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Yamareco

記録ID: 5105072
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

富士御坂山塊、毛無山、十二ヶ岳、足和田山 2008年

2008年05月23日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:04
距離
11.0km
登り
1,431m
下り
1,432m

コースタイム

05:46 文化洞トンネル - 05:53 文化洞トンネル上 - 06:54 毛無山 07:04 - 07:34 十一ヶ岳 - 07:44 吊橋 - 08:17 十二ヶ岳 08:47 - 09:37 桑留尾 09:47 - 09:47 十二ヶ岳登山口入口 - 09:52 浅原バス停 - 09:58 西湖東口バス停 - 10:01 文化洞トンネル 10:11 - 10:18 文化洞トンネル上 - 10:28 津原峠 - 10:57 足和田山 11:17 - 11:36 津原峠 - 11:46 文化洞トンネル上 - 11:50 文化洞トンネル
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2008年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車

感想

毛無山(1,500m)、十二ケ岳(1,683m)

2008年5月23日

24日は朝から黒服で千葉に行かねばならない。
25日も朝から町内一斉クリーン作戦。
慌しいが、登山と登山の間隔を余り空けないという目標に沿って軽く登ることにした。
実際には、「軽く」という感じではなかったのだが。


目的地は、十二ケ岳(と足和田山)。
富士五湖のひとつ、比較的静かな西湖の北岸に位置している十二ケ岳。

御坂山塊の中央に、のこぎり状の鋭鋒を12も上り下りしなければならないところからこの名前が付いたという。それぞれの鋭鋒には、一ケ岳、二ケ岳、三ケ岳というように名前が付いている。地元では、鋸岳と呼ぶらしい。全体になだらかな山容の御坂山塊にあって、この山だけアルペンムードが漂うと言われている。

そんな「アルペン」ムードの山を少し怖がっていた。
とはいえ、甲斐駒ケ岳の黒戸尾根も日帰り経験したY-chanがいつまでも怖がっているわけにも行かない。

十二ケ岳には、3つのコースがあるが、その中でも本命とされている毛無山を経由したルートをとることにした。毛無山からこの十二ケ岳までは点線の登山道だ。

おそらくそれでも満足しないから、西湖の南岸にある足和田山にも登ることにした。

3:30起床
4:20自宅発
4:30コンビニエンスストア発
食料を調達

国道358号線、139号線、県道21号線を乗り継いで久しぶりの西湖畔。
精進湖辺りから、霧がかかり、西湖は霧でまったく見えなかった。
2007年2月26日に王岳、雪頭ケ岳、鬼ヶ岳、節刀ケ岳に登って以来だ。
その時に登山口となった根場部落を越え、さらに先、河口湖方面へ進む。

5:35文化洞トンネル東、駐車場着
ここに毛無山、十二ケ岳の登山口があり、ここから足和田山にも行ける。
その他の車は止まっていない。

5:46十二ケ岳登山口発
ちょっと登ると、現在のトンネルの前に使用されていたトンネルがあった。
すぐに分岐。
ここは既にトンネルの上になっている。
トンネルの上に尾根が走っていて、西湖と河口湖を分けている感じだ。
右に行けば、毛無山と十二ケ岳。
左に行けば、足和田山。
足和田というとすぐに根場。それに台風災害と結びつく。
根場部落を王岳から土石流が襲ったのだった。
昭和40年代のことだ。
今はその部落も蘇っているが。

閑話休題。

さて、この道。登り易いが以外に急登り。
しばらくすると河口湖畔の長浜からの道を合わせるはずだが、気が付かなかった。
ようやく毛無山の名の通り、眺望が良くなったと思ったらすぐに毛無山頂上。
それにしても急登だった。
一部は雨の直後は相当に滑り易いだろう。
西湖は相変わらず霧がかかっていたが、富士山は見え、面白いことに文化洞トンネルの上部の尾根を隔てた河口湖は霧がかかってなかった。


6:54 毛無山到着、1500メートル
富士山が少し霞みながらも見えた。
十二ケ岳の後に登ろうともくろんでいる足和田山を従えて。

7:04毛無山発

さて、これからが核心部。
一ケ岳から始まる峰峰はどんな感じなのだろう。

その一ケ岳は、毛無山を水平に進んだところにあった。
なんだ、こんな感じか、と少し馬鹿にしたら、すぐに大きな下降。
このアップダウンが続くと思ったら、気が遠くなった。

左に節刀ケ岳の三角錐がいい。
黒岳、三つ峠も見え隠れする。

四ケ岳の後が少しきつい下り。
四ケ岳からの展望が良かった。
その他は、岩場にロープが張ってあるものの、慎重に行けば何とかなると思う。
あくまで慎重に。

ところが十ケ岳を過ぎてからが大変であった。

垂直に近い岩場など、手足をフルに使い、時には、腕力で。
ストックはしまいこんでいた。

十一ケ岳の下りは初心者では恐怖心を起こさせるようなものだった。
その岩場が長く続き、時には、ロープを助けに、時には、手と足でしっかり岩をホールドして下ると今度は、つり橋。
この十一ケ岳から十二ケ岳の部分を足和田山から見たら、やはりかなりのキレットになっていた。かなり垂直に近く見えたのだ。

つり橋を慎重に渡ると、本当に垂直に近い岩場。
こんなのがしばらく続いたのだった。
時間があれば、きれいな三角錐に見えていた節刀ケ岳にも行こうと思っていたのを諦め、さらに同じ道を引き返すこともやめた。

こんな思いにさせた岩場を終わり、やっと普通の山歩きに。
西湖畔の桑留尾への登山道を分けて、十二ケ岳山頂へ。
富士山はよく見えるが、以外に他の方角の眺望が悪い。
ただ、西には、鬼ケ岳がすくっと立ち上がって見えた。
一部のピークは苦心してピークをつけたようなものもあったが、十一、十二は大変であった。

8:17十二ケ岳着
気温が高いので、ハエなどが顔の周りを回ってうるさい。
水分、栄養を補給。
黒岳と節刀ケ岳の間に見えた山を調べたら、どうも釈迦ケ岳のようだ。
釈迦ケ岳は三角錐の典型のような形を思い浮かべていたのだが、十二ケ岳の稜線から見ると少し横に広くなって見えていたのだ。
山というのは、角度によって見え方が異なる。
厄介だ。

8:47十二ケ岳発

西湖畔の桑留尾へ向かう。
始めは急坂と聞いていたが、本当に急坂だ。
ガレて、滑り易く、慎重に行かないと転倒する。
こんな急坂が続いた。
やっと普通の登山道となり、後は下るだけ。
途中一度沢を渡り、分岐を文化洞トンネル方面に取り、根場部落の児童が通学路にも使用していたという山道をトンネル方面へ。
やっと人家のところに出て、そのままトンネルを徒歩で。

10:02文化洞トンネル駐車場戻り

トータル時間:4時間16分





足和田山
足和田山は、西湖の南で十二ケ岳と対峙している感じで存在している。
山梨百名山だ。
この足和田山は富士山の北側にある青木ケ原樹海の北端にこんもりと立っている。
紅葉台、三湖台からは富士山の中腹から広がる樹海が見渡せる場所だ。
この山はあたかも富士山の溶岩の流れをせき止めているように見えたことがあった。あれは確か、三方分山先のパノラマ台に立ったとき。
昔大きな湖があったが、溶岩流が押し寄せて、現在の西湖、精進湖、本栖湖に分断し、3つの湖水の水面標高は900m。透明性の高い溶岩によってつながっているらしい。

10:12文化洞トンネル駐車場発
この文化洞トンネル駐車場から尾根に出たところに分岐があり、左に行くと足和田山方面だ。
しばらくは間伐の後があり、登山道ではないのではないかと思った。
途中で一箇所、足和田山方面の看板が出たので、そのまま従った。
ここも以外の急登りで苦労した。
ひたすら登った。
足も疲れてきたが、ひたすら。
黙って。
振り返ると先ほど登った十一ケ岳、十二ケ岳のキレットが見えた。
すごい。あんなところを通過したのか。

10:58足和田山(五湖台)
小学6年生か。
ハイキングに来ていた。
その他登山者2名。
富士山方面はよく見えるが、五湖台といわれるような富士五湖はもう見えない。
木が生長し、眺望が悪くなっている。
だから富士山方面の眺望を確保する為にやぐらのようなものが立っているのだ。
11:18足和田山発
ひたすら下るのみ。
11:50文化洞トンネル駐車場


体を拭いて着替えた。
暑い。
28度もある。

御坂を経由して帰ろうと思ったが、来た道を戻ることにして、西湖畔の県道21号線をドライブし、139号線から、358号と戻った。
西湖でも精進湖でも釣り客が釣りを楽しみ、観光客もそこかしこにいた。
団塊の世代はあちこち動いているのだ。

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毛無山〜十二ヶ岳〜鬼ヶ岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

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