恐怖を乗り越え、南アルプス南部随一の展望台へ、笊ヶ岳!!


- GPS
- 10:58
- 距離
- 22.2km
- 登り
- 3,396m
- 下り
- 3,380m
コースタイム
- 山行
- 10:01
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 10:54
天候 | 最高の無風快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ピンクテープが多数あり、登山道は明瞭。林道終点から広河原までは所々危険箇所あり |
その他周辺情報 | ヴィラ雨畑すずの湯(550円) |
写真
感想
「ざるがたけ」の名前を知ったのは恐怖とともにだった。
2021年5月、Tommyさんのコメント欄が賑わっていた。どういう経緯で僕が彼の「やっと着いた…笊ヶ岳」のレコに辿り着いたかは覚えていない。カバー写真は山頂標識に手をかけ、疲れ切ったポーズ。累積標高を見ると3000メートルを超えていた。ただそれよりも、どうやらその日に同じく笊ヶ岳に登った登山者が遭難してしまったらしい。遭難者の友人が消息を追うためにTommyさんに質問したところから、彼のコメント欄が情報掲示板のようになっていた。それ以来、「ざるがたけ」というとても読めない山は、危険な山として僕の頭に刻み込まれた。
週も半ばを過ぎ、最近山行が続いているので今週くらいゆっくりしようかなと思っていた。先週の日曜日に「阿寺の岩場」でのクライミング講習で、特に落ちてもいないのに左手首を痛めていたのもある。しかし、天気予報を見ると、この土曜日はまたサイコーの無風ポカポカ天気だった。一方で日曜日は荒天予報でアルプスは大雪になる恐れがあるようだ。最近、修理に出していたTXガイドがやっと戻ってきたので、その今シーズンの履き納めもしたい。悩んだ挙句、日帰りで土曜日に山行に繰り出すことに決めた。
「どこに行くか?」
宇多田ヒカル山以降、僕の脳に特に刺激を与える山はなかったが、笊ヶ岳は常にヤバイ山として水面下に潜んでいた。てつさんには、「この山(笊ヶ岳)は山梨県側の広河原から登ってこそですよ」と言われていたので、登山口までGoogleマップで調べる。すると、2時間半弱と出て「おー!これは近い😂(あくまで登山者目線)」と一気に笊ヶ岳が水面上に浮上した。問題は、平日の睡眠不足と痛めた左手首で笊ヶ岳に登頂できるのか?ということだった。この時はまだ「笊ヶ岳は危険な山」という先入観を持っていたので、それも不安だった。レコを適当に検索すると、今週の水曜日のたけんさんのレコにヒットした。タイムは9時間ちょっとで、「あれれ?この山意外に登れるぞ!!」とある。彼はトレランっぽい雰囲気で、チェーンスパイクは全く必要ないともあった。その後晴天続きだったことを考えれば、天気だけではなく登山道のコンディションもサイコーということになる。「12時間で戻ってこれるかな…」。4時スタートで、また自分に都合のいい「x0.9」で登山計画を作ると、12時間48分で午後5時前に帰って来れそうだ。登山口まで自宅から2時間半なことも考慮すると、4時スタートもそんなに負担ではなさそうだ。「自分の体が3000メートルの登り下りに耐えられるか試してみるかな…」。結局、眠さに耐えれず、自宅を2時半に出て、登山スタートは5時半になってしまった…。
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