鳥海山 日向川支流ビヤ沢
- GPS
- 19:47
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 2,205m
- 下り
- 1,872m
コースタイム
天候 | 晴れ間覗くが基本的にくもり |
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過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
(GPS電池切れでルートの最後が表示されてないです。) ポイントはいくつかあります。 1.鶴間池から取水堰堤まで 鶴間池の池沢に沿って取水堰堤まで2.5万地図に波線ルートあるが、荒木沢(鶴間池への登山道)の分岐以降はヤブに埋もれるとか言うレベルでなく全く道がありません。 時間短縮の為GPSに頼って波線ルートをなぞりましたが、ヤブコギ&沢下降などで2時間を要した。(池沢下降とか池沢左岸を降りることも検討の余地有り) 2.1100mくらいの広い回廊の奥滝 左岸を小さく巻いたが悪かった。薮に埋もれた右岸のが良かったかも。 3.1520mの地図にのってる滝。 大股雪渓への最後の関門。左岸を小さく巻いたが薮までの最後の一手が悪かった。 なお、地図に載っているそのほかの滝は容易に巻ける 4.大股雪渓から行者岳 見晴らしが良かったのでRFは簡単(行者岳から新山方面途中の階段地点にヤブコギなし)だったが、ガスるとドコに向かうか見当も付きません。時期にもよるが、雪渓の縁を右へ右へと登って行き雪が無く薮もない容易な場所を詰め上げればイイと思う。 |
写真
装備
備考 | 反省点 ・天場で濡れた靴下を脱いだままでいたら足首を片足5箇所以上刺されて酷い目にあった。夜も足下が寒かったので替えの靴下を持つべきだった。 ・ザックに入れっぱなしのヘッデンが前の山行時に浸水していて電池が液漏&サビていた。予備電池で何とか復活したが毎回確認しなければならない。 ・ブキ(箸など)を忘れて苦労した。また、食料が不足した。 ・またも焚き火が失敗。燃えにくい木だったのか単にヘタなだけなのかよくわからない。 |
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感想
1-2日目:鳥海山沢登り
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-495446.html
3日目:鳥海山麓ハイキング
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-495660.html
4日目:月山羽黒コース8合目
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-495741.html
昨年、地図を買ったが法事のため延期した東北の名峰鳥海山への山旅。
当時は一般登山道による登山を計画したものだが、今は沢登りに傾倒している事もあって沢ルートを検討した結果、ビヤ沢が候補に挙がった。
(前書き)
仕事がなかなか片付かず若干遅れて愛知を出発、山形(と秋田の県境)まで長い道のりを仮眠しながら登山口へ。
盆休み中は天気が悪くニュースなどでは「西日本から東北に掛けての日本海側は突風や雷雨にご注意ください」と何度も繰り返し伝えてきたが、何度も繰り返し天気が持つことを祈った。(普段の行いはさておき、まあまあ祈りは届いたようだ。)
一般登山では登山口となる湯の台口に下山用の自転車をデポして私の登山口である「鶴間池のぞき」にやってきたのが10時前。
鶴間池に行くと言うおじさんに「ドコに行くんだ?鹿ノ俣川か?ビヤ沢?変わってるな?」ととにかく疑問に満ちた言葉に送られて出発。
鶴間池は上部雪渓から水を集めブナ林に囲まれ落ち着いた雰囲気に満ちていた。
ただでさえ素敵なのに紅葉時はそれに輪を掛けて美しくなる、帰りに寄った温泉での写真をみた感想ですけど(汗)
さてこの先、鶴間池から波線ルートを通ってビヤ沢出合付近の取水堰堤まで行くのは我ながらナイスアイデア。これに道が付いていたら言うこと無かったのだが(涙)
鶴間池から標高差300mの「下り」に2時間、無理に波線を追わなくても普通の沢下降でも良かった気がしています。
堰堤からビヤ沢出合は目と鼻の先、堰堤上を歩いて対岸に渡りビヤ沢入渓。
序盤は巨石がゴロゴロ、水量は普通で淡々と詰めてゆき、地形図上の最初の滝に出会ってからは適当な間隔で滝が現れて飽きさせません。
ビヤ沢出合から3時間、標高差300しか登っていない800m付近 増水しても簡単に逃げられそうな地形でもあったので初日の行動を終えた。
2日目
虫に悩まされながら準備をして出発。
序盤は平流、滝も出てくるが容易で時間も距離も稼がせて貰う。
地形図上の2個目の滝は容易であったが、しばらく進んだ1100付近の滝は両岸が立っており見た目でいやらしい。
近寄ってみても下部がハングしているので直登は無理、サイドの岩場を利用して巻きに入るがあまり良くはなかった。
滝の先からはこの沢の良ポイント連瀑帯に突入、美瀑もさることながら徐々にアルペン的に景観が変わって行くので興奮度合いも増してゆきます。
雪渓が現れ始めるとその奥には地形図上の最後の滝となる。
この滝はその上部の大股雪渓の広い斜面から集めた雪解け水を吐き出す一条の滝。
高さはさほどではないが一点に絞られたその落ち口への巻きは(ルート取りにもよるが)一番悪かった。
滝上、上を見上げれば広い斜面にべったりの雪渓。外輪山までの標高差600mを快適に詰め上げる思いでいたのだが、バテバテとなってしまい遅々として外輪山に近づかない、これほど長い600mは記憶にないが多分忘れているだけだろう(笑)
チョウカイアザミなど踏まないように慎重に詰め上げると、そこには今まで詰めてきた斜面とは異なる荒々しい山岳景観が目の前に広がっていた。
「名峰」の定義は人それぞれ、私にとってのそれは荒々しい山肌をさらした絶景を伴う物がそれに当たる。
心地よい疲れとは言い難い程バテバテの足取りで無事周回を終えた鳥海山。
見て良し、登って良しの名峰でした。
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