幌尻岳 - 奥新冠コース 林道は自転車で
- GPS
- 32:00
- 距離
- 39.5km
- 登り
- 2,204m
- 下り
- 2,185m
コースタイム
- 山行
- 4:37
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 4:42
- 山行
- 10:37
- 休憩
- 2:01
- 合計
- 12:38
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
車道:新冠ダムから北電ゲートまでは穴ぼこだらけで運転に注意。またリスやヤマバトが路上にいるので轢かないように。 林道:北電ゲートからポロシリ山荘までの道は穴ぼこはなくそれまでの車道よりずっと良い。自転車走行にとくに問題なし。 登山道:ポロシリ山荘から10分くらいのところで川沿いの崖の狭い道がある。一応ロープはあるが足場が悪く滑り易い。山荘から渡渉地点少し先までササヤブがうるさく、朝はササに溜まった夜露でズボンがびしょぬれになる。 中間地点の上の水場から急登がある。ここもロープあり。 |
その他周辺情報 | 出発前泊は静内のホテルで。近くに24時間営業のコンビニもある。 下山日は北電ゲート近くのイドンナップ山荘に宿泊。敷ふとん、枕1組あり。 下山後の温泉はレコードの湯で。朝湯は5−8AM、日中営業は10時から。 |
写真
感想
計画)
難関とされていた幌尻岳だが、林道歩き19kmの奥新冠コースだと渡渉も少なく、短時間で登れると知ったのが今年。また林道を自転車走行している記録もあったため折りたたみ自転車トレンクルを使えると判断。
道路状態と動物)
先ずは宿泊の静内から車で北電ゲートまで。未舗装道路に入ると穴ボコだらけでスピード出せず。しかも頻繁に道路上にヤマバト、エゾシマリスが現れ何度もブレーキを踏むことに。 エゾシカ、キタキツネにも何度も遭遇。
林道を自転車で走る)
北電ゲートから長い林道が始まる。持参のトレンクルは14インチと車輪が小さいため砂利道には弱い。しかし心配したほどは道路は悪くなかった。むしろそれまでの未舗装車道の方が悪路だった。
アップダウンがあると聞いていたが、北電ゲートから山荘までで1/3くらいの距離は平坦または下りもあり自転車走行可能だった。 そして帰り(山荘から北電ゲートまで)は下りが多いため快走。行き4時間40分に対し帰りは2時間40分。
(休憩含む)
山荘)
新冠ポロシリ山荘は青い三角屋根の無人小屋。1階は銀マットが敷かれたままの個室?とコの字型の板の間。この板の間は中央が競りあがっているので平坦な周辺に寝ないといけない。2階もあり。また台所は常に水の出ている蛇口に鍋も置いてある。なにより貴重なのは下山者が置いていったガスカートリッジ。5−6個はあったが皆残量があり使える。これを知っていたら旭川空港でカートリッジを購入しなくてもよかった。 またイドンナップ山荘にもカートリッジは2個置いてあった。 山荘使用料金: 新冠ポロシリ山荘 ¥500− イドンナップ山荘 ¥800−(どちらもおつり不可)
イドンナップ山荘はブレーカーをいれれば電気使用可能。台所はあったが水は出ない。1階に布団1組あり。敷き布団と枕を使わせてもらったので熟睡できました。
幌尻岳へ)
ポロシリ山荘からフキとササヤブが続き、夜露でぬれた葉の為ズボンはびしょぬれになる。小さな渡渉(板1まいの渡しあり)を過ぎるとササヤブの急登。尾根筋はダケカンバの林が美しい。快晴で周囲の山も遠くまで見通せる。
中間地点手前付近で強い悪臭に襲われる。○○コそのもの。
広い範囲で臭ったため何かの生物からだろう。下山時には臭いは弱くなっていた。下山時に捜すとクサウラベニタケに似たキノコを多くみかけた。しかし臭いはむしろスッポンタケやアミガサタケに近いものでクサウラベニタケの臭いとは違うような気がした。
地図に水場とあるのは沢で、水量は十分。ここから短い急登を経てお花畑へ至る。だがもう花はおしまい。代わりにウラシマツツジの赤が鮮やかに山肌を染めていた。目印の大岩につけば山頂はもうすぐそこと思いきや、まだ尾根には届かない。天気がよいので頻繁に振り返り周囲の山々を眺めその美しさに癒される。
糠平コースとの分岐にたどり着くと山頂へは10分。快晴はまだ続く。山頂にはチロロ方面から登ってきた男性1名。互いに写真を撮り合う。やはり北海道の9月で山頂の風は少し冷たかった。クッキーとお茶で一休み。南側眼下には幌尻湖も見える。11時前に下山開始。ポロシリ山荘へは14時過ぎに到着。だれもいない山荘で軽く昼食を取ったあと自転車で帰路に着く。ダウンスロープが多いので快適に走れる。北電ゲート到着はすでにくらくなりつつある17:45。
自転車大活躍でした。
この日はイドンナップ山荘で宿泊。だれもいないのでふとん独り占め。
野生動物と臭い)
その1: ポロシリ山荘で夜間ネズミにバナナの皮を持っていかれた。
その2: イドンナップ山荘で外でヤキソバを食べた後、キタキツネが寄ってきた。追い払っても逃げない。よほどにおいに惹かれたのだろう。ゆで汁をすてた地面をさかんに嗅いでいたが食べられる物がないとわかって退散。
教訓: 野生動物がいるところでは臭いの強い料理や食品は避ける。(テレビの羅臼岳登山の番組で「料理の臭いを抑えるため、焼きではなく蒸し料理にする」というのを思い出した。)
温泉)
新冠に「レコードの湯」があり入浴。10時から。風呂からの展望良好です。(¥500-)
コメント
この記録に関連する登山ルート
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新冠ポロシリ山岳会です。
現在(昔も)最終ゲートからの車両(自転車)の乗り入れは禁止されています。
過去の記事ですが、これを参考にする方もおられますので、削除お願いします。
また、H28より、ポロシリ☆コードの啓蒙啓発に努めています。よろしくお願いいたします。
ご意見等ありましたら、HPの問い合わせか、FBまでお願いいたします。
http://poroshiri.info/index.html
https://www.facebook.com/groups/poroshiri/?ref=bookmarks
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