北岳・間ノ岳
- GPS
- 56:00
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 2,290m
- 下り
- 2,283m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 8:40
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし。 |
その他周辺情報 | 芦安駐車場近くに金山沢温泉があります。850円。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
テント
テントマット
シェラフ
|
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備考 | 長袖Tシャツに毛のシャツ、フリース。これがあったから、夜の寒さにも耐えることが出来ました。 |
感想
家内と山登りをするようになって初めて買った山のガイドブック。その本に紹介されている山の中では最高難度にあるのがこの北岳でした。「いつかは登りたいなあ」と思っておりましたが、やっとその機会がやって参りました。
ここのところ、天候や個人的な事情で山に行けませんでしたが、この3連休は全ての条件が揃っております。恐らく、どこの山域でも溢れんばかりの人出だと思います。遅れを取る訳にはいきません。私たちも最高の条件のもと、憧れの山を目指すことにしました。
1日目。復旧したばかりの芦安〜広河原間のバスに乗る為に芦安駐車場に来ました。夜中の1時ごろですが、さすがにバスターミナルに近いところは空いていません。日帰り温泉の近くの駐車場に空きがあります。まあ、この程度の混み具合は覚悟の上です。ところが・・・。翌朝5時30分にターミナルに着くと、長〜い行列が。結局4時間待って乗合タクシーに乗り、広河原に着いたのは10時30分頃。どうやら、私たちの足では北岳山荘までは行けそうにありません。ですので、ルートを右俣に取り、肩ノ小屋を目指します。しかし、待ちくたびれた疲れからか、なかなかペースが上がりません。4時間ほど歩くと、夫婦揃って、ダラダラ歩きになっています。せっかくの憧れの山なのに・・・。そんな時に家内が声を上げたのです。「なんかいるよっ!」。そこには盛んに同じところを走り回っている小動物が。「オコジョ」です。逃げようともせずに私たちのそばを飛び跳ねております。「か、かわいい」。何枚か写真を撮り、足元に寄って来た時などは、テンションも最高潮になっていました。このオコジョの登場で元気になり、無事に「肩ノ小屋」に到着です。さすがにテント場も混んでいます。ちょっと斜めでしたが、そこに家を建て、就寝。
2日目。テントには霜が降りています。やはり寒いです。そしてご来光。快晴ぶりに感謝していよいよ北岳山頂に向かいます。そして40分ほどで、北岳山頂です。日本アルプスの最高峰にして国内2位の山頂を極めることが出来ました。いやあ、数年前にハイキングコースで、バテて死にそうになっていた自分からは考えられません。よくぞここまで・・・。などと感慨に浸っているのももどかしいほど、絶景が飛び込んで来ます。2か月ほど前にはあっちからこっちを見ていた鳳凰三山。南アルプス南部の山も見渡すことが出来ます(山名は自信がありません)。もちろん、富士山、八ヶ岳、中央、北アルプスも。しばし景色を楽しんだら次は第3の高峰「間ノ岳」に向かいます。途中、中白根山を越えて絶景の稜線歩きです。間ノ岳は「あれがピークかな?」と何度も思わせておいてなかなか着きません(笑)。そして何度目かでやっと山頂です。変わらぬ絶景を楽しみます。何と言っても国内2位と3位を結ぶ稜線を歩いたのですから。しかしまたしても感慨に浸っている訳には行きません。実は農鳥岳まで往復する計画だったのです。さてどうしましょうか。やはり肩ノ小屋基点だと私たちには難しそうです。思ったよりもアップダウンがあるし・・・。ということで間ノ岳から来た道を戻ります。本日2度目の北岳はもう曇っています。やはり好天は午前中ですね。肩ノ小屋に着いたら、ビールで祝杯。達成感に浸りながら、就寝。
3日目。今日も天気に恵まれています。帰るだけなので、ゆっくりしたいところですが、温泉に入りたいのと、破壊的な中央道の渋滞を避けたいので、5時40分には下山開始です。朝日に染まる仙丈ケ岳や甲斐駒ケ岳を見ながら、下ります。帰りは草すべりを通って白根御池を経由して広河原です。こっちのほうが、勾配はキツそうです。帰りは無事に時間通りにバスに乗ることが出来、芦安の金山沢温泉で汗を流して帰途に着きました。
白峰三山縦走とはいきませんでしたが、憧れていた山だけに、普段よりも三割増しほど思いが深い山行になりました。
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