八甲田山
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 685m
- 下り
- 700m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
9月14日の岩木山下山後、八甲田山キャンプ場に向かう。途中、頂上で誓った行動食用にとリンゴを購入した。
キャンプ地には午後3時半頃到着。すでに8張りくらいのテントがあちこちに張ってあった。管理事務所で使用料2人で1000円、プラステントサイト料500円で1500円払ってさあ設営!ところが、ところが・・・ポールが見当たらないのです。相方に聞くと、「函館に置いてきたマイカーにあったような・・・」って、やらかしました。ドームテントにポールなしでは家が建ちません。残念ながらキャンプは中止で車中泊に変更です。支払った1500円を恥を忍んで返金してもらい、酸ヶ湯温泉上部の駐車場に移動しました。
実はポールを忘れたのは今回だけではないのです。それははるか昔、冬の早月尾根に踏み入った初日のことでした。ポール装備担当の小生は自宅(その時は下宿)の押入れにまさしくポールを忘れてきたことに気が付いたのです。押し入れのポール、それがどんな風に置かれていたのかもしっかり覚えています。しかしいくら強烈に記憶に残っていても現実には手元にないのです。仕方なく縦穴式住居を構えるべく雪の地面を1mほど掘り、ポールの無いテントを広げ、屋根代わりにしたのでした。その後は大きめの雪洞を掘ってしのいだことを思い出します。当時の先輩や同僚にはご迷惑をおかけしました。
で、また同じことの再来です。マイカーの荷物置き場のどの場所にポールがお休みになってるか、脳裏には浮かぶのに現実にはない!虚しいものです。
今回は車の中での泊まりになりそうでしたが、試しに酸ヶ湯温泉に行って空き部屋がないか聞いてみました。
すると、なんとかなるというではありませんか。少し待ってくれれば6畳の部屋を用意できますからということ、ラッキーなことに飛び込みで酸ヶ湯温泉に泊まることができました。きっと従業員の誰かの寝床を追い出したのだろうな・・・おかげさまで温泉のおまけまでついてゆっくりと旅の疲れを癒すことができました。酸ヶ湯温泉は乳白色の源泉そのもので、こちらには入りはしませんでしたが1000人風呂という男女混浴の大浴場もあるということでした。まさか若い女性は入っていないでしょうよ。
宿ではいつものごとく朝食抜きのプランを作っていただき、夕食だけ頂戴して早めに就寝した。確か7時頃だったような・・・
翌朝、つまり今日だが、4時半起床予定が目覚まし時刻を1時間間違えていて5時起床となりました。顔を洗いトイレを済ませ、宿を出発したのが5時半。
大岳には仙人岱経由のルートと毛無岱経由のルートがあるが、後者のルートはダラダラと歩く登りのようなので前者のルートで決定。登山口のある少し上部の駐車場に移動して、出発です。
今日は朝から快晴。気温も涼しくて快適な山歩きで始まりました。途中硫黄の匂いが強い箇所を通り過ぎ、沢筋を詰めると仙人岱と呼ばれる沼地の広がる高原に出ます。ここからは大岳もよく見え、なんといってもこののどかさが最高なのです。
7月に行ったトムラウシ公園もこんな感じの場所でした。何とも言えないのどかさ、1日ボケーとしていたいような、自然に溶け込んでしまいたいような感覚がここにはあるのです。
しかし、本日は下山後札幌まで帰らねばなりません。先を急ぎます。木道が整備され歩きやすい上、天候、気温とも絶好のコンディション。大岳の上りに疲れを感じる暇もなく頂上につきました。頂上には誰もいません。
本当に百名山の八甲田山?
早い昼食とりんごをかじりつつ50分ほど滞在してました。その間次々と登山者がやってきて全部で5パーティーくらいにはなっただろうか?
降りは毛無岱方面へと降って行きます。あんなに快晴だった天気も少し曇ってきだしたので、井戸岳へは登らずまっすぐ帰ることにしました。毛無岱、ここも雰囲気はかなりいいところです。もっと秋なら紅葉が素晴らしいことでしょう。
途中木の階段がありました。半端なく長く続く階段が・・・上りに使うのはうんざりだろうと思えるほど長かったです。しかし全般的に登山道は整備されており、しかも足の置き場を考えて、補助的な木のブロックを埋め込んだりと、登山者に本当に親切な山でした。
あっという間に下山し10時45分には酸ヶ湯温泉に降りてきました。
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