朳差岳(頼母木小屋で一休み)


- GPS
- 07:40
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 1,886m
- 下り
- 1,900m
コースタイム
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 8:54
天候 | 曇りのち晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
足の松尾根は3-4カ所の岩場注意ポイントあり。しっかりしたロープが張ってあります。 |
その他周辺情報 | 胎内ヒュッテの日帰り入浴は16時まで。大人600円。 |
写真
感想
お盆休みは天気が悪いようだし墓参りもあるしで、14日しか山には行けない。前夜家に帰ったのは8時半過ぎ、急いで夕食と準備を済ます。目指すは未踏の朳差。
幸運にも2時前に起きることができた。2週間前の石転び沢は寝坊が響いて下山が遅くなったから、遠い飯豊を登るには早起きが条件である。胎内ヒュッテ到着は5時半。強々打破とリポDスーパーで気合いを入れる。20台ほどが駐車済みだがこれから登らんとする人は6人ほどで、5時50分のタクシーには4人が乗車した。同乗の2人は小生と同じく朳差日帰り、1人は本山までの縦走で皆さん飯豊のベテランのようだ。5分ほどだろうか、3kmの林道を遡り登山口に到着した。
登山口から3分ほど進むと急登開始。木の根で歩きにくい急傾斜を手を使いながら突き進む。数カ所ある岩場やヤセ尾根では少し緊張。左の鉾立峰に続く尾根や、右の二ツ峰の美しい胎内尾根など素晴らしい眺めが少しは癒してくれる。姫子ノ峰から少し楽になるかと思いきやまだまだで、クライマックスは徐々に近づいてくる西ノ峰の登りであった。今回一番キツかったところはここのような気がする。やっとの思いで西ノ峰を登れば急に傾斜は緩くなり、朳差から地神山まで展望が広がる飯豊の稜線に到着した。ここからは穏やかな稜線歩きが始まり、鉾立峰を越えて朳差岳に達した。霞んではいるものの、本山や日本海が望めれば充分満足である。避難小屋で、神奈川から来た単独行の方と会話し、帰り道へ。できれば地神北峰まで行きたかったがどうも体調がイマイチである。このまま下山するのもヘバってしまいそうな疲労感は寝不足のせいなのか。水もかなり消費している。ということで、ここは地神山に向かうことは次に持ち越し、ゆっくり休めそうな頼母木小屋に向かうこととした。
疲れ果てた身にとって、頼母木小屋はまさに山中のオアシスであった。水は潤沢で、近くの沢から引いているとのこと(勿論協力金納めました)、ジュースやビールが冷やしてある(ジュース500円、ビール700円)。顔を洗って頭を存分に冷やし、2.5Lほど消費して心細くなっていた水を補充した。女性の小屋番さん、奈良から来た夫婦、ダイグラを登ってきた夫婦(スゴイ!)とおしゃべりしながら、そして朝日連峰を展望しながらの昼食は至極の一時であった(笑)。
心身ともに復活、おまけに天候悪化という予想は外れ、青空まで見えるようになってきた。名残惜しいが下山である。午前中より遙かに暑いが、水も時間も充分にあるのでゆっくり歩く。暑い暑い登山口では、頼母木小屋で話した奈良の夫婦と朳差での単独行さんの計4人が揃ったところにちょうどタクシーが到着。発車時間には早いが、運ちゃんに交渉したら送ってくれるとのこと。これは誠にラッキーで、お陰様で胎内ヒュッテの日帰り入浴に間に合うことができた。風呂でもタクシー同乗のお二人と楽しく会話、ぜひまた彼らに東北の山に来てもらうことをお願いして胎内ヒュッテを後にした。
足の松尾根に来たのは33年ぶり。死ぬほど疲れた記憶がトラウマのように残っている(笑)。当時は全行程が雲と雨の中の散々な縦走だったが、今回は展望だけでなく人との出会いにも恵まれた。飯豊の好印象は増えていくばかりである。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する