唐沢鉱泉から天狗岳周回
- GPS
- 05:31
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 913m
- 下り
- 910m
コースタイム
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 5:08
天候 | 曇り時々晴れ 無風・微風 気温低し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場から積雪があり、ルート上はずっと雪を踏んで歩く。ルートはトレース明瞭で高速道路状態。ラッセルは全く不要なので、スノーシューなども不要な状態だった。アイゼンは駐車場から駐車場まで利用した。ピッケルは持参するも使用せず、ダブルストックを利用した。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
唐沢鉱泉の登山者用駐車場には6:25に到着。あたりはまだ暗かったが既にクルマは多い。辛うじて駐車場所を確保し準備に取り掛かる。到着時の外気温はマイナス8℃。外に出れば当然寒いが無風なので数字ほどの寒さは感じなかった。ブーツを履きスパッツを付け、アイゼンを装着したら6:50に行動開始。今回は2人とも最初からアイゼンを付けて歩く。唐沢鉱泉から沢を越えて樹林帯を歩く。クルマの数に比例して、前後歩く登山者の数も多い。Zさんは相変わらず出だしのペースが速くて付いて行くのが大変だが、この後いつものようにペースダウンしていた。天気は曇りでどんよりとしているが、雪は降っていないのでこの先回復に期待を持てそう。樹林帯で展望もないのでとにかく黙々と歩いて距離と標高を稼ぐ。時間が比較的早かったせいか、下りの登山者とすれ違うことはなかった。1時間以上歩いて8:13に第一展望台に到着。ここに至る頃には青空が見えるようになり、展望台からは南アルプスや中央アルプスなどが見られた、南にある八ヶ岳の主峰とも言える赤岳は雲の中だった。展望台でカメラを持って待ちつつ天候の回復を待ったが雲は取れず先に進むことに。
展望台の前から樹上の積雪は増えていたが、ここに至り更に増えてきた。夜間風が吹くのか樹氷のようになっている箇所も多く、青空に映えてとてもきれいだった。止まっては写真を撮るのでなかなか先へ進めない区間だった。冬の天狗岳も何度か訪れているが、樹氷がこれだけきれいなのは今回が初めてかもしれない。このまま青空が続いてくれたら当りの日だな、と思いつつ進む。樹林帯を更に進むと2つ目の展望台に至る。眺めは良いけれど風が抜けて寒いので長居はしなかった。ただこのあたりから眺めた西天狗岳は白くてきれいだった。第二展望台の先で大休止し、更にこの先風が強く寒そうなので防寒装備を万全にした。そしてこのあたりからは雲の中に入ったらしく、展望が全く効かなくなってしまった。真っ白なガスの中、しかも寒風が吹く中での登り。この手前で完全冬山装備を固めたので装備的な不備はなかったが、やはり手の先などは冷たかった。冷たい風の中なんとか登り着ると西天狗岳の山頂に9:30到着。やはり雲のなかで展望は全くなかったが、風は弱く登りの間の寒さはここでは感じなかった。ガスで何も見えないが念のため記念撮影。待っても晴れる雲とは思えなかったので東天狗岳方面に移動開始。下り始めると雲が少し取れ始め、先の東天狗岳が見えるようになってきた。しかし雲の流れは速く、カメラを構えているとたちまち再びガスが出てきてしまった。でも全く見られないよりは良かった。東天狗岳の登りをこなして9:46に山頂到着。いつもは多くの登山者で賑わう山頂だが今日は人の姿が少ない。その理由は、ここは風が抜けて寒いので、長居できないからのようだ。自分達も写真だけで先に進む。もっと天気の良い時に訪問したかったが致し方ない。
東天狗岳からは縦走路だが、やはり雲が付いてしまって展望は効かなかった。登りの登山者とすれ違いをこなしつつ進む。風は西天狗の登り付近が一番強かった以外は比較的弱く、寒くて仕方ないということもなかった。分岐に至り、今日は中山峠コースに行きたいとZさんが言う。稜線が暴風だったら却下だったが風もそれほど強くないのでそのまま峠を目指すことに。歩いていると比較的軽装というか、ザックの軽い登山者とすれ違うようになる。黒百合ヒュッテに小屋泊かテント泊をする人達と思えた。中山峠に至ると西側に登山道を折れる。少し歩いて黒百合ヒュッテに10:34に到着。小屋前のベンチが空いていたので座って大休止をした。小屋の前は例によってテント村ができていて、設営中の人、既に設営済みの人など様々な人が見られた。自分達は持参した食料を消費し、麦茶を飲んで休む。日当たりが良く、風のないところで休んだため、止まっていても寒さを感じずポカポカ暖かく感じられた。あまり長居すると下山が億劫になるので適当なところで切り上げて下山再開。小屋を後にすると続々と登りの登山者とすれ違うようになる。ザックの大きな人もいたので、これからテント設営の人もいたのだろう。分岐を過ぎても登りの登山者とすれ違う。唐沢鉱泉の駐車場からは比較的短時間で小屋まで至るので、お昼くらいから歩き始めても十分間に合うのだろう。我々は比較的ゆっくりペースで歩いて来たが、久々の長時間アイゼン歩行だったので、最後は筋肉痛を感じつつの下山となった。最後橋を渡ると唐沢鉱泉の建物が目に入った。ここまでくればあともう少し。11:59に駐車場到着。ギリギリ正午前に下山できた。
駐車場到着直後は体も暖かかったが、後片付けをしているうちにすっかり冷えてしまい、特に手足の先は冷たくなってしまった。帰りに立ち寄った日帰り温泉が至福だったことは言うまでもない。
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