雨のムロクボ尾根〜三頭山〜笹尾根

2014年08月26日(火) [日帰り]

• GPS: 08:52
• 距離: 20.4km
• 登り: 1,528m
• 下り: 1,606m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:32
• 休憩: 1:12
• 合計: 8:44

7:16 深山橋バス停
7:21 7:23 陣屋バス停
7:26 7:31 三頭山登山口(ムロクボ尾根(丸山尾根))
8:55 8:56 ヌカザス山(糠指ノ峰・キタミノ峰)
9:04 9:05 ツネ泣峠
9:18 9:18 入小沢ノ峰(檜尾ノ峰)
9:34 9:34 鶴峠分岐
10:03 10:03 三頭山(西峰)
10:07 10:08 御堂峠
10:10 10:17 三頭山
10:19 10:19 御堂峠
10:29 10:34 ムシカリ峠
10:36 10:36 三頭山避難小屋
10:41 10:46 大沢山
11:56 11:57 槇寄山
11:59 12:03 西原峠
12:19 12:21 峠
12:38 12:40 数馬峠
12:54 12:54 藤尾分岐
13:10 13:11 笛吹峠
13:23 13:32 丸山
14:13 14:39 土俵岳
14:53 14:53 日原峠
16:00 ゴール地点

本当は、もう少し先まで行きたかったが、天気や地面のコンディションが気持ちを萎えさせた。相手は大自然。無理は禁物。

天候

雨、ときどき小雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

奥多摩駅まで電車
西東京バス留浦行き（AM6:40発）で深山橋BS下車

コース状況／危険箇所等

朝一番、平日で雨模様なので、クモの巣に苦戦
最初から最後まで誰ともすれ違わず

その他周辺情報

温泉は、今回は我慢。

写真

8/26 6:38

平日に休日をとったが、今日は雨の予報。そのせいか、乗った電車もバスもハイカーはゼロ。バスは自分一人だけで、運転手さんに申し訳ない。本当は天祖山方面を計画していたが、雨でなんとなく嫌な予感がしたので、笹尾根方面に変更。

8/26 7:23

深山橋BSで降りて、駐車場でトイレをすまし、さあ三頭橋へ。このときは、まだ小雨がふったりやんだり。

8/26 7:26

さあ、あの入り口からスタート。突入したとたん、クモの巣の洗礼を受ける。今回は、杖はクモの巣対策として主に使用。

8/26 7:44

出だしから割と急な斜面が続く。奥多摩の山ではよくあること。踏み跡があり、迷うことはない。

8/26 8:14

小雨が降り始め、ガスってきた。坂もきつい。

8/26 8:50

さあ、ツネの泣坂だ。

8/26 8:56

確かに急坂で、雨で地面も少しぬかるんですべりやすかった。ロープを頼りに登り、ヌカザス尾根との合流点に到着。登ってきたところを振り返る。

8/26 9:08

まだまだ急坂は続くぞ。おまけにガスっていて山の幻想的かつ無気味な雰囲気。

8/26 9:14

クモの巣も小雨でよく目立つ。このおびただしい数には参った。

8/26 9:28

なんか雨の山って、人間が入っちゃいけない神々しい雰囲気を感じる。

8/26 10:04

そうこうしている間に三頭山に到着。西峰しか行ったことがなかったので、中峰、東峰にも行ってみた。そして笹尾根方面へ。

8/26 10:44

大沢山到着。晴れていればきれいな富士山が見えるのに。しかし、今日は展望に期待はしていない。雨の山の中の風景を味わうのだ。ここまで、登りが多かったので、多少バテ気味。

8/26 11:04

さあ、笹尾根を進むぞ。と、思ったら雨がたくさん降ってきた。レインスーツ、ザックカバー装着。地面、滑りやすし。

8/26 11:40

しばらくひたすら下るコースだ。雨は木々の葉っぱで防いでくれているので思いの外濡れない。葉にあたる雨音が心地よい。

8/26 11:31

なんとかのタワなど、とても歩いていて気持ちの良いところが時々出てくる。こういうところだけならトレランも良いかも。

8/26 11:54

槇寄山、到着。雨がすごい。開けているところなので、木々の葉のガードがなく、雨直撃。

8/26 12:02

雨で、気持ちも萎えてきた。数馬へ降りてしまおうか。数馬の湯もあるし。いやだめだ。まだ早い。誘惑に負けず、もう少し先まで行こうと決心する。

8/26 12:07

それにしても今のところ、人間、誰一人ともすれ違わない。この山独り占め状態に嬉しくなり、ちょっと大声を出してみた。

8/26 12:28

すると、鳥の羽ばたきや、獣の逃げる足音が!？遠くから見られていたのか!？なんとも言えない妙な気分。

8/26 12:35

あの開けているところは数馬峠。またしても、数馬の湯の誘惑があったが、まだおりるときではないと、自分に厳しくした。

8/26 12:45

笹尾根だけに笹が多い。雨で濡れているので、通るだけで結構ぬれる。

8/26 13:08

時折、現れる広々スペース。天候もよく時間にゆとりがあるときに、ゆっくりと寝ころんでみたい場所である。

8/26 13:30

丸山山頂。一度まいて通り過ぎてしまったが、せっかくなので戻って登り、撮影。

8/26 14:10

今日は雨天のためか、たくさんのカエルを見かけた。今日一番Bigなカエルがこのカエル。

8/26 14:13

土俵岳、到着。遅い昼食を、この山頂でとることにする。

8/26 14:19

山での食事、カップラーメン以外にいろいろ試行錯誤中。雨も降っているので急いで食事を済まして出発。

8/26 14:43

雨がたくさん、降ってきた。もう檜原側に下りようか。

8/26 14:53

日原峠が見えてきた。左に行けば、檜原側に下りられる。しかも今回の山行唯一の水場も途中にある。ここしかない。ここに決定。

8/26 15:02

日原峠の表示には、水場まで5分とあったが、実際歩くと10分弱ほどかかった。水がぶ飲みしたり、顔を洗ったりできて、ありがたかった。

8/26 15:08

水場を後にする。檜原へ下りるルートの途中で、崩れているところが数カ所あった。ぬれてぐしょぐしょだったので、やや危険だった。

8/26 15:14

向こうで道をふさぐ倒木は、またぐかくぐるか微妙な位置。くぐるとクモの巣にかかってしまった。くやしい。

8/26 15:16

この草は、本当にタチが悪かった。かき分けた後にたくさんの水をはねかえすし、痛いトゲもある。一体なんという植物なのだろう？

8/26 15:16

タチの悪い草がルートをおおいかぶさり、ルートもぬれてぐしょしょ。草をかきわけ、踏み場所を考えなければなければならない危険な場所もあった。

8/26 15:22

草覆い被さりゾーンを抜けると、道は落ち着いてくる。道は安全にどんどん下れる。

8/26 16:01

やっと下りてきたぞ。南秋川を渡る橋だ。渡る前に、川に下りて手や顔を洗う。雨も強い。

8/26 16:00

橋を渡って、檜原街道に出て、上川乗BSまで雨の中2kmぐらい歩く。バスが奇跡的にちょうど来た。本当にラッキー。今日も無事で良かった。

撮影機器：

EXILIM Hi-ZOOM EX-H10 カシオ

感想

JiroDai

平日、しかも雨ということもあり、誰とも会わなかった。三頭山の山頂にも誰もいなかった。今日は山々とそこで生きる動物・植物たちにとっての休息日だったのではと思うほどで、少し申し訳ない気がした。雨が木々の葉にあたる音、動物たちの物音、立ちこめる霧もや、とにかく幻想的空間だった。またこの笹尾根の続きを、秋の晴れた日にでも行こうと思った。