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Yamareco

記録ID: 5098987
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

【山梨百名山】岩殿山 〜畑倉登山口から稚児落し方面へ縦走〜

2023年01月17日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:20
距離
10.1km
登り
673m
下り
681m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:18
休憩
1:21
合計
4:39
9:56
9:57
7
10:04
10:05
4
10:09
10:17
23
10:40
10:47
3
10:50
10:51
4
10:55
10:57
3
11:00
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13
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11:14
14
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11:39
11
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27
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12:20
25
12:45
12:46
9
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30
13:25
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6
13:31
13:34
2
13:36
14:16
1
14:17
14:18
5
14:23
14:24
2
14:26
ゴール地点
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
岩殿山公園市営駐車場 (無料)
・駐車スペースは11台分あります
・トイレはありません
・付近に凍結箇所はありません(ノーマルタイヤでもアクセス可)
コース状況/
危険箇所等
※2019年に発生した鏡岩の(一部)崩落により、「強瀬ルート」「岩殿ルート」共に通行止めです(途中までは通行可)
※現在、山頂へのアクセスは、「畑倉ルート」を使うか、「稚児落し」方面から縦走する必要があります

<畑倉登山口〜浅利登山口>
・登り、下り共に急坂で、かなり滑りやすいです(岩場以外にもお助けロープあり)
・残雪、凍結箇所はありません
・兜岩の第一鎖場は、垂直に近い傾斜の礫岩で、表面がザレているのでやや注意が必要です(迂回路あり)
・兜岩の第二鎖場は、兜岩の(一部)崩落により、4〜5年前から通行止めです(迂回路あり)
・稚児落しは、切り立った岩場ですが、通過は全く問題ありません
その他周辺情報 <資料館>
岩殿山 ふれあいの館
・強瀬登山口を10分ほど登った所にある資料館で、入場は無料です
・岩殿山城の歴史や富士山の写真などが展示されています
・地階(1階)にはキレイなトイレがあります
・強瀬ルートは岩殿山へのメインルートでしたが、現在は通行止めで、ここから山頂へは行けません

<日帰り温泉>
芭蕉 月待ちの湯 720円(JAF割引620円)
・内湯、露天、サウナ、水風呂、休憩所、食事処など、一通り揃った施設です
・泉質はあまり特徴のないアルカリ泉ですが、清潔感があってサッパリします
・露天は温めなので、ずっと入っていられます
岩殿山公園市営駐車場に駐車。平日なので空いています。
2023年01月17日 09:42撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1/17 9:42
岩殿山公園市営駐車場に駐車。平日なので空いています。
メインルートの強瀬登山口は通行止めなので、畑倉登山口へ向かいます。
2023年01月17日 09:46撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1/17 9:46
メインルートの強瀬登山口は通行止めなので、畑倉登山口へ向かいます。
舗装路を20分ほど歩いて畑倉登山口に到着。
2023年01月17日 10:04撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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舗装路を20分ほど歩いて畑倉登山口に到着。
畑倉登山口は6〜7台停められそうな感じです。
2023年01月17日 10:04撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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畑倉登山口は6〜7台停められそうな感じです。
登山者カウンターを押して出発です。
2023年01月17日 10:05撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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登山者カウンターを押して出発です。
すぐに「鬼の岩屋」への分岐があります。近くなので寄ってみます。
2023年01月17日 10:07撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1/17 10:07
すぐに「鬼の岩屋」への分岐があります。近くなので寄ってみます。
思ったよりも立派な(大きな)岩屋でした。鬼が棲んでもおかしくない(!?)
2023年01月17日 10:08撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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思ったよりも立派な(大きな)岩屋でした。鬼が棲んでもおかしくない(!?)
中はそこそこスペースがありますが、岩殿山を構成する礫岩は崩れやすいので、立入禁止になっています。
2023年01月17日 10:09撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1/17 10:09
中はそこそこスペースがありますが、岩殿山を構成する礫岩は崩れやすいので、立入禁止になっています。
大月市には「桃太郎伝説」があります。この岩屋に棲む鬼を桃太郎が退治したのだとか。ちなみに、桃が流れてきたのは百蔵山(ももくら山)の麓と言われています。
2023年01月17日 10:09撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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大月市には「桃太郎伝説」があります。この岩屋に棲む鬼を桃太郎が退治したのだとか。ちなみに、桃が流れてきたのは百蔵山(ももくら山)の麓と言われています。
分岐に戻って少し歩くと畑倉神宮の社があります。
2023年01月17日 10:11撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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分岐に戻って少し歩くと畑倉神宮の社があります。
観光地的イメージのある岩殿山ですが、かなりの急登です。前日まで雨だったこともあり、非常に滑りやすい登山道でした。
2023年01月17日 10:34撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1/17 10:34
観光地的イメージのある岩殿山ですが、かなりの急登です。前日まで雨だったこともあり、非常に滑りやすい登山道でした。
岩殿山(634m)の山頂に到着しました。東京スカイツリーと同じ高さです。
2023年01月17日 10:39撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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岩殿山(634m)の山頂に到着しました。東京スカイツリーと同じ高さです。
岩殿山は天然の要害だったので、岩殿山城という城が築かれていました。この山頂が本丸跡です。(領主の居城ではありません)
2023年01月17日 10:38撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1/17 10:38
岩殿山は天然の要害だったので、岩殿山城という城が築かれていました。この山頂が本丸跡です。(領主の居城ではありません)
岩殿山円通寺跡の標識。同名の寺は全国各地にありますが、この山頂にも建てられていました。地形が厳しいので、修験道の修行の場でもあったようです。
2023年01月17日 10:39撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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岩殿山円通寺跡の標識。同名の寺は全国各地にありますが、この山頂にも建てられていました。地形が厳しいので、修験道の修行の場でもあったようです。
岩殿山は、山梨百名山の一座であると共に、大月市が選定した「秀麗富嶽十二景」の一座でもあります。この日は曇り空で富士山は見えません。
2023年01月17日 10:40撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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岩殿山は、山梨百名山の一座であると共に、大月市が選定した「秀麗富嶽十二景」の一座でもあります。この日は曇り空で富士山は見えません。
倉屋敷跡。遺構らしきものは何も残っていません。
2023年01月17日 10:47撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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倉屋敷跡。遺構らしきものは何も残っていません。
馬場跡。この地形で馬に乗って戦うのは厳しそうですが、物資の運搬で利用したんでしょうか?
2023年01月17日 10:49撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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馬場跡。この地形で馬に乗って戦うのは厳しそうですが、物資の運搬で利用したんでしょうか?
兵舎の跡ですが、かなり狭いスペースです。非常時以外の常駐は少なかったんでしょうか?(水の確保にも苦労しそうだし)
2023年01月17日 10:50撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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兵舎の跡ですが、かなり狭いスペースです。非常時以外の常駐は少なかったんでしょうか?(水の確保にも苦労しそうだし)
山頂から10分ほどで展望所に到着。メインルート(強瀬ルート)からアクセスすると、ここを山頂と勘違いするのがお約束です。
(よく見ると「山頂この先」「ここは展望所」と書かれています)
2023年01月17日 10:53撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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山頂から10分ほどで展望所に到着。メインルート(強瀬ルート)からアクセスすると、ここを山頂と勘違いするのがお約束です。
(よく見ると「山頂この先」「ここは展望所」と書かれています)
岩殿山城の三の丸に当たる場所ですが、こちらの方が広々としています。
2023年01月17日 10:54撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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岩殿山城の三の丸に当たる場所ですが、こちらの方が広々としています。
この展望所には、乃木希典将軍の碑が建てられています。陸軍中佐時代に登頂したとのことで、「岩殿城の岩壁は兎も登れない」と感嘆して歌を詠んだとか…。
2023年01月17日 10:51撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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この展望所には、乃木希典将軍の碑が建てられています。陸軍中佐時代に登頂したとのことで、「岩殿城の岩壁は兎も登れない」と感嘆して歌を詠んだとか…。
岩殿山城の説明看板。「岩殿山城」の呼称が一般的だと思いますが、山梨県指定史跡では「岩殿城跡」と表記されます。
2023年01月17日 10:52撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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岩殿山城の説明看板。「岩殿山城」の呼称が一般的だと思いますが、山梨県指定史跡では「岩殿城跡」と表記されます。
これから目指す「兜岩」の方面。
2023年01月17日 10:57撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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これから目指す「兜岩」の方面。
「兜岩」は、崩落の危険があるため、1999年に上部の破砕撤去工事が行われたそうです。(すぐ近くを中央自動車道が通っているので、崩落したら大惨事です)
2023年01月17日 10:57撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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「兜岩」は、崩落の危険があるため、1999年に上部の破砕撤去工事が行われたそうです。(すぐ近くを中央自動車道が通っているので、崩落したら大惨事です)
番所跡。この辺りも地形的に険しいので、番所を置くには最適な場所です。
2023年01月17日 10:58撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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番所跡。この辺りも地形的に険しいので、番所を置くには最適な場所です。
揚城戸跡。巨石の間の天然の通路で、かつては城門があった場所です。
2023年01月17日 11:01撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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揚城戸跡。巨石の間の天然の通路で、かつては城門があった場所です。
ここを強瀬方面に下れば駐車場まですぐですが、現在は通行止め。「兜岩」「稚児落し」方面に向かいます。
2023年01月17日 11:03撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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ここを強瀬方面に下れば駐車場まですぐですが、現在は通行止め。「兜岩」「稚児落し」方面に向かいます。
兜岩の第一鎖場。迂回路がありますが、鎖場の方を行きます。
2023年01月17日 11:21撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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兜岩の第一鎖場。迂回路がありますが、鎖場の方を行きます。
難しくはないですが、かなり斜度があり、礫岩の表面がザレています。もっとグリップの良い靴を履いて来れば良かったかな…?
2023年01月17日 11:22撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1/17 11:22
難しくはないですが、かなり斜度があり、礫岩の表面がザレています。もっとグリップの良い靴を履いて来れば良かったかな…?
こちらも垂直に近い一枚岩です。右のステップは傾いてて不安定なので、左の鎖だけで登った方が楽だと思います。
2023年01月17日 11:24撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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こちらも垂直に近い一枚岩です。右のステップは傾いてて不安定なので、左の鎖だけで登った方が楽だと思います。
兜岩の第二鎖場がこのコースの核心部ですが、崩落により通行止めの状態が続いています。(迂回路あり)
2023年01月17日 11:28撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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兜岩の第二鎖場がこのコースの核心部ですが、崩落により通行止めの状態が続いています。(迂回路あり)
気を付ければ行けそうにも見えますが……ここは素直に迂回路を行きます。
2023年01月17日 11:28撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1/17 11:28
気を付ければ行けそうにも見えますが……ここは素直に迂回路を行きます。
迂回路の方も凄い急坂で注意が必要です。お助けロープを使って慎重に下ります。
2023年01月17日 11:33撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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迂回路の方も凄い急坂で注意が必要です。お助けロープを使って慎重に下ります。
尾根上にある天神山(592m)。あまり眺望はよくありません。
2023年01月17日 11:49撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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尾根上にある天神山(592m)。あまり眺望はよくありません。
山頂の少し先に祠がありますが、何が祀られているのかよく分かりませんでした。
2023年01月17日 11:51撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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山頂の少し先に祠がありますが、何が祀られているのかよく分かりませんでした。
「稚児落し」が見えてきました。武田家滅亡のおり、岩殿山城主小山田信茂の側室(千鳥姫)が逃亡の際、赤子の泣き声で敵兵に見つかりそうになったため、この断崖から投げ捨てたと言われる場所です。
2023年01月17日 12:02撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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「稚児落し」が見えてきました。武田家滅亡のおり、岩殿山城主小山田信茂の側室(千鳥姫)が逃亡の際、赤子の泣き声で敵兵に見つかりそうになったため、この断崖から投げ捨てたと言われる場所です。
迂回路が用意されていますが、直進しても平坦な岩場を歩くだけなので、(崖に近付き過ぎなければ)問題なく通過できます。
2023年01月17日 12:02撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1/17 12:02
迂回路が用意されていますが、直進しても平坦な岩場を歩くだけなので、(崖に近付き過ぎなければ)問題なく通過できます。
見下ろすと凄い断崖です。ここから投げ捨てられたら、生存は絶望的でしょう。
2023年01月17日 12:04撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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見下ろすと凄い断崖です。ここから投げ捨てられたら、生存は絶望的でしょう。
なお、稚児落しは岩(礫岩)が脆すぎるため、ロッククライミングには向かないようです。
2023年01月17日 12:04撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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なお、稚児落しは岩(礫岩)が脆すぎるため、ロッククライミングには向かないようです。
分岐に出ました。右(北)へ行くと周回できないので、左(浅利登山口方面)に向かいます。
2023年01月17日 12:08撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1/17 12:08
分岐に出ました。右(北)へ行くと周回できないので、左(浅利登山口方面)に向かいます。
改めて稚児落しを振り返ります。その先に特徴的な岩殿山も見えます。
2023年01月17日 12:19撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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改めて稚児落しを振り返ります。その先に特徴的な岩殿山も見えます。
距離は短いですが、かなりの急坂でした。この分岐はどちらへ行っても大月駅に行けます。左が近道ですが、あえて右に行きます。
2023年01月17日 12:38撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1/17 12:38
距離は短いですが、かなりの急坂でした。この分岐はどちらへ行っても大月駅に行けます。左が近道ですが、あえて右に行きます。
ほどなく舗装路に出ました。ここから長い舗装路歩きが始まります…。
2023年01月17日 12:41撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1/17 12:41
ほどなく舗装路に出ました。ここから長い舗装路歩きが始まります…。
浅利登山口に駐車場があるのか不明でしたが、見つかりませんでした。この場所も停めて良いのか分かりません。
2023年01月17日 12:44撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1/17 12:44
浅利登山口に駐車場があるのか不明でしたが、見つかりませんでした。この場所も停めて良いのか分かりません。
ここに停めてある車も登山者のものではありません。(縦走中は1人も会っていません)
2023年01月17日 12:45撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1/17 12:45
ここに停めてある車も登山者のものではありません。(縦走中は1人も会っていません)
花咲山への分岐。いかにも桜の名所っぽい山ですが、別名を「梅久保山」といい、桜は見られません。寄り道せずに駅方面へ向かいます。
2023年01月17日 12:55撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1/17 12:55
花咲山への分岐。いかにも桜の名所っぽい山ですが、別名を「梅久保山」といい、桜は見られません。寄り道せずに駅方面へ向かいます。
大月駅の近くから眺める岩殿山。改めて見ても特徴的な山容です。
2023年01月17日 13:14撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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1/17 13:14
大月駅の近くから眺める岩殿山。改めて見ても特徴的な山容です。
舗装路を40分ほど歩いて駐車場に戻ってきましたが、せっかくなので「ふれあいの館」に寄ってみます。
2023年01月17日 13:22撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1/17 13:22
舗装路を40分ほど歩いて駐車場に戻ってきましたが、せっかくなので「ふれあいの館」に寄ってみます。
「ふれあいの館」は強瀬登山口から10分ほど登ったところです。
2023年01月17日 13:24撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1/17 13:24
「ふれあいの館」は強瀬登山口から10分ほど登ったところです。
この奥が「ふれあいの館」。史跡感のある造りをしています。
2023年01月17日 13:33撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1/17 13:33
この奥が「ふれあいの館」。史跡感のある造りをしています。
丸山という標高がゾロ目の山。岩殿山の一部という感じです。
2023年01月17日 13:34撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1/17 13:34
丸山という標高がゾロ目の山。岩殿山の一部という感じです。
ふれあいの館は入場無料です。平日ということもあり、(職員以外)誰もいませんでした。
2023年01月17日 13:38撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1/17 13:38
ふれあいの館は入場無料です。平日ということもあり、(職員以外)誰もいませんでした。
まだ展示されていた「ヤマノススメ」。
2023年01月17日 13:41撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1/17 13:41
まだ展示されていた「ヤマノススメ」。
原作ではこの岩殿山にも登っています。
2023年01月17日 13:41撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1/17 13:41
原作ではこの岩殿山にも登っています。
地階(1F)は山岳写真家である白簱史朗氏の写真館になっています。(作品単独の撮影は禁止なので注意)
2023年01月17日 14:06撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1/17 14:06
地階(1F)は山岳写真家である白簱史朗氏の写真館になっています。(作品単独の撮影は禁止なので注意)
2Fは見晴らしの良い展望室で、岩殿山城の資料館になっています。小山田信茂(岩殿山城城主)を描いたNHK大河風の映像は、全部見ると1時間くらいかかります。
2023年01月17日 13:43撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1/17 13:43
2Fは見晴らしの良い展望室で、岩殿山城の資料館になっています。小山田信茂(岩殿山城城主)を描いたNHK大河風の映像は、全部見ると1時間くらいかかります。
午後になって晴れてきたので、富士山が見えるようになりました。
2023年01月17日 14:17撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
1/17 14:17
午後になって晴れてきたので、富士山が見えるようになりました。
岩殿山を振り返ります。本来、ここから山頂までは20〜30分ほどで到着できます。通行止めが解除されたら、また来てみようと思います。
2023年01月17日 13:34撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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1/17 13:34
岩殿山を振り返ります。本来、ここから山頂までは20〜30分ほどで到着できます。通行止めが解除されたら、また来てみようと思います。

感想

山梨百名山の一座である岩殿山。
「鏡岩」と呼ばれる山頂直下の一枚岩が特徴的な、大月市のシンボルとも呼べる山です。
岩殿山の西の「兜岩」や「稚児落し」の方面は、険しい岩場があるとのことで、これまで行ったことがなかったですが、今回はそちらの方面へ縦走してみました。

核心部である兜岩の第二鎖場が通行止めということもあり、岩場(鎖場)としてはボリュームに欠けましたが、兜岩の第一鎖場はかなり傾斜が急で、また表面がザレているので、意外と気が抜けませんでした。
この日は舗装路歩きが長いので安い靴で来ましたが、もう少しグリップの良い靴にすれば良かったです。

なお、岩殿山には岩殿山城という天然の要害が存在しており、武田家滅亡の際、武田勝頼はこの城を目指して落ち延びて来たと言われています。
岩殿山城の城主(都留周辺の領主)は小山田信茂という人物ですが、勝頼を見限って織田方に下ろうとしたため、勝頼はその手前の天目山で最期を遂げることになります。

小山田信茂は、武田信玄・勝頼に仕え、文武に秀でた武将として武田二十四将にも選ばれていますが、武田家滅亡が目前に迫ってから主君を見捨てたため、「裏切り者」のイメージが強い人物です。
(この保身行為は織田方からも嫌悪感を持たれ、一族もろとも処刑されてしまいました)

また、信茂が処刑場への出頭を命じられた後、信茂の側室(千鳥姫)は岩殿山城から逃亡を図りましたが、赤子が泣いて敵(織田軍)に見つかりそうになったので、現在「稚児落し」と呼ばれる断崖から赤子を投げ捨てたと伝えられています。(その後、逃げ切れず東光寺で自刃)

「稚児落し」の伝承が事実かどうかは分かりませんが、このような酷い地名が付けられていること自体、小山田一族のイメージの悪さが影響している気がします。
(山梨県内では、江戸の昔から「裏切り者」として扱われていたとか)

地元の大月市では、このようなイメージを払拭するため、再評価の動きを進めているようです。資料館の映像では、信茂の生涯が描かれていますが、「領民を戦火から守るために苦渋の決断をして織田方に下った」という流れになっています。
全部見ると1時間くらいかかる映像ですが、有名な俳優も使ったNHK大河ドラマ風の仕立てで、なかなか楽しめました。興味のある人にはお勧めです。

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