五本地蔵山・金刀毘羅山・高ノ峰 〜正月の運動不足を解消しよう〜
- GPS
- 04:22
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 394m
- 下り
- 394m
コースタイム
天候 | 曇/晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。全行程の半分以上は車の通行が可能な道です(進入禁止になっている部分もありますが)。林の中の歩道は倒木などがありますが、要所にテープの案内があって、方向さえ間違えなければ問題なく進めます。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
フリースジャケット
ニット帽
登山靴
サブザック(19L)
昼食(シリアルバー)
行動食(飴)
飲料(お茶600mL)
地図(コース図・地形図)
スマホ(GPS+ナビ)
iPad mini(GPS+ログ)
カメラ
ドローン(MavicMini)
サブバッテリー
腕時計
手拭い
ファストエイドセット
財布(お賽銭)
|
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備考 | ドローンは飛ばしませんでした。 |
感想
週末の天気が思わしくなかったのと、お正月が続いて一月ほど外歩きをしていなかった。流石にそろそろ体力低下と体重増加が気になって、どこかを歩いてみようと探した。山陰は冬場は雨・雪がちで、山には積雪があるので、天気予報の良い日と場所を探したら、日曜日の岡山県が良さそうだとわかった。南へ行けば行くほど降水確率は低いが、あまり遠くは行き帰りに時間がかかって大変だ。そこで、津山の少し南に岡山100名山の3山を歩けそうなコースを見つけて、そこ歩いてみることにした。距離は10km余りあるが、標高差は400m程度なのでハイキング気分で歩けそうだ。
この日の朝、鳥取県は小雨が降っていた。中国山地は白く雪をかぶっており、峠の道の脇には積雪があった。そして津山の辺りまで道路は濡れていて霧もかかっていた。天気は本当に大丈夫なのかとやや不安になったが、出発点の本山寺に着くと陽が差して、清々しい気分で歩き始めることができた。
岩間山本山寺は創建から1300年以上経つ天台宗の寺院で高台の広い敷地にいくつもの建物がある。初詣の時期も過ぎたので境内には参拝者の姿はなく、落ち葉を掃く音だけが響いていた。境内を抜け、三重塔の脇を通って裏山へ向かう落ち葉の積もった道へ入った。しばらく進むと未舗装ではあるが車が通れるように整地された平坦な道に出る。草と灌木に囲まれていて展望は良くないが、近くに山影も見えず、高原であることが伺えた。
最初に五本地蔵山へ行ってみた。「山」とは名ばかりで、道から数メートル薮の中に入ったところの三角点がある場所が山頂のようだった。道を戻って東方向へ進むと、次の山頂「金刀比羅山」があった。ここには古い社や祠がある。三角点もあるらしかったのだが、後で気付いてその場では確認せずじまいだった。そこから北東方向へ山道を少し下るとアスファルト舗装された道へ出る。分岐へ入って、落ち葉の覆った舗装林道を進み、途中で右の森の中の小径へ入って高ノ峰を目指す。
高ノ峰山頂も「山」とか「峰」と言うほどではない、灌木に囲まれた丘だった。小さな祠とその脇に三角点の標石があるのが目印だ。朱塗りの少し残っている柱が何本か横たわっていて、以前は社か鳥居があったのであろうことが伺えた。今では林に囲まれていて周囲を展望することもできない。それでも時々はここを訪れる人もあるのだろう。森の中の道は明瞭で特に標識は無いものの木の枝に巻かれた黄色やピンクのテープで迷うことなく進むことができた。
リュックの中にドローンを入れてきたのだが、離陸に適した平坦な場所が確保しにくかったり、頭上に木の枝が張り出していたりしたので、結局飛ばさなかった。昼食も、荷物にならないようにとカロリーメイトとナッツのシリアルバーしか持ってきていなかったので、休憩時間はあまり多くとらなかった。
舗装道路へ戻り、本山寺へ向かった。どうやらこの道が中国自然歩道らしい。個人的には車の通る道を自然歩道と兼ねず山の中に歩道を整備してほしいと思う。が、昔の人が歩いた道で主要な道は今では車の通れる道になっているわけで、無理して舗装道路になっている所を避けて無理やり歩道を作るというのも自然歩道の趣旨に反しているのかもしれない。この道沿いは「本山モミ・ツガ・クリ等遺伝資源希少個体群保護林」に制定され保護されているらしく、山腹や谷筋に古い巨木がいくつも見られた。自然を感じ、学ぶのに良い環境だと感じた。
この日歩いたルートは急傾斜やヤブコギはなく、清々しい空気の中ゆっくりと自然の中を散策できる手ごろなコースだった。新緑や紅葉の頃にはまた違った楽しみもありそうだ。正月で鈍った体も少し元気を取り戻すことができたように思う。
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