銚子ヶ峰 〜5歳児と2歳児がゆく〜
- GPS
- 08:05
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 879m
- 下り
- 877m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
道の駅白鳥を過ぎたあと、左折して石徹白へ。 石徹白地区内では「大杉」の看板に従って走ります。 石徹白大スギ下駐車場を利用(無料) 石徹白の大杉を目当てに訪れる観光客も多く、 下山後の駐車場は混雑していました。 ちなみに、白鳥ICをおりてすぐのサークルKとローソンが 最終コンビニです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場に登山ポスト、水場、トイレ(任意で協力金)あり 神鳩ノ宮避難小屋に簡易トイレあり(協力金200円) 1kmごとに標識あり 道は明瞭で迷うことはありません。 「おたけり坂」周辺は急登&段差(階段ではありませんが)が大きく、 5歳児はちょっと大変そうでしたが、ゆっくり登れば問題はありません。 |
その他周辺情報 | 檜峠ウイングヒルズに「満天の湯」 白鳥IC付近に「美人の湯」 |
写真
感想
今年の4月に岐阜県が誇る名著「ぎふ百山」を読んで以来、
石徹白に行ってみたいという思いがずっとありました。
が、石徹白を起点とした山行は子連れ登山には難しいか?
という心配もあり、ちょっとためらっていました。
その後、忍者さん(5歳児)、ごんたさん(2歳児)は着々と成長をし、
親も様々な経験をする中で、「これなら大丈夫」と思えるレベルになりました。
そこで忍者さんに「満を持して銚子ヶ峰にチャレンジ!」と言ったら、
「違うよ!満を持して、じゃなくて、万尾獅子(まんおじし)!!」と。
・・・どんだけ妖怪ウォッチにハマってる?!
それでも、今までで一番高い山だと聞くと「登りたい!」。
やる気満々の忍者さん。
それを見ていたごんたさんは「イエ〜イ!」とVサイン。
・・・いやいや、できるようになったばかりのVサインしたいだけでしょ?!
ま、いっか。
早朝に家を出て、登山口に着いたのは6:00頃でした。
少し肌寒かったので、ごんたさんは長袖パーカー+ウィンドブレーカー(上下)で
ベビーキャリアに乗り込みます。
初っ端の階段がなかなか大変でしたが、
朝日に輝く大杉は荘厳なまでに堂々として、言葉を失うほど。
忍者さんもごんたさんも圧倒されていました。
朝露で少し湿った登山道を歩く忍者さん。
なかなかエンジンがかからず、「えらい」「疲れた」と言うばかり。
木々に覆われた登山道は気持ちがいいのですが、
行き先が見えないところが辛いところです。
大杉に妖怪がいるかいないかで話が盛り上がるも、
(・・・またしても妖怪ウォッチです)
すぐにうつむいてトボトボ歩きの忍者さん。
おたけり坂の急登でもテンションが上がりません。
その頃のごんたさんといえば。
だんださん(ベビーキャリア運び屋)の背中で夢の中・・・zzz。
神鳩ノ宮避難小屋を過ぎたあたりで、だんださんが作戦変更。
切符(のつもりの木の葉)を手に持ち、忍者さんに話しかけます。
「あの〜すいません。登山鉄道に乗りたいんですが、乗れますか?」
「あ、ぼく(忍者)が運転手です。どうぞ〜。はい、発車します!」
・・・出た!電車ごっこ!!標高1500m超えの登山電車バージョン!!
以下、運転手兼車掌の忍者さん語録
「ぼくが運転手だから、ぼくについてきてください」(先頭で登る)
「ちょっと故障したので修理しますから待っててください」(少し休む)
「ぼくは登山列車だから、力が強いんです」(急登スイスイ)
「ここは危ないです。列車が揺れるから気を付けて」(段差を超える)
「木がなくなったから、高いとこに来てますよ!」(森林限界に気付いた!!)
電車ごっこは母御石を超えても続き、
山頂に着くまで忍者さんはしゃべりっぱなし。
よくもまあそんなに歩きながらしゃべれるもんだ、と感心しきりです。
あいにく別山の山頂付近には雲がかかっていたものの、
天気予報を思えば、山頂から稜線の展望はまあまあ。
が、小さな子どもは花より団子。
ごほうびのおにぎりやカップラーメン、お菓子に夢中です。
山頂から母御石まではわりと平坦な道のり。
したがって、忍者さんが自力で下山。
笹のヤブに顔から突っ込んだり、忍者さんに助けを求めて泣き叫んだり。
どちらがだんださんと手をつなぐかで兄弟げんかしたり、
仲直りして手をつないで歩いたり。
時間はかかるけれど、とても楽しい山行です。
母御石でベビーキャリアにインしたごんたさんは、即撃沈。
そこからしばらく、電車ごっこで下山です。
大杉直前でまたしてもベビーキャリアを降りたごんたさん。
いたずら好きなので大杉前のロープをくぐって大杉に近づくかと思いきや、
一向に近づこうとはしません。
もしや。
「怖いの?」と聞くと「こあ(わ)い」と。
それなのに、大杉に向かって「ばいばい」と手を振る忍者さん。
もしかして、妖怪、いるのかも。
(・・・どんだけ妖怪ウォッチに毒されてる親子?!)
今回の山行はコースタイムの2倍近くの時間がかかりました。
ごんたさんが何度もベビーキャリアからおりて歩いたことが大きかったようです
(2歳児は寄り道なしでは歩けない生き物ですね)
今後も、ごんたさんが歩く機会は増えるものと思われます。
これをタイムロスと考えず、成長の証ととらえて、
どんどん歩いてもらいたい!
これまで以上に時間と心に余裕をもって山行に臨まねば。
最後に。
地域の方をはじめとするボランティアの方々が、
銚子ヶ峰の登山道を整備・清掃してくださっていると、
石徹白の民宿のご主人に聞きました。
笹の下刈り、ゴミ拾い等していただいたおかげで、気持ちのよい山行となりました。
この場を借りて、お礼申し上げます。
ありがとうございました!
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する