谷川岳は春のお花が奇麗な時期に登るつもりでしたが、訳あって今回登ることになりました。
今回に限らず雪山に登るといつも体力不足を感じてしまう。目的地が遠く感じたり、距離の割に時間が掛かったり、疲れが激しかったりと。おそらくアイゼンを付けたせいで歩きにくかったり、足が重かったりが原因なのだろうと思ってますが、計画する時はそういうのを考慮しないといけませんね。
昨日は、さながら大リーグボール養成ギブスを外したような効果で足に羽が生えたのね(笑)
天候 | 晴だけど山頂付近だけ強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
谷川岳ベースプラザ立体駐車場に駐車 1回1,000円 7:30頃着でしたが15分程度駐車場の入場待ちで並びました。 ロープウェイにて天神平へ 往復3,000円ですが、モンベル会員は100円引き 営業時間は8:30〜16:00 道路状況はホテル湯の陣辺りを過ぎると、路面に雪があります。スタッドレスタイヤが必要です。それまでは、融雪用の水が流れているので雪はありません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
前日の土曜日が強風によりロープウェイ・リフトが運休し、更に降雪があったため踏み跡が消えて踏み抜きやすいフカフカの雪でした。 本日の先行者の踏み跡はあれど、踏み抜きだらけのルートで、非常に疲れやすいコンディションでした。途中に岩場等は無く、雪上オンリーなのでスノーシューが使いやすそうでした。因みに私は終始12本アイゼンでした。 切り立った崖の上を通ることもあるし、上り勾配も急なので滑落の危険性はかなりあります。トレッキングポールでもいいがピッケルも安全対策の上で重要です。 ボーダーやスキーヤーがスノーシューを付けて登山道に入り込んできてます。バックカントリー目的なのであちこちに踏み跡や滑走痕があるためルートを間違えないように気を付けたい。 |
その他周辺情報 | 宝川温泉 https://www.takaragawa.com/ ロープウェイからは、車で25分とちょっと離れていますが露天風呂人気ナンバーワンの温泉です。映画「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルとなった温泉旅館です。 せっかく近くまで来たので寄ってきました。 日帰り温泉は16:30までで、受付16:00、15:00推奨です。1,500円でした。 男女共湯浴みを着用しての混浴です。 露天風呂3〜4箇所、内湯1個所を利用出来ます。 露天風呂は全体的に湯温ぬるめです。露天風呂間は湯浴みで移動できますが、内湯は離れているので一旦着替える必要があります。内湯は湯温高めです。 休日の14時過ぎでしたが混んでません。外国の方が多めでした。 スマホやカメラの持ち込み禁止なので、今回写真ありません。 |
MYアイテム |
藤原文太
重量:5.75kg
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比較的安全なルートと言われている天神尾根ですが、天候が変化しやすいので危険な場合もあると言われている。今回はスタート地点と山頂付近で天候や気温が大きく異なって、身をもって厳しさを体験した。
写真を撮る為に手袋を外していると、指が寒さで痺れてしまう。手袋を付けても痺れが収まらなかった。仕方なく肩の小屋に避難して指を温めた。ついでにカップラーメンを食べて体も温めた。今回水筒にお湯を持ってきたので手短に出来た。
実は電気ポットを車に積んで、直前に車の中でお湯を沸かして水筒に移しておきました。
カップ麺を食べていると小屋にもう一組入ってきて、女性の方が私と同じく指が痺れてしばし休憩するとのこと。
体が温まったので意を決してアタック開始。すぐにトマノ耳に到着したが風が強く視界も悪いので、皆さんオキノ耳に行くかどうか悩んでいました。
私は迷わずオキノ耳に向かい登頂後速攻で下山しました。
下山途中にスマホが寒さでダウンしてしまいました。お陰でログが途切れてます。
恐らく山頂の気温は氷点下10℃以下だと思います。強風のため体感で−15℃位かな。バッテリーと有機ELが動作しなくなったのだろう。
今回は寒さと強風が良い経験となりました。サングラスよりゴーグルがいいし、目出し帽や、ネックウォーマーもあった方が良い。
スマホは体温で温めておいた方が良い?それともホカロンを当てておく?
紙とコンパスで行動できる必要性を感じました。極限状態のいざという時にスマホが使えないということになる。
服装はレイヤリングで寒さ的には問題なかったが、ニットの帽子が問題だったかも。ニットの帽子は汗を吸ってびちょびちょの状態だった。これで山頂の寒風をあびたのですが、その時は寒さは感じなかったが、影響があったらしく翌日体調不良になってしまった。仮に連泊だったら大変なことですね。
色々考えていると、装備がヒマラヤ登山隊風になっていきそうです(笑)
でも冗談抜きで、天気は良くても急にホワイトアウトして極限状態になる前提で最低限の装備は持って行かないとダメかな。次の候補の安達太良山も積雪期は同じだろうから・・・
特に顔廻りの装備とスマホの寒冷地対策が課題だな。
とにかく万が一のために今回の経験を今後に生かせればいい。