大渚山:こんなにひどいBCは初めて
- GPS
- 06:05
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 786m
- 下り
- 773m
コースタイム
( 6:45(6:50) 自宅 手袋忘れたと思い家に帰る(手袋は車に)6"ロス )
8:28-9:10(42") 車スタック
9:12-17(8:20-30) 大草連(785m)駐車場 ハイクアップ開始
私有地故通行禁止と注意されラッセルを強いられる。ストックに体重を掛けたら1本が完全に埋まりバランスを崩して転ぶ。沢があり中々正規のルートに行けない
9:56 トレースに合流(828m)
10:11 堰堤(878m)
10:40(9:20) 尾根に取り付く(992m) 既に予定より1'20"遅れ
12:45-13:07(22")((11:00-20(20")) 大渚山(1,566m) ( 北面にドロップインは見送り )
登り:3'28"(2'40") 延標高差:786m 速度:227(295)m/h 距離:3.9(2.8)km 歩速:1.1(1.2)km/h
( 11:30-40(10") 1,300mポイント ハイクアップ )
( 12:50-13:00(10") 大渚山(1,566m) ドロップイン )
前回同様、林間の尾根コース
急斜面でもスキーが滑らない。スキーソールに雪、氷が着いているようだ。後ろに体重をかけすぎて転ぶ(13:24-41(17"))
スキーを脱ぎ雪、氷を除く。ワックスを忘れた(実はアウター袖にパウダーのichibanがあるのを忘れていた)。
その後滑るが急斜面でもスキーが走らす埋まったまま止まってしまう。
雪が重い。10cm程埋まっただけスキーをこち上げ雪面に出すのにエネルギーを消耗する。坂道を下る(歩く)にも一苦労。
14:32 1,283mPで上から2人組が下ってきてトレースを付けていった。そのトレースを利用して下る。しかし、足はがくがくで尾根の途中でまた転ぶ。
14:58 ようやく尾根の取り付き点(995m)に戻ってきた
登りのトレースはスピードが着き過ぎ時折新雪に突っ込んで止まる。
ここでも足の力がなく、最後の道路合わせ3回も転ぶ。
15:20-28(13:30-40) 大草連(785m)
下り:2'13"(2'10") 延標高差:786(1,318)m 速度:355(608)m/h 距離:3.2(4.1)km BC:1.4(1.9)km/h
BC:6'03"(5'00") 延標高差:1,572(2,104)m 速度:260(421)m/h 距離:7.1(6.9)km BC:1.2(1.3)km/h
( 17:20(15:00) 自宅 )
Door to Door:10:35(8'10")
【2023年の山行 9回目】
今回の歩行距離: 7.1km 2023年の累積距離:91.3km
今回の累積標高: 1,572m 2023年の累積標高:16,498m
<註>累積距離:山歩き+BC、ゲレンデ滑走
累積標高:山歩き+BC滑走+ゲレンデ滑走
2023年から累積標高にゲレンデ滑走も含める
天候 | 晴れのち小雪 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
今回駐車で大トラブル |
写真
装備
個人装備 |
長袖網シャツ 長袖インナー ミッドウェア ハードシェル(上 下) 網タイツ 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 バラクラバ 毛帽子 ブーツ ザック ビーコン スコップ ゾンデ 地図 コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 サングラス 手拭 防寒具 ツェルト ストック ビンディング スキー板 シール ゴーグル ヘルメット
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感想
5回目の大渚山BCだが、こんなにひどいBCは長い経験の中で初めてだ。
スキー板の手入れが命にも関わる危険性を思い知らされた。
歳を取り益々ずぼらになり、ソールの手入れを怠ってきた。昨年まではワックスを溶かして塗布していたが、今年は一回もしていない。今までゲレスキでもBCでも問題を感じていなかった。最近はシールを外した後のワックス掛けもしていないのでワックスも持参してなかった。アウター袖ポケットにichibanの粉ワックスがあるのも忘れていた。
スキー板が走らないのが1番の原因だが、これだけ寒い日が続いたのに雪が重かったのは何故だろう。南斜面? スキーが10cm埋まるともう脱出できない。持ち上がらない。どんなに後傾になろうが先端がでない。
下りでスキーが滑らなく歩く様は苦行としかいえない。
大渚山山頂近くからの急斜面で団体さん(10人程)のトラックがついていたが苦戦している様子が感じ取れた。結局、きれいな弧を描いたトラックは今回見ることがなかった。気持ちよく滑れた人はいたのだろうか。北面に向かった4人組がいたが北面の雪は良かったのだろか。
結局、30"で下る予定が2時間以上かかった。
今回、トラブル続きで、天気が悪かったら大草連で引き返す予定だった。
まずは、毛袋を忘れたと思い込み自宅に戻る。
車のスタック:駐車場が満杯そうなので(2台の車が駐車場手前の三叉路で止まっていた。)その手前の空き地に駐車できそうなので停める。最初は車庫前に停めたがそこはまずいと思い離れた所に移動したらスタック。
タイヤ前後をかき出したが動かず、倉庫の持ち主は除雪車を出しにきて手伝ってくれたがダメ。よく見るとSUVで車高が高いがそこまで雪が詰まっていた。倉庫の持ち主からシャベルを借りて底の雪を全てかき出す。
そのうちにBCで上の駐車場に停めた3人組が倉庫の持ち主から助けてあげてと言われて下りてきてくれた。3人で押してくれ何とか脱出できた。
感謝!の一言しかない。
次に上の駐車場から上に上がろうとしたが雪壁が高く民家の横から行こうとしたら、除雪中の主人からここは私有地。ずかずか入られたらどう思うと言われ、引き返す。深雪のラッセルはきついし進まない。正規ルートは下の駐車場手前の三叉路を上に行くのが正解のようだ。正規ルートにたどり着くのに40"も要した。
最後に白馬に入ってから大渋滞。これまた経験したことがないほどで、駅前は通らず塩の道で通った裏道を行く。青木湖のトンネルからも渋滞のろのろ運転で木崎湖が終わる辺りまで続いていた。
帰りのラジオで栂池のBCで5名が雪崩に巻き込まれたとのニュースが入る。雪崩情報では昨日アルパインで3の警戒レベルで特に北の小谷村では高くなっていた。
今回の場所はまだはっきりしてないが、天狗原の東、標高2,100mというと親沢へ下る斜面が想定される。急斜面で雪崩が起きやすい所である。
外人だけが行っているようなのでそこの可能性は高い。
野沢温泉、谷川岳でも亡くなったり行方不明が出ている。
やはりBCは怖い。
コメント
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経験値はあるでしょうが、十分に気をつけて遊んでください。
BCも色々経験してますが、今回の酷さも初めてでした。
それも準備も不足が全てですね。
BCは危険と何時も館てますが、結局慢心と歳ですね。
雪崩は常に頭にあります。最後は運かなと思わざるを得ません。勿論、最低限の危機管理はしてますが。
でも、スキーも体力がなくなり下手になったので危険が少ない所で楽しみたいと思います。
久しぶりにヤマレコを拝見しました。先日の天狗原の雪崩遭難はどのあたりでしたか。
前にスノーシューで天狗原まで歩いたと思います。
今はスノーシューを息子に取られ、どこにも行けません。
気を付けてBCを楽しんでください。
天狗原東の雪崩遭難と同じ日にBCをやっていたので他人事とは思えません。
1/14に山でも雨が降りその後のドカ雪で雪崩の危険性は大変高かったです。
大渚山は過去3回オープンバーンを滑ったのでそこは雪崩の危険性は高かったと思います。今回滑った(滑らなかった)所は急斜面が少なく樹林帯なので不安はなかったです。
遭難の雪崩箇所は前にスノーシューで登った祠の右側で東に向かって急斜面でその先は裏鵯、親沢へと繋がっています。今回の雪崩箇所は滑っていませんが、裏鵯、親沢へは3回滑っているので、斜面は見ています。実は滑ってみたいなぁとは思っていましたが、もう無理でしょう。
厳しいBCはそろそろ卒業かなぁと思っています。
コメントありがとうございます。
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