秋のコントラストに感動の白馬岳(猿倉〜白馬岳〜白馬大池〜栂池)干支にちなんだ山シリーズ
- GPS
- 10:37
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 2,060m
- 下り
- 1,462m
コースタイム
天候 | 晴れのちガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
上信越道から白馬長野有料道路経由で無料の八方第五駐車場(後から第五というのを知った)に、練馬ICから3時間弱。冬場にスキーに行っているときは、もっと遠いイメージがありましたが、意外と近い。 八方第五駐車場にはタクシーが待機。先着の方と乗合で猿倉へ。その方は九州からいらして3日で五竜まで縦走ということでした。私よりお年の方でしたが、元気・・・ 猿倉は臨時駐車場に多少の空きはあるも、かなりの台数(自分たちがそこまで車で来たわけではないので、ざっとしか見てません)。 ■帰り 栂池ロープウェイ、ゴンドラで下山。 すでに終バスが出てしまっていた時間だったため、タクシーを呼んで八方第五駐車場(タクシーの運転手の方に教えてもらった)へ。 駐車場からは行きのルートを反対に。渋滞もなく、すんなりと。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
超メジャールートなので、詳細は割愛。全体に危険という箇所はなし。 ■猿倉〜白馬岳 標高差1,700mを登り一辺倒ですので、とにかく体力勝負。 この時期、大雪渓の多くの区間は秋道。大雪渓はチェーンアイゼンで十分でした。行きのタクシーの運転手の方に聞いたところ、秋道はガレ場を行くため、大雪渓を行くよりも時間がかかるということ。逆だと思ってました。 ■白馬岳〜白馬大池 多少のアップダウンがある、気持ちの良い(晴れていれば、おそらくサイコー!の)稜線コース。 ■白馬大池〜栂池ロープウェイ 白馬乗鞍への登り返しが地味にキツイのと、雪渓のトラバースがあるのと、その後に下りの岩場が長いのと、しかも浮石が多いのとで、地味にしんどかったです。 岩場歩きに慣れていない人は、注意が必要かも。 栂池自然園に入ってからも、整備されているのかと思いきや、山道の下り道。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック(40L)
レインウェア
ヘッドランプ
帽子
手袋
ザックカバー
ストック
クッカー
ガスボンベ
ライター
サングラス
地図
スマホ
カメラ
ロールペーパー
救急用品
サバイバルシート
携帯簡易トイレ
保険証
水
非常食
ジャケット
アンダーウェア(着替え)
充電器
防寒着
ハイドレーション
ガスカートリッジ
携帯
タオル
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感想
一緒に山に行くのは初めての会社の仲間と、紅葉を狙っての山行計画。週半ば時点で週末天気は悪かったため、計画自体、諦めていました。
予報は徐々に回復傾向、前日の15時時点で決行を決めます。
前週のレコを見ていると、白馬大池の紅葉がかなり早く進んでいるようで、それを参考にして白馬岳に。一緒に行くのが初めての仲間ではあったのですが、まだ若いし、話を聞いている限り、時間的にも大丈夫だろうと猿倉〜栂池の縦走路。
八方に向かう途中では星がきれいに見え、白馬長野道路からは、夜明けの薄明かりに唐松岳も見えていました。
晴れを期待していたら、八方に近くなるにつれてガス・・・
「あれれ?」と思いながらタクシーに乗り、運転手さんに聞くと、この辺りはいつもこんな感じで、「今日はいい天気」ということ。実際に、少し登るとガスも晴れて絶好の天気!
登る始める前に臨時駐車場から白馬岳のモルゲンロートを見ることもできて、この時点ですでにテンションは最高です!!!
大雪渓はかなり崩壊も進んで短くなっており、大半は秋道。実際に大雪渓を歩いたのは40〜50分程度。通常の半分以下でしょうか。
それでもここからの景色が見事!
雪渓、紅葉、青空のコントラストが最高でした。
同行した仲間は、テン泊のためのトレーニングの一環として初めて背負う16kg。大雪渓まではいいペースだったのに、大雪渓を登っている最中に早くもペースが落ち始めます。まあ、こちらはおかげでゆったりと景色を楽しみながら、景色を写真に収めることができましたが。
山頂まではぴったり6時間で、ほぼ、コースタイム通り。計画より30分から1時間、余計にかかっていたため、帰りは急ぎ。最終のロープウェイが16:40だったため、ロープウェイまでコースタイムで5時間のところを、4時間で降りないと最終便に間に合わず、2時間くらいは余分に歩くことになります。猿倉まで折り返す選択肢も当然ありましたが、間に合わなければ歩けばいいやあ、と割り切って、予定通り栂池方面に。
仲間の荷物のうち、4kgほどを奪い取って仲間を身軽にして、栂池ロープウェイまで急ぎます。と言いながら、稜線ではかなり立ち止まって景色を楽しんでしました。やっぱり、ついつい、足が止まるのですよね・・・
白馬大池の紅葉は、ピークはこれからでしょうが、思っていた以上に見事!
ガスっていたのが残念。ここで一泊予定にしておけばよかったと後悔です。とは言ってもいられず、栂池自然園に急ぎます。
白馬大池からは、途中で岩場と樹林帯を抜けて、栂池自然園へ。
栂池自然園も、かなり紅葉が進んでおり、特に上から見た時には見事な光景。
(このあたりでカメラのバッテリーが切れて充電。自然園の中は、あまり写真が取れずに残念・・・)
栂池自然園の中では、かなり滑りそうな片斜面の道もあり。そこで、ハイドレーションで水分補給しながら、よそ見をしたら足を滑らせて、下のやぶの中に滑落・・・
やぶだったためすぐに止まり、1mほどの滑落でしかありませんでしたが、完全に油断しての結果。危険を感じるところであれば、やらなかったとも思いつつも、やっぱり油断してたら本格的に滑落してたのかもしれません。今回はケガもなかったのが幸いですが、猛反省。。。
栂池山荘についたのが最終ロープウェイの出発15分前。
「間に合ったね」とノンビリと靴を洗っていると、山荘の方が「ロープウェイ乗り場まで10分かかるから、急いだほうがいいよ」と。そんなん、知らんがな・・・
慌てて先を急ぎ、結果、5分くらいでロープウェイ乗り場まで着きましたが、着いた時には7分前で、ちょうど最終便の改札が始まったところ。道中の長さを考えると、本当にギリギリのタイミングで間に合った形でした。
教訓としては・・・
・力量を知らない仲間を行くときには、ゆったりスケジュールでの計画が必要。
・最後に気が抜けがち。大丈夫と思わず、安全第一に行動を選択しましょう。
まあ、当たり前のことを今さら、身をもって体験したという感じではあります。本当に、無理しないで楽しむというのが、一番、大事。
後半にガスったのと、ライチョウにお目にかかれなかったのが残念でしたが、それでも午前中の登りだけでお釣りが来るような白馬岳で、大満足でした。難しいコースでもないですし、人気があるのもわかります。
これからは秋の登山シーズン。短い期間ですが、楽しみです!
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