あのこといきたい大崩山


- GPS
- 06:03
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,663m
- 下り
- 1,682m
コースタイム
- 山行
- 4:03
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 5:58
湧塚の下りは何度も迷っています。ガスってるし印もようわから〜ん。
天候 | 曇ちょっぴり雨。展望なし。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ハシゴやロープがあるので登るのは簡単ですが、基本的に危険です。 ハシゴも古いものが多く、ロープも展望台へ登るものは切れそうなものが多数。 |
その他周辺情報 | 祝子川温泉でジュース買って帰りました。めんどっちかったので温泉には入らず。 |
写真
よく登る人からしたらいらないって言われますけど、かぶって損はないと思います。
この山の梯子やロープは、誰かが責任をもって定期的に整備しているわけではなさそう。最初に梯子をつけたであろうササユリ会だって高齢化しているはず。
感想
初
九州本島の300名山、ラストは大崩山でした。
これからは好きなところを登れますw
しかし、大崩山には、一人ではそう何度もこないかもしれません。
よそから九州へ仲間が来た時に、こんな山もあるんだよ、と紹介するため連れていきたい山ですね。
1
大崩山のメインルートは、危険を伴うアスレチックみたいなもので、若者であれば、危険を考えなければ大したことはありません。
どんな山でも危険なのですが、大崩山の場合は自分で自分の安全を保証できないという点が少し気に食わないのです。
例えるなら中央アルプスの宝剣岳のようなものです。
本来ならとても危険な場所で、クライミング技術がなければ山頂には立てません。
しかしそこにはガッチリとした立派な鎖が設置されており、千畳敷カールまでロープウェイで登ってきたにわか登山家ですら受け入れる用意があります。
鎖のおかげで難易度が下がっているのですが、ではその鎖は誰が保証するのでしょう?
中央アルプスでいえば、あのあたりは商売が成っています。
ロープウェイに山小屋があり、山ガール初めてのアルプスとして好立地です。
あのあたりで利益を得ている人が設置しているのか、はたまた行政が観光収入のため設置しているのかわかりませんが、真新しい強い鎖がしっかりと設置してありました。
おそらく定期的につけかえたりするのでしょう。
大崩山はどうでしょう。
あのあたりと比べればひどく田舎の山です、
元々は地元の山岳会が梯子を設置したようです。
それが28年前、その遺物が未だに残っているところをみると、定期的に修理するシステムは存在しないように思えます。
もともと金具でしっかり固定されていた梯子も、時を経て歪んで外れていたりもします。梯子を支えているロープも、ロープをくくりつけている木も、だいぶ年季が入っています。
これらの施設がすぐに壊れることはないでしょうが、狂ったように大崩山ばかり通いつめるのは、リスクを感じます。
誰かがしっかり整備してくれたらいいのですが、28年前にあった山岳会も今はなくなっているか、残っていても高齢化しているでしょう。
行政がルート整備をやったらいいのですが、観光収入などと照らし合わせると、なかなか難しいかもしれません。
ここで事故があれば管理者の責任になります。
森林公園で行われた森林教室で木の枝が落ちて、子供が死亡して訴訟になって、国と県が億を超える賠償金を支払った事例がありましたが、それに似た訴訟が近年いくつかあり、その対策として登山道を封鎖してしまうこともありえるかもしれませんね。
メリットやに対してコストやリスクが大きすぎ、誰も責任もって管理したくないとなれば、そうなるでしょう。
これからどういう方向にすすんでいくのかわかりませんが、長く大崩山を楽しむためには、一登山者として何ができるのでしょうか?
2
これに関連して疑問もあります。
大崩山へ登る簡易なルートは他に存在します。
西側のルート、おそらく最短で楽なルート。
本来ならここがメインになって、坊主尾根などは好き者だけが行くマイナールートになりそうなものです。
サブルートで良ければ、大崩山ほど厳しいコースをもつ山はいくらでもあります。
自然発生的にルートが出来上がる初期段階で、なぜそちらが選ばれなかったのでしょうか。
3
以前この山域にはいったときも感じましたが、短縮が難しいコースです。
踏み固められたトレッキングコースが続くエリアはほとんどなく、岩の上、沢の中、道迷いしやすい尾根以外の道が多く、なかなか走ったりはできません。
いつもより遅めのコースタイムの6〜7割に落ち着きます。そもそもコースタイムも適当なので宛になりません。
時間に余裕を持った行程計画が良いですね。
今回はいたって普通の坊主尾根上がり、湧塚下りでした。
同じ日に入った他のグループがモチダ上がり二枚ダキ下りだったそうで、次に一人でいくならそのコースが良いかなと思います。
4
このエリアはキャンプ禁止で問題になっているところですが、登山道の途中には幕営跡は少なかったです。
目に見える設営跡や焚き火跡は沢筋のほうが多く、ひょっとしたら沢屋や渓流釣りの一部の人がやっているのかもしれません。
5
8月は雨続きでした。
4週連続雨(7月も含めれば5週連続雨)で、8月で唯一登り易い日(とはいえ少し雨が降り、水かさは例年以上)でしたが、遅く来たものの車は3台しかとまっておらず、うち1台は渓流釣り、山奥では人に出会わない、蜘蛛の巣が張る、そんな静かな山でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
どうも
湧塚→坊主 の回り方が一般的なようです。
道標のたぐいもそれを想定して置いてあるみたいですね
湧塚尾根下りわかりにくそう
しかし、トレランされてるだけあって流石に速いですね
写真59の徒渉はどうされたのでしょうか??写真の地点をジャンプ??
ps細かいですけど、森林生態系保護地域はキャンプ”禁止”ではないですよね。
(行政側が禁止にするには法的根拠がないので。)
”お願い”と言う曖昧な形になってるのも問題なのかなと感じています
どうもはじめまして、ですがomiさんのレコはよく目にしますし今までも雲仙などで参考にさせていただいています。
順路が逆だったのですね、納得です。
象岩?だかの渓谷も上の方にありましたし。
今回はほとんど走れていないのでトレランはあまり関係ないかも。湧塚の展望台(袋小路)で何度も悩みましたし。
渡渉は結局飛びました。足がかりがあって、すぐ近くまで降りられたので。
ロープがあったので、おそらく皆ここから渡っているのだろうと判断しました。
キャンプ禁止について以前かなり疑問をもって調べたのですが、
保護林(森林整体保全地域)は国立(国定)公園指定と違ってすべて国有林内です。
林野庁(森林管理署)が地主ですので、署の見解として禁止とすれば自然公園より強い力をもって禁止はできるそうです。
ただそこは行政なので、まわりの当たりを気にするというか、バシバシ取り締まるということはできないと思います。
登山歩道管理を担当している人は1署あたり1〜2人程度しかいませんから、マンパワー不足でもあります。
国有林(国有地)は国民の共有財産ですので、根拠なしに立入禁止などにはできないはずですが、危険だから、火事の恐れがあるので、不法投棄があるため、などの理由で入林禁止措置をとることはできます。(侵入者に罰則を与えるのは難しいと思います。)
国立公園に関しては法的根拠がほぼないのですが、私は知らないふりしてキャンプ禁止と言うことにしています。
個人的にはそれはそこまえ悪いことではないと思っていますが、やる人が増えればマナーの悪い人も混じりますから、キャンプ禁止と言ったほうが良い意味でミスリードできるのではと考えるからです。
お詳しいですね。
自分も森林整体保全地域についてはネットに転がってる情報の範囲ですが調べてみたんですが、
それまであった生活行為(キャンプの他、狩猟とか釣りとかも含めて)を規制してまで人為的な影響を排除する必要があるのかなぁと感じてたんですが、(地域によって規制されてないところもあったので。)
実際 三里河原を歩いてみて、マナーの悪さ(特に焚火)が目についてたので、本来の趣旨とは少しズレている気がしますが、規制は仕方ないのかなぁと思った次第です
この山で永く登山が出来ることを願うばかりです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する