上高地から前穂高岳日帰りピストン(天候不順の憂さ晴らし)
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,566m
- 下り
- 1,563m
コースタイム
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 8:45
天候 | 晴れ〜曇り 夕方から雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
下記三箇所が要注意 ・紀美子平直下のスラブ状の岩場が滑る ・長い梯子の途中2箇所、足の置き場が狭い ・2連ハシゴの間の足場が若干不安定 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
今年の7月〜8月は天候不順で不完全燃焼状態。
ここらで1回ガス抜きしておきたい。
残念ながら今週末も天気が悪そうだけど、各地の天気を調べていたら穂高岳は
午前中比較的安定している様子。
ということで急いで仕事を終わらせ帰宅し、急遽装備をパッキングして前穂高岳
日帰りピストンを決行することに。
今回の目的は、7月の谷川岳で体調を崩す原因になった身体の冷え対策で
購入した速乾+保温インナーの効果を試すこと。
ムーンライト信州と電車・バスを乗り継いで6時半に上高地入り。
(さすがにあまり眠れない)
もっと寝たい気分を抑え、ターミナルで帰りのバスの整理券をもらいそのまま
2Fの食堂へ。眠気覚ましも兼ねてゆっくりしっかり朝食をいただいた。
食べながら窓から外の様子を見ると、雲はやや多いもののきれいに晴れていた。
でも、午後から天気が崩れる予報なので、雨に降られる前に面倒なところを
越えたい。
ということでしっかり準備をして、無理のない程度にペースを上げていく。
衣類の着脱をしながら、どうやったら快適になるか検証していたのもあり、予定
より若干遅く岳沢小屋に到着。(最終的にインナー1枚で歩いていた)
体調は悪くないけれど、いろいろやっても腹部は冷えていた。
保険で肌着との間の腹部に挟んでいたタオルが汗で搾れる状態だった。
(もともと汗かきなのに、ペースを上げたのが原因かな)
人それぞれだと思うけれど、汗かきな人の体の冷え対策は、冷える前に
着替える&アウターを工夫するというのが今のところの答えになりそう。
重太郎新道で体調崩すのは避けたいので岳沢小屋で再度準備してから出発。
登りは体力勝負。
いかにペースを崩さずじっくりしっかり登るかがポイントだけど、本格的な登り
が始まる所で団体様が数十人バラバラと降りてきた。
某国からのツアーらしく、ザックを見ると外国語のタグがついていた。
この道は時々登るけれど、こんなに人が多いのは初めてかもしれない。
落石が怖いし離合が難しい場所も多いので、いつも以上に神経を使った。
雷鳥広場〜紀美子平あたりまで登ると、ようやくいつもの静かな感じに戻った。
多少渋滞したものの、そこそこのペースで紀美子平に到着。
軽く行動食を胃に詰め込み、空身で前穂の斜面に取り付く。
岩場の登りが続くけれど、気づいたら前穂高岳に到着していた。
13時で少々遅い時間なので山頂には誰もいなかった。
周囲は雲で見渡せないけど、麓から吹き上がる風で時々雲が晴れて
紀美子平や吊尾根方面の岩場が見えた。
山頂には10分ほど滞在して下山を開始。
下りは、集中力、筋力と体の柔軟性勝負
重太郎新道の下りで気をつけるべきは、紀美子平手前のスラブ状の斜面と
梯子2箇所。足元に注意しながら積極的に手も使い、さくさくと下っていく。
午後から雨が降る予報だったけれど、15時くらいまで日差しがでていた。
周りは雲や霧だらけなのに自分の頭上は晴れている不思議な状態。
時々霧が晴れて岳沢や上高地が見渡せた。
日差しで体が温まるので足が軽い。やはり太陽の力は大きいと実感。
(やはり山登りは天気が良い時に行くべきだし、夏は暑いほうが良い)
岳沢小屋に戻ると今夜宿泊する人がテラスに集まっていてにぎやかだった。
そして、どこからか管楽器を調整する音が響いていた。
(夜にコンサートをするらしい)
さすがに疲れたのでゆっくりしたい気分だけれど、まだ上高地までは
5〜6kmほどあるのでとりあえず水を補給して先に進む。
岳沢のガレ場を歩く頃に雨がぱらぱら降り始めた。一旦止んだけれど
この後本降りになるのはほぼ確実なので雨用装備のままガツガツ下る。
予想どおり上高地に着くころには本降りになったけれど、あまり濡れず
に下山できた。
この状況・天気にしてはベストに近い展開でよいガス抜きになりました。
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