後／中／奥(1,961m)／前＝ 初秋の袈裟丸山へ

2014年09月19日(金) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 13.8km
• 登り: 1,396m
• 下り: 1,386m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:46
• 休憩: 0:58
• 合計: 9:44

6:15 後袈裟丸山登山口
7:21 石祠
8:27 8:40 後袈裟丸山
9:12 9:17 中袈裟丸山
10:12 石杭ピーク
10:47 石杭ピーク
11:06 11:22 奥袈裟丸山
11:35 石杭ピーク
11:59 石杭ピーク
12:32 12:39 中袈裟丸山
13:05 13:11 後袈裟丸山
13:38 13:41 前袈裟丸山
14:15 14:23 後袈裟丸山
15:04 石祠
15:37 八重樺原･三等三角点
15:48 登山口指導標
15:59 後袈裟丸山登山口

天候

晴れ　・最低／最高気温 (熊谷：13.8／26.4 ℃)
　　　　　　　　　　　 (沼田：10.6／22.7 ℃)
　　　・昼間の時間：12:18 (日出：5:27 　日入：17:45)

・当日の気象[全国] : 気象人
http://www.weathermap.co.jp/kishojin/diary_detail.php?date=2014-09-19

アクセス

利用交通機関：

自家用車

　群馬県みどり市の国道122号を進み、「小中橋」から左折。
　県道268号線に入ります。
　続いて,林道小中新地線に進んで大滝方面へ。

　大滝を右に見て、間もなくT字交差点になります。(指導標有り)
　右折は「折場口登山口」方面なので、左折して「郡界尾根登山口」を　　　　　目指します。
　舗装道路ですが、所々に法面からの落石が路面に有り 走行注意です。
　登山口に、7,8台は止められる駐車場があります。

コース状況／危険箇所等

−− ☆★ コース全般について ★☆ −−
　・登山口(1,135m) 〜 奥袈裟丸山(1,961m)までの標高差 約826mです
　 ・「登山口」から「後袈裟丸山」までは、迷うことなく 明るい草原を歩くような 軽快な登山道です。
　・「後袈裟丸山」〜「奥袈裟丸山」までは、強烈な藪漕ぎが多々あり、
そのため、ルートを外すことがあります。
　しっかりとルートを見極めることが求められます。
　・ガスッた時は、要注意です。
　・「後袈裟丸山」〜「前奥袈裟丸山」については、「八反張のコル」
まで、やや熊笹の藪漕ぎです。

−− ☆★ 登山口(1,135m) 〜 後袈裟丸山(1,910m)まで ★☆ −−
「後袈裟丸山登山口」(1,135m)に、登山ポストが有ります。
　トイレはありません。
　木段を登って山に入っていきます。
　朝陽が木々の間から差してきました。気持ちの良い朝です。
　
　南面が開けて、刻々と近づいてくる「袈裟丸山」に、胸が躍ります。
　稜線では、岩と根っこが出てきますが、苦になりません。
　北から吹き上げてくる風が、ひんやりとします。秋ですね。
・郡界尾根の1,400mコンター付近は、草原の小径を歩くような
爽やかさです。

　1,850m付近でしょうか。"左・展望岩"から見る これから登る
中袈裟丸山〜奥袈裟丸山が一望できます。　

　・「後袈裟丸山」まで、標高差約775m。2時間ほどで山頂に着きます。
　山頂では、1回目の菓子パン昼食です。

−− ☆★ 後袈裟丸山(1,910m) 〜 奥袈裟丸山(1,961m)まで ★☆ −−
　
・ここからが、本日のメーンイベントです。
　北への下りから、いきなりの熊笹と石楠花の藪漕ぎが始まります。
　それでも、中袈裟丸山まではルートを外すことはありませんでした。

　しかし、中袈裟丸山からの下りから、早くもルートを外しました。
　快晴のお陰でルートに暗さがなく、奥袈裟丸山方面が目視できました
ので、鞍部に向け軌道修正しました。
　15分ぐらいはロスしたでしょう。

　・石杭ピークに向けては、熊笹・藪漕ぎの連続です。
　　外さないよう慎重に進みます。
　　足元には 隠れた倒木も多く、時折転倒します。
　　大きな倒木では、迂回したり 跨いだり。相当体力を消耗します。
　　2つの石杭ピーク間は、比較的ルートが付いていたような。

　・やっかいなのは、石楠花とコメツガの伸び放題・藪漕ぎです。
　奥袈裟丸山(1,961m)が近づくにつれ 激しくなり、足元は言うに
及ばず、顔までが大変。
　後袈裟丸山から奥袈裟丸山まで、2:25分程を要してしまいました。
　それだけに、枯れ木の"1,961m木片"に 到達したときは、喜びも
ひとしお。早速2回目の菓子パン食とリンゴ。これが旨い!!。
　石楠花やコメツガ越しに、皇海山方面を見ようとしましたが、
全く見えません。
　藪が邪魔をしています。男体山や太郎山は見えました。

　[復路]は、1:40分程で、後袈裟丸山に戻ってきましたが、やはり
藪漕ぎで、1,2回程ルートを外しました。
　・鞍見三角点(1,957.9m)は、とうとう見つけることが出来なかった。

−− ☆★ 後袈裟丸山(1,910m) 〜 前袈裟丸山(1,878.2m)まで ★☆ −−
　・後袈裟丸山へ戻って リンゴをかじり、今度は目の前の前袈裟丸山へ。
　　一旦大きく熊笹藪漕ぎで下り、八反張のコルを経て、一等三角点の
ある山頂へ到着。
　広い山頂に、一等三角点がどっしり。
　午後からは やや雲が出てきたので、早めに退散する。

　こうしてまた「後袈裟丸山」へ戻り、明るい"草原の小径"を通って
振り返り振り返り「袈裟丸山」を見ながら、無事「登山口」へ到着。

写真

9/21 8:07

駐車場は1台だった

9/21 8:08

後袈裟丸山登山口

9/21 8:09

後袈裟丸山登山口の
案内板

9/21 8:11

木段を登って行く

9/21 8:14

朝陽が差してきた

9/21 8:16

指導標

9/21 8:42

歩きやすい登山道

9/19 6:48

行く手に、前／後／中
袈裟丸山がくっきりと

9/21 8:23

ススキの穂越しに見る
前袈裟丸山

9/21 8:25

指導標

9/21 8:37

祠(1,482m)

9/21 8:47

岩と根っこの稜線に

9/21 8:52

展望岩より見る
中／奥袈裟丸山

9/21 8:53

稜線左の"展望岩"

9/21 8:56

後袈裟丸山山頂
(1,910m)
空は抜けるような青。

9/21 8:59

後袈裟丸山山頂の
案内板

9/21 9:00

奥袈裟丸山へ向かう。
空は真っ青だが、気を
引き締める

9/21 9:04

石楠花の群生。
この辺は、まだ
良かったが・・・。

9/21 9:05

石楠花が段々と
ルートを覆い隠す

9/19 8:47

一方東側に目を落とす
と、穏やかな山容。

9/21 9:11

熊笹の藪漕ぎが
始まる!!

9/21 9:12

明るさに支えられて
藪漕ぎ。

9/21 9:14

中袈裟丸山(1,903m)
ここまでは、ルートを
外すことなく済んだが
・・・・・

9/21 9:18

中袈裟丸山より
後袈裟丸山を見る

9/21 9:20

中袈裟丸山より
男体山がくっきり

9/21 9:23

熊笹の藪漕ぎ。
画像では大したことが
なさそうだが・・・。

9/21 9:27

熊笹の藪漕ぎ酷し

9/21 9:28

ようやく明るいところ
ホッ・・・。

9/21 9:31

男体山を見る。
足元は、大きく
落ち込んでいる

9/21 9:34

このような普通の
ルートも一部有り。

9/21 9:35

山マーク石杭
(1,940m)

9/21 9:38

石楠花の凄い藪漕ぎ
ルートを見失う。

9/21 9:39

鞍見三角点ピーク？の
東側絶壁と男体山

9/21 9:42

このような静かな
佇まいのところもある

9/21 9:44

山マーク石杭

9/21 9:46

石楠花とシラビソが
混在してルートを
覆い隠す。
酷い藪漕ぎとなる。
三角点付近だが、
発見できず

9/21 9:48

藪漕ぎ。
足元から顔まで
散々!!。

9/19 10:59

石楠花越しに
奥袈裟丸山(1,961m)
を見る

9/21 9:54

奥袈裟丸山直手前より
鞍見三角点ピークを
見る

9/21 9:52

遂に、奥袈裟丸山!!
(1,961m)

9/21 9:59

奥袈裟丸山より
鞍見三角点ピークと
中袈裟丸山を見る

9/21 10:01

さあ[復路]。またまた
石楠花とシラビソの
藪に突入。

9/21 10:04

石楠花とシラビソの
藪漕ぎ。
葉っぱも色づいてきた

9/21 10:06

原生のような佇まい

9/21 10:09

再び熊笹の藪漕ぎ。
下っているところでは、
登りと違い,ルート
全体が見えるので、
僅かな窪みが解る
のだが、それでも
ルートを外す。

9/21 10:14

時々マーキング有り

9/21 10:15

原生の風景

9/21 10:16

後袈裟丸山に戻り、
一等三角点のある
前袈裟丸山へ向かう途中の
「八反張のコル」。

9/21 10:22

前袈裟丸山山頂
一等三角点
(1,878.2m)

9/19 13:43

前袈裟丸山より
後袈裟丸山を見る

9/21 8:30

ブナと笹原の
絵になる風景

9/21 10:28

袈裟丸山、さらば!!

9/21 8:31

笹の草原・小径を下る

9/21 8:26

八重樺原の三等三角点
(1,415.1m)
往路では、
気がつかなかった

撮影機器：

COOLPIX S510 NIKON

感想

fuya0123

　◎ 今日の行程は、9時間40分。
　とにかく 後袈裟丸山〜奥袈裟丸山は、一般ルートではありませんから、
慎重に行動することですね。
　◎ 藪漕ぎというのは、相当以前の「奥秩父・和名倉山」等の経験から、熊笹だと思っていたが、今回石楠花＆シラビソの強烈な藪漕ぎを経験しました。
　強烈です。ルートを必ず外れます。
　手に擦り傷が出来ました。転倒も2回ありました。

　◎ 石楠花は、登山道から鑑賞するものだと思ってました。
　でも シーズンになれば、それこそ"乱舞"で 美しいでしょうね。

　◎ 23日は晴天を信じ、地元秩父に戻って「奥秩父・三ッ山」に出掛けます。
　また"迷い道"かな？！。