富士山(水ヶ塚公園スタート、御殿場ルート経由)
- GPS
- 16:39
- 距離
- 22.6km
- 登り
- 2,475m
- 下り
- 2,464m
コースタイム
- 山行
- 15:10
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 16:34
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
この日は全体的に好条件でしたが、やはり頂上付近はアイスバーン。六合目から下はモナカ雪による踏抜きで体力奪われました。 |
その他周辺情報 | 水ヶ塚公園はトイレ利用可で車中泊には便利 |
予約できる山小屋 |
御殿場口七合四勺・わらじ館
|
写真
感想
雪訓で何度も訪れていた富士山でありますが、毎回トレーニング目的で来ていた為、実は一度も冬の富士山頂上へ訪れた事がありませんでした。毎年モヤモヤした気分で冬の富士山へ来ていたので、一度くらいは冬富士山頂に立ってやろうと思い今回の山行を計画しました。
太郎坊洞門からスタートする予定でしたが、トンネルに一番近い駐車スペースに柵が設けられ立入り禁止になっていました。ちょっと進めば路肩に駐車できそうな所が何箇所かありましたが、側溝に蓋がしてない所があり脱輪する恐れがあります。駐めるなら明るい内に確認した方が良さそうです。私は仕方がないので水ヶ塚公園スタートとしました。水ヶ塚公園はトイレも使用可能で、車中泊するには快適です。
先ずは幕岩上を目指し、そこから四辻へと思っていましたが、暗くて道が分からず無駄に幕岩下へ寄り道し、更に三辻へ出てしまいました。まあここまで来れば暗闇でも二ツ塚が確認できるので、上塚をかすめる様に御殿場ルートのブル道に繋げました。アイゼンは次郎坊付近で早々に装着。所々アイスバーンになっていました。ここから先、六合目付近までモナカ雪に足を取られそれなりに体力を消費。雪の少ない岩場を狙ってルートファインディングしつつ長田尾根記念碑に到着しました。ここから先は、長田尾根か大弛沢へ行くのが一般的であると思いますが、雪の状態がすこぶる良かったので夏道を選択。下調べではかなり悪いと言う情報が多いですが、個人的にはそこまでは感じませんでした。確かに滑ったら終わりと言う箇所は存在しましたが、フラットフッティング&キックステップがキチンとできていれば問題ないと思いました。とは言え、雪の状態によって難易度は大きく変わってくるとは思うので、やはり冬山初心者は安易に取付かない方が身のためでしょう。この日の山頂は珍しく穏やかだったので、剣ヶ峰も踏む事ができました。
下山も夏道を利用しましたが、途中六合目付近から宝永山をかすめる様に、強引に須山口登山歩道に繋げました。この日の雪の状態を加味した上での選択でしたが、雪面に所々亀裂が生じていて雪崩のリスクを感じました。また、須山口登山歩道も不明瞭で、道迷い注意です。この下山ルートは参考にしない方が良いと思います。何か質問等ございました、コメント欄でどうぞ。
装備品
アイゼン(カシンブレードランナーアルパイン)、ピッケル(DMMのテクニカル規格)、服装はファイントラックのカタログ通り、ゲイター、冬靴(ザンバランマウンテンプロ)、テルモス1L、行動食、非常食、スマホ、予備バッテリー、キャップライト、ファーストエイドキット、ツェルト、火器、コッフェル、手袋(アンダーは100均のフリース素材、オーバーは保温材入の厳冬期仕様のもの)、サングラス
※注意喚起
雪山にはサングラスは必携です。この日も視距狭窄、雪目で目が見えなくなってしまった要救助者に遭遇しました。冬の富士山ではヘリが容易に近づけない為、救助が到着するまで5時間以上かかります。ツェルト、保温着、火器類も必ず携帯しましょう。これらの装備の有無がトラブルに見舞われた時の生死の分岐点と言っても過言ではありません。
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