表丹沢／札掛〜行者岳〜蓬平（読図講習）

2009年11月29日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 9.4km
• 登り: 935m
• 下り: 933m

コースタイム

8:00渋沢駅集合＝
8:50県道70号／札掛駐車場（読図ポイント説明）9:35−
10:25境沢・ヤゲン沢二俣10:40−
行者岳北東尾根（仮称）−
12:05行者岳12:45−
13:30三ノ塔−
長尾根−
ヨモギ平−
15:10札掛／長尾根末端（補助ロープ、スリングを使った下降説明）−
15:40札掛駐車場＝
鶴巻温泉／弘法の湯（解散）

天候

曇り一時晴れ

コース状況／危険箇所等

■講習会情報
　http://homepage3.nifty.com/kanagawatozanschool/dokuzucourse.html

　　一般登山道をはずれ、地形図とコンパスを駆使して、目的地をめざす
　　講習です。
　　たとえハイキングでも、地図を持たない、持っていてもガイド案内図だけ、
　　では安全かつ自立した山登りはできません。危険です。
　　読図技術は少しでも山に入るならば必携のものです。
　　逆に地図を読めれば山の世界が一気に広がり、安全かつ楽しい登山が
　　実践できるはずです。

■札掛駐車場
　・駐車十数台可能（トイレはなし）
　・2010年2月頃まで端の方が資材置き場となっている（駐車は可能）

■行者岳北東尾根（境沢・ヤゲン沢中間尾根。仮称）
　・札掛からタライゴヤ沢沿い林道を歩き、境沢とヤゲン沢の二俣から
　　表尾根の行者岳に登る尾根。
　　出だしは急登だが、あとは明瞭な尾根で藪もこの時期はない。
　・最後、行者岳の手前北側が崩壊しており転落注意だが、眺めは大変よい。

■長尾根（三ノ塔ピーク北側末端からヨモギ平を通り札掛に伸びる尾根）
　・烏尾山から三ノ塔のザレ場横（鎖あり）を登り詰めた、いつも可愛い
　　帽子を被ったお地蔵様のところから一般道を離れ東側の踏み跡を追う。
　・踏み跡に入りすぐに尾根が２つに分かれる。両尾根とも踏み跡があるが
　　長尾根は左側の尾根だ。
　・なだらかな下りを終え、左側が広い平地の窪状になった先がヨモギ平。
　　古いベンチと案内板がある気持ちの良いポイント。
　　県道70号線ＢＯＳＣＯキャンプ場内から尾根を登っても来られる。
　　（最近はこちら側からの登山者が多い）
　・植生保護柵のゲートを３箇所潜り踏み跡を追いながら下降する。
　　途中何箇所か尾根が分岐するので地形図をよく観察したい。
　・最後は尾根の両側から沢が合わさるのが見える。藤熊川とタライゴヤ沢だ。
　　札掛に戻るにはタライゴヤ沢を適当なところで徒渉しなければならない。
　　増水時は厳しいので注意。

ご注意）当ルートはバリエーションであり、読図技術をマスターし、
　　　　装備も万全を配している方向きです。
　　　　一般登山のみの方はご遠慮いただき、同様のルートを行こうとする場合は
　　　　ベテランと同行されるとか、必要な技術を講習等でマスターして下さい。

写真

11/29 11:14

行者岳北東尾根を登る

11/29 11:47

天気予報を見事に裏切り晴れ間が覗くと暖かい

11/29 11:52

行者岳北東尾根の最後は北側が崩壊しているので注意。
だが展望はとてもよい。

11/29 12:04

表尾根の行者岳に飛び出る。

撮影機器：

FOMA SO902iWP+ SONY

感想

kamog

今年の夏から登山を始めたＳＢさんと
丹沢表尾根の行者岳へ続く仮称、行者岳北東尾根を登り
三ノ塔から長尾根を下降するコースで
読図講習を行いました。

高尾山や陣馬山などの一般登山道しか歩いたことがなかったＳＢさん。
初めて脱一般登山道コースを歩くということでしたが
こちらの説明する地形図の読み方をどんどん吸収してくれました。

地形図を見て、尾根の方向、勾配の変化、ピークとコルを推察して
実際に「地形図のとおりだ！」と
イメージと現実が一致するおもしろさ。
そして併せて現在位置が確認でき、登山の必修基本である
地図読みのコツを十分理解できたと思います。

行者岳北東尾根（仮称）も長尾根も静かでよい尾根でした。