源次郎尾根から剣岳山頂へ
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 1,155m
- 下り
- 1,157m
コースタイム
室堂9:40→剣沢BC13:30
■8月12日(火)
天候不良のため剣沢BCで停滞
■8月13日(水)
剣沢BC2:50→源治郎尾根取付4:00→喫ピーク7:20→曲懸垂下降点8:00→剣岳山頂9:12
→9:35下山開始→12:50剣沢小屋
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
バリエーションルートです。 喫への登りで、距離は短いですが、クライミングあり(うち、取り付き付近ルンゼは濡れていたのでロープ使用) 曲からの下りで懸垂下降約27m |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
2時起床、2時50分BC出発。剣沢雪渓の滝が露出している部分の少し上部からアイゼンを付けて雪上歩行を開始する。
4時頃に平蔵谷出合に到着し、源治郎尾根末端にある三角形の岩の横にある踏み跡から尾根に取り付く。
滑りやすい泥の踏み跡を登ると、10分ほどで濡れた岩のルンゼに突き当たる。
高さ5m程だが、濡れていて、軽登山靴の我々には少々嫌らしいので、ロープを出して突破する。
その後は、沢登りの巻きのような泥の踏み跡を登ると、やがて細い尾根筋に乗る。
この先は岩尾根の弱点を巧みに突いて、松の木を縫う様に付けられた踏み跡を辿る。
木を掴んで体を引き上げ、簡単な岩壁に突き当たっては攀じ登る。
1時間半程登ると、大分標高を稼ぎ、ハイマツの岩尾根になる。それでも見上げる喫頂上はまだ高い。
沢の詰めのような岩のルンゼ、草付きのザレた斜面を喘ぎながら登り詰めると、取付きから3時間強で喫頂上に着いた。
すぐに機Ν兇離灰襪縫ライムダウンし、曲へ向けてハイマツ交じりの岩尾根を攀じ登る。
30分ほどで曲ピークに達し、その後すぐに懸垂下降点にたどり着く。
ここまでに後続が2パーティいることが確認できたが、彼らより早く懸垂ポイントに到着し、待ち時間が無くて済んだ。
懸垂の後は遠くに剣山頂が見えているので、ザレた岩場を適当に踏みやすいところを探して登っていく。
あまりクライミング技術が必要なところはなく、ひたすら急な稜線歩きのようである。
1時間ほど登り続けると、登山者であふれかえる剣の山頂にたどり着いた。
30分ほど休憩した後、別山尾根から下山を開始する。ここは一般登山道なので技術的に難しい場所は皆無だが、
結構急な岩場を下っており、また前剣などの登り返しが結構あり、体力的に結構消耗する。
遮るものがない強い日差しと長い岩の道に辟易してきたころ、ようやく剣沢小屋に到着し、即ビールを購入。
みんなで剣登頂を祝って、千鳥足で剣沢のBCに戻った。
濡れたルンゼの登攀から始まり、松の木を掴んでの尾根登り。なんだか沢登りと尾根をミックスしたようなルートで
今までの経験にはない感覚だった。
喫のピークを踏んでからは、長次郎雪渓と熊の岩のテン場、八ツ峰などなどのスペクタクルな景観が広がり、最後は剣本峰に突き上げる
極めて爽快なルートだった。とにかく、山頂に着いた時は最高に気持ちよかった。
自分がイメージする「クライミング」のルートではないが、剣での一日を費やす価値のあるとても良いルートであると感じた。
この尾根があまりによかったものだから、なんだか八ツ峰の縦走も気になっている次第である。
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