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Yamareco

記録ID: 500246
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

源次郎尾根から剣岳山頂へ

2014年08月13日(水) [日帰り]
 - 拍手
sobacha その他3人
GPS
--:--
距離
5.9km
登り
1,155m
下り
1,157m

コースタイム

■8月11日(月)
室堂9:40→剣沢BC13:30

■8月12日(火)
天候不良のため剣沢BCで停滞

■8月13日(水)
剣沢BC2:50→源治郎尾根取付4:00→喫ピーク7:20→曲懸垂下降点8:00→剣岳山頂9:12
→9:35下山開始→12:50剣沢小屋
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
扇沢→室堂→剣沢でBC
コース状況/
危険箇所等
バリエーションルートです。
喫への登りで、距離は短いですが、クライミングあり(うち、取り付き付近ルンゼは濡れていたのでロープ使用)
曲からの下りで懸垂下降約27m
予約できる山小屋
2時起床、2時50分剣沢BC出発
まだまだ暗い雪渓歩き
2014年08月13日 03:27撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 3:27
2時起床、2時50分剣沢BC出発
まだまだ暗い雪渓歩き
剣沢と平蔵谷との出合いが源次郎尾根の末端
末端にある踏跡から尾根に取り付く
最初は濡れた露岩の登り(ロープ使用)や泥の道などを登り、やがて細い尾根に乗る
細い岩尾根には明瞭な踏み跡があるが、松の木を縫うようであり、写真のように木の枝や根を掴んでは攀じ登るといった様相
2014年08月13日 05:01撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 5:01
剣沢と平蔵谷との出合いが源次郎尾根の末端
末端にある踏跡から尾根に取り付く
最初は濡れた露岩の登り(ロープ使用)や泥の道などを登り、やがて細い尾根に乗る
細い岩尾根には明瞭な踏み跡があるが、松の木を縫うようであり、写真のように木の枝や根を掴んでは攀じ登るといった様相
ところどころに露岩があり、簡単なクライミングとなる
ボルダー7級くらい?
2014年08月13日 05:09撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 5:09
ところどころに露岩があり、簡単なクライミングとなる
ボルダー7級くらい?
朝日に照らされた剣沢の雪渓を見下ろす
2014年08月13日 05:23撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 5:23
朝日に照らされた剣沢の雪渓を見下ろす
またまた露岩
ほとんど手を使わなくても登れるが、雨で濡れていたら怖いだろう
2014年08月13日 05:35撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 5:35
またまた露岩
ほとんど手を使わなくても登れるが、雨で濡れていたら怖いだろう
日が高くなってきた、自分たちの目線も高くなってきた
剱沢のテン場が見える
2014年08月13日 05:35撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 5:35
日が高くなってきた、自分たちの目線も高くなってきた
剱沢のテン場が見える
まだまだ高くに見える喫を目指して登る
2014年08月13日 05:39撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 5:39
まだまだ高くに見える喫を目指して登る
喫ピークを見上げながら草付きのザレた斜面を登る
踏み跡は幾筋も付いている
2014年08月13日 06:46撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 6:46
喫ピークを見上げながら草付きのザレた斜面を登る
踏み跡は幾筋も付いている
後もう少しで喫ピーク
2014年08月13日 06:48撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 6:48
後もう少しで喫ピーク
このあたり、平蔵谷を詰め上がって平蔵のコルがよく見える
別山尾根の登山道もよく見える
2014年08月13日 07:18撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 7:18
このあたり、平蔵谷を詰め上がって平蔵のコルがよく見える
別山尾根の登山道もよく見える
喫ピークに到達し曲へ向けて
2014年08月13日 07:21撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 7:21
喫ピークに到達し曲へ向けて
熊の岩がよく見える
泊まるならば携帯トイレ必須です
2014年08月13日 07:24撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 7:24
熊の岩がよく見える
泊まるならば携帯トイレ必須です
八ツ峰妻の岩峰群
クライマーが登っているのが見える
2014年08月13日 07:25撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 7:25
八ツ峰妻の岩峰群
クライマーが登っているのが見える
機Ν兇離灰襪魏瓩、曲へ向けてハイマツ斜面を登る
2014年08月13日 07:41撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 7:41
機Ν兇離灰襪魏瓩、曲へ向けてハイマツ斜面を登る
曲のピーク稜線
2014年08月13日 07:53撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 7:53
曲のピーク稜線
高度感ある気持ちのいい稜線歩き
2014年08月13日 07:55撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 7:55
高度感ある気持ちのいい稜線歩き
後ろを振り返って
喫と曲
2014年08月13日 07:55撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 7:55
後ろを振り返って
喫と曲
後ろを振り返って
我々Pの二人
2014年08月13日 07:56撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 7:56
後ろを振り返って
我々Pの二人
曲の懸垂下降点に到着
2014年08月13日 08:02撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 8:02
曲の懸垂下降点に到着
懸垂開始
2014年08月13日 08:08撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 8:08
懸垂開始
60mロープで少し余っていたので、27mくらいの懸垂と思われる
最後の数mはクライムダウンできるので、50mロープでもギリギリ足りると思う
2014年08月13日 08:15撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 8:15
60mロープで少し余っていたので、27mくらいの懸垂と思われる
最後の数mはクライムダウンできるので、50mロープでもギリギリ足りると思う
懸垂後はザレた稜線歩き
2014年08月13日 08:38撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 8:38
懸垂後はザレた稜線歩き
あまりクライミング技術は必要なし
登山道以外を歩き慣れている必要はあるけれど
2014年08月13日 09:02撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 9:02
あまりクライミング技術は必要なし
登山道以外を歩き慣れている必要はあるけれど
景色がいい!
山頂に向けて、この辺で気分は最高潮!
2014年08月13日 09:09撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 9:09
景色がいい!
山頂に向けて、この辺で気分は最高潮!
こんなザレた斜面を登ります
2014年08月13日 09:09撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 9:09
こんなザレた斜面を登ります
山頂は目と鼻の先
山頂の登山者が見えています
2014年08月13日 09:12撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 9:12
山頂は目と鼻の先
山頂の登山者が見えています
ふぃー、山頂到着〜
2014年08月13日 09:14撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 9:14
ふぃー、山頂到着〜
人いっぱーい
2014年08月13日 09:14撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 9:14
人いっぱーい
たくさんの登山者に混ざって別山尾根を下りる
2014年08月13日 09:18撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 9:18
たくさんの登山者に混ざって別山尾根を下りる
2014年08月13日 09:37撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 9:37
え、、、これ登山道なの・・・
ロープ使ったほうがいいように見えるけど・・・
2014年08月13日 09:48撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 9:48
え、、、これ登山道なの・・・
ロープ使ったほうがいいように見えるけど・・・
あとちょっとでカニのヨコバイ
2014年08月13日 09:50撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 9:50
あとちょっとでカニのヨコバイ
ヨコバイばい
2014年08月13日 09:55撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 9:55
ヨコバイばい
どうということはない
落ちたら危ないけれど
2014年08月13日 10:01撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 10:01
どうということはない
落ちたら危ないけれど
落ちたら危ないところなんてそこらじゅうにあるわけで
2014年08月13日 10:02撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 10:02
落ちたら危ないところなんてそこらじゅうにあるわけで
スタンスもこのとおり
しっかり足を置けます
2014年08月13日 10:03撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 10:03
スタンスもこのとおり
しっかり足を置けます
剣を登った、というイベント的な場所なので楽しみましょう
2014年08月13日 10:03撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 10:03
剣を登った、というイベント的な場所なので楽しみましょう
ヨコバイの後の下降する鎖場のほうが難しいと思う
2014年08月13日 10:08撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 10:08
ヨコバイの後の下降する鎖場のほうが難しいと思う
真ん中がタテバイ
タテバイの横にあるリッジが剣本峰南壁A2ルート
バリエーションだがタテバイとあまり変わらない感じ
取り付きは平蔵のコルから下る
2014年08月13日 10:12撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 10:12
真ん中がタテバイ
タテバイの横にあるリッジが剣本峰南壁A2ルート
バリエーションだがタテバイとあまり変わらない感じ
取り付きは平蔵のコルから下る
A2ルート取り付きのテラス
2014年08月13日 10:14撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 10:14
A2ルート取り付きのテラス
2014年08月13日 10:16撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 10:16
前剣(○ゼンケン、まえつるぎ ☓マエケン)
ついついマエケンと言ってしまいます
2014年08月13日 10:53撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 10:53
前剣(○ゼンケン、まえつるぎ ☓マエケン)
ついついマエケンと言ってしまいます
前剣の門
門て名称は何かカッコいい
小窓の門とか
2014年08月13日 10:53撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 10:53
前剣の門
門て名称は何かカッコいい
小窓の門とか
あー長い、登ったり降りたり、疲れてきた
2014年08月13日 11:05撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 11:05
あー長い、登ったり降りたり、疲れてきた
ようやく小屋だー
2014年08月13日 12:23撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 12:23
ようやく小屋だー
ビール飲みたいけど我慢
2014年08月13日 12:33撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 12:33
ビール飲みたいけど我慢
剱沢小屋に到着
2014年08月13日 12:53撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 12:53
剱沢小屋に到着
ということで登頂の祝杯♪
2014年08月13日 13:03撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 13:03
ということで登頂の祝杯♪
岩と雪の殿堂 剣よありがとう

今度は八ツ峰縦走だ
2014年08月13日 13:07撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/13 13:07
岩と雪の殿堂 剣よありがとう

今度は八ツ峰縦走だ

感想

2時起床、2時50分BC出発。剣沢雪渓の滝が露出している部分の少し上部からアイゼンを付けて雪上歩行を開始する。
4時頃に平蔵谷出合に到着し、源治郎尾根末端にある三角形の岩の横にある踏み跡から尾根に取り付く。
滑りやすい泥の踏み跡を登ると、10分ほどで濡れた岩のルンゼに突き当たる。
高さ5m程だが、濡れていて、軽登山靴の我々には少々嫌らしいので、ロープを出して突破する。
その後は、沢登りの巻きのような泥の踏み跡を登ると、やがて細い尾根筋に乗る。
この先は岩尾根の弱点を巧みに突いて、松の木を縫う様に付けられた踏み跡を辿る。
木を掴んで体を引き上げ、簡単な岩壁に突き当たっては攀じ登る。
1時間半程登ると、大分標高を稼ぎ、ハイマツの岩尾根になる。それでも見上げる喫頂上はまだ高い。
沢の詰めのような岩のルンゼ、草付きのザレた斜面を喘ぎながら登り詰めると、取付きから3時間強で喫頂上に着いた。
すぐに機Ν兇離灰襪縫ライムダウンし、曲へ向けてハイマツ交じりの岩尾根を攀じ登る。
30分ほどで曲ピークに達し、その後すぐに懸垂下降点にたどり着く。
ここまでに後続が2パーティいることが確認できたが、彼らより早く懸垂ポイントに到着し、待ち時間が無くて済んだ。
懸垂の後は遠くに剣山頂が見えているので、ザレた岩場を適当に踏みやすいところを探して登っていく。
あまりクライミング技術が必要なところはなく、ひたすら急な稜線歩きのようである。
1時間ほど登り続けると、登山者であふれかえる剣の山頂にたどり着いた。
30分ほど休憩した後、別山尾根から下山を開始する。ここは一般登山道なので技術的に難しい場所は皆無だが、
結構急な岩場を下っており、また前剣などの登り返しが結構あり、体力的に結構消耗する。
遮るものがない強い日差しと長い岩の道に辟易してきたころ、ようやく剣沢小屋に到着し、即ビールを購入。
みんなで剣登頂を祝って、千鳥足で剣沢のBCに戻った。


濡れたルンゼの登攀から始まり、松の木を掴んでの尾根登り。なんだか沢登りと尾根をミックスしたようなルートで
今までの経験にはない感覚だった。
喫のピークを踏んでからは、長次郎雪渓と熊の岩のテン場、八ツ峰などなどのスペクタクルな景観が広がり、最後は剣本峰に突き上げる
極めて爽快なルートだった。とにかく、山頂に着いた時は最高に気持ちよかった。
自分がイメージする「クライミング」のルートではないが、剣での一日を費やす価値のあるとても良いルートであると感じた。
この尾根があまりによかったものだから、なんだか八ツ峰の縦走も気になっている次第である。

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