斜里岳
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- GPS
- 05:38
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,039m
- 下り
- 1,036m
コースタイム
天候 | 雨!!! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 清岳荘脇の登山口にあり。 【コース状況】 ●清岳荘〜下二股 清岳荘から樹林を抜けるとすぐに林道に降ります。 林道を1kmほど進むと旧清岳荘跡地の登山口があり、 ここを入るとすぐに沢沿いの登山道となります。 旧登山口から下二股までは10回以上の徒渉があり、 簡単なヘツリも2ヶ所ほどありました。 仙人洞という洞窟を過ぎると下二股はもうすぐです。 ●下二俣〜上二俣(新道) 下二俣に到着すると上二股まで沢沿いを登っていく旧道と 尾根経由で登っていく新道とに登山道が分かれます。 新道は上二股から標高差約250mほど急登し、尾根に乗ります。 尾根に乗ってからさらに標高差150m登ると熊見峠に到着です。 熊見峠から小ピークを一つ越した後、1508ピークの山腹を巻くように進むと やがて上二股に到着。旧道と合流します。 上二股には携帯トイレブースがあります。 ●上二股〜斜里岳 上二股からは旧道から延びる沢を詰めていきます。 水が流れているのは上二股から先少しの区間。 すぐに涸れた沢となり、胸突き八丁という名前の急登区間となりますが、 名前ほどたいへんではありません。 胸突八丁あたりから高度をあげていくと登山道はガレ場と変わります。 そして沢の源頭部まで登り詰めたところが馬の背と呼ばれる 斜里岳と1508mピークとの鞍部の広場となっています。 登山道は馬の背から大きく北側に進路を変えて岩稜帯の登りとなり、 山頂ひとつ手前のピークに斜里岳神社が祀られています。 斜里岳神社から斜里岳山頂まではもうほんのひと登りです。 ●上二股〜下二股(旧道) 上二股から沢沿いを進むとすぐにキレイなナメ滝が現れます。 その後、徒渉や高巻き、へつりを繰り返しながら霊華の滝、竜神の滝、 七重の滝、見晴の滝、方丈の滝、羽衣の滝、水蓮の滝を通過していきます。 水蓮の滝を過ぎると下二股はすぐです。 斜里岳の沢は鉄分が多く苔が付きにくいため滑りにくいことで有名ですが、 下りで使う場合は注意が必要でしょう。特に雨の日は水量が増加しているので要注意です。 |
写真
感想
●前日の雌阿寒岳の記録はこちら
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-492258.html
オンネトーのキャンプ場で寝ていると夜半から雨がテントを叩く音が聞こえます。
雨のせいで今日の予定をはっきり決められないまま、
6時頃までダラダラとテントの中で過ごします。
が、とにもかくにもまずは動こうということで、
ようやく重い腰を上げ思いきって撤収にかかります。
下界のキャンプ場は屋根のあるスペースや水道があってホント便利。
おかげで濡れを最小限にとどめることができました。
8時過ぎにキャンプ場を後にしますが、雨は本降りの様相を呈しています。
今日は唯一の予備日を使って休みにするかどうか迷いながら、斜里の方へと向かいます。
クルマを走らせていると雨は止み、わずかばかり青空も見えるようになってきました。
そして、札弦(さっつる)付近まで来ると車窓の右手に
裾野を広げた斜里岳がキレイに見えるではありませんか。
これで迷いはいっさい無くなり、意気揚々と登山口へ向かいます。
本日も登山開始は10時台。時間差登山が今回の北海道遠征では定番となりました。
あまり褒められたことではありませんが、
今回の北海道遠征ではいつの間にかこのリズムができあがってしまいました。
あっ、でも山頂付近では人が少なくていいんですよ〜。
スタートする頃には再び小雨がパラつき始めますが、
つい先ほどまで下から山頂を見ていた身としては、
「今はちょうど雲の中。標高を上げると雲の上に出るはず」と、
完全に高を括っていました。
十勝岳、雌阿寒岳と午前よりも午後の方が天気がよく眺望も利く
という展開が続いており、今回もそのパターンにうまく嵌まったと。
しかし、下二股から新道を急登し、尾根に乗っても一向に雨が止む気配はありません。
それどころかむしろ雨脚は強くなり、熊見峠ではレインウェアのパンツも
履かなければいけない状態に。
稜線に出ると眺望はそこそこありましたが、雨がヒドい。
上二股で旧道と合流し、沢の源頭部まで黙々と登ります。
景色を楽しむ感じでもなく馬の背を通過し、スタートから3時間足らずで山頂に到着。
写真だけ撮ってすぐに下山です。
上二股からはせっかくなので旧道を下ることにします。
雨は時間を追うごとに強くなり、水量の増えた沢の徒渉を幾度となく繰り返します。
木の枝を頼りにしたり、岩にしがみつきながらヘツったり、高巻いたり、
とてもスリリングで雨を忘れて楽しむことができました。
旧道は途中に次々と滝が現れ、見所の多いルートでもありました。
でも一般的には下りでは使わない方がよいかもしれません、特に雨の日は。
無事下山するも、こんな雨の中テントを張る気はまったく起きません。
クルマを走らせながら斜里のホテルに問い合わせすると
運良く部屋が空いており、お世話になることにします。
おかげで濡れたテントや溜まった洗濯物を一気に片付けることができました。
斜里の街で天気予報を確認すると、
明日朝には雨も止み昼頃には晴れ間も見えるとの予報。
しかし晴れはほんの束の間のことで、
明後日からは台風11号の影響で再び天気は下り坂とのことです。
ということで明日はお昼過ぎ頃にちょうど羅臼岳の山頂に立てるように計画して、
夜ゴハンに繰り出します。
これまではずっと内陸を旅してましたが、海がすぐ近くの斜里まで来たので、
お寿司を食べて眠りに就きました。
北海道遠征5座目にして、ついに雨に降られましたが、
旧道のせいでしょうか斜里岳は不思議と楽しかった思い出が残る山となりました。
前夜は、オンネトーのキャンプ場でゆっくりできました。
朝からあいにくの雨でしたが、ちょっとくらいなら、
登っちゃえ〜と思えるくらい、元気を取り戻しました。
結局はまともに雨に降られましたが、
こう毎日のように歩いていると、雨でも疲れを感じない。
むしろワクワク度があがってくる。
下山の旧道はスリル満点で、雨と沢の中じゃぶじゃぶ歩いてたのしかった〜♪
おしまい。
北海道遠征4コース目も楽しませて頂きました。
それにしても36年前の私の北海道遠征とほとんど同じコースですね。
利尻が抜けただけで(昨年行きましたね)順番も同じです。
阿寒が来たので次は斜里かな?と内心期待していました。
生憎天気が悪かったようで残念でしたが、斜里岳は1,500mクラスの山とはとても思えない程、変化に富んでいて楽しい山ですよね。
旧道沿いの沢は登山靴でも不思議なほど全然スベらなくて徒渉も楽々、沢登り気分で楽しかったので往復とも私はこのコースで行きました。(当時も新道は有りました)
斜里岳は登っても楽しいのですが、見る山としても大変素晴らしいと思います。
麓の網走から斜里にかけての海岸線から見る斜里岳は優雅な独立峰でちょっと見、利尻岳のように見えます。お気に入りの景色でずっと私のパソコンの壁紙に使っています。
この夏、私は空振りだったのですが、danyamaさんたちの北海道遠征のお陰で本当に楽しませて頂きました。ありがとうございます。
日程的に今回の遠征はこれで最後でしょうか?
もう1座有るのかな~と期待しています。
yamayaさん、こんばんは〜
そうなんです〜!!!
きのうのyamayaさんの36年前の遠征コースといっしょだな〜って思っていました。
ご想像のとおり私たちの遠征ファイナル登山も、
そうです!あそこです
いまdanyamaが一生懸命、レコ書いています。
すでに記憶があやふやで、若干、遭難気味のようですっ
斜里岳は、yamayaさんは登りも下りも旧道だったんですね。
下りは滑りにくいとはいえ、かなりスリリングでした。
全身ずぶぬれになることも気にしていられないほどでした。
でも無事下りてみれば、今や楽しい思い出!!!
雨だったけど、充実の斜里岳でした。
あー、でもやっぱり叶うなら、晴れた日にもう一度行きたいです
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