【過去レコ】花で人気の御池岳・鈴北岳


- GPS
- --:--
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 784m
- 下り
- 785m
コースタイム
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 5:25
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
最初は岩村の三森山に登る予定であったが,あまりにも天気が良さそうなので,前日の夜に急遽計画を変更した.
5時半に岐南を出発.吉野家で腹ごしらえした後,関ヶ原から国道365号を南下していなべ市に入る.黄金大橋を渡ったところで306号へ右折すると,山道となりグングン高度が上がる.コグルミ谷登山口の近くにも駐車スペースがあるが,下山したあとに鞍掛トンネルから車を回収に戻るのが嫌なので,トンネル近くに車を置くことにする.トンネル脇にはすでに5台ほどの車が停まっている.ウォーミングアップを兼ねて林道を登山口まで歩いて戻る.
コグルミ谷登山口の傍らには「心の山」と刻まれた石碑が建っている.谷は石灰岩のゴロつく涸れ沢であり,ガレガレで大変歩きにくい.途中で谷の左岸に上がるが,道幅が細く,足を滑らせると谷に落ちていってしまいそうである.20分程進むと,タテ谷コースとの分岐.ここで初老のおじさんに出会うが,「谷が荒れている.ルートが以前と変わってしまっている.」と言っていた.ルートが変わってしまったからか,踏み後が薄く,足元が不安になるが,赤布を確かめつつ慎重に登る.ガイドブックによれば,花が多い場所のはずであるが,全く見当たらない.
長命水でひと休み.「1口飲めば疲れが吹き飛び,2口飲めば1歳若返る」と書いてある.水を飲んで一服していると,先程のおじさんが追いついて来て,近くに咲いている「エンレイソウ」やここからのルートについての注意点を教えてくれた.「この先5分のところで谷が崩壊のため注意」の看板に脅かされるが,浮石に気を付けて登っていくと,左の山に取り付く.谷と離れるとすぐに5合目.ここからはようやく安心して歩けるようになる.山腹をジグザグに登り,高度を上げていくと県境稜線にある天ヶ平に出る.天ヶ平は別名「カタクリ峠」だが,カタクリの花は全く咲いていない.どうやらまだ早すぎたようだ.ここから県境稜線を西に進むと,真の谷に合流し,苔むした石灰岩の谷を緩やかに丸山分岐まで登っていく.天気は申し分なく,気持ちが良いが,ルートが単調でやや味気ない箇所である.丸山分岐からは残雪の中を急登し,丸山に達する.展望はあまり期待していなかったが,恵那山・中ア・御嶽・乗鞍・白山・能郷白山・伊吹山と抜群の展望である.中でも白山はまだかなりの雪を帯びて,ゆったりたたずんでいる.
軽く食事をした後,ボタンブチへと向かう.悪天候時には方向を失いやすというとおり,分かりづらいルートであるが,薄い踏み跡と赤ペンキをたどってボタンブチに立つ.ここは南側が切り立った崖となっており,大変展望が良い.天狗の鼻越しに琵琶湖が望め,竜ヶ岳〜釈迦ヶ岳〜御在所岳〜雨乞岳の山容,伊勢湾へも眺めが広がる.
丸山まで戻り,樹林帯の中,高度を下げながら鈴北岳を目指す.真の谷からのコースと合流すると道が平坦となり,歩きやすくなる.カレンフェルトやドリーネが点在する鈴北岳山頂付近は草原のようでハイキング気分である.途中,日本庭園の看板があるので立ち寄ってみるが,どこのことを指すのか今ひとつ分からなかった.
鈴北岳山頂に立つと,予想外の最高の眺望が得られた.琵琶湖・霊仙山・伊吹山・白山・乗鞍・御嶽・養老山地.とくに先月登った霊仙山が大きく望まれる.大勢の人が昼食を摂って寛いでいた.
下山は県境稜線を鞍掛峠へと下る.ササに囲まれた道がいつの間にか雑木林となっていた.こちらには比較的花が多く,キクザキイチゲ・カタクリ・ミヤマカタバミなどが見られる.鞍掛峠からトンネルまではザレた道であり,疲れた足には要注意であるが,花が多いので癒される.コグルミ谷登山口まで多くの車があり,70〜80台はあったろうか?驚きである.
帰りには以前から気になっていた大垣城に立ち寄ってから岐阜に戻った.
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