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Yamareco

記録ID: 5075762
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ハイキング
中国

五本地蔵山・金刀毘羅山・高ノ峰 〜正月の運動不足を解消しよう〜

2023年01月08日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:22
距離
11.1km
登り
394m
下り
394m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:58
休憩
0:24
合計
4:22
距離 11.1km 登り 396m 下り 394m
9:51
70
スタート地点:本山寺駐車場
11:01
43
11:44
11:51
50
12:41
12:58
75
14:13
ゴール地点:本山寺駐車場
天候 曇/晴
過去天気図(気象庁) 2023年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
本山寺をナビにセットして向かいました。車は本山寺前の駐車場をお借りしました。
コース状況/
危険箇所等
危険個所はありません。全行程の半分以上は車の通行が可能な道です(進入禁止になっている部分もありますが)。林の中の歩道は倒木などがありますが、要所にテープの案内があって、方向さえ間違えなければ問題なく進めます。
津山を過ぎて吉井川沿いをしばらく進みます。津山盆地は霧です。
2023年01月08日 09:32撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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1/8 9:32
津山を過ぎて吉井川沿いをしばらく進みます。津山盆地は霧です。
本山寺に着きました。駐車場の端に車を置きました。
2023年01月08日 09:52撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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本山寺に着きました。駐車場の端に車を置きました。
ずいぶん格式の高いお寺のようです。
2023年01月08日 09:56撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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ずいぶん格式の高いお寺のようです。
健康で楽しい山歩きができますように。
2023年01月08日 10:01撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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健康で楽しい山歩きができますように。
風格のある三重塔
2023年01月08日 10:06撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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風格のある三重塔
百度石、ここでお百度参りをするんですね。初めて見ました。
2023年01月08日 10:08撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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百度石、ここでお百度参りをするんですね。初めて見ました。
境内を抜けて裏山へ入ってきました。
2023年01月08日 10:11撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1/8 10:11
境内を抜けて裏山へ入ってきました。
光の射す方へ。
2023年01月08日 10:12撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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光の射す方へ。
道の脇に古い石塔?
2023年01月08日 10:20撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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道の脇に古い石塔?
稜線(縦走線)へ出ました。右折します。
2023年01月08日 10:28撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1/8 10:28
稜線(縦走線)へ出ました。右折します。
このたび入手したプロトレック、白い文字盤がお気に入りです。
2023年01月08日 10:33撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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1/8 10:33
このたび入手したプロトレック、白い文字盤がお気に入りです。
赤い実が綺麗、ミヤマシキミかな。
2023年01月08日 10:37撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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赤い実が綺麗、ミヤマシキミかな。
標識はほとんどありませんが、幹や枝に巻かれたテープに案内が記されています。
2023年01月08日 10:41撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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標識はほとんどありませんが、幹や枝に巻かれたテープに案内が記されています。
サルノコシカケ
2023年01月08日 10:44撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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サルノコシカケ
車の通れそうな道に出ました。
2023年01月08日 10:45撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1/8 10:45
車の通れそうな道に出ました。
平坦な道を進みます。
2023年01月08日 10:46撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1/8 10:46
平坦な道を進みます。
残念ながら展望はありません。
2023年01月08日 10:55撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1/8 10:55
残念ながら展望はありません。
道から少し入ったところが五本地蔵山の山頂のようです。
2023年01月08日 11:01撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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道から少し入ったところが五本地蔵山の山頂のようです。
三等三角点「塩ノ内」
北緯 34°56′01″.9742
東経 133°59′43″.6273
標高(m) 427.62
2023年01月08日 11:02撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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三等三角点「塩ノ内」
北緯 34°56′01″.9742
東経 133°59′43″.6273
標高(m) 427.62
確かにここが山頂のようです。
2023年01月08日 11:03撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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確かにここが山頂のようです。
この辺りはデイサイト地帯のようですが。判別は難しいですね。
2023年01月08日 11:13撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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1/8 11:13
この辺りはデイサイト地帯のようですが。判別は難しいですね。
戻って再び林の中に入ります。
2023年01月08日 11:23撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1/8 11:23
戻って再び林の中に入ります。
ヒノキ林かな。
2023年01月08日 11:26撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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ヒノキ林かな。
左に折れると本山寺へ戻りますが直進して金刀比羅山方向へ向かいます。
2023年01月08日 11:33撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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1/8 11:33
左に折れると本山寺へ戻りますが直進して金刀比羅山方向へ向かいます。
コナラ?ミズナラ?
2023年01月08日 11:39撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1/8 11:39
コナラ?ミズナラ?
謎の石垣?石積み?
2023年01月08日 11:42撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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謎の石垣?石積み?
金毘羅山宝篋印塔 
2023年01月08日 11:44撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1/8 11:44
金毘羅山宝篋印塔 
大きな岩、これもデイサイトのはずです。
2023年01月08日 11:45撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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大きな岩、これもデイサイトのはずです。
何の標識も説明もなく突然古いお堂が現れました。
2023年01月08日 11:47撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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何の標識も説明もなく突然古いお堂が現れました。
その上にもう一つ建造物が
2023年01月08日 11:48撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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その上にもう一つ建造物が
これが金刀比羅宮のようです。
2023年01月08日 11:49撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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1/8 11:49
これが金刀比羅宮のようです。
お昼が近いけれど昼食はもう少し後にしよう。
2023年01月08日 11:54撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1/8 11:54
お昼が近いけれど昼食はもう少し後にしよう。
下りに入ります。
2023年01月08日 11:59撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1/8 11:59
下りに入ります。
やや急な下り坂、特に標識はありませんが、迷わないようになっています。
2023年01月08日 12:04撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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1/8 12:04
やや急な下り坂、特に標識はありませんが、迷わないようになっています。
道へ出ました。
2023年01月08日 12:05撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1/8 12:05
道へ出ました。
ここからしばらく舗装道路歩きです。
2023年01月08日 12:08撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1/8 12:08
ここからしばらく舗装道路歩きです。
人通りが少ないとねぇ。この日もほとんど人にはありませんでした。
2023年01月08日 12:12撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1/8 12:12
人通りが少ないとねぇ。この日もほとんど人にはありませんでした。
車で侵入できるのはここまでのようです。
2023年01月08日 12:13撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1/8 12:13
車で侵入できるのはここまでのようです。
リボンにちゃんと案内が。
2023年01月08日 12:17撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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リボンにちゃんと案内が。
地図だとここにはアンテナがあるはずですが、今はありません。KDDIの管理地となっています。
2023年01月08日 12:29撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1/8 12:29
地図だとここにはアンテナがあるはずですが、今はありません。KDDIの管理地となっています。
秋には入山禁止らしいので注意しよう。
2023年01月08日 12:32撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1/8 12:32
秋には入山禁止らしいので注意しよう。
林道から右に折れて山の中に入ります。
2023年01月08日 12:34撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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1/8 12:34
林道から右に折れて山の中に入ります。
今日は入山可の期間です。
2023年01月08日 12:35撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1/8 12:35
今日は入山可の期間です。
案内ありがとうございます。
2023年01月08日 12:36撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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案内ありがとうございます。
落ち葉に埋もれていますがルートは判別できます。若干上っていきます。
2023年01月08日 12:40撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1/8 12:40
落ち葉に埋もれていますがルートは判別できます。若干上っていきます。
三等三角点「高ノ峰」
北緯 34°57′06″.6204
東経 134°01′28″.4161
標高(m) 516.46
2023年01月08日 12:42撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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1/8 12:42
三等三角点「高ノ峰」
北緯 34°57′06″.6204
東経 134°01′28″.4161
標高(m) 516.46
ここもあまり山頂らしくないですが地図上ではここがピークですね。
2023年01月08日 12:42撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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1/8 12:42
ここもあまり山頂らしくないですが地図上ではここがピークですね。
シリアルが残っていたのでこれで昼食にします。
2023年01月08日 12:47撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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1/8 12:47
シリアルが残っていたのでこれで昼食にします。
朱塗りの柱が何本か横たわっています。鳥居か櫓か、何か建造物があったようです。
2023年01月08日 12:53撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1/8 12:53
朱塗りの柱が何本か横たわっています。鳥居か櫓か、何か建造物があったようです。
木の枝が覆っているのでドローン飛行は断念しました。
2023年01月08日 12:58撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1/8 12:58
木の枝が覆っているのでドローン飛行は断念しました。
引き返します。
2023年01月08日 13:00撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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1/8 13:00
引き返します。
行きがけには気付かなかった、こんな所にも祠があります。
2023年01月08日 13:01撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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行きがけには気付かなかった、こんな所にも祠があります。
冬の花、ヤブツバキの赤い花。
2023年01月08日 13:15撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1/8 13:15
冬の花、ヤブツバキの赤い花。
分岐点まで戻ってきました。ここで右折して本山寺方面へ向かいます。
2023年01月08日 13:29撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1/8 13:29
分岐点まで戻ってきました。ここで右折して本山寺方面へ向かいます。
この道は中国自然歩道になっています。
2023年01月08日 13:34撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1/8 13:34
この道は中国自然歩道になっています。
血洗の滝は少し遠いので、帰りに車で立ち寄りました。
2023年01月08日 13:36撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1/8 13:36
血洗の滝は少し遠いので、帰りに車で立ち寄りました。
谷筋が鬱蒼とした雑木林になっています。「本山モミ・ツガ・クリ等遺伝資源希少個体群保護林」に指定されているそうです。
2023年01月08日 13:46撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1/8 13:46
谷筋が鬱蒼とした雑木林になっています。「本山モミ・ツガ・クリ等遺伝資源希少個体群保護林」に指定されているそうです。
いろんな樹木が自然のまま残されていますが、ヒノキぐらいしか判別できません。
2023年01月08日 13:47撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1/8 13:47
いろんな樹木が自然のまま残されていますが、ヒノキぐらいしか判別できません。
良い森だ。
2023年01月08日 13:49撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1/8 13:49
良い森だ。
本山寺裏手に戻ってきました。
2023年01月08日 13:52撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1/8 13:52
本山寺裏手に戻ってきました。
境内を抜けて行きます。
2023年01月08日 13:54撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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1/8 13:54
境内を抜けて行きます。
敷地の中を散策してみました。
2023年01月08日 13:58撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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1/8 13:58
敷地の中を散策してみました。
戻ってきました。今日は日差しはあまりなかったけれど、気持ちよく歩けました。
2023年01月08日 14:05撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1/8 14:05
戻ってきました。今日は日差しはあまりなかったけれど、気持ちよく歩けました。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ フリースジャケット ニット帽 登山靴 サブザック(19L) 昼食(シリアルバー) 行動食(飴) 飲料(お茶600mL) 地図(コース図・地形図) スマホ(GPS+ナビ) iPad mini(GPS+ログ) カメラ ドローン(MavicMini) サブバッテリー 腕時計 手拭い ファストエイドセット 財布(お賽銭)
備考 ドローンは飛ばしませんでした。

感想

 週末の天気が思わしくなかったのと、お正月が続いて一月ほど外歩きをしていなかった。流石にそろそろ体力低下と体重増加が気になって、どこかを歩いてみようと探した。山陰は冬場は雨・雪がちで、山には積雪があるので、天気予報の良い日と場所を探したら、日曜日の岡山県が良さそうだとわかった。南へ行けば行くほど降水確率は低いが、あまり遠くは行き帰りに時間がかかって大変だ。そこで、津山の少し南に岡山100名山の3山を歩けそうなコースを見つけて、そこ歩いてみることにした。距離は10km余りあるが、標高差は400m程度なのでハイキング気分で歩けそうだ。
 この日の朝、鳥取県は小雨が降っていた。中国山地は白く雪をかぶっており、峠の道の脇には積雪があった。そして津山の辺りまで道路は濡れていて霧もかかっていた。天気は本当に大丈夫なのかとやや不安になったが、出発点の本山寺に着くと陽が差して、清々しい気分で歩き始めることができた。
 岩間山本山寺は創建から1300年以上経つ天台宗の寺院で高台の広い敷地にいくつもの建物がある。初詣の時期も過ぎたので境内には参拝者の姿はなく、落ち葉を掃く音だけが響いていた。境内を抜け、三重塔の脇を通って裏山へ向かう落ち葉の積もった道へ入った。しばらく進むと未舗装ではあるが車が通れるように整地された平坦な道に出る。草と灌木に囲まれていて展望は良くないが、近くに山影も見えず、高原であることが伺えた。
 最初に五本地蔵山へ行ってみた。「山」とは名ばかりで、道から数メートル薮の中に入ったところの三角点がある場所が山頂のようだった。道を戻って東方向へ進むと、次の山頂「金刀比羅山」があった。ここには古い社や祠がある。三角点もあるらしかったのだが、後で気付いてその場では確認せずじまいだった。そこから北東方向へ山道を少し下るとアスファルト舗装された道へ出る。分岐へ入って、落ち葉の覆った舗装林道を進み、途中で右の森の中の小径へ入って高ノ峰を目指す。
 高ノ峰山頂も「山」とか「峰」と言うほどではない、灌木に囲まれた丘だった。小さな祠とその脇に三角点の標石があるのが目印だ。朱塗りの少し残っている柱が何本か横たわっていて、以前は社か鳥居があったのであろうことが伺えた。今では林に囲まれていて周囲を展望することもできない。それでも時々はここを訪れる人もあるのだろう。森の中の道は明瞭で特に標識は無いものの木の枝に巻かれた黄色やピンクのテープで迷うことなく進むことができた。
 リュックの中にドローンを入れてきたのだが、離陸に適した平坦な場所が確保しにくかったり、頭上に木の枝が張り出していたりしたので、結局飛ばさなかった。昼食も、荷物にならないようにとカロリーメイトとナッツのシリアルバーしか持ってきていなかったので、休憩時間はあまり多くとらなかった。
 舗装道路へ戻り、本山寺へ向かった。どうやらこの道が中国自然歩道らしい。個人的には車の通る道を自然歩道と兼ねず山の中に歩道を整備してほしいと思う。が、昔の人が歩いた道で主要な道は今では車の通れる道になっているわけで、無理して舗装道路になっている所を避けて無理やり歩道を作るというのも自然歩道の趣旨に反しているのかもしれない。この道沿いは「本山モミ・ツガ・クリ等遺伝資源希少個体群保護林」に制定され保護されているらしく、山腹や谷筋に古い巨木がいくつも見られた。自然を感じ、学ぶのに良い環境だと感じた。
 この日歩いたルートは急傾斜やヤブコギはなく、清々しい空気の中ゆっくりと自然の中を散策できる手ごろなコースだった。新緑や紅葉の頃にはまた違った楽しみもありそうだ。正月で鈍った体も少し元気を取り戻すことができたように思う。

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