甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳、仙水小屋 2005年
- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 2,255m
- 下り
- 2,300m
コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 7:00
天候 | 曇り、雨、晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
この年の8月3日、4日には、山梨の誇り白峰三山、北岳、間ノ岳、農鳥岳を縦走している。
その1週間後の10、11日今度は、仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳に登頂している。
ところが、仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳の山行記録がない。
今からは考えられない。
幸いなことに写真は残していた。
記憶を辿る。
2005年8月10、11日
山=仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳
今回で確か2回目の仙丈と甲斐駒。前回は、北沢長衛小屋(北沢駒仙小屋)に宿泊したが、今回は、どうしても仙水小屋に泊まりたかった。
何とか、10日に予約が取れたのだ。
予約制なのだ、この小屋。
8月10日
北沢峠には、7:40頃、着いたようだ。
とすると、広河原が7:00頃。
6:00ごろの芦安からのバスに乗ったと思われる。
天気は良いと思っていたのだが。
7:45北沢峠出発
登りやすい道を進む。
ガスがかかってきて、今にも降りだしそう。
実際、下山してくる方は皆さんレインウェアで下りてくる。
次第に覚悟を決める。
9:10大滝頭着。
とうとうレインウェアを身につける。
久しぶりに着る。
9:20大滝頭出発
しばらくすると森林限界を超える。
すごいガス。
もう先は見えない。
稜線に出ると強風と雨。
それでも引き返すほどではないし、他の登山者も登っている。
本来なら、振り向けば甲斐駒ケ岳が大きく見えるはずなのに。
9:55小仙丈ケ岳
10:05小仙丈ケ岳発
ハイマツと南アルプスの女王をじっくり眺めながら、周囲に目を配ると北岳、間ノ岳、…、のはずであったが、天候は一向に回復しそうにない。
それでも先を目指す。
10:40仙丈ケ岳
11:00仙丈ケ岳発
ガスの中であった。カールも何も見えない。
不運。
仙塩尾根に入らないように注意して進む。
11:50馬の背ヒュッテ
11:55馬の背ヒュッテ
この辺りはとにかくガスから逃れたいので早足で。
馬の背ヒュッテから藪沢に下らず、大滝頭へ。
12:30大滝頭着
雨も小降りになり、レインウェアを脱いだ。
12:45大滝頭発
13:40北沢峠戻り
13:50北沢峠発
やはり人が多い。
すぐに今日の宿泊地である仙水小屋へ。
急ぐ。
北沢長衛小屋(現在、北沢駒仙小屋)を通過する時、テントのお花。
すごい数だ。
栗沢山への登山口を分け、進む。
疲れた足に鞭打って。
ロープが貼ってある場所などあるが、難なくクリアー。
数名を追い越す。
14:45仙水小屋着
予約制のこの小屋は、食事がおいしいと評判で、2日前に予約した。
ちょうど、10日はあいているということで、ラッキーであった。
雨には降られたが。
ただ、途中で止んだ雨は、その後降る様子もなく、空には回復の兆しが出ていた。
小屋では、山の雑誌がおいてあったりしたので、着替えた後ゆっくりした。
16:30頃から外での食事
ビールがうまい。
食事もうまい。
確か、8:00PMには消灯した。
この小屋では、布団も小屋の人が一斉に敷いてくれた。
予約制で人数が少ないのが良いのだ。
気に入った。
8月11日
3:40頃
全員が起こされ、布団もたたんでくれる。
なぜか、それは、仙水峠で日の出を見てもらおうという小屋の配慮なのだ。
つまり、この時間に起きて、朝ごはんを食べ、出発すれば、ちょうど仙水峠で日の出を見ることができるのだ。
4:30仙水小屋発
暗がりの中、ヘッドライトつけて進むが迷うような所はない。
空は明るさが見える。
今日は晴れる。
しばらくすると石のごろごろしたところ。右の栗沢山と左の駒津峰の岩石帯を抜けると峠だ。
空は白々と明るくなり、日の出の雰囲気になる。
5:00仙水峠着
そこには、10人以上も居ただろうか、今か今かと日の出を待つ。
右に行けば栗沢山からアサヨ峰だが、当然ここは左へ。
その瞬間は歓声が挙がった。
それにしても摩利支天がぐんと大きく迫っているな。
5:20仙水峠発
駒津峰を目指して、高度差500mくらいの急登をぐんぐん登る。
疲れては、右に大きく見える摩利支天や次第に姿を現す栗沢山に見とれる。
6:30駒津峰
6:38駒津峰発
多くの登山者が休んでいた。
まだ早いのに。
甲斐駒が大きく迫ってくる。
六方石へ下って、いよいよ白砂のザレを摩利支天よりに進む。
直登もあるが、前回も今回も避けた。
いつか挑戦しよう。
それにしてもこのザレの登り苦しいのだ。
7:50甲斐駒ケ岳山頂
人が多い。
眺望もすごい。
うれしい。
写真も撮れる。
北沢峠のバスの関係もあり、少し時間調整でゆっくりした。
黒戸尾根への憧れか、その方面もじっくり見た。
そちらから登ってくる人に話も聞いた。
その憧れは、2006年、2007年に実現するのだが。
8:40甲斐駒ケ岳発
白砂のザレは多くの人が踏んでいるため、あらぬところに踏跡がついているのでガスの時など注意が必要だろう。
9:30駒津峰
9:55駒津峰発
12:00北沢峠
からだを良く拭いた。
着替えは広河原、芦安とバスを乗り継いで、芦安の駐車場で行った。
雨にも降られたが充実した山行となった。
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