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Yamareco

記録ID: 509823
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無雪期ピークハント/縦走
大雪山

トムラウシ山(俵真布コース)

2014年09月14日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
09:35
距離
42.7km
登り
2,104m
下り
2,104m
歩くペース
とても速い
0.40.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

上俵真布林道ゲート5:42→(MTB)→6:32台地林道ゲート6:38→8:03扇沼山8:05→10:26トムラウシ山11:00→14:40上俵真布林道14:45→15:10上俵真布林道ゲート
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
美瑛町から道道213号〜718号〜上俵真布林道で現在の登山口へ。
上俵真布林道は上川中部森林管理署に申請してゲートの鍵を借りる必要あり。
コース状況/
危険箇所等
特にルート上、危険箇所はありません。ただし、扇沼山からトムラウシ山までの約10KMは森林限界を超えた風衝地形で、悪天候の場合は逃げ場がないので、ビバーク装備は必携で進退の判断も慎重さが求められます。
上俵真布林道ゲート。鍵は事前に上川中部森林管理署へ申請して借受が必要です。
2014年09月14日 05:35撮影 by  DSC-WX1, SONY
9/14 5:35
上俵真布林道ゲート。鍵は事前に上川中部森林管理署へ申請して借受が必要です。
行き先決定が遅れ鍵を借受できなかった私は、第二の足、MTBで出発。気温は6度と低いので、アウターと手袋を着込んでいきます。
2014年09月14日 05:37撮影 by  DSC-WX1, SONY
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9/14 5:37
行き先決定が遅れ鍵を借受できなかった私は、第二の足、MTBで出発。気温は6度と低いので、アウターと手袋を着込んでいきます。
現在の登山口・台地林道までは約7KM、標高差300M強。勾配は6%前後ですが、路面が荒れた箇所もあるので、インナー×ローまで使ってゆっくり進む。それでも汗が噴き出てアウター早々と脱ぎました。
2014年09月14日 06:02撮影 by  DSC-WX1, SONY
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9/14 6:02
現在の登山口・台地林道までは約7KM、標高差300M強。勾配は6%前後ですが、路面が荒れた箇所もあるので、インナー×ローまで使ってゆっくり進む。それでも汗が噴き出てアウター早々と脱ぎました。
約50分で登山口へ。MTBをデポし、登山モードに変身している間に4,5台ぞくぞくとやって来ました。
2014年09月14日 06:31撮影 by  DSC-WX1, SONY
9/14 6:31
約50分で登山口へ。MTBをデポし、登山モードに変身している間に4,5台ぞくぞくとやって来ました。
台地林道ゲートから入山。
2014年09月14日 06:32撮影 by  DSC-WX1, SONY
9/14 6:32
台地林道ゲートから入山。
数年前までは車でも通行できたようですが、約2KMの半分は荒れてます。事業用としての役割が終わっているのであればもう整備はされないでしょう。
2014年09月14日 06:47撮影 by  DSC-WX1, SONY
9/14 6:47
数年前までは車でも通行できたようですが、約2KMの半分は荒れてます。事業用としての役割が終わっているのであればもう整備はされないでしょう。
台地林道の終点は広〜いスペース。
2014年09月14日 06:57撮影 by  DSC-WX1, SONY
9/14 6:57
台地林道の終点は広〜いスペース。
歩道自体は整備されてますが、数日前の雨で泥濘んで、徐々に岩も現れ滑って結構歩きづらいです。
2014年09月14日 07:24撮影 by  DSC-WX1, SONY
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9/14 7:24
歩道自体は整備されてますが、数日前の雨で泥濘んで、徐々に岩も現れ滑って結構歩きづらいです。
標高1400Mを過ぎたあたりで突如現れるロックガーデンで、来し方向を振り返る。この辺の標高でも紅葉が結構進んでいます。
2014年09月14日 07:42撮影 by  DSC-WX1, SONY
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9/14 7:42
標高1400Mを過ぎたあたりで突如現れるロックガーデンで、来し方向を振り返る。この辺の標高でも紅葉が結構進んでいます。
左手には遠く旭岳が望まれる。
2014年09月14日 07:41撮影 by  DSC-WX1, SONY
9/14 7:41
左手には遠く旭岳が望まれる。
約100Mほどのロックガーデンからはジグ道となりハイマツのトンネルを抜けると間もなく扇沼山。
2014年09月14日 07:55撮影 by  DSC-WX1, SONY
9/14 7:55
約100Mほどのロックガーデンからはジグ道となりハイマツのトンネルを抜けると間もなく扇沼山。
ハイマツを抜けると扇沼山山頂で、その向こうには十勝連峰がこれまで見たことのない角度で姿を現す、感動の瞬間。
2014年09月14日 07:59撮影 by  DSC-WX1, SONY
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9/14 7:59
ハイマツを抜けると扇沼山山頂で、その向こうには十勝連峰がこれまで見たことのない角度で姿を現す、感動の瞬間。
眼下には硫黄沼も現れた。この景色だけでも十分過ぎるけど、今日の予定はトムラウシ山、少しだけ休憩して先を急ぎます。
2014年09月14日 07:59撮影 by  DSC-WX1, SONY
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9/14 7:59
眼下には硫黄沼も現れた。この景色だけでも十分過ぎるけど、今日の予定はトムラウシ山、少しだけ休憩して先を急ぎます。
目指すトムラウシ山はまだまだ向こう。途中の兜岩のカブトも良く目立ちます。


2014年09月14日 08:03撮影 by  DSC-WX1, SONY
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9/14 8:03
目指すトムラウシ山はまだまだ向こう。途中の兜岩のカブトも良く目立ちます。


気持ちの良い尾根歩き。歩きやすく勾配もほとんどないので距離が稼げます。
2014年09月14日 08:10撮影 by  DSC-WX1, SONY
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9/14 8:10
気持ちの良い尾根歩き。歩きやすく勾配もほとんどないので距離が稼げます。
扇沼山を振り返ったところ。この角度も絶景です。
2014年09月14日 08:11撮影 by  DSC-WX1, SONY
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9/14 8:11
扇沼山を振り返ったところ。この角度も絶景です。
兜岩が近くなると下り基調となり一旦150Mほど標高を捨てる。
2014年09月14日 08:29撮影 by  DSC-WX1, SONY
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9/14 8:29
兜岩が近くなると下り基調となり一旦150Mほど標高を捨てる。
再び三川台に向け標高を上げ始めると荒々しい兜岩の全貌が良く見えるようになる。
2014年09月14日 08:43撮影 by  DSC-WX1, SONY
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9/14 8:43
再び三川台に向け標高を上げ始めると荒々しい兜岩の全貌が良く見えるようになる。
手前のあのピークを超えると縦走路との合流点の三川台。
2014年09月14日 08:59撮影 by  DSC-WX1, SONY
9/14 8:59
手前のあのピークを超えると縦走路との合流点の三川台。
美瑛川、辺部川、ユウトムラウシ川の3つの源流部になっている三川台。トムラウシ山までは約4.3KM。ようやく射程内に入りました。
2014年09月14日 09:11撮影 by  DSC-WX1, SONY
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9/14 9:11
美瑛川、辺部川、ユウトムラウシ川の3つの源流部になっている三川台。トムラウシ山までは約4.3KM。ようやく射程内に入りました。
右手眼下にカール地形の湖沼群を望みながらここもとっても気持ちいい縦走路。ただ、悪天時は猛烈な風が吹き荒れ逃げ場がない別世界になるのでしょう。
2014年09月14日 11:58撮影 by  DSC-WX1, SONY
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9/14 11:58
右手眼下にカール地形の湖沼群を望みながらここもとっても気持ちいい縦走路。ただ、悪天時は猛烈な風が吹き荒れ逃げ場がない別世界になるのでしょう。
左手には文字通りイワイチョウで黄金色に染まる黄金が原
2014年09月14日 11:30撮影 by  DSC-WX1, SONY
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9/14 11:30
左手には文字通りイワイチョウで黄金色に染まる黄金が原
ウラシマツツジやチングルマの綿毛など彩の絨毯。
2014年09月14日 09:48撮影 by  DSC-WX1, SONY
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9/14 9:48
ウラシマツツジやチングルマの綿毛など彩の絨毯。
南沼キャンプ指定地から見上げるトム(親愛を込めて)
2014年09月14日 10:04撮影 by  DSC-WX1, SONY
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9/14 10:04
南沼キャンプ指定地から見上げるトム(親愛を込めて)
温泉コースからのツアー客もあと一息頑張っています。片道約15KMの道中、ハッキリ言ってここの登りが一番きつかったです。
2014年09月14日 10:06撮影 by  DSC-WX1, SONY
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9/14 10:06
温泉コースからのツアー客もあと一息頑張っています。片道約15KMの道中、ハッキリ言ってここの登りが一番きつかったです。
約1年ぶりのトム山頂。大勢の登山客で賑わっていて、眺望に感嘆するやら、初登頂の喜びを噛みしめるやら・・・ここで100名山完登の方もいらっしゃいました。
2014年09月14日 10:23撮影 by  DSC-WX1, SONY
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9/14 10:23
約1年ぶりのトム山頂。大勢の登山客で賑わっていて、眺望に感嘆するやら、初登頂の喜びを噛みしめるやら・・・ここで100名山完登の方もいらっしゃいました。
表大雪方向は旭岳(左)から白雲岳(右)への眺望。東の石狩連峰は雲の中で十勝連峰も雲が被り始め眺望的にはベストではなかったですが、これでも十分です。
2014年09月14日 10:50撮影 by  DSC-WX1, SONY
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9/14 10:50
表大雪方向は旭岳(左)から白雲岳(右)への眺望。東の石狩連峰は雲の中で十勝連峰も雲が被り始め眺望的にはベストではなかったですが、これでも十分です。
徐々にガスがかかり始め冷たい風が吹き始めましたが、帰路は往路とは違った角度で景色を楽しみながら無事8時間の登山を完了。大満足の山行となりました。
2014年09月14日 11:32撮影 by  DSC-WX1, SONY
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9/14 11:32
徐々にガスがかかり始め冷たい風が吹き始めましたが、帰路は往路とは違った角度で景色を楽しみながら無事8時間の登山を完了。大満足の山行となりました。
撮影機器:

感想

天気予報と睨めっこして今週も直前まで行き先を決められない。実は単にで優柔不断なだけ。最終的には例年より早く紅葉が進んでいる大雪方面、トムラウシ山に決定。ルートはエスケープルートとして復活し最近登山客が増えつつある、俵真布コース。
往復約30KMのロングコースですが、ビパーク装備も完備し無理なら引き返すことも視野に日帰りで敢行。日帰りにこだわったのは、来年達成を目指すある目標のためでもあります。

直前に山行を決めたため、最終アプローチ道路となる上俵真布林道の鍵は借りられなく、往復14KMの林道がネックとなりましたが、もう一つの趣味である自転車も楽しもうということで割り切って、MTB約14KM+登山約30KMの長旅となりました。

ルートは思っていた以上によく整備され、道迷いしそうな箇所はほぼ皆無で、前半の樹林帯内の歩道が先日の雨で泥濘滑りやすくなっていたのを除き、全般的に勾配が緩く歩きやいルートでした。

コース上のハイライトは、稜線上に上がった瞬間目の前に現れる扇沼山からの硫黄沼と十勝連峰のコラボで一見の価値があり、ここまででも十分満足できます。実際この日も扇沼山までの登山者は10人以上入山してました。
扇沼山から先は兜岩前後を除き眺望の良い尾根歩きがトムラウシ山まで続き、兜岩の奇岩や三川台からのカール地形、黄金が原など美しく変化にとんだ地形、眺望が続き長い道中も飽きることはありません。トムラウシ山に登頂(2度目)という喜びもさることながら、すばらしいルートを発見した印象の方が強い山行となりました。紅葉も情報通りで概ね1500M以上ではピークになっていて、山全体が色づきあとは初雪を待つばかりという様そうでした。

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