農鳥岳
- GPS
- 50:39
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 2,653m
- 下り
- 2,654m
コースタイム
- 山行
- 4:05
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 4:20
- 山行
- 11:48
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 12:08
- 山行
- 2:54
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 3:02
天候 | 快晴?? |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
山岳会の冬季合宿で、当初は北アルプスの予定でしたが、天気が悪い予報だったので出発3日前に南アルプスに変更、全員初めての農鳥岳に行ってきました。結果、3日間天気に恵まれ、終始富士山がきれいに見えて、楽しい山行になりました。
一日目は奈良田第一発電所(864m)から大門沢小屋(1711m)まで。雪が少なめでツボ足で登りました。荷物が重く(私のは皆よりかなり軽いけど)、思ったより時間がかかりました。一日目でもう少し標高を稼ぎたいところでしたが、小屋より上部には大きいテントを張れる場所がなかった(偵察に行った皆さんありがとうございます)ので、結局小屋前にテント泊しました。水場もあり眺めも良く、快適なテント場でした。
二日目は標高差1300m、夏なら5時間くらいの行程ですが、雪が深く時間がかかりました。幸い先行者のトレースがあったため何とか山頂まで行くことができました(ラッセルしていただいた2名には途中でスライドしました)。山頂からの眺めは素晴らしく、北岳から続く稜線を眺めていつか縦走したいと強く思いました(冬季は体力的に厳しいかな〜)。下りはトレース通りに歩いても深雪で足を取られることが多くかなり疲れました。疲れすぎたせいか、胃の調子が優れず夕食(酒)をほんの少ししか食べられなかったのが残念です。
三日目は下山だけなのでのんびり撤収、途中までアイゼンをつけて下りました。荷物も軽いせいか、休憩しながらゆっくり下っても思ったより早く下山できました。
昨年に続きまたもや冬の北アルプスは行けませんでしたが、とても楽しく、いい体験ができました。リーダーはじめ、同行の皆さんにはとても感謝しています。
本格的な北アルプスの冬山を体験する!という目標で、今回も狙いを北アルプスに定めていたのですが、天気の安定している南アルプスに変更となりました。
初めてテント泊での冬山登山をするメンバーもいた中、3000m級の山に登れたのは良かったです。
やはり、学生登山と違い予備日が充分に取れない冬山登山の計画は、改めて難しいと感じました。
美しい富士山に見守られ、とても有意義な合宿になりました。
今回、もともと技術的なルート「積雪期北アルプス」 爺ガ岳東尾根」を予定していたので、それに向かい皆でロープワークをしたり、雪上生活の予行練習をしたので、それもとても楽しく有意義でした。
今回は快晴の、東農鳥岳=標高3026M。
標高2500M超だと人体に影響を及ぼす可能性が高まる登山というスポーツ。
岩手県最高峰岩手山は、標高2038M。
最近それを学ぼうとせず山に入る人を多く見かけます。
私達の山岳会では、体験を通し先人達の知恵やメッセージをリスペクトしながら山を楽しめるようになって欲しいと考えています。
自身初の南アルプスだった。農鳥岳という山も爺ヶ岳が悪天候でリスケしている段階で知った。リスケの提案に関わることができず申し訳なさを感じた。とはいえ皆の考えを聞く良い機会だったと思うし、私を含めた冬山初心者がいて、かつメンバーも多い中でリーダーがどのような考えで計画を立てているのか勉強になった。
結果として登頂できた。素晴らしい景色を堪能した。メンバーと交流できたし、南アルプスに接点を得ることができてよかったと思う。以降次回山行に活かす為に学んだことと反省点、課題を抜粋する。
学んだこと
•シェルのリペア方法
•シャベル、ワカンの外付けの方法
•テントの生活の仕方(靴、スパッツの置き場所)
•ガス缶を温めると火の威力が回復すること
•レイヤリングの可能性(下はミッドレイヤーなしでもいいかも、上はベストを着用することで手の自由を得る)
•足の指の癖(薬指、小指が内側に剃り気味で長時間歩行で擦れる)
反省点&次回に持ち越す課題
•アイゼンで急斜面歩行でシェルに穴をあけた
•雪から水を作る方法を知れなかった
•爆風でのテント設営ができなかった
•なぜ往路でルンゼに行ってしまったのか
テントの中では卵付きのすき焼き、ドライカレーなど手間暇かけた豪華な食事をいただいたりして、梅酒やワインもあって楽しい時間を過ごせました。メンバーに感謝です。
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