釈迦ヶ岳、黒岳〜森の妖精に惑わされ、林道歩きで芸者に逢う


- GPS
- 06:12
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,046m
- 下り
- 1,037m
コースタイム
(展望台で昼食後、一旦1700m地点まで下り再び展望台までストック取りに帰る)
13:27黒岳-14:00破風山-14:16新道峠-14:24〜37林道(下り口を求め逡巡)-15:32林道経由上芦川登山口
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
上芦川から稜線まで:途中までは車道、山道に入った当り少しだけ道に草が被る 釈迦ヶ岳山頂付近:ロープ設置場所もあるが、岩場も緩く容易です 新道峠:峠直下の林道から芦川へ下る道を見つけられず、迂回する林道を下りました 他はコースも明瞭で問題なし |
その他周辺情報 | 登山口、コース中に水場、トイレなし※ (※:林道途中ならトイレはすずらん群生地の駐車場にあるはず) |
写真
感想
今年最大の目標のタカネマンテマを見に北岳に行く予定が、仕事や台風で流れた。もはや遅いかもしれぬが、この週末が最後のチャンスだったが、天気が不安定そうで断念。まだ、天然ものを見たことがない森の妖精に逢いに行くことにし、御坂へ。
釈迦ヶ岳は。登路に採った道が登山口に駐車場がないせいか、余り歩かれていない様子で、以前登った時より若干荒れた感じ。頂上まで誰にも逢わなかった。ほとんどがどんべい峠やリンドウ畑から登るようです。
富士も見えず、黒岳、節刀ヶ岳方面も頂上は雲を巻いているが、一部青空も覗く。頂上で休憩していると空身の少年(12,3歳位)が登ってきた。
「一人?」
と尋ねると、
「家族と一緒」
との答え。その5分後にどんべえ峠方面に下って行くと、15分近く下った所でやっとその家族とすれ違う。
「(お子さん)頂上で首を長くして待ってますヨ」
と声をかけると、
「(頂上まで)後どのぐらいですか?」
「(足取りを見て)あと25分から30分はかかるかな〜」
「えーっ!」
ちょっと、離れすぎですよ、ご両親。
標高が足りないので、暑さを懸念したが、天気が良くないのと、稜線上は結構風があり、比較的快適。でも黒岳の登りは存外絞られた。
黒岳のレンゲショウマは、群落と言えるほどの密度ではないが、黒岳山頂周辺から新道峠までそこここで見られました。好きな花の一つフシグロセンノウもけっこう咲いてました。
盛夏の低山花ハイクの成果に、まあ満足して、新道峠から芦川への下山に移りましたが・・・・、落とし穴が待っていました。
峠直下の林道に出たのですが、そこからの下り口が分かりません。右往左往探しましたが、道を見つけられず、あきらめて大回りする林道を歩くことに。林道沿いにはヒヨドリバナが多く、アサギマダラやクジャクチョウなどを見られたのがせめてもの慰めでした。
林道を下る途中、yamahiroさんのレコで見たスズラン型の街灯を発見!覗き込んでみましたが、白熱電球ではなく、どうも電球型蛍光灯のように見えました。
やっと駐輪場所に戻り着く頃、空模様が少々怪しくなってきました。温泉・美味いもんは我慢して帰路を急ぎます。河口湖で渋滞、山中湖で濃霧につかまりペースダウンしたためか、山伏峠手前から道志間で霧雨に降られましたが、裏道も駆使しながら7時過ぎには横浜の自宅に到着。自宅到着と同時にしばし本降りとなりました(ナイス!)。
ただ、なんだか妙に足の付け根に痛みがあり、歩くと痛い。風呂に入ってビックリ。足の付け根が真っ赤になり、特に右足は饅頭大に膨れています。どうも、下着の縫い目でこすれた、激しい股ズレの様です。最後の林道歩きが意外に暑く汗をかいたのも原因でしょうか。日曜日は天気次第では別の軽ハイクも、のもくろみはあっさり消え去りました。
それにしても、レンゲショウマもフシグロセンノウも、標高は大して変わらないのに釈迦の稜線では一輪も見かけませんでした。何が違うんでしょうね。
コメント
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レンゲショウマ、地元の山では見れないので
いいものを楽しませて頂きました。
フシグロセンノウの色は、秋近しな
和風な色で、好きな花です。
林道歩き、つい、侮ってしまうんですよね。
皮膚炎と腫れ、早く落ち着きますように。
komakiさん、コメありがとうございます。
そうですか、愛知周辺ではレンゲショウマ
東京近郊では、本当の意味で自生かどうかは疑問もありますが、超有名な(奥多摩の)御岳山や高尾を始め、数はそう多くありませんが、何か所か(三つ峠とかこことか)自生していると話題に登ってる山域もあります。
もし、お近くに適当な自生地がないならば、いずれも気合を入れて登らねばならない場所でもありませんので、”東京出たついでにレンゲショウマ撮っちゃいました”的な、ライト遠征のご企画などいかがでしょう
ただ、レンゲショウマの花期である盛夏は、大概の方はもっと高い(=涼しい)所
それが森の妖精の怒りを買って、帰り道を幻惑されたのでしょうか
おかげ様で、股ズレ順調に回復中です
odaxさん、こんにちは〜
今日もまたclioneさん&masataroさんレコでodaxさんを確保しました
なんとニアミスだったんですね
40枚目のお写真、clioneさん達のお写真と構図がそっくりですね
ひょっとして・・・じゃなくてまさに同じ個体ですね
レンゲショウマ、一昨年の三頭山、昨年の黒岳共に行くのが遅すぎて時期を外してるワタクシ、ついにodaxさんに先を越されてしまいました
釈迦ヶ岳も登れるこの周回コースもいいですね
でも、最後に迷いやすい箇所があるんですか?
来週ぐらいにレンゲショウマを見に行けたらいいのですが、想像しただけで暑そうで汗かきのワタクシにとっては苦行以外のなにものでもありません
FRESCHEZZAさん、物好きにもこんな拙レコへのご来訪、ありがとうございます。
ハッハッハッ、お先に失礼しました
しかしなんですね、一昨年、小生も三頭山で落ちる寸前の咲き残りを見たんですが、どうも行先が被っていることが多いような気も
被っているといえば、40枚目の写真、実はmasa&Cliさんのレコ画面を写真に撮ったもの・・・・ではありません。黒岳頂上に数株のフシグロセンノウがあったのですが、これが一番キレイでしたので、誰しも同じものを撮るのではないかと。
今年ダメなら、来年是非レンゲショウマを見に行って、大汗かいてください
odaxさん、こんばんは!
黒岳の展望所にいた二人組が私たちです
後ろから熊鈴をリンリンならして来たソロの男性…
すぐにいなくなってしまったので不思議に思っていたのです。
忘れ物を取りに来たのなら納得ですね〜
odaxさんが気付いてくれたら初対面が叶ったのに
レンゲショウマ、かわいいですよね。
こんなのが山に自生しているなんて、信じられませんね
面白いのは私たちの写真とodaxさんの写真がかぶっていること。
FREさんのご指摘のフシグロもそうですし、ラッパ茸も
同じ視点で植物を見ていますね。
わたし、まだクジャクチョウを見たことないんですよ〜
アサギマダラも加わって、素敵なレコだと思いました
masataroさん、コメありがとうございます。
そうだったんですね〜。ストックを取りに戻った際、男女の二人組がちょい先に展望所に着いたのは気が付いてましたが、ちょい手前の樹の枝にストックが掛けられていた(小生が展望所にいた時、一緒にいた三人組の方が掛けておいてくれたものと思われます)ため、挨拶もせずそのまま引き返しました。まさに、ストック(棒)とってすぐ転回した、”転棒所”となってしまいました
レンゲショウマ、小生の中では、超小型の杖提灯のイメージなんです。もし、ホタルがあの花の中に入って森をぼんやり紫色に照らしたら、ちょっといいと思いませんか
クジャクチョウは、山歩いてると結構出逢う機会ありますよ (小生は、だいたい毎年見てます)。花
odaxさん 妖精に会えてよかったですね。
あの子たちはかわいいったらありゃしない
風があるとないとでは汗の吹き出し方がこんなに違うのか…
低山恐るべしですが、夏なんでこんなもんです
お盆休みがあるわけではないので夏の近場低山慣れしてきました
私も真ん丸蕾をつけた長い花穂気になってまして
サラシナショウマではないかなと思いますが。
ツリーハウスが作れそうな木も撮ってましたね。
同じ花・木を数時間?数十分の違いで見ていたかと思うと
おもしろおかしです
私たちも下山後のビールを楽しみにしていましたが、
残念な結果になりました
股ズレお大事にしてください…
clioneさん、御尊顔を拝するまたとない機会を逸してしまいました
2年越しの目標、タカネマンテマを断念し、(代替として○○を計画したが、これも断念し)失礼ながら、第三候補のレンゲショウマの計画を急遽上げた時、思い出したのが、masa&Cliさんの去年?一昨年?の黒岳行。おかげで、森の妖精には逢うことができ、へたくそながら写真
ですが、やはり季節が悪かったのか、氷の妖精にはちょっとのズレで、”逢えなく”すれ違いでしたね
まあもっとも、たとえお逢いできても、いい加減な花名を付けて(今回も”タチフウロも美しい♪〜”→× などと)ばかりの親父ですので、じかにお叱りを受けるのが関の山かと
おかげ様で、股ズレは赤みを残してほぼ全快しました。ですが、次に山でお会いする機会があっても、”またズレ”
花鳥風月トンチンカンな私が言うのもなんですが、今年は多いんですかね? いろんなレコで見掛ける気がします。
マスターの庭で、マスターらしいレコ。いいですねぇ。次は黒川鶏冠山あたりですかね?(ヽ゜ω゜)ノ
derakkumaさん、こんばんは。
アサギマダラのレポ、多いですかネ?アサギマダラは、初夏から夏場にかけて、山中では普通に見られる蝶の一つですよね。本レコにも登場する、クジャクチョウも時々見ますが、これよりも多い位。まあ、確かに写真
ところで、小生らしいレコといいいますが、自覚症状ないんですけど、どのあたりなんでしょうね
.▲廛蹇璽舛スクータで何時間も、読んでるだけで尻が痛くなる
踏破距離がユルなのに、スピードがけつ蹴飛ばしたくなる程ダルである
レコ写真に、気持ち悪い
せ街垠弉茲ズサンで、レコ
御坂山系ですか、天候不安定の中、まあまあの天気で良かったですね。富士の眺望は残念でしたけど。
蝶の写真ですが、良く撮れていますね。何度か蝶の写真を撮ってみようとした事もあるのですが、どうしてもうまく撮れません。我慢しているとどっかに行っちゃうんです。何かコツがあるのでしょうかね?
kyenさん、コメありがとうございます。
天候ですが、今回は花メインで、眺望は二の次でしたので、さほど残念ではありません。それは富士は、日本一で世界遺産ですが、逆に見る・撮る機会はいくらでもあるので、小生にとっては、綺麗に見れたらまあラッキー位の感じです。山の愉しみである、山岳展望での山座同定も、富士山の場合ほぼフリーパスですし・・・・(←マイナー志向です!)。
蝶の写真
なお、意外と人に寄って来て止まる蝶もいたりしますよね。汗(塩分)に誘われて来るのもいるようです。ですので、蝶寄せの秘技として、地面におしっこをして寄ってくるのを待つ
odaxさん、こんにちは。
探しても分からなかった花の名前。
odaxさんのレコ見たら載ってました
レンゲショウマも活き活きとしてますね〜!
ストックを忘れたことは早く気付いて良かったですね。
私は大菩薩峠の駐車場に忘れ翌日行ったら無くなってました
お体の腫れもお大事になさってくださいね
makoto1959さん、コメありがとうございます。
花の名前ですか〜、結構間違いありますし、あまり充てにしないでくださいね〜
それでよければ、ドーゾ、ドーゾ。
”まーまーこんな”もんでよければ、という感じでしょうか
しかし、最後に暑い
ぼやいていると、細君がボソッ
細君:「そりゃ、太ったからでショ(ピシャリ!)
odax:「
・・・・君には、言われたくないんだけど・・・・」
odaxさん、こんにちは
deraさんのコメントにもありましたが、とてもodaxさんらしいレコですね。マタズレの落ちも良い感じのアクセントです(失礼)。
花だけでなく蝶にも造詣が深いようで勉強になりました。私には豹柄で茶色の蝶は同じように見えて区別がつきません
カエンタケとされているキノコはホウキタケの可食タイプと思います。本物は触っただけでも炎症を起こしますので、近接撮影は危険です。
shami茸舞スター
虫たちは、昔虫オタクでしたので、今もかなり細かく照合し、分類をつけるのです
が、花は結構当てずっぽう。知ってる花にちょっと似てたら、それまで
だが、茸に至っては、知ってるものが少なすぎで当てずっぽうもできないほど。
カエンタケは、名前通りそのオレンジ色の炎のような姿が記憶にあったので、
オレンジ繋がりだけで、調べもせず書いちゃいました
ほう、”ホウキダケ”ですか?なるほど、なるほど、
え
それが、その、・・・・そう簡単には変えんタケ・・・・
ウソウソ、さっそく修正しまーす
キノコ達、odaxには外人さんの顔のごとく、色の違い以外はどれも同じ様に見えます。
カエンタケに限らず、うっかり触ると火傷するかも
歩かれた地図を見て「面白いルート取りだな・・・
何やら乗り物に乗って座席で使う空気枕型に似てるような気がしてなりません
拙者も二日後に、御坂峠を挟んで反対側の山で、初めてレンゲショウマなる花を見ました。
昔は、「ホシヒュウマ」をよく見ていたのですが
股ズレ・・・お〜、拙者の場合は、パンツビショビショ(⇒お漏らしではありませんよ、汗、汗でです
yamabeeryuさん、コメありがとうございます。
新道峠からの下り、道間違えなのか、見落としなのか。現在位置はしっかりGPSで確認しましたが、持って行った地形図に記された登山道ルートの付近にはそれらしい痕は見つかりませんでした(登山ルートの記載がずれていることも時々ありますが・・・・)。まあ、あまりのショートお気楽周回プランに、少しお灸をすえられたのかな
ルートが空気枕ですか、とすると空気抜け気味ですかね
もっとも、目的地に、直接届かず大回りするあたりは、まるでヒュウマの父ちゃんの
得意技、「魔送球」のようでも
こんばんは。
先ほどは私のレコへコメントいただき、ありがとうございました
レンゲショウマをはじめ色とりどりのお花に、クジャクチョウやアサギマダラなど華やかなレコですね
フシグロセンノウもこのあたりは多い印象を私も持っています
そして、どの写真のお花も状態がとても良いですね
数多くある中で厳選して撮ってさらにその中から厳選してアップしているのではないか?と想像します(^^)
写真69はシャボンソウ(ソープワート)かなと思いました。
お花は石鹸の香りがして、ホームセンターのハーブコーナーで売られているような代物です。残念ながら外来種ですが・・。
また、今後ともレコ参考にさせていただきたいと思います
今シーズンのタカネマンテマは、あきらめました。
今年、北岳のレコにはずっと注視していたのですが、kiyoponさんのレココメにもあったとおり、タカネマンテマのレポを一向に見かけず、「スワ、盗掘で絶滅か
シャボンソウ(ソープワート)ありがとうございます。やはり園芸品でしたか。
タカネマンテマのレポに、思わずコメントさせていただきましたが、kiyoponさんお若く、パワフル
小生のレコ
あれあれ、凄い数の花なんですね。
私が高尾山で数稼ぎしたときには、
むりやり探しだした雑草のようなものも結構あったのですが、
こちらではどの花も相応の大きさで形もよく・・・
夏の御坂界隈も「あり」ですね〜
フシグロセンノウも花びらがいたんでおらずいい感じ
スズラン型の街灯、実物ご覧になったんですね
中の雄しべ、雌しべまでしっかりチェックされるとは
さすがodaxさん、頭が下がります・・・
股ズレは、実は私も長距離歩くとなるんです。
あまり大きな声で言えませんが、お尻も痛くなるんです。
お互い気をつけましょう
おつかれさまでした
暑さに激弱
スズランの街灯、「オーこれか」と思ったので、もちろん確認しましたヨ
股ズレは、股間の摩擦に皮膚が負けるのが原因ですが、過去に登山中経験がないわけではない。振り返ってみると、共通項が見えてきます。
_蔀紂淵僖鵐帖砲古くなり毛羽立ってきている「摩擦係数上昇」 ←今回これかな
夏場で大汗をかいて皮膚がふやけ「摩擦面の強度低下」 ←さすがに林道は暑かった
これに加えて
D垢の啼司發(=振幅・振動数上昇)に伴う「運動量上昇」←これも関係してるよな〜
うんうん
(動)摩擦力に運動量は関係なく、荷重(垂直に働く力)に比例するんだったよ〜な・・・・
とすると、→×??
やっぱ太ったせい
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