富良野岳〜十勝岳
- GPS
- 07:01
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,518m
- 下り
- 1,506m
コースタイム
- 山行
- 6:16
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 6:58
天候 | 曇りガス→高曇り時々小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 十勝岳温泉登山口に入林ポストがあります。 【コース状況】 ●十勝岳温泉〜富良野岳 十勝岳温泉の登山口からしばらくは整備された比較的平坦な登山道を進みます。 歩き始めてすぐに三段山への分岐を見送り、 その後ヌッカクシ富良野川を対岸に徒渉します。 この日は雨後のためか沢には水が流れていました。 対岸に渡ると登山道は大きく西側に進路を取り上ホロ分岐まで緩やかに登ります。 上ホロ分岐を右手に進み、階段状の登山道を登ります。 三峰山沢を徒渉後、三峰山の山腹をトラバースしながら高度を徐々に上げていき、 富良野岳分岐直下で登山道は方角を南に変え、標高差100mほどを急登します。 富良野岳分岐から階段になった登山道を登りぐんぐん高度を稼ぎます。 この辺りから登山道脇はお花畑になっており、小ピークを一つ越えて 最後にひと登りすると富良野岳山頂に到着です。 ●富良野岳分岐〜上ホロカメットク山 富良野岳分岐からしばらくは緩やかな傾斜の登山道を進みます。 この辺りは泥濘んでいるところもありました。 さらに進んで行くと登山道は斜度を上げ始め、 北側が切れ落ちたガレ場の稜線歩きとなりやがて三峰山の西峰へと辿り着きます。 その後中央峰、東峰へとアップダウンを繰り返した後、 東峰と上富良野岳の鞍部まで下ります。 コルから100弱ほど登り返すと上富良野岳に到着。 上富良野岳に十勝岳方面と十勝岳温泉登山口との分岐があります。 上富良野岳から上ホロカメットクは目と鼻の先です。 ●上ホロカメットク山〜十勝岳 上ホロカメットク山の急なガレ場を下りきると縦走路から30mほど東側に外れた ところに上ホロ避難小屋があります。 上ホロ避難小屋を横目に西側が切れ落ちた稜線を緩やかに登ると大砲岩に到着。 この付近から一定間隔で鉄杭が打ち込まれていて登山道をガイドしてくれています。 大砲岩から痩せ尾根(馬の背)を通過すると溶岩噴石が積もった広場に出ます。 ここから十勝岳の三角錐の頂点に向って岩場を九十九折に登ると山頂に到着です。 ●上富良野岳(十勝温泉分岐)〜上ホロ分岐(D尾根) 上富良野岳(十勝温泉分岐)からガレ場の急斜面を九十九折に下ります。 しばらく下ると西側に進路を変え、ここから緩い傾斜の尾根を進みます。 その後、尾根から外れ樹林帯へ突入すると300階段となります。 300階段下りきると沢筋に入り、しばらく進むと上ホロ分岐に到着し、 富良野岳へ向う登山道と合流します。 |
写真
感想
大雪山の縦走を終え、当初の予定ではこの日は移動&休息日でしたが、
大雪縦走が悪天予報で1日短縮したために、前日にゆっくりすることができました。
●大雪山(旭岳〜トムラウシ山)縦走はこちら
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-489666.html
雨の中、旭山動物園に訪れたり、おいしいものを食べたり。
でもって旭川で予報を確認すると翌日は天気も回復しまずまずな感じ。
急遽予定を変更して翌日は縦走で登り損ねてしまった十勝岳へ向かうことにします。
予約していたクルマのピックアップを早めようと交渉するもNG。
しかたなくレンタカー屋さんの営業開始と同時にクルマを受け取り、
8時過ぎに旭川から十勝岳温泉に向かいます。
登り始めは10時前。ちょっと遅めのスタートとなりました。
登り始めは荒々しい火山の山肌の上の稜線が見えていましたが、
次第にガスっぽくなってきました。
「遅いスタートだし、眺望がないのなら十勝岳のピストンだけでいいかもね」
と話しながら登っていると、D尾根への分岐を見落としてしまい
(ルートはkomemame任せでちゃんと地図を見ていませんでした…)、
気づくと富良野岳への分岐でした(汗)
ここから急ぎ目で富良野岳まで往復し、
「こんなガスの中、何やってんだろ」と思いながら、
上ホロカメットク山まで何も見えない稜線を歩きます。
上ホロカメットク山でどーにもお腹が減ってお昼ゴハンを食べていると
劇的な展開が待っていました。
みるみると立ち上るガスが消え始め、あっという間に360度展望が開けました。
後方には富良野岳と歩いてきた稜線が、
前方にはこれから向かう十勝岳と荒涼とした稜線が見えます。
心が震えました。
こんなことがホントたま〜にあるから山登りは止められないんですよねぇ〜。
すっかりご機嫌で稜線歩きを満喫し、十勝岳山頂に到着。
山頂からは遠望が利き、トムラウシから白雲岳、旭岳までよく見えました。
縦走を断念したトムラウシ〜オプタテシケ山〜美瑛岳へと続く稜線を見た時は、
悔しい思いも沸き上がりましたが、この目で見ることができ、
「また北海道の山に行ける理由ができた」と前向きに捉えておくことにしました(笑)
十勝岳。
もしあの時、道を間違えずに十勝岳までピストンしていたら、
終始ガスの中での登山となり、自分の中で十勝岳はただ登って降りただけの、
印象の薄い山になってしまっていたでしょう。
怪我の功名とはまさにこのことです。
17時前に下山して、次の目的地、阿寒に向けてクルマを走らせます。
縦走で叶わなかった十勝岳へ。
ところが、、、私が先行してあるいていたら、
D尾根への分岐を見逃して富良野岳へ向かってしまいました。
気付いたときは遅し。富良野岳経由で十勝岳に行くことに。
ところが富良野岳へ歩を進めれば進めるほど、
ガスってきてしまい、天気も下降気味に…
縦走で行けなかった十勝岳はぜったい行かないとならないし、
これ以上天気が悪くならないうちに十勝に着きたい!という一心で、
とにかく早く、早く歩きました。
そしたら上ホロカメットク山でガスが晴れた!
道をミスってしまった手前、ほっと胸をなでおろしました。
十勝岳の硫酸ガスは、風向きによっては歩いているところまで届いてきます。
なんか息苦しい、息が詰まる感じがして咳がげほげほ出ました。
これぞ火山!
天気が回復して存分に十勝を満喫できました。
おしまい。
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