
三峰山沢を徒渉後、三峰山の山腹をトラバースしながら高度を徐々に上げていき、
富良野岳分岐直下で登山道は方角を南に変え、標高差100mほどを急登します。

富良野岳分岐から階段になった登山道を登りぐんぐん高度を稼ぎます。
この辺りから登山道脇はお花畑になっており、小ピークを一つ越えて
最後にひと登りすると富良野岳山頂に到着です。

●富良野岳分岐〜上ホロカメットク山
富良野岳分岐からしばらくは緩やかな傾斜の登山道を進みます。
この辺りは泥濘んでいるところもありました。
さらに進んで行くと登山道は斜度を上げ始め、
北側が切れ落ちたガレ場の稜線歩きとなりやがて三峰山の西峰へと辿り着きます。
その後中央峰、東峰へとアップダウンを繰り返した後、
東峰と上富良野岳の鞍部まで下ります。
コルから100弱ほど登り返すと上富良野岳に到着。
上富良野岳に十勝岳方面と十勝岳温泉登山口との分岐があります。
上富良野岳から上ホロカメットクは目と鼻の先です。

●上ホロカメットク山〜十勝岳
上ホロカメットク山の急なガレ場を下りきると縦走路から30mほど東側に外れた
ところに上ホロ避難小屋があります。
上ホロ避難小屋を横目に西側が切れ落ちた稜線を緩やかに登ると大砲岩に到着。
この付近から一定間隔で鉄杭が打ち込まれていて登山道をガイドしてくれています。
大砲岩から痩せ尾根(馬の背)を通過すると溶岩噴石が積もった広場に出ます。
ここから十勝岳の三角錐の頂点に向って岩場を九十九折に登ると山頂に到着です。

●上富良野岳(十勝温泉分岐)〜上ホロ分岐(D尾根)
上富良野岳(十勝温泉分岐)からガレ場の急斜面を九十九折に下ります。
しばらく下ると西側に進路を変え、ここから緩い傾斜の尾根を進みます。
その後、尾根から外れ樹林帯へ突入すると300階段となります。
300階段下りきると沢筋に入り、しばらく進むと上ホロ分岐に到着し、
富良野岳へ向う登山道と合流します。
 
10時前に十勝岳温泉から出発。遅いスタートとなりました
10時前に十勝岳温泉から出発。遅いスタートとなりました
安政火口を正面に見ます
安政火口を正面に見ます
沢を徒渉します
(photo komemame)
涸れ沢を登って行きます
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涸れ沢を登って行きます
三峰山と富良野岳の中腹をトラバースしなら高度を上げていきます
三峰山と富良野岳の中腹をトラバースしなら高度を上げていきます
稜線が見えました
稜線が見えました
前日の大雨のせいか徒渉もありました
前日の大雨のせいか徒渉もありました
階段を登ります
ヨツバシオガマ
ゴゼンタチバナ
シナノキンバイ
ガスの中、ぼんやりと富良野岳が見えてきました
ガスの中、ぼんやりと富良野岳が見えてきました
ウメバチソウ
富良野岳分岐から三峰山を望みます
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富良野岳分岐から三峰山を望みます
富良野岳直下の南側の斜面にはお花が咲き乱れていました
富良野岳直下の南側の斜面にはお花が咲き乱れていました
お花畑3(トカチフウロ)
2
お花畑3(トカチフウロ)
富良野岳山頂に到着
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富良野岳山頂に到着
山のポーズ
富良野岳分岐から十勝岳へ歩を進めます
富良野岳分岐から十勝岳へ歩を進めます
水浸しの登山道で行き詰まるkomemame
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水浸しの登山道で行き詰まるkomemame
三峰山までは岩場のアップダウンを繰り返します
三峰山までは岩場のアップダウンを繰り返します
三峰山に到着。中央峰(1866m)に頂上標があります
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三峰山に到着。中央峰(1866m)に頂上標があります
続いて上富良野岳に到着
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続いて上富良野岳に到着
この辺りもお花畑が広がっていました
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この辺りもお花畑が広がっていました
上ホロカメットク山に到着。改行位置がテキトーな頂上標
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上ホロカメットク山に到着。改行位置がテキトーな頂上標
ペタンコの髪で山のポーズ
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ペタンコの髪で山のポーズ
上ホロカメットク山頂でお昼ゴハンを食べていると何ということでしょう!→
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上ホロカメットク山頂でお昼ゴハンを食べていると何ということでしょう!→
みるみるとガスが取れてきました。富良野岳方面→
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みるみるとガスが取れてきました。富良野岳方面→
あっという間に360度展望が開けました。ホント劇的な展開でした
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あっという間に360度展望が開けました。ホント劇的な展開でした
十勝岳もほらこの通り→
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十勝岳もほらこの通り→
まったく期待していなかったので→
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まったく期待していなかったので→
ホントにうれしかった〜
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ホントにうれしかった〜
眼下には富良野の街が広がります
眼下には富良野の街が広がります
下ホロカメットク山へと続く稜線
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下ホロカメットク山へと続く稜線
安政火口を見下ろします。圧倒されます
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安政火口を見下ろします。圧倒されます
富良野岳から続く歩いてきた稜線。真ん中は三峰山
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富良野岳から続く歩いてきた稜線。真ん中は三峰山
テンションだだアガリで十勝岳へ向かいます
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テンションだだアガリで十勝岳へ向かいます
十勝岳まで近いような遠いような…、北海道の山はホントに距離感がうまく掴めません
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十勝岳まで近いような遠いような…、北海道の山はホントに距離感がうまく掴めません
上ホロカメットク山からいったん下ります
上ホロカメットク山からいったん下ります
正面に十勝岳と眼下に上ホロ避難小屋
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正面に十勝岳と眼下に上ホロ避難小屋
北側が切れ落ちた稜線を進みます
1
北側が切れ落ちた稜線を進みます
荒々しい山肌
上ホロ避難小屋。渋い小屋でした
上ホロ避難小屋。渋い小屋でした
キツネが歩いていました。写真右下(photo komemame)
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キツネが歩いていました。写真右下(photo komemame)
拡大。哀愁を帯びた目をしてます(photo komemame)
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拡大。哀愁を帯びた目をしてます(photo komemame)
稜線から三段山を望みます
2
稜線から三段山を望みます
振り返ると上ホロカメットク山と富良野岳
振り返ると上ホロカメットク山と富良野岳
富良野岳はカッコいいですね
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富良野岳はカッコいいですね
安政火口と富良野岳の山腹
安政火口と富良野岳の山腹
大砲岩を過ぎると十勝岳までのファイナルアプローチとなります
2
大砲岩を過ぎると十勝岳までのファイナルアプローチとなります
明治スライスチーズの歌を歌いながら最高の稜線歩きを楽しみました
明治スライスチーズの歌を歌いながら最高の稜線歩きを楽しみました
それにしても見事な三角錐です
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それにしても見事な三角錐です
馬の背を進みます
馬の背を進みます
溶岩噴石が降り積もった広場
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溶岩噴石が降り積もった広場
十勝岳への最後の登り。この辺りから火山ガスの影響のせいか、目はチクチク喉はイガイガしてきました
十勝岳への最後の登り。この辺りから火山ガスの影響のせいか、目はチクチク喉はイガイガしてきました
背後には本日歩いてきた稜線が続きます
背後には本日歩いてきた稜線が続きます
十勝岳山頂に到着
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十勝岳山頂に到着
十勝の十のポーズ
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十勝の十のポーズ
山頂より。手前に美瑛岳とチョコンとオプタテシケ山。オプタテシケ山の右手にトムラウシ。美瑛岳の左手には旭岳と白雲岳
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山頂より。手前に美瑛岳とチョコンとオプタテシケ山。オプタテシケ山の右手にトムラウシ。美瑛岳の左手には旭岳と白雲岳
う〜ん、トムラウシから縦走したかったなぁ〜。大きな宿題が残りました(photo komemame)
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う〜ん、トムラウシから縦走したかったなぁ〜。大きな宿題が残りました(photo komemame)
眼下には荒涼とした台地が広がります
眼下には荒涼とした台地が広がります
山頂より。下ホロカメットク山へと続く稜線
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山頂より。下ホロカメットク山へと続く稜線
山頂より。北西側には噴煙が上がっています
山頂より。北西側には噴煙が上がっています
山頂より。眼下には富良野盆地が広がります
山頂より。眼下には富良野盆地が広がります
さて富良野岳を見ながら下山です
さて富良野岳を見ながら下山です
この辺りは日本じゃないみたいです
この辺りは日本じゃないみたいです
イワギキョウ
大砲岩へと登り返します
大砲岩へと登り返します
上ホロカメットク山は十勝岳側から見ると尖ってますね
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上ホロカメットク山は十勝岳側から見ると尖ってますね
上ホロカメットク山まで戻りました
上ホロカメットク山まで戻りました
素晴らしい稜線歩きももうすぐ終わり
素晴らしい稜線歩きももうすぐ終わり
上富良野岳山頂が近づきます
上富良野岳山頂が近づきます
三段山の全貌
上富良野岳まで戻りました
上富良野岳まで戻りました
上富良野岳から上ホロカメットク山と十勝岳を望みます
上富良野岳から上ホロカメットク山と十勝岳を望みます
上富良野岳から三峰山と富良野岳を望みます
2
上富良野岳から三峰山と富良野岳を望みます
上富良野岳から稜線を降りてD尾根を下ります
上富良野岳から稜線を降りてD尾根を下ります
D尾根より十勝岳
D尾根より富良野岳
D尾根より富良野岳
上ホロカメットク山。ようやく噛まずに言えるようになりました(笑)
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上ホロカメットク山。ようやく噛まずに言えるようになりました(笑)
三峰山の全貌。キレイに3つの山頂から成っています
2
三峰山の全貌。キレイに3つの山頂から成っています
登山道は火山ガスで真っ赤
登山道は火山ガスで真っ赤
スゴい景色です
安政火口を見下ろします
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安政火口を見下ろします
山が無くなるのも時間の問題?
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山が無くなるのも時間の問題?
300階段を下ります。眼下にはキレイな緑
300階段を下ります。眼下にはキレイな緑
ヨツバシオガマ
安政火口まで戻ってきました。正面に上ホロカメットク山。右に八手岩
安政火口まで戻ってきました。正面に上ホロカメットク山。右に八手岩
沢を渡ります
登山口に戻ってきました。お疲れさまでした!
登山口に戻ってきました。お疲れさまでした!
下山後クルマで移動中に十勝岳と富良野岳が見えました
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下山後クルマで移動中に十勝岳と富良野岳が見えました
【この日見かけたお花たち】
エゾオヤマノリンドウ(photo komemame)
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【この日見かけたお花たち】
エゾオヤマノリンドウ(photo komemame)
ミヤマリンドウ(photo komemame)
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ミヤマリンドウ(photo komemame)
ウサギギク(photo komemame)
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ウサギギク(photo komemame)
エゾヒメクワガタ(photo komemame)
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エゾヒメクワガタ(photo komemame)
コウメバチソウ(photo komemame)
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コウメバチソウ(photo komemame)
エゾキンバイソウ(photo komemame)
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エゾキンバイソウ(photo komemame)
トカチフウロ(photo komemame)
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トカチフウロ(photo komemame)
トカチフウロ(photo komemame)
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トカチフウロ(photo komemame)
トリカブト(photo komemame)
トリカブト(photo komemame)
イワギキョウ(photo komemame)
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イワギキョウ(photo komemame)
エゾヒメクワガタ(photo komemame)
2
エゾヒメクワガタ(photo komemame)

感想

大雪山の縦走を終え、当初の予定ではこの日は移動&休息日でしたが、
大雪縦走が悪天予報で1日短縮したために、前日にゆっくりすることができました。

●大雪山(旭岳〜トムラウシ山)縦走はこちら
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-489666.html

雨の中、旭山動物園に訪れたり、おいしいものを食べたり。
でもって旭川で予報を確認すると翌日は天気も回復しまずまずな感じ。
急遽予定を変更して翌日は縦走で登り損ねてしまった十勝岳へ向かうことにします。
予約していたクルマのピックアップを早めようと交渉するもNG。
しかたなくレンタカー屋さんの営業開始と同時にクルマを受け取り、
8時過ぎに旭川から十勝岳温泉に向かいます。
登り始めは10時前。ちょっと遅めのスタートとなりました。

登り始めは荒々しい火山の山肌の上の稜線が見えていましたが、
次第にガスっぽくなってきました。
「遅いスタートだし、眺望がないのなら十勝岳のピストンだけでいいかもね」
と話しながら登っていると、D尾根への分岐を見落としてしまい
(ルートはkomemame任せでちゃんと地図を見ていませんでした…)、
気づくと富良野岳への分岐でした(汗)

ここから急ぎ目で富良野岳まで往復し、
「こんなガスの中、何やってんだろ」と思いながら、
上ホロカメットク山まで何も見えない稜線を歩きます。

上ホロカメットク山でどーにもお腹が減ってお昼ゴハンを食べていると
劇的な展開が待っていました。

みるみると立ち上るガスが消え始め、あっという間に360度展望が開けました。
後方には富良野岳と歩いてきた稜線が、
前方にはこれから向かう十勝岳と荒涼とした稜線が見えます。
心が震えました。
こんなことがホントたま〜にあるから山登りは止められないんですよねぇ〜。

すっかりご機嫌で稜線歩きを満喫し、十勝岳山頂に到着。
山頂からは遠望が利き、トムラウシから白雲岳、旭岳までよく見えました。
縦走を断念したトムラウシ〜オプタテシケ山〜美瑛岳へと続く稜線を見た時は、
悔しい思いも沸き上がりましたが、この目で見ることができ、
「また北海道の山に行ける理由ができた」と前向きに捉えておくことにしました(笑)

十勝岳。
もしあの時、道を間違えずに十勝岳までピストンしていたら、
終始ガスの中での登山となり、自分の中で十勝岳はただ登って降りただけの、
印象の薄い山になってしまっていたでしょう。
怪我の功名とはまさにこのことです。

17時前に下山して、次の目的地、阿寒に向けてクルマを走らせます。

縦走で叶わなかった十勝岳へ。

ところが、、、私が先行してあるいていたら、
D尾根への分岐を見逃して富良野岳へ向かってしまいました。
気付いたときは遅し。富良野岳経由で十勝岳に行くことに。
ところが富良野岳へ歩を進めれば進めるほど、
ガスってきてしまい、天気も下降気味に…
縦走で行けなかった十勝岳はぜったい行かないとならないし、
これ以上天気が悪くならないうちに十勝に着きたい!という一心で、
とにかく早く、早く歩きました。

そしたら上ホロカメットク山でガスが晴れた!
道をミスってしまった手前、ほっと胸をなでおろしました。

十勝岳の硫酸ガスは、風向きによっては歩いているところまで届いてきます。
なんか息苦しい、息が詰まる感じがして咳がげほげほ出ました。

これぞ火山!
天気が回復して存分に十勝を満喫できました。

おしまい。

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