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記録ID: 497941
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ハイキング
東海

鳳来寺山 玖老勢のホソバシャクナゲ

2014年05月03日(土) [日帰り]
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bool その他3人
GPS
--:--
距離
7.4km
登り
638m
下り
634m

コースタイム

日帰り
山行
5:00
休憩
0:50
合計
5:50
10:00
20
スタート地点
10:20
10:30
110
利修仙人護摩所
12:20
10
12:30
13:10
10
13:20
70
14:30
80
玖老勢峠
15:50
ゴール地点
利修仙人護摩所から東海自然歩道のある尾根道までのルートはやや難易度高めです。
季節の花や雄大な景色を楽しみながら、小まめに休憩を挟むと良いでしょう。

帰り道の玖老勢峠から先も、やや緩いとはいえ長い坂道が続くので、
足を痛めないように気を付けて。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
JR本長篠(ほんながしの)駅からバスで「玖老勢(くろぜ)」下車。徒歩で登山口へ。
※今回は自家用車で登山口まで移動。
コース状況/
危険箇所等
登山口から利修仙人の護摩所までは里山を歩きます。
標識もありますので道迷いの心配は無く、危険はありません。

しかし護摩所から先、山頂までは滅多に人が通らないバリエーションコースです。
急登やロープの無い岩肌などをよじ登る箇所もありますので、
このコースを挑戦される方は万全の装備を整えたうえで、自己責任で。

鳳来寺山の山頂〜玖老勢峠までの尾根は東海自然歩道を通ります。
階段や手すりが設置され、非常に歩きやすい道です。

玖老勢峠〜登山口までの下山道は、あまり人気の無い林道が続きます。
特筆するような危険箇所はありませんが、沢沿いを歩きますので足元に注意してください。

コース全般にわたって(山頂の広場を含む)トイレはありません。
自販機や水場もありませんので、食べ物と水分は事前に用意しておきましょう。
その他周辺情報 自家用車でお越しの場合は、鳳来寺山南麓の湯谷温泉が最寄りの温泉です。
「ゆ〜ゆ〜ありいな」という施設で立ち寄り湯ができます。

また三遠南信自動車道 鳳来峡IC近く、
国道151号線沿いにも名号温泉「うめの湯」という日帰り温泉施設があります。
登山口、玖老勢(くろぜ)地区から護摩所までのルートは、「利修(りしゅう)仙人コース」という名前で整備されています。
登山口、玖老勢(くろぜ)地区から護摩所までのルートは、「利修(りしゅう)仙人コース」という名前で整備されています。
利修仙人の護摩所。
利修仙人は鳳来寺山(ほうらいじさん)を開山したとされる伝説的な人物で、病を治したり空を飛んだりと、超人的な力を身につけていたといいます。
この石像は江戸時代に地元の人によって安置されたものです。
「仙人コース」はここが折り返し地点となっており、この先はバリエーションルートです。
利修仙人の護摩所。
利修仙人は鳳来寺山(ほうらいじさん)を開山したとされる伝説的な人物で、病を治したり空を飛んだりと、超人的な力を身につけていたといいます。
この石像は江戸時代に地元の人によって安置されたものです。
「仙人コース」はここが折り返し地点となっており、この先はバリエーションルートです。
ロープを頼りに、赤テープの指し示す先へと進みます。
ロープを頼りに、赤テープの指し示す先へと進みます。
尾根に出ると、鳳来寺山の山頂や玖老勢の町が見えます。
また、このあたりから後述のホソバシャクナゲの姿を見ることができるようになります。
尾根に出ると、鳳来寺山の山頂や玖老勢の町が見えます。
また、このあたりから後述のホソバシャクナゲの姿を見ることができるようになります。
鳳来寺山は岩肌の露出した箇所の多い山です。
足を滑らせないように、気をつけて進みます。
1
鳳来寺山は岩肌の露出した箇所の多い山です。
足を滑らせないように、気をつけて進みます。
これがお目当てのホソバシャクナゲ(細葉石楠花)の花。
静岡県西部から愛知県東部の極めて狭い範囲にしか自生していない珍しい植物で、環境省のレッドリストにも記載されています。
これがお目当てのホソバシャクナゲ(細葉石楠花)の花。
静岡県西部から愛知県東部の極めて狭い範囲にしか自生していない珍しい植物で、環境省のレッドリストにも記載されています。
本コース中、最も危険そうな岩登り箇所。
三点支持で慎重に登りましょう。
本コース中、最も危険そうな岩登り箇所。
三点支持で慎重に登りましょう。
足元で偶然見つけた、ユウレイソウ(ギンリョウソウ)。
キノコのようにも見えますが、腐生植物という種類の多年草です。
足元で偶然見つけた、ユウレイソウ(ギンリョウソウ)。
キノコのようにも見えますが、腐生植物という種類の多年草です。
東海自然歩道に合流。
これまでのルートに比べると、路地裏と高速道路くらい快適さが違います(笑)。
東海自然歩道に合流。
これまでのルートに比べると、路地裏と高速道路くらい快適さが違います(笑)。
鳳来寺山山頂。標高684m。
山頂は平たくはありませんが、ベンチがあって広場のようになっています。
ほとんどのハイカーは、鳳来寺本堂から登ってきていたようです。
鳳来寺山山頂。標高684m。
山頂は平たくはありませんが、ベンチがあって広場のようになっています。
ほとんどのハイカーは、鳳来寺本堂から登ってきていたようです。
山頂から東海自然歩道を北上して、玖老勢峠を目指します。
山頂から東海自然歩道を北上して、玖老勢峠を目指します。
ホソバシャクナゲが花盛りでした!
ホソバシャクナゲが花盛りでした!
玖老勢峠。
ここから西へ降りて、玖老勢の町に戻ります。
玖老勢峠。
ここから西へ降りて、玖老勢の町に戻ります。
しばらく急な傾斜が続きます。
滑らないように、慎重に。
しばらく急な傾斜が続きます。
滑らないように、慎重に。
このあたりは鳳来東中学校の演習林だったようで、石碑が立っています。
鳳来東中学校そのものは統合され廃校になったそうですが、管理は引き継がれているみたいです。
このあたりは鳳来東中学校の演習林だったようで、石碑が立っています。
鳳来東中学校そのものは統合され廃校になったそうですが、管理は引き継がれているみたいです。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 飲料 レジャーシート 筆記用具 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ
備考 護摩所〜山頂まではロープ場や岩登りの箇所があるので、軍手orグローブは用意しておきましょう。
また玖老勢峠からの下山道は未舗装の林道が続くので、ストックがあると足腰への負担が減って便利です。

コース途中に売店や給水箇所がありませんので、食べ物・飲み物は事前に調達しておきましょう。

感想

ホソバシャクナゲの花を見ようと、家族で山行したときの記録です。

鳳来寺山といえば、名前の由来となった鳳来寺から登るのが普通なのですが、
わざわざ玖老勢から登ろうとする人は、いったいどれだけいるのでしょうか?

ただ花を見たい、というだけならメジャーな山道を進めばよいだけの話ですが、
無駄に家族の冒険心が疼いたために、わざわざマイナーなルートを選んでの本格的な登山となりました。
おかげで東海自然歩道の部分を除き、一切、他人とすれ違いませんでした(笑)。

ですが、その甲斐もあってホソバシャクナゲの良い写真も撮れたし、
ユウレイソウを見ることができたのはうれしい誤算です。

それにしても、長く険しい山道を越えて東海自然歩道に行き着くと、
びっくりするくらいに歩きやすくて愕然とします(笑)。

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