ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4998761
全員に公開
雪山ハイキング
八ヶ岳・蓼科

本沢温泉から硫黄岳 強風に耐えて

2022年12月10日(土) ~ 2022年12月11日(日)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
10:39
距離
16.3km
登り
1,348m
下り
1,343m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:33
休憩
0:10
合計
2:43
距離 5.5km 登り 605m 下り 82m
11:57
46
12:43
12:44
10
12:54
12:55
27
13:22
13:23
6
13:42
45
14:40
2日目
山行
6:14
休憩
1:42
合計
7:56
距離 10.8km 登り 748m 下り 1,281m
6:50
13
7:03
7:04
48
7:52
5
7:57
8:33
63
9:36
9:40
44
10:24
10:35
2
10:37
10:38
40
11:28
11:39
17
11:56
12:11
47
12:58
11
13:22
13:23
26
13:49
14:02
7
14:09
14:10
36
天候 10日 晴れ
11日 雪時々曇り
過去天気図(気象庁) 2022年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
往き 中部横断道 八千穂高原インターより
帰り 中央道 長坂インターより
コース状況/
危険箇所等
1日目 本沢温泉まで、所々凍結がありましたが、ほぼ登山道は露出していました。
2日目 夜半から降り始めた雪で、ほぼ全行程が雪に埋まりました。夏沢峠まではゆったりしたいい道なので、滑り止めなし。稜線の山頂往復のみアイゼンを使用しましたが、強風のため岩が露出した部分も多く、歩きにくかったです。夏沢峠からは再び滑り止め無しで慎重に下っていきました。道は駐車場まで新しい雪が積もっているのですが、直前に小屋の荷揚げのブルが通過していたので、適度にこなれた感じで、丁度歩きやすかったです。
その他周辺情報 本沢温泉に宿泊しました。
温泉は、男女1時間交替でした。あたたまります。♨️
1日目。稲子湯から登ってきて、ミドリ池に到着しました。凍ったミドリ池の向こうは青空で、見えているのは、稲子岳ですかね。ここまできて、開放的な風景に出会える瞬間です。
1日目。稲子湯から登ってきて、ミドリ池に到着しました。凍ったミドリ池の向こうは青空で、見えているのは、稲子岳ですかね。ここまできて、開放的な風景に出会える瞬間です。
中山峠の分岐を経て、シラビソ平に入っていきます。平地を流れる小川は、あるものは凍り、あるものは雪の間を流れています。北八ッの森の逍遥を楽しめる素晴らしい場所で気に入りました。
中山峠の分岐を経て、シラビソ平に入っていきます。平地を流れる小川は、あるものは凍り、あるものは雪の間を流れています。北八ッの森の逍遥を楽しめる素晴らしい場所で気に入りました。
本沢温泉に到着。今日の行程はここまでです。止まると体が一気に冷え切ってしまい、入浴の時間が待ち遠しいのでした。
本沢温泉に到着。今日の行程はここまでです。止まると体が一気に冷え切ってしまい、入浴の時間が待ち遠しいのでした。
2日目の朝、あたりは真っ白でちらほらと雪が舞っていました。森閑とした森の中を、夏沢峠に向けて進んでいきます。
2日目の朝、あたりは真っ白でちらほらと雪が舞っていました。森閑とした森の中を、夏沢峠に向けて進んでいきます。
強風に何度もよろめきながら、やっと硫黄岳に到着です。真っ白ですね。
1
強風に何度もよろめきながら、やっと硫黄岳に到着です。真っ白ですね。
硫黄岳山頂は視界がありません。隣のケルンが霞んで見える程度です。ちょっとウロウロしましたが、すぐに方向感覚が怪しくなります。
1
硫黄岳山頂は視界がありません。隣のケルンが霞んで見える程度です。ちょっとウロウロしましたが、すぐに方向感覚が怪しくなります。
なんとか本沢温泉まで戻ってきました。ゆるキャン△の聖地となったので、りんとなでしこの、お出迎えの看板があるのですが、記念に写真を撮って帰ります。
なんとか本沢温泉まで戻ってきました。ゆるキャン△の聖地となったので、りんとなでしこの、お出迎えの看板があるのですが、記念に写真を撮って帰ります。
時折雪がちらつく中を、再びシラビソ平を通過します。昨日は道が出ていましたが、今はすっかり雪の下になっています。雪の森の中の流れに癒されます。
時折雪がちらつく中を、再びシラビソ平を通過します。昨日は道が出ていましたが、今はすっかり雪の下になっています。雪の森の中の流れに癒されます。
ミドリ池まで戻ってきました。一段と真っ白になり、稲子岳も霞んでいます。この後、帰りに麓から八ヶ岳を眺めると、周囲の青空とは裏腹に、八ヶ岳の山頂付近は、どこも重い雲に覆われていました。
ミドリ池まで戻ってきました。一段と真っ白になり、稲子岳も霞んでいます。この後、帰りに麓から八ヶ岳を眺めると、周囲の青空とは裏腹に、八ヶ岳の山頂付近は、どこも重い雲に覆われていました。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 携帯 時計 地図 コンパス 計画書 カメラ コッヘル ハードシェル バラクラバ オーバー手袋 アイゼン(12) ピッケル ゲーター ストーブ

感想

どこかで一泊して、八ヶ岳の稜線に立ちたいなと考えていました。テントも考えていたのですが、どうも手持ち装備に不安があり、小屋泊まりにします。ちょうどコースをいろいろ検討していた時、たまたま、ゆるキャン△の映画版をアマプラで初めて見て、山の中の温泉♨️に行くエピソードが始まり、もしやと思ったら、やはり本沢温泉なのでした。これも何かのご縁と、本沢温泉から硫黄岳のコースにしました。

本沢温泉までは、道路凍結の問題があって稲子湯から入って欲しいとのことで、ミドリ池駐車場に車を止めてスタートです。道は時々凍結していますが、ほぼ夏道が出ていました。急坂を登ってミドリ池に着くと、青空の下に稲子岳がきれいでした。シラビソ平に入ると素晴らしい雰囲気の道になります。小川は流れていたり、凍っていたり、北八ッの森の雰囲気が楽しめます。少し下って本沢入口からの道に合流すると、僅かで宿泊地の本沢温泉に到着。部屋に入るとすることも無く、時々温泉に入って時間を過ごしました。

翌朝は曇っていて、雪がちらついていました。硫黄岳の方はすっかり雲の中。とりあえず夏沢峠に向けて出発します。朝までに降った雪ですっかり白くなった道を登り、夏沢峠に近づくと、風の音が強くなってきました。そして風雪の舞う峠に着いて、さてどうするか、とりあえずお茶を沸かして一服しました。まずは、森林限界まで出てみようと出発します。ハイマツ帯に入ると体に強風を受け始めます。前半の急登は雪があまり着いていないので、アイゼンでガリガリと登り、ケルンを経て緩斜面に入ると、風が更に一段と強まりました。少し進むとよろけたりしてスピードダウン。ケルンの影が癒しに思えます。やっとたどり着いた山頂はやはり何も見えませんでした。

山頂で少しウロウロしましたが、なんとなく方向感覚が怪しくなり、長居は無用と下山します。次のケルンが見えるか見えないかという視界ですが、道沿いにロープがあるので、問題はありません。樹林帯に入って一安心。夏沢峠でアイゼンを外し、あとは滑り止め無しで下っていきました。昨日出ていた夏道も、登山口まで一貫して雪が積もっていて、さて車が出せるかどうかというのが一番の心配事です。そして山頂往復で疲れたのと、歩きにくい冬靴で雪道をダラダラと下ったので、下りは往きよりも時間がかかったようです。登山口に到着すると、幸い車の通行は大丈夫のようで、少しだけ雪が積もった場所もありましたが、問題なく降りてくることができました。

帰路の141号線は晴れ渡っていて、奥秩父の山々と南アルプス方面は全く雲がかかっていませんでした。しかし、八ヶ岳はすべてのピークが重い雲に埋まっていて、西からの風が雪を降らせています。富士山の方も雲に覆われていたようです。出発時の天気予報では、問題無さそうでしたが、今回はしっかり雪にはまってしまったようでした。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:343人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
天狗岳(みどり池・本沢温泉)
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら