白峰三山縦走


- GPS
- 56:00
- 距離
- 22.5km
- 登り
- 2,324m
- 下り
- 3,010m
コースタイム
6:53 広河原
6:59 広河原山荘
7:10 白根御池分岐
9:05 二俣
9:41 両俣分岐
10:43 草すべり分岐
10:46 小太郎尾根分岐
12:00 北岳肩ノ小屋(幕営)
9/14(日)
4:48 北岳肩ノ小屋
5:19 北岳
6:00 吊尾根分岐
6:20 トラバースルート分岐
6:44 北岳山荘
7:41 中白根山
8:51 間ノ岳
10:07 農鳥小屋
11:26 西農鳥岳
11:58 農鳥岳
12:42 大門沢分岐
14:53 大門沢小屋(幕営)
9/15(月)
4:00大門沢小屋
8:00奈良田駐車場
GPS不具合につきルートは手書きです。
天候 | 概ね晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:奈良田駐車場ー甲府(先輩の車に便乗) |
コース状況/ 危険箇所等 |
メジャーなルートで危険な個所はありませんでした。 大門沢下降点からの降りは、滑りやすくスリップ転倒してる方多数。 |
写真
装備
備考 | アタックザックを持っていけば良かった。 |
---|
感想
さて、念願の白峰三山縦走であるが。
計画段階で二転三転しなかなか決まらない。
・北岳に来ただけでいいんじゃないか?
・北岳(1泊)ー 間ノ岳ピストンで広河原
・2泊で縦走して奈良田まで
・一番の心配は大門沢の激降りで膝が耐えられるのか?
・3000mでツェルトは無謀ではないのか?
悶々とした日々を過ごしながら当日を迎える。
9/12(金)19:00駅窓口でだめもとのムーンライト信州号のキャンセルチェック。
空いてました。即ゲット。
24:30過ぎ、八王子から乗り込む。
9/13(土)4時過ぎに広河原行3台のバス。立ち乗りの方多数。
芦安駐車場では数名乗り込んだが、乗りきれない方が数十名?
電車2時間、甲府駅前の待ち時間2時間、バス2時間ほとんど寝れなかった。
これがつらい。次回からはもう少し知恵を絞ろう。
広河原も大勢のひとで大賑わいである。
一瞬、白鳳峠から鳳凰へ行こうかと迷ったが、
やはり、北岳へ。
スタートして10分、渋滞である。
なんか寝てないし、渋滞だし、テンションがさがりまくりで、
この時点では、北岳ピストンにしようと思った。
ほぼ予定通り肩ノ小屋到着。きつかったが、稜線からの眺めを見たら一泊に決定。
小屋でテント場の受付した。
まだ空いているテント場でいい場所にツェルトを張れた。
強風になったら小屋に逃げ込もうなどと考えながら昼食。
まったりしていると、「隣いいですか?」と男性から声をかけられた。
「どうぞ」とさわやかに答える私。
しばし沈黙、見つめあう二人。
一目会ったその日から恋の花咲くこともある・・・
なんと、以前丹沢の蛭ケ岳山荘でご一緒した方だった。
その後、今年2月高尾駅前でばったり。
3回目がテン場でしかも隣って、どういうこと???
その後お酒を飲みながら、話がつきないのは言うまでもありません。
その方(以後先輩)は2泊で縦走して奈良田までの予定。
私はその時点では、間ノ岳ピストン。
翌日先輩は4時に出発された。
「またどこかで会いましょう」暗いテント場で
ささやくような小さな声で別れた。
5時半憧れの北岳山頂で日の出を見ることができた。
きれいだった。生きててよかったと思った。
当然その場に先輩もいる。
山頂標で二人で記念撮影。
先輩は、「ゆっくり歩くので先に行って」と。
「じゃあまた」とさわやかに別れた。
北岳山荘でまた一緒に。
私は、間ノ岳ピストン予定ですが、ホントは三山縦走したいのです。
その後、順調に間ノ岳到着。
気持ち良すぎてとても戻る気がしない。
行こう!この先のまだ見たことのない景色の先まで!
農鳥小屋でトイレを借り(怖いもの見たさ・・・)
ご主人にあいさつ(なるほど・・・)
少し先まで行って食事をしていたら、先輩到着。
歩きながら少し話をした。
先輩「やっぱり行くことにしたんだね」
先輩「大門沢小屋のテント場はすぐいっぱいになるらしい、早くいかないと張れなくなる」
私「わかりました、まかせてください」
そこからは、私の足の限界まで歩き続けて、15時にテント場着。
かなり込み合っているが、まだ空いている。
二張り張れる場所を確保。
先輩が17時に着くまでの間多くの人に隣いいですか?と聞かれたが、
もうすぐ連れが着くので申し訳ございませんと頭を下げ続けた。
綺麗な女性だったら状況は変わっていたかもしれないが・・・
先輩曰く「今回の計画は失敗だった、こんなにきついとは・・・(苦笑)」
かなりお疲れのご様子で、お酒もあまり飲まれずに休まれた。
翌日、午後から予定がある先輩は4時出発。
ご一緒させていただくことにした。
奈良田に車があるということで、甲府まで送ってやるよと。
甲府駅まで乗せていただき、別れ際に握手した。
なぜか少し涙が出た。
先輩と出会ってなければ、三山縦走できていただろうか。
ありがとうございました。
念願の白峰三山縦走が無事終了した。
はじめましてdrunkyといいます。
同日の2:50に大門沢小屋に奈良田Pから登ってきて着いて、そのまま下降点~三山へと向かったものです。
ちょうど着いたときにトイレあたりにいた方(確か2人)と少しだけ話したのを覚えてますが同じかただったらビックリですね(笑)
ワタクシも稜線上で思わぬ出会い、そしてなぜかすれ違ってたかたなどとのひと時がありきつかったけど本当に楽しめた1日でした。
それにしても大門沢小屋のほぼ河原にテントあり最初下から登ってきて「なんでここに?」ってビックリしたくらい多くのテントありました、土日の賑わいがよくわかりましたね
三山縦走お疲れ様でした
コメントありがとうございます。
私は3時に起きたので、お話した方とは違うと思われますが。
レコ拝見しましたが、16時間近くをかけて歩ききるとは
驚きを通り越し、気絶しそうです。
奈良田から登られる方と何組かすれ違いましたが、降りも辛いですが、
登りはもっと辛そうで私にはとても真似できそうもありません。
しかも1日で歩いてしまうなんて。
私は小屋裏の登山道脇にツェルトを張っておりましたので、drunkyさんの足音で
目が覚めたかもしれません(笑)
johndoeです。こんにちは。
念願の白峰三山縦走、おめでとうございます。
私もムーンライト信州+朝4時の甲府→広河原のバスを使って、登山をしたことがありますが、同じく全然眠れず、その後も高山病の頭痛に苦しめられ、散々だった記憶があります。chinyamaさんは、寝不足でも大丈夫だったようですから、高所に強いようですね。
しかし、3回も同じ人に遭遇するのは、なかなかないことです。よい出会いに恵まれたようで、羨ましいです。
ツェルトでの山行も素晴らしいと思います。私は、いつも2~3人用テントで、広々、快適な夜ばかり過ごしているので、chinyamaさんのように、ツェルトでも夜を越せるようになりたいと思いました。
大門沢下降点を通過する際、師匠の白峰南嶺レコが思い浮かびました。
この向こうから来られたのかと感慨深い思いで通りました。
いつか笹山方面も行ってみたいと思います。
今回の山行は計画から不安ばかりを抱えておりました。
最初から必ず三山縦走するぞ!との強い決意がなく。
行けたらいいな・・・てきな。
行きあたりばったりな感が否めません。
良い出会いに恵まれて救われましたが。
結果オーライではだめだなと反省しております。
chinyamaさん こんばんは
ツェルトでテン泊まりとは凄いですねぇ
ここを日帰りで
今年も無理そうですから来年こそは
富士山に続き、ここですから
奥多摩三大急登なんて楽勝ですよ
niiniさんこんばんわ
朝ツェルトが凍っていてかなりビビりました。
奥多摩の急登も二泊三日ならいけそうですが(笑)
想像してみても、たぶん、その想像すら、凄さに達しないと思います。
とても素晴らしいレコ感動しました。出会いの凄さも驚きです。
出会えるんですね
お恥ずかしい限りです。
まだまだ修行中でございます。
山も人生も。
劇的な再会でした。
「先輩」として登場する先輩でもないtatomoです。
いやぁ、肩の小屋のテント場ではビックリしました。
丹沢の蛭が岳山荘が1回目。
2回目は雪の景信山に行こうと思った高尾山駅。
そして3回目は方の小屋とは。
chinyamaさんがいたからこそ、大門沢で快適なテント泊が出来ました。
肩の小屋では、懐かしい話で宴会。
大門沢ではヘロヘロだったのであまり呑めずダウン。
農鳥からの下りは大変でした。
(もう、二度と行きませんよ)
こんな出会い(再会)は最高です。
私は私でこに縦走で体力の限界を感じ、
chinyamaさんは、さらなる飛躍のきっかけをつかみ・・・。
山は人それぞれですね。
富士見平小屋あたりで宴会のいいでしょう。
(私は11時間呑みました)
ヤマレコ???
たくさん溜まっているのでいつになることやら・・。
大門沢からの下山でも4時間も掛かってしまい、ご迷惑をお掛けしてしまいました。
すみませんでした。
そのせつはお世話になりました。
初めての白峰三山で不安いっぱいでしたが、先輩との出会いで素晴らしい山行となりました。ありがとうございました。
ヤマレコがたくさん溜まっているとのことですが、先輩のレコ楽しみにしております。
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